栄通記

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2009年 07月 04日

1028) STVエントランス・ホール 「阿部典英・展」 6月29日(月)~7月19日(日)

○ 阿部典英・展

 会場:STVエントランス・アート
    中央区北2条西2丁目
     STV北2条ビル 1階ホール
    (南進一方通行の西側のビル。) 
    電話(011)207-5062

 会期:2009年6月29日(月)~7月19日(日)
 時間:月~金 9:00~18:00
     土・日  9:00~16:00

ーーーーーーーーーーーー(7・1)

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     ↑:「ネエ ダンナサン あるいは木花(1)」

f0126829_0481444.jpg ここは街中の有名なビルディングだ。だから入り口は自動ドアだ。
 ビルには何の関係もない人間なのだが、いつものように自分の庭のようにしてホールに入る。直ぐに見慣れた阿部・祭壇が並んでいる。見慣れてはいるのだが、会場内のガラス光がやけに作品と合っていている。ピカピカしていて綺麗だ。
 左の写真、接写を試みたら自分の姿が丸写しになってしまった。作品の仕掛けがよく分かると思うので、そのまま掲載。

 目を転じて奥座敷を見ると・・・、

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     ↑:「ネエ ダンナサン あるいは 断・弾・壇」。

 何と形容したらいいのだろう。このパターンは最近の阿部典英のモチーフだ。だから、作品自体には驚きはないのだが、本物の本格的ビルに収まったその姿は意外な迫力と存在感がある。それに物体の表面、何で作ったのかは分からないが、阿部氏の技術の粋を傾けた凄みがある。

 阿部典英を3つの言葉で理解している。
  ① 宗教性(生と死)
  ② 対幻想(女性に対する思慕)
  ③ ユーモア(反社会性を含む)

 今作、箱入り娘が鎧に着飾って嫁入りしたみたいだ。
 そのうら若き嫁入り娘が、何かの事件を契機に夜叉の如く変身してしまった。
 「断固、断固、弾丸になって打ちつくすぞ!アチキを撃つなら撃て!弾は全部弾いてみせる!お前ら、その弾で祭壇の中に入ってもらうぞ!」

 ビルにサラリーマンが行き交っている。物体の前を彼らは脇目も振らずに通り過ぎる。鎧に包まれた物体から火の粉で攻め立てられるかもしれない、そんな危険を感じないのだろうか?「1分1秒たりとも遅刻許すまじ、道庁爆破事件を知らないのか」と、教えたくなる。時間と共に歩くサラリーマンを監視するために、そこに鎮座しているのかもしれない。

 それにしても阿部典英氏、ユーモアという鎧に身を包み、いつになく反社会性をストレートに出した。彼は怒っているのだ。何に怒っているのだろう?


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     ↑:左から、「凍土の中の貴女」、「凍土の里」「土の中の太陽」。


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by sakaidoori | 2009-07-04 02:06 | STVエントランスホール | Trackback | Comments(0)
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