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栄通記

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2009年 02月 14日

909) 時計台 「北海道教育大学大学院 修了制作展」 2月9日(月)~2月14日(土)

○ 平成20年度北海道教育大学大学院美術教育専修・修了制作展
   
 会場:札幌時計台ギャラリー・3階DE室。
    中央区北1西3・札幌時計台文化会館
    (東西の中通りの北側にあるビル)
    電話(011)241ー1831
 会期:2009年2月9日(月)~2月14日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(2・10)

 いわゆる院生の修了制作展です。ちなみに正式名称は「北海道教育大学大学院教育学研究科教育専攻美術教育専修・修了制作展」です。

 他の部屋で大学の卒業展があり、時間の都合上見て写真を撮るだけになりました。ほんとに拙い写真ですが記録の為に載せておきます。

◎ D室

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     ↑:大崎紗代、「花舞」・キャンバス 油彩 岩絵具 182×227cm。

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     ↑:同、「見上げてみれば」・同 194×162㎝。

 鏡を使った絵を描く大崎紗代さん。使い慣らされた手法だけに個性を出すのは難しい面がある。それでも「鏡」には尽きせぬ魅力がある。まだまだアプローチは沢山あると思う。執念深く続けて欲しい。
 他の画題は花と女、いずれも美と自己の代名詞。作家の絵への動機が想像される。


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     ↑:今泉東子。左、「I wish I were a bird」・油彩 145×227cm。
     ↑:     右、「hello 、good bye」・同上。
 青とピンクを別々にしての一つの世界。ターナー風を突き進んで抽象に行くかもしれない。どこまで海だけを描くことに耐えれるか。波と海と空と雲、そして単色の色と単純な構成で心象をどこまで表現できるか?どこまで自分との対話を推し進めれるか。
 他人や他の世界に無頓着な頑固さがあるようだ。


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     ↑:青坂龍子。左から、「樹」「冬の樹」・紙 水彩 145×227cm。
 樹の生命力、力強さに挑戦している。一つの修了宣言と受け止めたい。

 以上はD室。同室には菅原尚俊・作の小さなブロンズもあったのですがパネルに書かれた論文・「イタリア式蝋型美術鋳造の実践研究」に目がいって撮り忘れました。


◎ E室

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     ↑:壁面作品2点は笠見康大・作。共に「entoptic」・キャンバス 油彩 165×207、182×230cm。
     ↑:部屋を埋め尽くしているインスタレーション風の作は西田卓司
       「コンストラクションブロックシリーズ」・ミクストメディア。

 西田卓司君はいつものようにアメリカンポップ調の遊園地?です。
 笠見雄大君はそれに同調したわけではないのでしょうが、西田君を壁面装飾として手伝っている感じ。面白いことをしていると思うがマンネリの弊を感じる。彼はこれから一皮も二皮も脱皮して表現を膨らませていかなければならない人だ。こうしたコラボレーションは良い刺激になっただろう。

by sakaidoori | 2009-02-14 11:46 | 時計台


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