○ 平面と立体による2人展
鈴木悠高・林教司 『対磁』
会場:ギャラリーたぴお
中央区北2条西2丁目・道特会館1F
(南北に走る中通りの西側。)
電話(011)251-6584
会期:2009年2月23日(月)~2月28 日(土)
時間:11:00~19:00
※ オープニング・パーティー:初日の18:00~
ーーーーーーーーーーーーーー(2・23)
前回(920①)、会場風景を1枚だけ載せました。興味尽きない展示方法だったので、会場風景を追加します。
林教司のエロティシズム。不在なる者への追悼と挽歌に対して少年少女のように黄色い世界が包み込んでいる。
沈黙劇のような舞台だ。幾重にも人の思いは重なり交差する。離れてはいけない。結ばれてもいけない。色が重なるように画布同士が交わり、面と塊が重なり反発する。
墓守の「手」はその死を受け止めているのか?赤茶けた雫は誰の「血」か?
座ることのできないイスに誰がいるのか?絵画はその重みに耐えうるのか?
乳房のごとき膨らみは柔肌を残し土色に還ろうとしている。封印する鉄線は蘇生への願いか?
バッコスの杯がない。ここは踊ることを許されないのか?無垢なる黄色は酒宴に似合わない。野の花のよう・・・。