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2016年 05月 19日

2527)「『ドローイングガールのへや』 ドローイングマン個展&ライブ」資料館 終了/5月3日(火)~5月8日(日)



ドローイングガールのへや 
ドローイングマン エキシビジョン
  



 会場:札幌市資料館2F ギャラリー2
     中央区大通西13丁目 
     (旧札幌控訴院
      大通公園の西の果てにある建物)
     電話(011)251-0731


◎ドローイングマン ライブ⇒2016年5月7日(土) 16:30~ 無料

 会期:2016年5月3日(火)~5月8日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:9:00~19:00
    (初日は、11:00~)



ーーーーーーーーーーーーー(5.7)


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 ここがライブの舞台だ。すでに作品はある。この絵を壁紙のようにして、ライブで描き進める。「描く」といっても、落書きのようなものだ。描かれることによって、「更に良い作品」になる保証はない。多分、「上描きしないほうがいいのにな~」という結果になるかもしれない。絵画は好みだ。皆さんは彼の行為を支持しますか?

 今日で何回目になるのだろう、ライブは?過剰な情念の、その軌跡をご覧下さい。



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 おっ、カッコイイ!



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 ライブは終わった。

 祭りの後を散策しよう。



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 右側の、上書きされた細井赤ラインは気になる所だ。ライブとしては線が細くて見栄えはよくないが、「作品の仕上げ」になっている。




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 今回のタイトルは「ドローイングガールのへや」。確かにオンナだ。目なしのおかめ八変化だ。コーラスでドローイングマンにラブコール。「愛してるよ~、もっと描いて~、キスして~」
 オンナには赤だ。
 そしてオトコは黒だ。



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by sakaidoori | 2016-05-19 07:07 | 資料館 | Comments(0)
2016年 01月 22日

2487)②「ドローイングマン個展 コンクリートフィクション」資料館 終了/'15年12月8日(火)~12月13日(日)

ドローイングマン個展 
   コンクリートフィクション




 会場:札幌市資料館2F ギャラリー6
     中央区大通西13丁目 
     (旧札幌控訴院
      大通公園の西の果てにある建物)
     電話(011)251-0731

 会期:2015年12月8日(火)~12月13日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:9:00~19:00
 
ーーーーーーーーーーーーー(12.12)

 ①の続き。

 またまたダラダラ続きます。見て下さい。



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 マンホールだ。
 今展のタイトルは「コンクリートフィクション」・・・さて、何を連想するか?狙い目マンホールだ!
 ここは都会だ。いや、札幌というリトル東京だ。彼は昨年、札幌をパフォーマンスでねり歩いた。地元を確認したのだろう。だから、虚構ではあってもここは札幌だ。札幌をコンクリート・タウンとして見ている。札幌を虚構としている?虚構の中にマンホールがある。穴だ、抜け穴だ、こちらとあちらを繋ぐくぐり穴だ。向こうの住人がやってくる通り道だ。


 今、彼は穴を揺すっている、運んでいる・・・穴を壊す?塞ぐ?

 この穴の向こうに実像があるというのか?あるはずはない。だが、こちらとは違う何かがあるかもしれない。ないかもしれない。だが、コンクリートマンは何かを信じてこの穴と闘っている。結界を見極めたいのだろう。


 パフォーマンスはまだ続く。もう少しご覧下さい。





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 会場に展示されていた個別作品を次回に紹介します。
 ③に続く。

by sakaidoori | 2016-01-22 22:15 | 資料館 | Comments(0)
2016年 01月 22日

2486)①「ドローイングマン個展 コンクリートフィクション」資料館 終了/'15年12月8日(火)~12月13日(日)

ドローイングマン個展 
   コンクリートフィクション




 会場:札幌市資料館2F ギャラリー6
     中央区大通西13丁目 
     (旧札幌控訴院
      大通公園の西の果てにある建物)
     電話(011)251-0731

 会期:2015年12月8日(火)~12月13日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:9:00~19:00
 
ーーーーーーーーーーーーー(12.12)

(以下、敬称は省略させていただきます。)


2015年12月12日に、ドローイングマンによるドローイングライブがあった。見た。それを報告します。

 ⇒このドローイングマン、丸島企画群青にも参加する。当然、ライブもする。2月5日午後5時~。是非見に来て下さい。今回の報告はその宣伝も兼ねた前哨戦です。


 文章を何だかんだと書いても始まらない。あまり良い写真ではないが、沢山載せます。彼(ドローイングマン)の心意気を感じ取って下さい。ダラダラと続きます。



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   ↑:始まる前。


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 ②に続く。

by sakaidoori | 2016-01-22 11:26 | 資料館 | Comments(0)
2015年 02月 19日

2461)②「ドローイングマン 札幌を あるく!あるく!あるく!(藤谷康晴)」 札幌路上 終了/ 2月7日(土)

  


ドローイングマン 札幌を あるく! 
(藤谷康晴)        あるく!
             あるく
!  



 創造都市札幌さっぽろ!
 おれはお前の上を歩く!
       
     
             


 会場:「スタート」・北海道神宮第二鳥居⇒北一条通⇒大通⇒南一条通⇒「ゴール」・テレビ塔

 会期:2015年2月7日(土) 14時スタート
 時間:14:00~?
     (約2時間か?)

