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栄通記

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2010年 07月 16日

1299) アトリエムラ・カフェ 「第5回企画展 [PARADIZOO !](パラダイズー展)」 3月7日(日)~7月31日(土)


○    ~第5回 特別記念企画~

   [PARADIZOO ! ]
     (パラダイズー展)


 会場:アトリエムラギャラリー <札幌>
    中央区南13条西11丁目2-12
    (宮越屋珈琲石山通店の横を入る。
     狭い仲通の北側。
     民家風のモダンな建物。 
     駐車場3台有。)
    電話(011)590-0050 
 
 会期:2010年3月7日(日)~7月231日(土)
     (注意⇒会期が延長されました。)
 休み:日・月曜日(定休日)    
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家】
 浅井健作 河崎辰成 隈部滋子 Simone Miletta(シモーネ・ミレッタ) Silvia Trappa(シルビア・トラッパ) 町嶋真寿
 
ーーーーーーーーーーー(4・24)

 会期が今月の2日から月末の31日(土)に延びました。なぜ延びたかというと、月末が僕の誕生日だから!そんなことはありません。理由はともかくとして、延びたのを幸いに会期中に紹介することができます。と、張り切ったのはよかったのですが、個別作品を撮り忘れたり、キャプションのメモもとっていなかったので、具体的に書くことができない!!参加人数をチャンと把握していなかったので、誰が誰だか、間違って書きそうです。

 というわけで、無難なところで会場風景紹介です。当然ながら興味を惹く作品にも出会えたので、再訪問しての感想記にチャレンジしたいと思っています。


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     ↑:右端の木彫り作品は「浅井健作」さん。生き物の「生」とか「精」を暖かく彫っています。


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     ↑:人体や、宙づりにされた円い物体は「河崎辰成」さん。
 人体の部分部分は金魚すくいの大きさぐらいの、鉄の魚。集積による造形にチャレンジしています。相当のエネルギーを使っているはずですが、収まりが収縮的で普通な感じ。変な奇抜さは必要ないと思うが、もっと大胆というか自己主張があってもいいと思った。

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     ↑:手前の人形の横並びも「河崎辰成」さん。こういうユーモラス精神が一つの筋なのでしょう。その奥の方の壁面作品がはっきりしません。消去法からいくと、「隈部滋子」さんでしょうか?
  なぜ分からないかというと、強く見ていないからです。ここに来る手前で話し込んでしまった。なぜかというと、当館に通われているクロアチア人の素敵な女性と話が弾んだからです。彼女は能弁家で、しかも作品の自己評価を明快に語る。そのケレンミのない一本気が大好きで、彼女と会えるのも当館の楽しみなのです。日本語は抜群に堪能で、早口言葉は強い自己表現の現れでしょう。お勧めの美術語り女(かたりめ)です。


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     ↑:「シモーネ・ミレッタ」さんだと思います。間違いないはずですが・・・。

 キツイというか神経質な線描で、「棘や毒素」と「人間」をどう成り立たせるかに関心があるみたい。まだ試行錯誤中で、そういう意味では描き手の生理が正直にでているとは思うが、まだまだ「思い」の段階で、これからより形をなしていくのでしょう。キツサ前面よりも、ユーモラス的根性が勝っていくのかな?日本漫画や動画にも触発されたみたい。
 ピンポイントの作品を次に紹介したい。


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     ↑:「シルビア・トラッパ」さん。

 これはもう、日本の若い造形作家と言っても疑われないでしょう。大地の泥から生まれたような人物はどこかヒョウキンで、その人物を主人公のようにして犬などがベタッと寄り添っている。動物の仕草は余りに意識がご主人に引っ付きすぎて、一体化したくてしたくて体をとろかしたいみたい。
 優しくて愛おしい雰囲気なのですが、「女の子」的な甘っちょろさが何とも弱々しい。弱々しいのだが、あまりに気分が赤裸々なので、「あ~、困っちゃうな~、女の子も男のも、女性でも男性でも、二人でいる時の気分はこんなものかな」、そんな親近感が涌いてきます。

 両外人の作品は、圧倒する凄みはないけれども、愛すべき存在です。


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     ↑:町嶋真寿

 この作品は入り口に門番のようにドッカリと控えていて、間違いなくビックリするでしょう。上の写真は2階から撮ったもので、檻の中の黒ライオンみたい。本当は鉄牛です。見知った作品ですが、こんな所で再開できるとは嬉しいものです。「牛君、元気だったかい!永久の住み家を早く見つけなよ」

by sakaidoori | 2010-07-16 10:32 | (カフェ)アトリエムラ


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