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栄通記

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2009年 12月 08日

1112) ミヤシタ 「藤田真理・展」 終了・11月19日(木)~12月6日(日)

○ MARI FUJITA  EHHIBITION 2009
   (藤田真理・展)


 会場:ギャラリーミヤシタ
    中央区南5条西20丁目-1-38 
    (西向きの民家)  
    電話(011)562-6977
 会期:2009年11月19日(木)~12月6日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(12・6)

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 いつものように暗室仕立て。ほとんど何も見えず、足元不確かに、目の前の朧な姿の作品を眺めることになる。作品も気になるのだが、誰かが居る気配がして、共に一点を真剣に見つめている姿、物言わぬ同視のオーラも同時に伝わってくる。藤田空気の演出効果だ。


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 どうしてもそこには7分以上は居なければならない。しかも静かにして。自然に目は慣れ、至近距離での作品の確認も可能になる。

 今回はDMが非常に正直だった。
 それは白い菊の花を吊るし、女の髪を幾重にも分かれる根にしているものだった。実際の展示は、その作品を暗闇に20本弱並べているだけだ。菊の花は大輪もあればつぼみのような小振りもあるくらいで、ことさら大きな変化をつけてはいない。ただ髪の毛を不気味な根の姿にして、菊の立ち姿を見るのみだ。もちろん、花は作家の造作物で、石膏だろうか?花、茎、葉と凛々しく立っている。

 作家の素直な姿勢が印象的だ。
 一応、インスタレーションの姿をとってはいるが普通の立体作品をささやかな工夫で披露しただけだ。

 「この暗室仕立ては奇をてらっているのでは?」
 そうかもしれないが、それほどのことはない。作家は暗がりが好きなだけかもしれない。それよりも、どうしても鑑賞者にある程度の長さだけ、そこに居てもらいたいという強い願いなのでは。確かにそれは作家の強制だが、心地良い強制の結果だろう。芸術は所詮強制なのだから・・・。

 菊の立ち姿、一本筋が通ってる。白い花びらが凍り付いて、なお生命力を宿している。根髪は作家の強い意思を示している。母性の強さ、繊細さ、ふっくら感。髪におぞましさ、不気味さを感じるが、母性の根という見えない姿はこういうものかと確認しているのだろう。美しさ、強さ、生命力とはそういうものと言いたいのかもしれない。

 
 晒し首からもぎ取られたような女の髪の陳列。赤い血の替わりに、白い葉となり凍り付いている。上には本当の首のように花が咲き誇っている。



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by sakaidoori | 2009-12-08 09:24 | ミヤシタ


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