2009年 02月 26日
○ 千葉有造・個展 「Ice of the mountain」 会場:CAI02・raum2 中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 (地下鉄大通駅1番出口。注意⇒駅の階段を下りてはいけません。昭和ビルの地下2階です。) 電話(011)802-6438 会期:2009年2月7日(土)~ (会期は延長されました。) 休み:日曜・祝日(定休日) 時間:13:00~23:00 主催:㈱昭和ビル 共催:当館 協力:デザイン工房カラバン ーーーーーーーーーーーーーーー(2・23) 会期は延長されて、ほぼ一ヶ月のロングランです。ただ長くなっただけではだらしがありません。よりシンプルな空間構成になっています。記事、910①の会場風景と比較してみて下さい。 ![]() (↑:入り口からの会場風景。) ![]() (↑:入り口に向かっての風景。) 絵画は作品が白であることと、部屋の光が足りないので下手な写真です。限り無く誤解を生みそうな写真ですが、参考として見て下さい。大きさの違いで1点ずつ載せます。 ![]() ![]() タイトルは「アイス・オブ・ザ・マウンテン」、個別作品名であり会場全体の謂いでしょう。 当初の展示は最近の作家の仕事ぶりの全容を紹介するものであった。確かにまとまりには欠けていたが、彼を知らない僕にとっては初めて見る分には作家を知る参考になった。 今回は出品数を減少・限定させてデザイン性とイメージ性を強調している。確かに主義主張を前面に出してより良い個展にはなったと思う。 以下、簡単に意見です。 次回はもっと徹底した展示にすべきだと思う。 先に、今回は「デザイン性」と「イメージ性」があると言った。それは「機械性」と「肉質性」と言い換えてもいい。そのどちらかに徹底すべきだと思う。当然、「デザイン」中心で行くべきだと思う。 作家は若いからデザインだけを見せるのに恥じらいと言うか、気後れがあるみたいだ。仕事としてのデザインと、仕事を成り立たせている心の中の絵画風景をどうしても他人に理解してもらいたいという願望がある。 狭い空間での自己表現だから、徹底して自己の中の「デザイン感覚」だけを人目に晒して、その弱さ強さを自己確認せねばならない。安易な絵画の展示は会場を和ませたり、「千葉有造」の人となりを見せるのには良い事だが、厳しい展示には向かない。会場に用意された作品集だけで十分だと思う。今回ならばたった一枚の細長い絵画があればそれでいい。 デザインの展示だけをしていれば疲れる。とことん疲れた時は、美術だけの展覧会を開いたらいいと思う。 「デザインの人・千葉有造」、その始まりの一連の作品発表と理解した。若さゆえに徹することへの躊躇と恥じらいと自己弁護。それは弱さかもしれないが、可能性でもあろう。 「デザインは素晴らしい。仕事としてのデザインは可能性に満ちている。アイ・アム・デザイン。」、そんな聞こえない叫び声を次回は聞きたい。
by sakaidoori
| 2009-02-26 23:41
| CAI02(昭和ビル)
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![]() 丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの感想記、&雑記・紹介。写真は「平間理彩(藤女子大学写真部OG) 『熱帯夜』組作品の一点」。巡回展「それぞれの海.~」出品作品。2018.8.30記。2577)に説明有り。 by sakaidoori カレンダー
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