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栄通記

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2009年 01月 30日

876) 再スタート&「しらせ」

 長くの休みでした。実家から更新しようと思っていたのですが、いろいろな理由で無理でした。旅行記はともかくとして、ゆっくりと始めようと思います。

 何から書きはじめようかと思っていたら、昨日の道新夕刊に引退した砕氷艦「しらせ」の記事がありました。実は、舞鶴の港で「しらせ」を見たのです。何かの縁ですからその船の写真から始めようと思います。

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 この船、てっきり引退した「しらせ」だと思っていたのですが、新聞の「しらせ」の船番は「5002」になっていて、調べてみました。実は昨年完成したばかりの新造船で、2代目「しらせ」だったのです。来シーズンから本格的に運用されるようです。今冬の南極隊員や物資の運搬はオーストラリアの民間船を利用しているとのことです。


 二つの「しらせ」の概容を載せます。

      新南極観測船(砕氷艦)2代目「しらせ」      南極観測船(砕氷艦)引退「しらせ」
○寸法    138m x 28m x 15.9m x 9.2m   134m x 同左
       (長さ x 幅 x 深さ x 喫水)
○基準排水量  約12,500トン        約11,500トン
○砕氷能力  厚さ1.5mの平坦な氷を3ノットの速力で連続砕氷可能 同左
○巡航速力    15ノット             同左
○最大速力    19.5ノット          19ノット       
○出力       30,000馬力          同左
○物資輸送量    1,100トン          1,000トン
○搭載ヘリコプター  3機             同左
○定員  本艦175名、観測隊員80名    本艦170名、観測隊員60名
○竣工年    平成21年(2009年)予定    昭和57年(1982 年)


 新「しらせ」は長さが4mだけ長い。ほんの少しだけ大型化したようです。ですが、最新の設備ですから、見た目の大きさ以上に性能は随分と高まっているのでしょう。
 初代「しらせ」は見たことはないのですが、船首のラインが随分と違うようです。丸くなっている。

 ところで、なぜこの船が舞鶴の港にいるかということです。
 実は「しらせ」の所属が海上自衛隊だからです。民間船ではなくて、軍艦なのです。観測隊員は別にして、艦の乗組員は自衛官として訓練されている人達です。「しらせ」の回りには軍艦がうようよいた。自衛艦の中心をなす護衛艦(「すずなみ」)などは国道沿いの岸壁に停泊していて、僕は国道の横断歩道橋からバチバチと写真を撮ってきた。舞鶴港は昔も今もしっかりした軍港なのです。
 土日祝日は艦船の見学が出来るとのことです。それを知っていれば今回の旅の行程に組み入れていたのに残念なことをした。次回は是が非でも乗船したいものだ。もっとも、護衛艦ではなくて掃海艇ぐらいにしか乗れないかもかもしれない。どんな船でも構わないから、現役の軍艦に乗りたいものだ。


 初代「しらせ」を海上自衛隊のH.P.から掲載します。

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by sakaidoori | 2009-01-30 10:37 | ◎ 旅・飛行機・船


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