2009年 08月 05日
○ RED × ORIGINAL COLOR 20人の情熱かたち展 会場:CAI02・raum2・3 中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 (地下鉄大通駅1番出口。 注意⇒駅の階段を下りてはいけません。昭和ビルの地下2階です。) 電話(011)802-6438 会期:2009年7月31日(金)~8月6日(木) 休み:無し 時間:13:00~23:00 (初日は、19:00~。最終日は~19:00まで。) 【参加者】 青木泰洋 石井貴子 永川奈美 永川美保 大田恒平 工藤みずき コニシリエ 齋藤涼 さなだまつり 品川直子 大福 高柳未央 近田亘 中田裕之 平間一樹 AYA、Y kim Sachie sarymar(柿澤万里沙) Version1.0 ーーーーーーーーーーーーーーー(8・4) 北海道造形デザイン専門学校生を中心にしたグループ展。 今春、テーマを「グリーン」として第1回展を開いた。その時は、参加作家の全員が専門学校の学生達であった。グループは変化、発展したようだ。多方面の有志を募っての第2回展だ。「緑」、「赤」と続いたから、レインボーの七色7回を目指しているのだろう。 今回の「赤」展、言葉どおりに赤を意識してのものだ。参加作家が多いので、申し訳ないが数名以外は作品だけの掲載にさせて頂く。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 真新しい白壁に赤が並ぶと迫力がある。デザイン風な作品でも、攻撃的にこちらに迫ってくる。赤に驚いて細かく見る気が一瞬たじろぐ。これだけ作家数があれば、やはり自分好みがあるものだ。目が慣れれば、そういう作品の前に長くいてしまう。 以下、4点だけ個別作品を載せます。 ![]() いわゆる目くらまし作品。何の工夫もされていない、ただの網目状のピンクの印刷物だ。 長く見ていると、画面がゆがんで見えてきて気持ちが悪くなる。ピンクで気持ちが悪いとはしゃくにさわるのだが、どうしても長くは目を固定できない。おそらく、焦点が定まらないので、脳がどう認知していいか判断に困っているのだろう。 船酔いは体が揺れて胃が困って酔うのではないそうだ。揺れるという慣れない事態に、脳がどう対応していいかわからないので酔うとのことだ。それと同じ事を平間一樹はデザインでしているのだろう。学んだ事を積極的にギャラリー空間で実践しているのだ。 ![]() (左の写真、拡大して見て下さい。パソコンで同じ効果があるのかないのか?) ![]() 穏やかな具象画が少ないので、とても人目をひく。3人という安定感のある構図に支えられて、赤と黒が女性の前向きな気分を後押ししている。青春だ。 ![]() サイケ調のドローイング。赤・展ということで、枠を赤にしたのが一工夫。 線描のみだが、非常に具体的な世界が作家のイメージにあるようだ。 ![]() 平間一樹君ともども作家も会場にいて、いろいろと四方山話。今春、CAIの現代美術研究を修了したとのこと。修了制作展で彼女の作品を見ていた。こういう淡々かつストイックな線描作品には関心があるので親近感を持って会話をすることができた。 ![]() ![]() 赤という主張の強い展覧会の中にあって、線描ということで細く見えるかもしれない。だが、こういう作品は面や物語を主張した作品と比較しても仕方がない。線描画は作家自身の肉質性がストレートだと思う。生の主張の強さが問われる分野だと思う。 淡々とストイックな世界にいかにして強さを出すか?徹底して画き続けるしかないだろう。吐き出したもの(作品)を世間にさらして自己確認する、その繰り返ししかないだろう。交流という意味で他者の言葉は大事だが、一々の言葉に気に止めずに、自分に徹するしかないだろう。 何かのイメージを画くのか?線が一人歩きしてイメージが生まれるのか?それすら未知数な若い作家だ。楽しくも苦しい腕と手の繰り返しの動き、是非是非長く画き続けて欲しい。 ![]()
by sakaidoori
| 2009-08-05 17:40
| CAI02(昭和ビル)
|
アバウト
![]() 丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの感想記、&雑記・紹介。写真は「平間理彩(藤女子大学写真部OG) 『熱帯夜』組作品の一点」。巡回展「それぞれの海.~」出品作品。2018.8.30記。2577)に説明有り。 by sakaidoori カレンダー
検索
最新の記事
ファン
カテゴリ
