栄通記

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2011年 02月 13日

1460) 「小泉満恵(満惠)・磁器作品展」・さいとう 2月8日(火)~2月13日(日)

○ 小泉満恵(満惠)・磁器作品展  


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2011年2月8日(火)~2月13日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(2.10)

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 白さがやさしい。
 磁器の堅さ鋭さを忘れてゆっくりと歩き廻る。磁器特有の鋭さを隠すかのような形の小ささ、模様の品の良さだ。オーソドックスな模様で、とりたてて強い主張ではないのだが、作家ののんびりした時間感覚が伝わってくる。小さな夢の跡・・・器を前にしてどうでもいいことを語り合いたくなる。

 そぞろに奥の方に行く。入り口からは見えなかったの別コーナーでは商品の陳列を止めている。
 薄さを際だたせた焼き物が魔法陣に組まれている。割れた卵の殻のようだ。中央には制作段階で出てきた粘土のグルグルクズも積まれてある。・・・途端に、前回の門馬ANNEXでの小泉個展を思い出した。白い空間であった。白い光り、白い焼き物、若さを感じたものだった。その日、作家は僕の目の前にいる。その落ち着きさ楽しそうな素振りが、焼き物師として会場に華を添えている。


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 卵形が好きな女性だ。それは誕生とか生命とかを込めているのだろう。そういう言葉が作家から出てこないのが良い。何とはなしに作ったという構えが良い。後は見る人の気分に委ねている。作品自体が作家から離れて独り立ちするのを楽しんでいるのだろう。お客さんと作品をあれこれと語り合うのを楽しんでいるのだろう。
 僕は相変わらず優しく軽く手のひらに収めては、肌と肌との重みを楽しんでいる。
 低い位置に置かれたのが良い。ひざまずいては作品を軽く持ち替えて、やはり同じように重みを確かめていく。あぐらをかいて、終日(ひねもす)眺める。そうしたいものだ。立ち上がっては真上からのぞき込む。やはり触るのが一番だ。


 作品はもう一種類用意されている。釉薬の塗られていない磁器だ。粗目調の皮膚感、光りを鈍く受け止めた白濁色が日常感を遠ざけて、何やら時代的文人の焼き物趣味に陥った感じだ。焼き物を支持体にした太いしぶき模様が作家の絵画好みを物語っている。花鳥風月という古典的画題から出発して、そこに小さな工夫を重ねては自分の絵にしている。


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 その落ち着いた白に魅入られて、ひっそりとした主張が気に入って、取り留めもなく言葉を並べてしまった。
 今日の日曜日までの展示です。

 

by sakaidoori | 2011-02-13 09:03 | さいとう | Trackback | Comments(2)
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Commented at 2011-03-04 08:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakaidoori at 2011-03-06 22:28
>非公開さんへ

 返事が遅くなってすいませんでした。
 今回はこんな感じで構いませんか?


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