914） 大通美術館 「日中友好美術展」 終了・2月10日（火）～2月15日（日）

○　日中友好美術展

　　　第１部　封曙光・作品展
　　　　　　　　　ー現代中国山水画の世界ー

　　　第２部　北の日本画名作展
　　　　　　　　　上野秀美　川井坦　北口さつき　千葉晃世　中野邦昭　羽生輝　伴百合野　陳曦
　　　第３部　日中若手ホープ交流展
　　　　　　　　　秋山一郎　大原央聡　木村みちか　鈴木比奈子　日野之彦　平埜佐絵子　渡辺ひろ子　谷泉　馬可　封帆　　　

　会場：大通美術館　全館　
　　　　大通西５丁目１１・大五ビル　
　　　　（南進一方通行の西側）
　　　　電話（０１１）２３１－１０７１
　会期：2009年2月10日（火）～2月15日（日）
　時間：１０：００～１８：００

　主催：日中友好美術展

ーーーーーーーーーーーーーー（２・１２）



　上の写真はメイン会場の封曙光氏の山水画です。
　今展は小品ばかりです。雄大にして気宇壮大という山水画はありません。理想を求めた軽さや清らかさの世界です。
　個人的には添え字の「書」を楽しみました。中国の書は日本とは違う。漢字発祥のお家元という理由ばかりではなさそう。
　あまり良い写真が撮れなかったので、販売されていた図録から１点だけ作品を載せます。


　　　　　↑：「雲外江山」・４０×４０ｃｍ　２００７年。


　次の部屋は道内の若手から中堅・ベテランの日本画家の作品です。





　了解が取れた２作家だけアップします。


　　　　　↑：中野邦昭、「風の形」・２００４年。











　　　　　↑：伴百合野、「道」・２００２年。
　（展示部分の４分の３。全長は１０ｍ。以前見たことはありますが、全部ではない。何とかして全貌を見たいものだ。道？どんな道なのだろう。）

　
　メイン会場が山水画ということで道内の日本画家の作品展示です。新作は殆んどありません。それでも、いつもとは違う作家の組み合わせが見れたのが良かった。何より、以前見たことはあっても、また会えた喜びというものがあります。


　最後の部屋は非常に新鮮でした。
　殆んど知らない作家作品群です。「若さ」がこの部屋での売りです。具象・抽象・写実、そして平面・立体と作家の数だけジャンルがあるみたい。テーマや素材にも拘ってはいない。ことさら巧を印象付ける作品はありませんが、感性の良さがあります。道外生活者も多いいので、再度見れるのでしょうか？小品ばかりですが見応え充分。今展関係者の画家に対する目配りの広さに感心します。
　会場風景だけ載せます。




　鈴木比奈子さんも参加していました。彼女の同じ作品は「栄通記」でも紹介したことがあるので、掲載は構わないと思います。その時と同じ作品なのですが、個展の時の作品の顔と、グループ展の時とでは印象が全く違う。不思議なものです。


　　　　　↑：鈴木比奈子、「駆 １」・２００５年。