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栄通記

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2011年 04月 13日

1494)終了①「三角展 竹本英樹/ メタ佐藤/ アキタヒデキ」ト・オン・カフエ 3月29日(火)~4月10日(日)

○ 三角展  

     竹本英樹 / メタ佐藤 / アキタヒデキ
  


 会場:TO OV cafe(ト・オン・カフエ)
     中央区南9西3-1-1
       マジソンハイツ1F
     (地下鉄中島公園駅下車。
     北東に徒歩2分。北東角地。)
      電話(011)299ー6380

 会期:2011年3月29日(火)~4月10日(日)
 休み:会期中は無休
 時間:10:30~22:00
    (日曜日は、10:30~20:00)

ーーーーーーーーーーーーーーー(4.10)

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          ↑:(竹本英樹。)

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          ↑:(左側のカラー作品群がアキタヒデキ、右のモノトーンがメタ佐藤。)



 賑々しくて男っぽい。知性あり、パワーあり、そして思い出の中にほのかなロマンありと実に実に頼もしいもので、ガツ-ンとドドーンと真っ向勝負の写真展だ。
 しかも、訪問時には旭川から出品者の友人知人の若者達も参上だ。展覧会冥利に尽きる会場であった。

 竹本英樹、メタ佐藤、アキタヒデキ、3人がそれぞれの持ち場でガードを固めての展示だ。その3者の接点に不釣り合いを感じてはいたが、全く先入観はよろしくない。何がグッド・マッチで何がミス・マッチかは披露されて判断するもの、かつ、一生の伴侶を求めるためのグループ展ではないのだ。組み合わせの妙を楽しめたというものだ。


・ アキタヒデキの場合

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 これを「アキタヒデキ張り」と言えばいいのだろう。生っぽく野暮ったくベタンコな写真だ。「ナマ、ヤボ、ベタ」だ。それらを黒縁白マットでお洒落に全員集合、そしてやはりドウダ!ドウダ!!

 他の撮影者が自作を文章で語っているが、アキタヒデキは語らない。語る必要はないであろう。十二分に写真作品が語っている。人物に風景にフットワーク宜しく迫っては離れ、しゃがんでは飛び跳ねて、動き回っている。フィルムにもあれこれと小賢しいぐらいにいじくり廻る。あーでもない、こーでもないと悩む前に手が動き、ピタッと止まった時、それはアキタヒデキの情念が平面に定着した時なのだろう。


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 今展の3者は被写体それ自体に語らせようとはしない。風景(被写体)の表層を剥ぎ取り、撮影者の知と情で作り替えている。我執の強き人達だ。
 アキタヒデキはその我執を意図的に武器にしている。我執マン・アキタヒデキが人に迫る、ロマンチックな求愛行為でもある。実に正直に人物が立ち上がっている。
 だが、他者への愛が過ぎると、時には不思議な作品を生む。それが、一番下の異様な視線の少女だ。ベトナムに旅した時のものであろう。異国で出会った真に異人としての人、しっかりと撮ったものだ。



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 (②に続く。)

 

by sakaidoori | 2011-04-13 19:53 | (カフェ)ト・オン


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