910)① ＣＡＩ02 「千葉有造・個展 ～Ｉｃｅ ｏｆ ｔｈｅ ｍｏｕｎｔａｉｎ」 2月7日（土）～3月3日（火）

○　千葉有造・個展
　　　「Ｉｃｅ　ｏｆ　ｔｈｅ　ｍｏｕｎｔａｉｎ」

　会場：ＣＡＩ02・ｒａｕｍ2
　　　　中央区大通西５丁目　昭和ビル・Ｂ２　
　　　　（地下鉄大通駅1番出口。注意⇒駅の階段を下りてはいけません。昭和ビルの地下２階です。）
　　　　電話（０１１）８０２－６４３８
　会期：2009年2月7日（土）～2月21日3月3日（火）
　　　　　（会期は延長されました。）
　休み：日曜・祝日（定休日）
　時間：１３：００～２３：００　

　主催：㈱昭和ビル
　共催：当館
　協力：デザイン工房カラバン
　　　　　　
ーーーーーーーーーーーーーーーー（２・１４）

　若い作家だ。２００４年に道教育大学美術コースを卒業している。
　個展構成はあるテーマでまとめるというものではない。今までに発表した作品、自分の中の表現の可能性を一通り見せるというものだ。本格的個展の為の個展、個展直前の個展だ。

　小品の抽象的な金属造形、光と影を裏テーマにしたデザイン的な立体作品、木による蛙作品、絵画、抽象・具象、立体・平面と盛りだくさん。作家がいろいろと試みたい気持ちが伝わる。若さの可能性だろう。


　　


　造形作家としてもっとも力を入れている金属作品から個別作品を載せます。それらの作品を通して千葉有造君の求めていることを連想して下さい。
















　　　　　↑：左側、「ＣＵＢＥ－ｔｈｕｎｄｅｒ」・２００７年　真鍮　１４×２２×３２ｃｍ。　制作年の洞爺村彫刻ピエナーレ応募作品。
　他の作品が綺麗にデザイン的にという方向の中で、異質な作品。金属板を繋げる鋲や溶接後の処理が若さ丸出しの直接性がある。この作風は今も心根に持っていると思うが、現在はデザイナーとしての社会的基盤作りに焦点を定めているので作品としては当分は出てこないかもしれない。その代わりに木による蛙作りで、デザイン中心の緊張感を和らげているのだろう。　
　　
　　　↑：右側、↑：「Ｉｃｅ　ｏｆ　ｍｏｕｎｔａｉｎ」・２００９年　真鍮　４５×２７×１８ｃｍ。
　この四角によるマウンテンが現在追求している様式だろう。デザインと抽象がテーマか？


　　　　　↑：「Ｉｃｅ　ｏｆ　ｍｏｕｎｔａｉｎ」・２００９年　アクリルパネル　３００×１８０×１２０ｃｍ。
　廻りの壁には平面作品が並んでいます。白い世界に山並を描いています。誤解を生みそうな写真なので省略します。

　　　　　↑：「旅するＶＯＬＶＯ」・２００８年　ミクストメディア　９０×６０×４５ｃｍ。（第１回　ボルボアート＆デザイン　コンペ・優秀賞、２００年）