1504) 終了「ぽんち展（写真展）8 テーマ『音（おと）』」・資料館 3月8日（火）～3月21日（月）

　　

○　ぽんち展（写真展） 8　

　　　　　テーマ「音（おと）」　　


　会場：札幌市資料館 ２階 3室
　　　　中央区大通西１３丁目　
　　　　　（旧札幌控訴院。
　　　　　　大通公園の西の果て）
　　　　　電話（０１１）２５１－０７３１

　会期：2011年3月8日（火）～3月21日（月）　
　休み：月曜日
　時間：９：００～１９：００
　　　　　（最終日は、～１７：００まで。）

　【参加作家】
　岡島貴衣　大友俊治　大友亜希子　藤川弘毅　湯山美里　神田心　福本昌史・・・以上、7名。


ーーーーーーーーーーーーー（3.11）

　会場を左回りで案内します。









　ハッピーな写真展だ。明るく大きく元気だ。

　今回のテーマは「音」。
　潮騒のオト、音楽のオト、川の流れるオト、人混みというオト・・・撮影者それぞれのオトを紛れることなく撮っている。

　こういう写真展は語るよりも見て見てそれっきり、でも何か語りたいんだけどというものだ。ワイワイガヤガヤと顔を笑顔でほころばせれば良いと思う。だから、以下全員ではないが個別掲載をしますが、写真って良いよな、そんな雰囲気が伝わればそれで良いと思う。言葉短めに行きましょう。

　（以下、敬称は省略させて頂きます。）


　　　　　　　　　　↑：藤川弘毅。

　他の作品がカラーで明るさを競っているのに、なぜからしらゴーイング・マイ・ウェイでギラギラと夜の海を歩いている。
　四隅のすみっこの展示はちょっと」残念な感じ。渋めの位置を好まれた今回の藤川弘毅だ。



　　　　　　　　　　↑：神田心。



　僕はブタ、君もブタ、皆な皆なブタ、此処は遊園地。
　ブタ、派手なうるさい世界で永久に走り続けるブタ、目の前にニンジンはぶら下がってはいない。それでも走り続けるブタ君であった。
　どこか他とは異質な真鍋ワールド。












　　　　　　　　　　↑：大友亜希子。

　「音」テーマにした楽器、そのものズバリだ。それだけでは面白くないので写真を破った。破ればモダン・アートだ。
　う～ん、個人的にはこのムードで他の楽器の連作が見たかった。誰も居ない大きな楽器だけの部屋だ。今日はどの楽器を弾こうか？


　　　　　　　　　　↑：岡島貴衣、「Everyone's sound」。

　ヘッド・ホーンを聴く人達の表情だ。皆な幸せそうな顔だ。きっと深刻ジャズを聴いている人はいないのだろう。例えば、コルトレーンの壊れた明日無きハチャメチャ・フリージャスだ。気持ちの良い音楽を聴いて、気持ちの良い笑顔を浮かべているのだろう。撮影者・岡島貴衣、きっと若い女性だろう。夢と希望を見ているのだろ。


　　　　　　　　　　↑：湯山美里。

　風景の中に見た湯山美里のテーマは何だろう？音を生む自然の厳しさ？白を形作る造型性？白や緑などの色の組み合わせ？音から離れて、自然から何かを探求しようとしているみたい。



　　　　　　　　　　↑：大友俊治、「苔むすまで」。

　アッパレとしか言いようがない。世間を小馬鹿にした赤子の表情だ。反骨精神みなぎる顔は大友俊治自身なのだろう。「苔むすまで」、そうなのだ、千代に八千代に騒ぎまくろう。









　　　　　　　　　　↑：福本昌史。

　こういうハチャメチャ写真集団に政治や風俗風女性がないと面白くない。女子高生をナメンナよ！突っ張りバンドは今日も与太って格好いい。
　と思いきや、キャラクタ女の子をドーンと大きく明るい世界だ。



　　　　　　　　　　↑：大友俊治＆大友亜希子。