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かりん・展
会場:テンポラリー・スペース
北区北16条西5丁目1-8
(北大斜め通りの東側。
隣はテーラー岩澤。)
電話(011)737-5503
会期:2009年7月7日(火)~7月12日(日)
休み:月曜日(定休日)
時間:11:00~19:00
※ クロージング・ライブ ⇒ 7月12日(日) 18:00~ 1,500円
ーーーーーーーーーーーーーー(7・12)
訪問日はほんとうに天気が良かった。
作家のかりんさんは玄関口でモクモクと作業をしている。屋内の作品を見たら、さっさと帰ろうと思ったのですが、作家の作業の一心さと個性豊かな作品を前にしてついつい見入ってしまいました。
作風はちょっと可愛くて、ちょっとお茶目で、ちょっとシュールで、大人と子供の間の夢うつつな世界、変な生きものが妖しげに飛び跳ねているって感じです。
おそらく、生きものを描きだしたら止まらない人かもしれない。描き過ぎてオドロオドロになるというよりも、あくまでも自由な変幻自在さが特徴では。今は若い描き手ですが、もっと歳を重ねたら俳優の岸田今日子のような、つかみどころの無い動物&植物画になるかもしれない。
かりんさんは25絃筝という弦楽器の奏者です。会場の中央に吊るされているのが、その楽器です。音楽は一度聴いたことがあります。歌い手の伴奏でしたが、芯がしっかりしていて、草原を闊歩しているリズムでした。
絵は、その音楽から生まれた生き物という感じでした。小品ばかりで、チョッと小さな虫君達というイメージですが、おそらく初個展だからでしょう。間違いなく大きな絵も描ける人でしょう。今回は腕試しに見えました。しなやかな現代感覚の持ち主で、何でもこなす人でしょう。