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栄通記

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2009年 12月 20日

1138) 市民ギャラリー 「第百回 北大美術部黒百合会展」 終了・12月15日(火)~12月20日(日)

○ 第百回 北大美術部黒百合会 

 会場:札幌市民ギャラリー 
     南2条東6丁目
      (北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2009年12月15日(火)~12月20日(日)
 時間:10:00~18:00
     (初日は 13:00~。最終日は ~16:00まで。)

ーーーーーーーーーーー(12・19)

 伝統ある北大美術部黒百合会、昨年が創立100周年で、今年は展覧会100回記念展です。
 会場の一部と幾つか作品紹介です。
 (以下、敬称は省略。)


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 会場は3箇所の部屋に分かれていて、一番元気のあるのが上の写真の2部の会員と新人のシルクスクリーン・カレンダー。
 この勢いで全室に学生らしさがあるといいのだが、残念ながら大人しい。学生展は、まず元気・勢いが1番、2番、3番を問わず、次に「イマイチだな、これは面白い。なかなか上手いじゃん」、そんなノリで楽しみたいものだ。

 それと、カレンダーの展示は同じものばかりを並べているだけで、他が元気があれば全然問題ないのだが、張子の虎のような感じで寂しさを増徴しているみたい。批判がましいことを言って失礼。
 
 作品のジャンルは豊富だ。油彩、水彩は普通だが、鉛筆や木炭の細密画、写真、立体、きり絵に陶芸もある。もう少し一人一人の作品数が多くあればいいのに。


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     ↑:教育学部2年・平井由佳、「肖像画 Ⅷ」・F8 8枚。

 絵は静かですが、しっかり表現していた平井由佳。人物の8枚連作です。


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     ↑:理学部1年・石宮唯博、「ジブンシガラミ」・木炭 50.7×65.7cm。


○ OG・山田望鈴、「心のゆくえ」・鉛筆 97×67cm。

 モノトーンの鉛筆などの細密画は好きなので、載せて記録したくなります。「心を刻む鉛筆画・展」、そんなグループ展を見たいものです。



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     ↑:工学研究科修士2年・伊藤桜、「言葉のない国ーⅠ」・油彩 F100。

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     ↑:OB・野又圭司、「日本再鎖国」。

 イスとテーブルが見覚えのある作家と思って近づくと・・・、やはりの野又圭司(元新道展会員)だ。氏は立体&インスタレーション作家だ。
 今作は、蛍光スタンドの照明を利用したソーラーシステムだ。光を回転エネルギーに替えて、半永久的に耕運機での農作業風景。
 タイトルが「日本再鎖国」?
 函館開港150周年記念の出品作とのことである。
 もう一度、昔のように鎖国して、円環的な小世界、牧歌的な生活をしようよ、そんな意味か?そうはいっても、この装置を支えているのは近代的な道具でもある。
 主張はともかくとして、コンパクトにまとめた綺麗な作だ。「鎖国」という硬い言葉とは裏腹に、夢がある。野又氏は大きいのも作る。大きくても小さくてもこういう集約度の高いものの方が見応えがある。拡散型あるいは爆発型の作家ではないようだ。
 野又氏は北大の哲学科の出身と聞く。在学中から黒百合会で美術活動をしていたのだろう。
 

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     ↑:藤女子大学2年・森萌、「どんぐり」・水彩 F50。

 北大のサークル活動は学外学生も加入可能のようだ。
 昔、北大の人形劇サークルに知り合いがいたが、その時も札大などなど、いろんな学校の学生でにぎやかにしていた。
 目録をみると、他にもいるみたいだ。


 

by sakaidoori | 2009-12-20 20:32 | 市民ギャラリー


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