白石区在住の書家・樋口雅山房の新春書き初めです。一年間、区役所ロビーに飾っています。
見て分かるように、寅年にちなんで「黄色に黒縞の寅」です。勇猛果敢、荒れ狂わんばかりの寅、と言い切るにはいささかやさしい。ユーモラスでもある雅山房・寅であります。
お題は「げんき 元気」。「げんき」という字を元気に書くだけでは重複して芸が無いところです。
雅山房の「げんき 元気」に何を見るか?万物霊魂の根本の力?心身の精力盛んな様?体力衰えたりとはいえ、他人に襲いかかる闘争精神?ただただ健康・無病息災でありたいという平常心?
昨年、樋口雅山房は一休宗純の「狂雲集」に取り組まれた。早い話しが一休の覇気と格闘したわけです。己の中に「狂」があるか?その「狂」を「雲」と言い切れる、かるみとしたたかさがあるか?それを保つエネルギーを確認されたことでしょう。その姿が、この自画像としての「寅」です。ご自分を振るい立たせる「げんき」でしょう。
---------
一年前の白石区の人口は203,300人でした。微増です。減少になるのは時間の問題かもしれない。
午後3時32分の白石区役所駐車場からの空模様。
晴、たなびく雲にピンク色。今日は暖かく快晴の一日。おかげで道が凍っていて危ない。