栄通記

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2009年 07月 26日

1044) ①CAI02 「Point Of Color -4人のいろ・4人の平面ー」 7月17日(金)~7月29日(水)


○ Point Of Color -4人のいろ・4人の平面ー
   笠見康大 蒲原みどり 西田卓司 森本めぐみ



 会場:CAI02・raum1・2・3
    中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 
    (地下鉄大通駅1番出口。
    注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
      昭和ビルの地下2階です。)
    電話(011)802-6438

 会期:2009年7月17日(金)~7月29日(水)
 休み:日曜・祝日(定休日)
 時間:13:00~23:00 

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日、17::00~。

ーーーーーーーーーーーーーーー(7・17)

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 CAI02部屋全室を使っての4人展。特にテーマを決め手ではなく、それぞれが普段していることを発表するスタイルだ。あえて共通点をあげるならば、教育大現役・卒業生の作家達ということでしょう。

 大小の二部屋を二人ずつ。上の写真はコンクリート壁の広い部屋で、西田卓司&
蒲原みどり。


○ 西田卓司の場合

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 アメリカ文明大好きな西田卓司。
 暗くて広い部屋、部分照明に照らされて沈み込むような展示でカッコいい。材料は廃棄されたプラスチック容器だろう。漂流物かもしれない。
 だが、僕としては広い部屋での広い展示、しかも人工光が燦々と降りそそいで、人工プラスチックの表面の美しさ、妖しさ、おぞましさを際立たせてもらいたかった。だって、アメリカ文明は大きい事は良い事だ、大いなる無駄を生んで人生を楽しもうというものだから。そして、日本人は彼等とはズレた存在だから、その辺の素晴らしさ厭らしさを我々の美学で赤裸々にしてもらいたかった。

 もっとも、作家・西田卓司にとってのアメリカ文明の咀嚼は始まったばかりだろう。
 プラスチックのおもちゃは彼にとってはあまりにも自然な物だっただろう。批判以前の「あたりまえの物・良い物・美しい物」だろう。だが、大人になればアメリカ合衆国を良い良いとばかりは言っておれない。「いったいあの文明は何なのだろう?」その疑問が是となるか非となるか、それは彼の下す価値判断だ。その過程を僕は楽しむだけなのだ。「それっておかしいのでないの?」とか、「そういう見方・美しさもあったのか!」と驚きたいわけだ。残念だが、今展は余りに「アート」っぽくて、若き迫力に欠けたと思う。

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 デザイン的な絵画もある。こういうのは良いな。何を描いているかというよりも、プラスチック製品の発表ばかりでは袋小路になると思う。当然、普段はいろんな事をしていると思うが、時にはこうして発表する。「西田卓志」を語る材料は沢山あったほうが盛り上がるだろう。
 「アメリカ文明とは?」とても大事なテーマだと思う。作家の問題意識が安直な否定や肯定で終わること無く突き進んでもらいたい。


○ 蒲原みどりの場合 


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 壁を襖に見立てての花鳥風月画だ。金泥ならぬコンクリート色が実に悩ましい。その細密描写が現代建築の硬き壁と一体化し、「壁を見ろ!壁という絵を見ろ!」と強引に引っ張りこんでいる。
 黒色の鯉が特に悩ましい。きれいなものだ。

 壁をそのまま支持体にしたら、とは誰でもが思う事だ。それをこうまであっさり、ねちっこく描かれると、「お見事」と言う外はない。


 
 次は隣室ですが、項(②)を改めて書きます。

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by sakaidoori | 2009-07-26 07:08 | CAI02(昭和ビル)


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