栄通記

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2010年 02月 12日

1194) ①セントラル 「第100回 どんぐり会展(北海高校美術部)&創立125記念展」 2月9日(火)~2月14日(日)

○ 第100回記念 北海高等学校美術部
    「どんぐり会
    (北海高校創立125年記念


 会場:大丸藤井セントラル 7Fスカイホール
    電話(011)231-1131
    中央区南1条西3丁目
     (東西に走る道路の南側)
 会期:2010年2月9日(火)~2月14日(日)
 時間:10::00~18:00
     (最終日は ~17:00まで)

 【出品学生】
 3年 天野有理 大川ちひろ 中村智織 佐藤誠
 2年 佐藤拓実 金澤凌 菅野航平 渡辺あかね 山本朱音 増渕圭 北山夏帆 門田結衣
 1年 穴吹舞織 大澤里香 ○澤萌花 佐々木智香
 賛助出品:卒業生

※ 記念祝賀会 ⇒ 2月13日(土) 17:00~

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(2・)

 今年は高校創立125周年であり、北海高校美術部の第100回記念展でもあります。ということで、在校生よりも卒業生の作品の方が目立った展示になっています。

 今回は卒業生の紹介から始めます。制作年が明記されていないので、いつ頃の作品かは想像して楽しんで下さい。それと、現役生が第何期なのかを調べ忘れたので、いつ頃の人かは分かりにくいと思います。その辺も、画風がそれなりに年齢を語っているので想像して下さい。

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     (↑:卒業生の展示風景。)


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     ↑:高31期・福井バク、「自然への同化」。

 抜群に自分好みの作品です。
 こういう作品に出会うと、なりふり構わずにあれやこれやと尋ねてしまう。

 作家は洋画家の福井路可(ルカ)さんのお兄さんとのことです。残念なことに、5,6年前にお亡くなりになられたそうです。
 作品は高校在学中のものです。何て早熟なのだろう!たまたま部室に取り残されていたのでしょう。記念展ということで、いろいろと整理してこの日を迎えることが出来たのです。そして僕の目に止まったのです。
 人間描写の妖しげさは抜群だと思う。人間探求の姿勢を青や紫などが覆って、ブルーな気持ちになる。弟の路加さんもそうですが、お名前から想像するに、宗教的な雰囲気での生い立ちなのでしょう。多感な青年が、キリスト教による「人間の有りよう」と闘った結果なのでしょう。「聖家族」がモチーフだとは思うが、「生と性」に悩む画家が目の前にいるようだ。もちろん、ロマンチシズムもあります。それは当然です。若き男性から「性」と「ロマン」を取ったら何が残るというのですか?そして「家族、父と母」、それはしがらみにも、心の古里にもなるのでしょう。

 その後、福井バク青年は栃内さんに師事し、画風がピカソ風になったということです。「ピカソ風」?、その後の作品を何点か見たいものです。例えそれらが僕好みでなくても、この作品に出会えた喜びが減るものではないでしょう。

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     ↑:左から 中21期・菊池精二、「老神父」。中39期・栃内忠男(前顧問)、「自画像」。

 まるで老師とインテリが対峙しているような配列です。ともに不退転の迫力がある。かたや人生の凄みで、かたや絵画の空間力でにらみ合っているようです。

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     ↑:高57期・菊池華子、「風」。

 光の風に向かって仮面ライダーが走っているみたい。高校生らしくて好きだなー。


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     ↑:高61期・太田なつ香、「葬」。

 暗いテーマです。赤い横線が印象的です。横たわらずに浮いた少女、死んでいる人とは思えない。描き手の若さが、「装」と同時に「生きている悩み」を醸し出している。


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     ↑:川本ヤスヒロ(現顧問)、「生と死の自画像」。

 現顧問の川本ヤスヒロ先生です。全道展会員。
 背筋が伸びて、清々しい自画像です。しがらみからの自由さを思う。「生と死」からの自由?その辺はわからない。宗教心が自由にさせているというよりも、絵画が描き手を「自由」にさせている感じだ。




 (在校生作品は②に続く。)

by sakaidoori | 2010-02-12 23:38 | 大丸藤井スカイホール


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