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栄通記

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2009年 08月 03日

1052) ②たぴお 「キャバレーたぴお 10年展最終章  ライブ・小松崎健」 7月27日(月)~8月8日(土)

○ キャバレーたぴお
    10年展最終章

 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753

 会期:2009年7月27日(月)~8月8日(土)
 時間:11:00~21:30

 【参加作家】
 39名。(DMを拡大して下さい。)

ーーーーーーーーーーーーー(8・1)

 キャバレーたぴお、ライブ第3弾はハンマーダルシマーの小松崎健さん。

 当日は鉄の打楽器奏者・太田ヒロさんを予定していましたが、都合により最終日の8日に順延です。代わりにハンマー・ダルシマーの小松崎健さんが急遽ピンチヒッター。こちらも本当は2人による演奏でしたが、相棒がやんごとなき用事のために小松崎さんの独奏です。

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 ハンマー・ダルシマー、10数本張られた弦をスプーンのような木の曲がった棒で叩いて奏でるものです。大きさは違いますが、ピアノと同じ考え方です。

 写真を見ても分かるように、小松崎さんは軽く叩いていきます。大仰なリズムをとるでもなしに、淡々と叩いていきます。静かにさえずるように音色が伝わってきます。明るくさわやかなのです。が、何ともいえない哀しさというのか物憂げな気分になるのです。ケーナの「コンドルは飛んでいく」を連想したらいいと思うのです。楽器にしみ込んでいる民族の歴史なのでしょう、この音色は。小さな大きな喜び悲しみ、唄あり踊あり酒あり恋あり・・・、そんな無縁な世界をロマンチックに夢見てしまう。

 民族から民族へと伝わっていった楽器の歴史は旅心が充満している。緑なす木立の匂いよりも、赤茶けた土色が合っている。革靴を履いて、楽器の入ったカバンを軽くしょって、通りすがりの街角で一演奏、帽子にはいくらかの投げ銭、日銭が今夜の酒と寝床だ、そんなジプシー感覚での演奏だった。


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 演奏終了後、「キャバレーたぴお大賞」の発表と授賞式。
 オーナー林教司さんの挨拶のあと、実行委員長の中森秀一さんからの詳細な「キャバレーたぴお」の小史。そして故竹田博さんを向こうの世界から呼び寄せての、「竹田博からの中森秀一さん」への感謝状の贈呈式。10年はこの展覧会を務めるとの約束が無事つつがなく終わろうとしていることへの感謝状です。

 そして最後を飾る受賞者は阿部有未さん。
 前年度の大賞受賞者が一人で勝手に今年の大賞を選ぶのです。昨年の受賞者は久保千賀子さん。彼女が選んだ人が阿部有未さんです。
 阿部さんはとても若い方ですが、この展覧会は古くからの馴染みとのこと。表彰状と金一封を手に、晴れやかな喜びの言葉も聞くことができた。

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     ↑:久保千賀子。


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     ↑:阿部有未、「迷いの中の確かなところ」。



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by sakaidoori | 2009-08-03 21:22 | たぴお


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