栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2009年 05月 26日

980) ①小樽・市民ギャラリー 「Wave  11人展」 終了・5月12日(火)~5月17日(日)

○ Wave  11人展
 会場:市立小樽美術館・3F市民ギャラリー
     小樽市色内1丁目9番5号
     (小樽駅から5分ほど運河方面に)  
     電話(0134)34-0035
 会期:2009年5月12日(火)~5月17日(日) 
 時間:10:00~18:00
    (最終日は、~17:00まで)
 料金:無料

 【参加作家】
 青木美樹 江川光博 深山秀子 水谷のぼる 福原幸喜 徳吉和男 高野理栄子 羽山雅愉 工藤英雄 末永正子 三宅悟

ーーーーーーーーーーーーーー(5・16・土)

f0126829_23172178.jpg

f0126829_2319359.jpg

f0126829_23203430.jpg


 明快?な抽象画と具象画が違和感無く並んでいる。かなりの広さの会場に各作家がそれなりの点数の作品を出品していて、それなりの画家の姿が垣間見える。会場は横長に伸びていて、その割りに通路は狭い。狭さが程よい作品との距離感を保ち親近感を強めている。

 小樽在住作家11人のグループ展だ。札幌でも馴染みの作家もいるのだが、見慣れない作家構成が面白い。各作家の取り組みもそれぞれだ。多人数なので全員は書けれない。毎年あることだ。あせることなくその年のことを追跡することにしよう。

○ 江川光博の場合
f0126829_23372299.jpgf0126829_23394511.jpg









     ↑:「SCENE 09 A・B」。

 小品2点という少な目の出品。しかも、他の方とは違って額に入っていない。控えめだが、明るく燦々として目を惹く。黄色使いが眩しい。
 右側の作品の方が手馴れた感じで自然な活き活き感がある。
 個人的には左の方に興味が惹かれる。春の日差しを一杯浴びた野原の草むらの中を連想してしまう。生き物がうごめいている。「目」のような黒っぽい塊の大きさ形が少し変な感じだが、そこが個性的というか、作家がいつになく何かに拘っているように見えて好ましい。線のストロークよりも、面としての迫力や存在感に重きを置きたかったのだろう。それは普段とは違うようだが・・、氏の作品傾向を知らないので誤解かもしれない。
 僕自身は江川氏のことを知らないので、もっと見てみたい。会場にご本人が居られたので、その辺を注文した。来年は願いがかなっているかどうか?確認せねば。


○ 末永正子の場合
f0126829_10484954.jpg


 もしかしたら、栄通記読者の中で末永正子ファンが居られるかもしれない。そういう方は是非毎年この展覧会に行かれることをお奨めしたい。大作だけでは味わえない中品の作品もあり、かなり満足して帰れること間違いなしだ。

 道展出品27年目にして協会賞を確保し、翌年の1999年に会友、2002年に会員になられた作家だ。1972年に札幌大谷短大を卒業しているから、おおよその年齢は分かると思う。

 4年前にどらーるで企画個展を見た。協会賞作品からの画家の変遷を追っていた。
 構成と写実性を重視した、いかにも道展的な人物画が出発だった。どうしたことか人物がどこかにいってしまって、女心が強く発散する抽象画家へと変貌してしまった。呆気にとられて鑑賞したのをしっかりと覚えている。
 変貌は現在進行形だ。どらーる個展の時期は風船があっちこっちに乱れ飛ぶ作風で終わっていた。今回は小魚のような筆跡と色が画面を覆っている。オテンバ加減がさらに進んでいる。このオテンバ・じゃじゃ馬さは狂気にすすむことはない。明るく健康そのものだ。胸を張って我が道をいくというスタイルだ。男の目からみれば羨ましくてまばゆいばかりだ。彼女の軌跡は注目に値する。

f0126829_11163537.jpg







f0126829_1118515.jpg
     ↑:「WOMAN」。

f0126829_11224416.jpg
f0126829_11281581.jpg









     ↑:「TSU・na・gu」。


 (②に続く。)

by sakaidoori | 2009-05-26 22:12 | ☆小樽美術館 市民ギャラリー | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://sakaidoori.exblog.jp/tb/11160543
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by 高野理栄子 at 2009-06-12 14:51 x
「Wave11人展」にお越し頂き有り難うございます。
この展覧会に参加している高野と申します。
これからも頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
Commented by sakaidoori at 2009-06-12 22:25
>高野理栄子 さんへ

 高野さんの作品コーナー、しっかり覚えています。個展並の量とスペースでしたね。いわゆる特陳コーナーでした。
 グループ展というのに、あれだけの作品数を用意するなんて、とても感心しました。
 グループもその熱意にしっかり応えていて、これまた感心しました。
 高野さんの年齢は知りませんが、おそらく他のメンバーよりも若い方だと思います。グループが若い仲間にエールを送り、逆に貴女のエネルギーを貰おうとしているみたいでした。綺麗な展示でした。

 記事の②を予定していたのに、そのままになっていました。
 ①で書きすぎたので、写真だけでもアップします。
 土・日は留守にするので、火曜か水曜日に覗いて下さい。

 コメント、有り難うございました。来年も楽しみにしています。


<< 981) 風景      979) ト・オン・カフエ 「... >>