栄通記

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2011年 02月 17日

1467) 「道都大学建築学科・駅逓模型展 『紋別市 旧上藻別駅逓所』」時計台 終了1月31日(月)~2月5日(土)

○ 道都大学建築学科・駅逓模型展

     「紋別市 旧上藻別駅逓所


    所在地:北海道紋別市上藻別297番地1
         (国登録有形文化財 上藻別駅逓保存会管理 鴻之舞金山関係資料他展示)
    公開期間:4月末~11月末
           9:00~15:30
           休館=月曜日


 会場:時計台ギャラリー 2階C室
    北1条西3丁目 札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
    電話(011)241-1831

 会期:2010年1月31日(月)~2月5日(土)
 時間:10:00~18:00
    (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(2・1)

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 (バカチョン・デジカメを間違って接写モードで撮ってしまいました。少しピンボケ気味です。)

 道都大学駅逓模型シリーズの第5回です。今回は紋別市にある旧藻別駅逓です。

 駅逓の場所は紋別市外から南に旧鴻之舞金山に向かって約20㎞強の位置です。道道305号線紋別丸瀬布線にあります。
 「旧鴻之舞金山」、まさしくこの鉱山に行く為の駅逓です。出発地は紋別。紋別は港もあり、オホーツク海岸の大きな拠点です。

 この地域一帯は明治維新以降、砂金取りの注目するところであった。そういう一攫千金を夢みる強者(つわもの)たちによって鴻之舞金山も発見された。1916(大正5)年にようやく採掘願いが出された。翌年、大手の住友が山を買い取り、いよいよ本格的に鴻之舞金山の歴史が始まった。
 旧藻別駅逓所は1926(大正15)年に官設の駅逓所として建てられた。鴻之舞金山が発展する中で、紋別からの中継地として必要だったのだ。鴻之舞までの30㎞強の距離は遠い。

 最初の建物の姿は、写真の後ろの屋根の低い部分だけです。高い部分は1934(昭和9)年に増築されたものです。金山の採掘量は1933(昭和8)年に国内2位になるほどだから、盛んになる鉱山の流れをうけて増築したのでしょう。見事金山は1940(昭和20)年に東洋一の実績を上げたのです。ですが、戦争により国策として採掘は休止となった。それに連動するかのように駅逓も1940(昭和20)年に業務を廃止し、駅逓取扱人・高地氏の高地旅館として再出発することになった。
 一方、拡大する金山の便宜の為に、鴻紋軌道が1943年に開通した。が、肝心の山は休止となっていたから、金山の整理物や残った人間の為にか細く営業するということになった。戦後に山が復活すると、軌道の活躍も期待されたが、道路が整備されて、あえなく1950年頃に廃止になった。
 期せずして、駅逓を改めた高地旅館も1949(昭和24)年に営業を中止した。道路が整備されては旅館の必要性がなくなったのだろう。

 ところで肝心の鴻之舞金山は1955(昭和30)年に最大規模の採掘実績を残した。そして、1973(昭和48)年に閉山となって、いまでは往時を示す施設も少ないとのことだ。
 僕はたまたま1979(昭和44)年頃、鴻之舞金山跡を訪れている。全くのゴースト・タウンで、多くの施設があった。夕方近いということで、ぽっかり現れた廃墟群の不気味さに戸惑ったものだ。豆電球の灯った建物が一つあったと記憶する。今思い出しても夢のような空間だった。真っ暗な夜道をドライブして帰ったのだが、薄気味悪かった。


 ながながと鴻之舞の概略を書いてしまった。

 今回の模型展示はいままでになく大作、力作だ。実寸が約22m×10m、その10分の1の縮尺だから、2m×1mを越える大きさだ。しかも今回は屋内の畳の様子などもキチンと作っている。屋根も広い。細かい板を張るのに苦労しただろう。磨りガラスもリアルだ。
 年々バージョン・アップの道都大学・模型駅逓だ。来年は馬や人間や小道具も登場するかもしれない。
 それはともかくとして、来年はどこの駅逓だろう。毎年楽しみにしています。


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          ↑:初期の建築。平屋建てで、約14.5m×10m。


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     ↑:平屋部分の飛び出た部分が正面玄関。


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     ↑:平屋部分の飛び出た部分が屋内のトイレや洗面所。


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     ↑:2階建て部分が増築部分。


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     ↑:増築部分の屋内風景。


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     ↑:増築部分。正面の三角屋根の部分は脇玄関。


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          ↑:脇玄関からの中の様子。四角いのは囲炉裏。


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          ↑:制作担当の道都大学生。ゴクロウサン。

by sakaidoori | 2011-02-17 23:14 |    (時計台)


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