栄通記

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2009年 06月 07日

995) 大同 「第4回 しんか展」  6月4日(木)~6月9日(火)

○ 第4回 しんか展

 会場:大同ギャラリー 
    中央区北3条西3丁目1・大同生命ビル3・4F
    (札幌駅前通りの東側のビル。南西角地 。)
    電話(011)241-8223
 会期:2009年6月4日(木)~6月9日(火)
 時間:10:00~18:00
     (注意⇒6月7日(日)はビル電気工事のために、14:00~。
          最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(6・5・金)


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     (↑:3階。)


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     (↑:4階。)


 明るく丁寧です。凄みは少ないが足を止める作品が多い。後は見る人の好みです。

 何かを求める人にとっては悪くは無い展覧会です。障害者福祉運動ということを離れて、見る絵画として充分楽しめます。後はどれだけ作家達の認識・感覚のありように迫れるかだと思う。その時に「福祉」あるいは「障害者」という言葉は鑑賞者一人一人が問うて下さい。美術だからといって、美化が悪化にならないように気を付けたい。

 10点ほど個別作品をに載せます。賞に関係なく僕の好みです。
 公開しながら記していきますので、読みづらいかもしれません。
 (■印は販売対象作品。)


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     ↑:戸苅宏治・愛知県、「ラッピング電車」。

 電車の形がゆったり大らかなのが良い。電車と電車の間もぎすぎすしていなくて、しかも線路を描くことによって電車が結ばれていて心が伸び伸びする。体全体をぷーっと膨らましている体温的な夢が良い。
 電車はコラージュのように張られている。戸苅君にとっては夢有る電車を切り抜いて、自分の距離感で再構成して夢が完結するのだろう。いや、距離感を線路で埋めて、すると電車が走っているのが見えるのでしょう。完成だ!


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     ↑:山下洋輔賞佐藤弘治(札幌市)、「佐々木小次郎燃える」 ■。

 この作品は圧巻です。洋輔がジャズマンだからジャズ・ノリでの受賞、などというレベルではない。
 まず、赤が素晴らしい。描き殴りという乱雑な物ではないのです。腹の底から燃えている。
 小次郎はどこに居るのだろう?顔があるようなないような?だからタイトルが素晴らしい。


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     ↑:日野正和(広島市)、「入り口」 ■。

 暗くなくシュールな世界を、それへの入り口を表現している。この感覚はちょっと真似できない。

 作家達は「見えない世界を描きたい」と、口にする。絵画はある意味でその言葉に尽きるかもしれない。
 この絵は見えない世界の手前まで僕を連れて行く。軽く連れて行く。決して深刻ぶらない。人影が走っている。走らないと入り口には行けないのだろうか?静かな世界で何故走っているのだろうか?この人影と話しがしたい。「君はどこから来たの?どこへ行くの?」
 日野正和君は何を見ているのだろう?他の作品が見たい!


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     ↑:左側、加藤翔太(東京都)、「電波を出すトーモロコシ」 ■。
     ↑:右側、富樫雅彦賞藤間巧(東京都)、「宝石のようなトーモロコシ」 ■。

 電波と宝石だ。貴方は電波派?宝石派?
 共に明るいが、微妙に好みの分かれるところです。審査員は宝石派だ。
 電波はエネルギッシュで神経質です。宝石はまさしく宝石で妖しげな明かりも発している。

 タイトルのことですが、この例でわかるように関係者が分かりやすく命名したのでしょう。だから仮の名前です。仮の名前ですがなかなかのネーミング能力です。見習うべき例が多々あります。



  長くなったので、項を改めて書きます。少し時間を空けます。

by sakaidoori | 2009-06-07 10:33 |    (大同)


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