○ 屋外の外庭&中庭作品
山田良 「ヴァーティカル・ランドスケープ ー風景としての空ー」
会場:札幌芸術の森美術館
札幌市南区芸術の森2丁目75番地
電話(011)591-0090
会期:2009年4月25日(土)~11月上旬
休み:基本的に定休日は月曜日 & 祝日の翌日
時間:9:45~17:00
(6~8月は、~17:30まで)
料金:無料
ーーーーーーーーーーーーーーーー(4・25)
「絵画と写真の交差・展」を目的に行く。
例によって、芸森本館の前の庭には何やらぶら下がっている。時期がら、鯉のぼりを連想してしまう。遠くからだとそんなに品良く見えないが、近くからだと白さの塊が意外に大きく感じてしまう。新鮮な白さだ。サーと風が吹けばゆったりと舞い上がる。白いネット模様から見る大空は区切られた視界と重なり心象写真風景だ。
2人の女性が中に入ろうとして楽しんでいる。入ったと同時に風がネットを舞い上がらせて静かに入らせてはくれない。ネットを静かに押さえたり上を見上げたり、写真ポーズをして声も弾んでいる。
風と馴染む意図的風景だ。都会で見ればうるさいことだろうが、ここの美術館には悪くはない。網越しに空を見る、中に入って見上げれば逆に青空だけが円く浮いている。辺りの風景は覗き見趣味的にそこにある。ネットを遊戯のように楽しむ人もいるだろう。
(↑:中庭にも同じ作品がぶら下げられている。こちらは風が無いから動きが少ない。ここには作品があるだけで、外の作品を見る時の厚みになっている。外を惹き立たせるための装飾と言えば言い過ぎか。)
(↑:マガンのツガイと、コブシのつぼみ。)