全体 ★ 挨拶・リンク ★ 栄通の案内板 ★アバウトの写真について ★ 目次 (たぴお) (時計台) 市民ギャラリー (写真ライブラリー) さいとう 大丸藤井スカイホール (ユリイカ) ミヤシタ テンポラリー af 北専・アイボリー CAI(円山) CAI02(昭和ビル) (大同) アートマン アートスペース201 大通美術館 STVエントランスホール コンチネンタル 資料館 門馬・ANNEX 百貨店 (カコイ・ミクロ) 4プラ・華アグラ 石の蔵・はやし (シカク) ☆道外公共美術館ギャラリー (アッタ) 奥井理g. ★ 案内&情報 ★ 訪問客数 ◎ 樹 ◎ 花 ◎ 山 ◎ 本 ◎ 旅・飛行機・船 ◎ 温泉 ◎ 個人記 ◎ 風景 ◎ 短歌・詩・文芸 ☆★ ギャラリー巡り 写真)光映堂ウエスト・フォー (いろへや Dr.ツクール) JRタワーARTBOX ポルト 写真)富士フォト・サロン 道新プラザ 紀伊國屋書店 S-AIR ◎ 自宅 (ニュー・スター) 札信ギャラリー (マカシブ) (自由空間) 真駒内滝野霊園 サード・イアー (どらーる) 区民センター ★★ 管理人用 山の手 富樫アトリエ (プラハ2+ディープ) ★ギャラリー情報 ★ パンフより 創(そう) (オリジナル) ATTIC 美容院「EX]内 ADP 粋ふよう エッセ ◎ 雑記 ★「案内版」アバウトの写真 ☆北海道埋蔵文化センター ☆三岸好太郎美術館 ☆本郷新彫刻美術館 ☆芸術の森美術館 ☆函館美術館 ☆札幌・近代美術館 ☆モエレ沼公園 ☆旭川美術館 ☆北海道開拓記念館 ☆帯広美術館 ☆関口雄揮記念美術館 (☆夕張美術館) ☆(倶知安)小川原美術館 ☆(岩見沢)松島正幸記念館 ☆(室蘭)室蘭市民美術館 ☆北武記念絵画館 ★その他 【道外・関西】 ー [石狩] [ニセコ]有島記念館 [岩見沢]キューマル 他 [音威子府] [深川] [苫小牧]博物館 [洞爺] ☆小樽美術館 市民ギャラリー [美唄] [江別] [室蘭] [小樽] [帯広] [恵庭] 夢創館 【北広島・由仁】 [函館] [夕張] [三笠] [赤平・芦別] 【幌加内(政和)】 (くらふと)品品法邑 (茶廊)法邑 (カフェ)れんが (ブックカフェ)開化 (カフェ)アンジュ (カフェ)北都館 (カフェ)エスキス (画廊喫茶)チャオ (カフェ・soso) (カフェ)ト・オン (カフェ)アトリエムラ (カフェ)サーハビー 槌本紘子ストックホルムキ記 (画廊喫茶)仔馬 (ギャラリー&コーヒー)犬養 Plantation CAFE BLANC(ブラン) - コレクション ■ 複数会場 公共空間 ー ◎ 風景 新さっぽろg. ー ○ 栄通日記 学校構内 ー ◎ライブ路上パフォーマンス 道銀・らいらっく (コジカ) ▲個人特集 (風景)サイクリング・ロード (風景)札幌・都心 A.S.T(定山渓) 趣味の郷 公共空間・地下コンコース 六花亭 ◎今日・昨日・最近の風景 500m美術館 Room11 アルテポルト・ART SPACE サテライト 【2010年旅行記】 【2010年 ロシア旅行】 【海外旅行】 【2012年上海旅行】 【震災跡地2回目の旅】 【2013旅行記】 ◎ 川・橋 OYOYO コケティッシュ ・我が家 レタラ カモカモ 北のモンパルナス チチ クロスホテル札幌 黒い森美術館 Caballer ▲原田ミドーモザイク画 SYMBIOSIS (ハルカヤマ藝術要塞) 群青(2016) チカホ space1-105 100枚のスナップを見る会 北海道市民活動センター 群青(2018) HUG(教育大文化施設) 札幌グランピスタ 大洋(大洋ビル) - 未分類 タグ
個展(242)
グループ展(183) 油彩画(183) 企画展(153) インスタレーション(115) その他(98) 学生展(93) 現代美術(74) 写真(71) 公募展(70) 写真展(59) 総合・複合展(43) 温泉・山・旅行・雑記(42) 彫刻・金属・ガラス・陶(40) 日本画(38) 北海道教育大学(37) 版画・イラスト(31) シルクスクリーン(26) 藤谷康晴(25) 卒業展(24) リンク
○ 美術関係以外
古い日記 (サカイ・ヒロシさんのブログ) ○ 美術愛好家のブログ Ryoさんのイートアート (サカモト・キミオさんのH.P.) 散歩日記V3 (SHさんのブログ) ○ 表現者のブロブ(相互リンク?) Photo Foto Blue (コバヤシ・ユカさんのブログ) 水彩の旅 (タケツ・ノボルさんのH.P.) アートダイアリー (マエカワ・ヨシエさんのブログ) 画像一覧
最新のトラックバック
以前の記事
2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2017年 08月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 02月 more... ブログパーツ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||