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栄通記

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2010年 07月 07日

1289) 時計台 「森山誠・展」 6月7日(月)~6月12日(土)


 森山誠・展

 会場:札幌時計台ギャラリー 2階A室
      中央区北1条西3丁目
       札幌時計台文化会館
      (東西の中通りの北側にあるビル)
     電話(011)241ー1831

 会期:2010年6月7日(月)~6月12日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(612)

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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 森山誠の魅力・・・・氏の画題は概ね決まっている。人の居る室内画と静物画である。そういう意味ではパターン化しているのだが、厭きる事はない。
 渋い色合いが大半だ。色は深みを帯びて、ざっくばらんに大きな面積を占有している。「何もない」単色の色を構成していて、全体の中で大きな自己主張をしている。その大胆さと、関係という構成と、輪郭線にもなっている強く明快な直線が緊張を強いる。氏の絵は明快だ。明快さは今展でもいかんなく発揮されていて、いつになくわかりやすい。

 今展の特徴を2点記しておきたい。
 人を多く発表している。
 随分と横拡がりというか、横に対する動きを重視し、スピード感を持たせる為に、輪郭のせめぎ合いの部分に淡い色合い塗り込んでいた。
 つまり、雰囲気が具体的になったみたい。

 (作品のタイトル等は後で書きます。)

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 今記では「人」をメモしておきたい。

 森山誠は室内画に人を配置する。「人を描きたいから配置しているのでは」と、人物の事を氏は説明するだろう。確かに人の「叫び」とか「哀しさ」とか「存在感」として、強いリアリティーを氏の「人物」に求めない方がいいだろう。
 では、何故にそんなにいつも「人」を描くのだろう?飾りや小道具にしては、こだわりすぎのようだ。
 僕は、森山誠は「人間」を描く事を断念した画家だと思う。今でも「人間」に大いなる興味と好奇心を抱いていると思う。だが、絵においては、人という存在を追求する事を断念したと思っている。だが、哀しいかな、森山誠は「人間」がとても大好きなのだ。かつ、真摯な人でもあるから絵から「人」を外せない。人からリアリティーを喪失させて、室内の花瓶のように人を配する、氏の無意識の選択だろう。だから、氏の人物画は全て自画像と断言したい。それはピエロと言っていいかもしれない。

 だがだがだが、ピエロが独り立ちし始めた。幾多のユーモラスな顔が今展には登場している。生き生きしている。
 もしかしたら、かつて氏が描いていた「人物像」とは、時代状況的な「虐げられた人々」とか、「貧しき人々」とかいう政治的な想念だったのかもしれない。そこに「違和感」が発生し、否定しきれないないままに絵は正直だから人を遠ざけたのだろう。

 今後、氏の「人間・肖像画」が大きな意味合いを持つとは限らない。「森山・絵画」は人にウエイトを置かなくても、充分な魅力を湛えている。そのように磨き上げられた。今展は過去の「人」に対する宿題を精算したのかもしれない。
 だが、より自由になった「森山誠」、次も一所懸命に彼を語りたい。


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 横拡がりと動きの森山・ワールド、これも大事な今展の楽しみだが、「人と顔」を書きすぎました。写真だけ載せておきます。

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 以下、いろいろチャレンジしている姿です。

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          ↑:「卓上」・30F 2010年。
 

by sakaidoori | 2010-07-07 20:50 | 時計台


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