栄通記

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2011年 04月 12日

1491) 「佐野妙子 富樫はるか・2人展 vol.6」・4プラ 4月9日(土)~4月17日(日)

○ 佐野妙子 富樫はるか・2人展  vol.6

 会場:4丁目プラザ 7階4プラホール
     中央区南1条西4丁目
     電話(011)261-0221

 期間:2011年4月9日(土)~4月17日(日)
 時間:10:00~20:30
    (最終日は~19:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.11)

 大学生・女2人展の次は、その10年後のような女2人展です。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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 油彩画の佐野妙子、日本画の富樫はるか、道教育大学を同期で卒業している。2004年の春が卒業式だ。   今年で第6回だ。その多くを見ている。特に富樫はるかの在学時代の個展には驚きだったから、かなり気にして見ている。ところが見続けていると、ここがどうのあそこがどうのとか細かい詮索よりも、今年も見れた楽しみが先に来てしまって、そして季節は春だし若い作風でもあるから何となく心がなごんでしまって見る目も文章も穏やかになりそうだ。


○ 佐野妙子の場合


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          ↑:「まばたきのま」。

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 今年のメインの大作は真四角だ。S80号か?イメージ画だろう。何を描くと言うよりも、筆の趣くまま力強く色を線を重ねている。例年、人が必ず描かれていたが、消えたしまった。それは良いことのような気がする。

 彼女の画風は「爽やかに輝いて、そして夢追う乙女心」、というものだろう。卒業してからブレてはいないようだ。腕や小手先のしなりがより自由に匠になってきて、小品の水彩画タッチはその気分を益々反映している。その自由さは油彩の大作になると、重ね塗りの重みにこだわっていて、なかなか自由になりきってはいないようだが、素直な輝きは増しているのだが。
 大作の油彩画、もし淡い色の薄い重なりを中心にして、色爛漫に、そしてフリーハンドを多用すれば「爽やかに輝いて」になるのだろう。だが佐野妙子はそれをしない。厚塗りと、いささか大仰な飛沫や垂れを多用する。心の中にギラギラする青春があるのだろう。画面一杯の厚塗り、手抜きすることなく一所懸命な仕上がり、それでいて爽やかな自由を追いかけている。そのギャップがこの展覧会の魅力になっている。


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     ↑:左から 「home」、「光りの森」。

 白馬のような妖精になりたいのか、白馬の王子様を待っているのか?


○ 富樫はるか の場合


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          ↑:①


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          ↑:②

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          ↑:「今宵、白い船に乗って」。

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          ↑:「向こう岸に見える光」。


 随分と様子が変わった富樫はるかだ。
 特に①の絵はいつもとは随分と違う。簡単に言い切れば、沈静なムードの「上手」な絵だ。上手なのだが、富樫風の可愛らしいメルヘンや、何かを追い求める青春心が感じられず、どこか調子が狂ってしまった。横拡がりで木々の姿を等価に描く姿勢に、画家の一点を見つめる真摯さが反映されている。ことさら得意の物語絵画にすることなく、本格絵画として取り組んでいる。木々と天空との境界ラインにほんのりと夢追い人の面影を残してはいるのだが、気韻生動的雅品を追っているのだろうか?今後もこの姿勢が基本になるのか、作風のバリエーションになるのか?


 「今宵、白い船に乗って」何処に行こうというのか?ザックバランに少しヘタッピな白い船だ。この下手さ具合が富樫風で良い。
 ②の作品群、いつになく青で統一されている。絵画の時間はとっぷりと陽は沈み、陽の昇る時間はまだまだというころ合いだ。色の強弱を余り付けず、淡々と一幅の絵本シーンだ。画面の切り取り方が、写真の白い縁なし感覚で、外に外にと淡く拡がっている。
 強弱を付けず淡々と語っている。


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          ↑:「いつか消えてしまうもの (2枚組の一つ)」・(サムホール位の小品)。

 色も幾つかあり動きもあって、今展の中ではかなりムードを異にして見えた。「いつか消える」とタイトルにはあるが、「それでもそこにある」と言いたげな作品だ。珍しく存在感の強い作品だ。


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by sakaidoori | 2011-04-12 16:26 | 4プラ・華アグラ


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