栄通記

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2010年 07月 13日

1296) たぴお 「藤川弘毅・写真展」 終了・6月21日(月)~7月3日(土)

○ 藤川弘毅・写真展

 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753

 会期:2010年6月21日(月)~7月3日(土)
 休み:
 時間:11:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーー(7・3)

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 当館では常連作家である写真家・藤川弘毅さん。写真のフレームに意匠を凝らしたり、廃材を利用した立体作品なども発表し続けている。
 今回は、同じく当館でもお馴染みのYUKOさんをモデルにしての、「藤川弘毅、YUKOを撮る」というスタイルでの個展だ。

 写真を見てもわかるとおり、モデルは目鼻立ちもスッキリした美顔だ、スタイルも良い。そういモデルに対して、健康的な女性雑誌グラビア風に可愛くチャ-ミングに接近している。
 「普段着女性の生き生きした表情」とは少し違う。「モデルらしいポーズ」をとらせて、アマチュアモデルの意識を「モデル意識」のハイ・テンションへとスイッチ・オンさせているみたい。その意識を膨らませる為のセッティングでもある。そして、ポーズの中から出てきた、女性の肌の生き生きさとか若さを、円くふっくらと撮っている。大仰に背景色を強めたり、露出をアップしたりなどの現像技術は排除して、モデルの美しさに迫っているみたい。
 撮影者の理想を被写体に強引に演出しない。被写体を非日常空間に立たせた後は、自然に涌き出るであろう、「その美」をつかむ事に、撮影者・藤川弘毅の精神は集中しているようだ。
 そういう意味ではやさしい撮影者だ。それは両者の信頼関係の基礎にもなっているのだろう。今展の作品群を「やさしさ」が包みこんでもいる。

 時に「やさしさ」は、「緊張」という美意識を後退させたりもする。「ユーモア」や「ジョーク」という「棘」を折ったりもする。

 今春、YUKO自身が自分をモデルにして写真を発表していたのを見た。パンティーあたりから小さな「ユキダルマ」をはみ出させて、いつになくセクシャルで挑発的な作品であった。「別の人格の自分」あるいは、「より徹底的に美しい自分」を表現したいのだと想像した。
 今展、「可愛くて、ちゃっめっけなYUKO]であった。他者の手になる「YUKO」だから、「アッと驚くYUKO」も密かに期待していた。それを期待するにはやさしい展覧会でもあった。
 勝手に、「限りなく悪魔的なYUKO」を無性に見たくなった。

by sakaidoori | 2010-07-13 20:28 |    (たぴお) | Trackback | Comments(0)
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