1465) 「SHITEN （美専有志のグループ展）」・たぴお 終了2月7日（月）～2月12日（土）

○　SHITEN 　

　　　
　会場：ギャラリーたぴお
　　　　　　中央区北２条西２丁目・道特会館１Ｆ
　　　　　　（中通りの西側の郵便局のあるビル。）
　　　　　電話・林（０９０）７０５０－３７５３

　会期：2011年2月7日（月）～2月12日（土）
　休み：日曜日（定休日）
　時間：１１：００～１９：００
　　　　　（最終日は、～１７：００まで）

　【参加作家】
　mia.　こがしわ あいり　マエハナ　鴨志田和也　まの なゆき　マイチ　きのした きのこ　北村穂奈美　いとう さえこ・・・以上、9名。　　　

ーーーーーーーーーーーー（2.10）

　会場風景を載せます。学生達もそれなりに沢山いて、全貌を撮れなかったので適当に楽しんで下さい。
　ほぼ、会場の左回りです。















　つい最近、美専（北海道芸術デザイン専門学校）の卒業展を見た。賑々しく楽しく熱気一杯で良い展覧会だった。それに続いての美専有志のグループ展だ。
　卒業展とは違って狭い会場だ。そこに９名の作品群だ。卒展は学校行事展で勉強成果の発表の場でもあった。大きく目立つことがダイイチであった。今展は、学業に拘らないで各自が楽しき作品を持ち寄った。普段着の感性をチョッピリお披露目だ。だから、賑々しい中に遠慮もあった。まだまだ若さパワー２００％爆発以前なのだろう。

　ところで、もともとこの会場は狭い。本格的画廊仕様だ。普段とは違った環境だし、訪問する人々も普段とは随分と違っただろう。新たな画家や鑑賞者との交流には良い体験だ。だが、この広さで全員のやる気パワーを満たすには物足りないだろう。物足りないと思ってくれなければ寂しい。
　もっと数を増やしたグループ展、逆に数を絞ったグループ展、２人展、個展、テーマ展と一所に構えないで大いに羽ばたいて欲しいものだ。ギャラリーに拘ることもないだろう。


　個別作品を載せたいのですが、会場での会話を楽しみすぎて、個別作品なり作品の記録を怠ってしまいました。
　というのでわずかばかりの作品紹介です。


　　　　　　　　　　↑：北村穂菜美、「いこいちゃん」。

　さわやかというか可愛いというか、見たとおりです。タイトルが「いこいちゃん」・・・泣けて来ちゃいます。ラブリーラブリー、ほなみちゃん。遠慮せずこの路線でいきましょう。


　　　　　↑：左側：きのしたきのこ？の作品群、右側：マエハナの作品群。




　　　　　　　　　　↑：きのした きのこ？


　　　　　　　　　　↑：マエハナ。


　なかなか面白い二人の取り組みだ。
　チョットこわいよ、首はねちゃうよ、可愛いわよ、裸みせちょう・・などなど、呟きがきこえそう。ツブヤキ二人娘です。


　　　　　　　　　　↑：mia.


　　　　　　　　　　↑：いとう さえこ。

　ちょっと小さくまとめすぎた感じ。遠慮心が働いたようだ。真っ直ぐぶらさがった紐があれば、ぐにゅぐにゅと巡る紐も見たいところだ。大きな丸、小さな丸、いろんな形にいろんな色。しかも隣にはみ出して嫌われたり。そんな硬そうで柔らかそうな心模様。


　　　　　　　　　　↑：鴨志田和也、「再生」。

　細密画への拘りを思うのだが、それに徹底せずに色の力を借りたようだ。賑々しさや構築美学を追求したようだが、最後は安定感や見た目の落ち着きを選んだようだ。綺麗さを越える意欲に欠けたみたい。ならば徹底的にデザインの表層美学、不特定美学という道なのだろう。