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栄通記

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2010年 12月 15日

1392) たぴお 「kimyuryong (金侑龍)・個展」 終了・11月29日(月)~12月4日(土)

○ kimyuryong (金侑龍)・個展


 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753

 会期:2010年11月29日(月)~12月4日(土)
 休み:日曜日
 時間:11:00~19:00

※ アーティスト・トーク ⇒ 12月4日(土) 1800~

ーーーーーーーーーーーーー(12.4)

 在日朝鮮人・三世の金侑龍君、昨年に引き続いて2回目の個展。
 「金侑龍」・・・何て読むのだろう?「kimyuryong」、キム・ユリョンでいいのだろうか?以下、キム君と書きます。
 まずは会場風景から。


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 若者らしい元気一杯の個展を期待した。昨年からの連続個展だから、突っ込んだ姿勢も見たかった。
 およそ期待とは裏腹なコンパクトな個展であった。それは上掲の会場風景を垣間見れば想像ができるだろう。
 熱いものを期待するこちらのテンションとは、キム君の立つ位置が全然違うようだ。

 作品は組で幾つかのパターンを提出している。
 体育館とアニメ娘との合成写真、簡単な輪郭線の自画像、指紋の反復増殖、ロクロ画、可愛い疑似蛸壺部屋、そして某所における強制朝鮮人労働者の発掘現場の写真。

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 自己確認の作業のための項目的展示になっていいる。遺骨写真を告発として見れないこともないし、キム君自身がそういう社会性・政治性を将来的には挑むかもしれない。が、今の段階では主張以前の「自分とは何か」に軸足があるようだ、己の血の確認と受け止めた。
 今の気分を等身大に正直に見せる、その為の道具集めが今展なのだろう。だから、作品展以前の次の為の軽い決意と宣言なのだろう。主張以前の小綺麗に整理された「小出し展」と言い切りたい。

 それでは「悪い個展」か?もしこれで終わるのならば「御苦労さん」と言えばいいだけだ。昨年の個展を楽しんだ者にはもったいなくもあり残念だが仕方がない。


 「在日」という日本人にとっては負の社会的存在者が、この「豊かな日本」で僕には見れない社会の亀裂なり真なる豊かさという可能性を芸術表現者として掘り進むのではないか、そんな期待を持っている。それはお門違いの期待かもしれない。それでも、共に北海道に住みながらも日本人とは違う感性の提示、それを見たい。それは自己主張の為の感性ではないであろう、ヤワなポップであれ、反骨的な政治性であれ、間違いなく関係性の強い作風になるだろう。今は若さと表現の未熟さ故に「自己」に汲々としているが、広く深くうごめくだろう。

 聞けば、来年には今展を踏み台にして再度個展を開くとのことだ。そうでないと面白くない。
 更に、アートのコーディネーター的な関わりを持ちたいとのことだ。

 静かな個展だった。淡々と進むのか・・激しく揺れ動くのか・・・、その若さに期待しよう。

by sakaidoori | 2010-12-15 23:06 | たぴお


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