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栄通記

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2011年 01月 20日

1436)「第31回 道彩会会員会友展 (北海道水彩画会)」・時計台 1月17日(月)~1月22日(土)


○ 第31回 
   道彩会会員会友展
      (北海道水彩画会)
   


 会場:札幌時計台ギャラリー・2階A・B室
     中央区北1西3・札幌時計台文化会館
     (東西に走る仲通りの北側のビル)
     電話(011)241ー1831

 会期:2011年1月17日(月)~1月22日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(1.18)

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     ↑:(A室会場風景。)


 以下、いつものように個人的に興味のつのった作品を載せます。メリハリの強い作風とか、どこかに童画風な趣のある作品を選んでいるようです。写真写りが良くありません。誠に申しわけありません。


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          ↑:寺西冴子、「野の詩」。

 強い作風の人ですが、今回は遠慮なく強く主張していて気持ちが良い。変に余白とか、小賢しい配慮がないのが更に良い。
 強さを支えている要素に、ボリューム感があると思っている。グングンとゴム鞠が膨らむ、ホッペも目一杯大きくする、そんなボリュームが画面に沢山小躍りして、明るい色の華やかさを強調している。しかも、膨らむ表情にあれこれと線描を施して密集感を作り、内部から爆発感を高めている。線描は遊び心にもなって更によろしい。いつも好きな作家だが、今回は徹底した姿が更に良い。


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     ↑:左側、みず賞合田早苗江、「バラ色の残像」。
     ↑:右側、鳴海ヒロ子、「晩秋」。

 両者ともになかなかの実力作品でしょう。
 「バラ色の残像」、ピンクのモクモク表現が新機軸で、視線が全てこのモクモク描写に吸い込まれる感じ。ピンクも華やかに画面を覆っている。
 不満は白い飛沫手法だ。目立たせる効果はわかるが、少しオーバーな感じ。
 思うに、「残像」という現象を作家は楽しんでいて、そこに詩情とか心模様を投影していないみたい。その現れが飛沫処理なのだろう。


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 「晩秋」はいろんな物語があって楽しめた。僕の写真が本当に良くありません。スイマセンです。
 手前は草々の灌木を細かく描き、だんだんと視線を遠方に持っていく。その手前から奥への拡がりの中にいろんな物語が生まれそうだ。手前の草々の細やかさは物語の入り口にもなっている。絵の中に入って、画家の七色の季節感を共に分かち合う、そして奥の建物が時間を古里へと郷愁を誘う。


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          ↑:栗山巽、「晩秋」。

 これは自画像のよう。
 清々しい立ち姿だ。ただ立っている。葉のない姿は、骨格だけの生の姿を見せたい画家の心境のよう。
 幾本もの木立、全て画家自身だろう。木々が上に伸びているように、自分も素直に伸びていくんだ!そんな軽い決意のよう。


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          ↑:折戸朱美、「河口」。

 色合いも児童画風もいつものような折戸・風景です。しかし、随分と雰囲気が違っている。輪郭の定まらない不確かさが以前はあった。それが不可視な詩情を高めていた。それは心象性の強さを鼓舞するかのような手法でもあった。
 今作、実にアッサリとしている。不思議さを廃して普通にしっかり描いている。童画のように拙い「船」。手前は岸壁だろう。船はそこから離れていくのだろう。向こうに見える風景、何だろう?何を目指して船は「河口」から出て行くのだろう?


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          ↑:高橋智子、「A New Year」。

 元気な絵だ。新年、明けましておめでとうございます。


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          ↑:沢口キエ、「畑のある風景」。

 楽しくなる絵だ。


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          ↑:黄倉和子、「PAYNE'S GREAY」。

 窓越しの建物風景。
 僕は「窓」が好きだ。だからこういう作品にも惹かれるわけだ。ちょっと作為性というか意図性が強いのが残念な所。ブルーな風景。


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          ↑:青木美樹、「待春」。

 なぜだか図太く感じた作品。ざっくばらんな骨太な心象だ。


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          ↑:福岡卓二・「天狗山から」。
 
 ちょと僕の写真ではわかりにくいのですが、建物を揺らぐ感じで描いてあるのが特徴的。
 建物を細かく描くのではなくて、筆の幅で面を2、3度描いて、全体の建物の白さでリズム感を出そうとしているみたい。そのリズムよりも揺れる画面効果の方が興味が湧いた。印象派風の面描処理なのだろう。


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     ↑:左側、穴田幸江・「HA・NA」

 ボンボンボンとシャボン玉のような「花」。花火のような「花」。


     ↑:右側、成田恵子・「旅窓」。

 自由さが何とも言えなく心地良い。


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by sakaidoori | 2011-01-20 23:08 | 時計台


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