栄通記

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2009年 05月 27日

981) 風景

 (絵にほとんど関係しない雑感です。)

 5月16土曜日、「Wave展」を観に小樽に行く。
 たぴおの写真展が最終日だったので、行く途中に立ち寄る。路上駐車での鑑賞だ。駐禁にハラハラしながら、しっかり見てきた。


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 道庁を目の前にしての交差点で、赤信号中の車内から撮影する。
 昨年は右側のビルを建てていたが、今年は左側の工事だ。毎年変わる札幌駅前のビル景色、何階建てになるのだろう?


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 新川沿いを小樽に一目散。
 新川の向こう側の手稲山。
 豊平川を別にすれば、新川が札幌で一番水量が豊かもしれない。何の変哲も無い真直ぐな川で、川としては面白味に欠ける。川といっても人工のジャンボ排水溝だから仕方がない。この川の経緯などを調べたくなる。
 手稲山、白石に住んでいるとこの山の魅力は分からない。札幌近郊の山に登っても見栄えのしない山だ。この辺りからの眺めは素晴らしい。左肩に力を入れて、右裾をゆったりと広げての姿は貫禄がある。アンテナ群も他の山との違いを目だ立たせて悪くはない。最後の雪が山の高さを示している。


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f0126829_13275913.jpg 時間に余裕があるので銭函駅前を通ることにした。

 銭函市街手前の海水浴場。
 穏やかな天気だ。波も静かだ。海の青さ、波の白さ、砂の色、波の音・・・。遠くで鳥が固まって、波打ち際で何かをついばんでいる。小走りに走りながら、波と遊んでいる。近づけば逃げていく。
 何故だかここは貝殻が多く打ち上げられている。初めて見る風景だ。
 瀬戸物の破片が小石や貝殻に混じっている。歩きながら4,5個見つけた。何時頃海の藻屑になったのだろう?

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 焼却炉だろう。不思議な存在だ。


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 国道から小樽駅を避けるようにして小樽運河に行ける道路がある。そのバイパス的な道路に入って右側に何かの資料館の標識が目に止まった。立ち寄ったが土日は休館だった。
 その建物の向かいに使命を終えたドックの工作物が展示?されている。「展示」という皮肉な言葉を使ってしまった。
 こういう工作物は綺麗だ。必要なものだけで出来ていて、無駄が無い。合理的なだけの人工物は人目を惹く。かえって公園などの憩いの場で、良かれと思った意匠の何とグロテスクなこと。
 

 (ようやく「Wave 11人展」の会場に着く。)


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 帰路、銭箱町御膳水というメイン道路沿いで見つけた記念碑群。

 手前の白い柱は「3等基準点」の標識。当然、柱の根元には三角点がある。

 その向こうの石の塊は句碑だ。
 長谷部虎杖子。明治20年に宮城県に生まれ、幼少時に渡道し、昭和47年に札幌で死去。享年86歳。
 「車組むや 一滴の油ちにひらく」
 どういう意味だろう。制作年でも書いてくれると助かるのだが。明治・大正・昭和と長く生きられた方だ。ここでいう「車」とは何時頃のどんな車だろうか?句碑の所在地は車両がせわしなく行き交う大国道沿いで、駐車スペースも無くて散歩がてらに立ち寄る所ではない。そういう車社会の訪れと油文明を言祝ぐ俳句なのだろうか?

 その向こうの木目風の立て看板は「御膳水宮」の由来板だ。
 明治14年に天皇が小樽まで船舶で来られて、できたばかりの鉄路に乗られて札幌に行かれた。途中で休憩をされて喉を潤した「清水」がここら辺りの沢の水だと書いてある。だから、この辺りの字名が「御膳水」になったわけだ。
 何故天皇が北海道に来たか?日本で二番目に開通した手宮線に天皇を乗せる為だ。文明開化の象徴である鉄道、それを作らせたのは天皇の意思であり賜り物ということだ。北海道は天皇の統(す)べる大地だということを新聞や口コミで日本国中に触れまわす為でもある。当時の閣僚・官僚の知恵である。まさにその記念すべき行為を形を代えて後世に残すのがこの看板の意義なのだろう。
 道内には「御ー」を持つ地名が沢山ある。全て戦前の天皇御料地か天皇に所縁のある場所と思って間違いない。

f0126829_1535396.jpg 傍らに大理石の立派なミニュチアの井戸がある。可愛いいものだ。古い記念碑も隣の一番奥に並んでいる。







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 →:傍に咲いていたニリンソウ。
 

by sakaidoori | 2009-05-27 15:36 | ◎ 風景 | Trackback | Comments(0)
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