栄通記

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2009年 08月 23日

1079) af 「佐藤準・写真展 『sapporo.sora』」 8月18日(火)~8月29日(土)

○ 佐藤準・写真展
   『sapporo.sora』


 会場:札幌アリアンス・フランセーズ
    中央区南2条西5・南2西5ビル2F
     (入口は西向き。
      エレベーターでのみ2階へ。)
    電話(011)261-2771 
 
 会期:2009年8月18日(火)~8月29日(土)
 休み:日曜日・祝日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (土曜日は、~18:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(8・21)

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 「札幌の空」の写真展。(以下、敬称は省略。)

 とにかく空が綺麗だ。空そのもの色、雲に写る色、それらが七色になって壁を埋めている。写真の紙質は光沢を避けてマット質、色が沈んで目に優しい。
 一枚一枚の作品の色の濃淡も気になるが、やはり壁全体の強い色調に圧倒される。だから、今展は全体で見るものだ。その後から個別作品を通して撮影者の拘りに気づくことになる。

 「札幌の街だろうか?都会の空がこんなに綺麗だなんて!」
 無意識に都会の作品として見てしまう。ほとんどの作品が都会の影を残しているからだ。僕にはどんな空でも構わないのだが、都会の空に拘る撮影者の目も好ましい。

 個別作品にタイトルは無い。総合タイトルは「sapporo,sora」、「サッポロのソラ」だ。
 「背景に田園風景を見るな!広大な自然の一部として見るな!」、「都会の『風景』として、空を再確認しよう」、あるいは「僕らの札幌にはこんな素敵な空なんだ」、そんな声を感じる。


 都会の風景に思う。
 街の空を人工物に邪魔されずに見るのは困難だ。真上のみを仰ぎ見れば別だが、普段の視線には必ずそれらがある。人は真上のみばかりを見ては生きてはいけない。
 水平線に目をやれば電線が幾重にも走っている。多くのアマチュア写真家が空に電柱があり、電線を走らせている風景を撮っている。その直線や線に囲まれた世界に愛着を感じてのものだろうが、「直線」ほど人工的なものはない。それらの写真は都会人の心を写しているのだ。

 撮影者・佐藤準は決して個人の心象風景として空を撮ってはいない。第一の動機は空としての自然の美しさだろう。同時に「札幌」という固有名詞付きの「空」が大事なのだ。

 「札幌の空」と「どこにでもある空」。
 きつく「空」を限定して見る目は現代人の病かもしれない。だが、「空一般」などは存在しないかもしれない。その人なりの「空」があって、それから無意識的に「空一般」を語り合っているのかもしれない。それはあたりまえのことだろ。あたりまえなことを佐藤準は写真でしているのだ。あまりにも個性豊かな「札幌の七色の空」で。


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by sakaidoori | 2009-08-23 10:31 | af | Trackback | Comments(0)
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