栄通記

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2010年 08月 23日

1349) たぴお 「EXBITION of BOX ART 4 (ボックス・アート展)」 8月23日(月)~8月28日(土)


○ EXBITION of BOX ART 4
   (ボックス・アート展)


 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753

 会期:2010年8月23日(月)~8月28日(土)
 休み:日曜日
 時間:11:00~19:00

※ オープニング・パーティー  ⇒ 初日 18:00~

 【参加作家】
 池田宇衣子  佐藤美紀子 能登健一 林教司 藤川弘毅 (神野茜)                   

ーーーーーーーーーーーーー(8.22)

 今日の月曜日からの展覧会です。
 ところが、何とはなしに昨日ギャラリーに立ち寄ってしまった。ほぼ展示は終了していて、全容を見ることができた。会期前のフライング的な掲載ですが、楽屋的な雰囲気のある展覧会場を載せます。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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 日本のお盆は終わったというのに、ギャラリーたぴおではまだまだ常世との儀式が続いている。いや、常世という和風ならぬ洋風だ。大バッハのピアノ曲が会場に流れていて、葬送の儀式を楽しむ風情の会場だ。

 圧巻は15個の黒箱の横並ぶ姿だ。一切の間合いを拒否して、横に横に拡がる。緊張感と静けさによる、互いの語らいだ。


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     ↑:池田宇衣子


 これらの作品は一度当館で披露済みだ。コーナーのある場所での縦並びだった。
 今回は実に贅沢な展示だ。グループ展だが、この作品を盛り立てるようにして他の作品がある。良き友人(ともびと)たちだ。
 池田作品が大きく手を広げて立ちすくんでいる。僕らもそれを見て、同じように手を広げ大きく深呼吸しよう。美味き空気はノドを通り、胸を膨らませる。そしてゆっくりと静かに吐き出そう。五体を巡り巡った空気は、汚れをつれて体内から去っていくだろう。儀式とは目に見えぬものとの交歓だ。たとえそれが「錯覚」であっても構わない。たぴおは甘い錯覚を作った。


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     ↑:佐藤美紀子。


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 この作品も今春のグループ展「ループ」に出品されていた。
 ひからびた仕上げだが、箱に詰まった若さがいじらしい華を添えている。この作品を明るく見るか暗く見るか、見る人の心理が素直に反映されるだろう。

 池田ルネサンス風作品に天使のように寄り添っている。愛すべき小悪魔だ。


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     ↑:林教司


 何を作っても上手い人だ。
 人は林教司の器用さに、「器用貧乏」とあだ名する場合がある。一本に絞ればもっと大成するのに、という思を込めた憧れと皮肉である。
 僕は偉大なる芸術家は偉大なる器用人と思っている。要するにそれなりに何でもできるのだ。だから、氏が偉大なる芸術家になる可能性はある。実際、氏のレベルがどれほどかは知らないが、北海道を代表する一人である。
 60歳を超えられた。いよいよベテランの域に入ってきた。大きな男華、期待しよう。「鉄の人・林」、「「愛と闘いの人・林」でもある。

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 作品にはいろんな個人史が重なっているのだろう。絵解きができれば面白いのだが、ただ作品として眺めて満足してしまった。
 特に左側の作品が分かりづらかったので、作家に伺った。横文字はジョン・バチュラーの「アイヌ語辞典」とのこと。スプレー缶は赤い菊模様、それだけ聞けばあとは想像の花が咲く。


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     ↑:能登健一


 確かにデザインです。が、この赤さ加減が良い。赤と黒、赤赤赤赤・・・。
 一人機械的な箱の線なのだが、描き手の優しさかからくるものか、描かれた箱の一つ一つが蓋を開けて揺れ動いているよう。



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     ↑:藤川弘毅


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 写真を立体造形で再構成する藤川弘毅。
 ジュラルミンの演説台、てっきり裏側には美女の写真ありきと思いきや、マネキンだった。このマネキンがすこぶる美人で困った。乳房も精巧で限りなく困った。
 さて、その心は?意味不明ながら、とりあえずは美人を檻の箱に詰めよう。ちょっとサデスティックな良い気分。

by sakaidoori | 2010-08-23 16:33 |    (たぴお)


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