     
ーーーーーーーーーーーーーー(2.7)

 ①に引き続いて藤谷康晴の「あるく」パフォーマンスを載せていきます。

 「似た写真ばっかで面白くない!」
 面白くなくても付き合って下さい。栄通お薦めの独りよがり・男ド根性に付き合って下さい。




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 歩行者なりの人が少ないから、信号辺りは気になるところだった。
 見ている立場からすると、「凄い!藤谷康晴!!」ではない。どこか滑稽で哀しき藤谷康晴である。彼を取り巻くギャラリーなり、道行く人達の驚きの声が響き渡れば一大演劇空間になるのだが、ア~ア~打てば響かぬ札幌市民、不思議な風景を不思議とせずに通りすがる。











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 屹立する第一鳥居。黙々と歩く藤谷康晴。歩け歩け!!!ダダダダダダダーーー。



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 喫茶エスキスを通った。昔、彼はここで個展をした。だから、過去との関わりを確認して通ったのだろう。もちろん、喫茶オーナーへのラブコールでもある。「オレを見てくれ!成長しただろう」

 その喫茶店からお客が出てきた。迷いもせずに写真を撮り始めた。彼を取り巻くギャラリーが5人になった。





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 地下鉄「西18丁目駅」あたりに来てしまった。僕はここでお別れだ。自分の関わっている展覧会があるから。グッバーイ、フジヤ!!




 このパフォーマンスは人混みの街中の方が楽しいだろう。おそらく、僕の見たイントロは前座のようなものだ。人混みでも藤谷康晴はマイペースだろう。道行く人達はどんな反応をしただろう?異邦人としてみたか?単なる変人?目立ちたがり屋?お祭りの前座?さて・・・。

 ところで、藤谷康晴の目的は何なのか?さて・・・。

 昨年の12月にパフォーマンス&ライブ・ドローイングを行った。近々、その報告をします。

 

by sakaidoori | 2015-02-19 18:23 | 公共空間 | Comments(0)
2015年 02月 19日

2460)①「ドローイングマン 札幌を あるく!あるく!あるく!(藤谷康晴)」 札幌路上 終了/ 2月7日(土)

  


ドローイングマン 札幌を あるく! 
(藤谷康晴)        あるく!
             あるく
!  



 創造都市札幌さっぽろ!
 おれはお前の上を歩く!
       
     
             


 会場:「スタート」・北海道神宮第二鳥居⇒北一条通⇒大通⇒南一条通⇒「ゴール」・テレビ塔

 会期:2015年2月7日(土) 14時スタート
 時間:14:00~?
     (約2時間か?)

     
ーーーーーーーーーーーーーー(2.7)

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   ↑:(北海道神宮第二鳥居。境内に向かっての撮影。)



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   ↑:(鳥居下から境内方向を撮影。)



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   ↑:(神社から鳥居前道路を撮影。)




 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 ドローイングマン・藤谷康晴の路上・歩行パフォーマンスだ。
 十字架のようなギターのようなものを抱き、大道芸人風の衣装で街を歩く。ただただ黙々と歩く。もちろん信号では止まる。歩行者や車両の邪魔にならないようには気遣う。が、それら生活人の視線を求めながらも黙々と歩く。ただそれだけだ。


 僕はスタートから30分ばかりを見た。一緒に歩いた。
 天気の良い日だった。イベント日和・・ではある。しかし、吹雪いた方が良かったのか?曇天の方が良かったのか?キリリと冷え込む寒気の方が良かったのか?

 何はともあれ、そのスタート・ダッシュの風景を見てもらおう。




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 観客は僕と妻と妻の友人の3人、そしてカメラマン氏だけだ。当然道行くすれ違い人が招かざる客なのだが・・・あまり人はいない。ふり返させるほどのインパクトがあったかどうか?こんなイベントはテレビ慣れして不感症か?札幌160万にといっても、人混みに会えるのはは都心といくつかの街だけだろう。あらためて人の少なさに感じ入った。


 何処を歩いたか?
 北海道神宮の入口にドーンと立っている第二鳥居からテレビ塔まで。

 似たような写真が続くが、あまり考えないで載せ続けます。




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 きな臭いところを歩いたものだ。北海道神宮は札幌開闢以来の西に面した表玄関口だ。東の玄関口はない。東は後背地への入口だから。明治政府の夢の植民地であり、隣国ロシアとの摩擦地帯でもある。

 小樽まで船で来た来道者たちが、てくらてくらと徒歩か馬かでサッポロを目指す。官人、軍人、商人、あぶれ者、流れ者がここを通る。大半は男だろう。時が進むにつれ、夫同伴の妻子もいるだろう。男目当てのあぶれ女も通っただろう。やっとの思いで辿りついた厳しき最果ての地だ。夢を抱きながら、安堵の気持ちでお参りもしただろう。そして、今の南一条通を通って街中を目指す。

 終点がレンガ造りの道庁ならば、まさに北海道としての札幌だ。官庁主導の札幌史への追認だ。
 しかし藤谷康晴はテレビ塔を選んだ。テレビ塔ーパリ・エッフェル塔への憧れであり、北海道文化作りという意気込みでもある。札幌が作られた官営都市・北海道支配中心地から、近代都市・日本の地方民間都市へと変貌しようとする象徴でもある。官営北海道から民力札幌へ、という藤谷康晴の期待なのだろう。
 しかし、今でも北海道・札幌は行政の力が強い。他の都市よりも多くのお金が国家から北海道には下りている。だからといって民間力がないわけではない。藤谷康晴は官にもの申しながら、個としての己の力を問うている。



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 ②に続く。似たような現場写真を載せます。 


 

by sakaidoori | 2015-02-19 11:01 | 公共空間 | Comments(0)
2013年 03月 24日

1988)①「山田航歌集『さよなら バグ・チルドレン』をめぐる変奏展」テンポラリー 3月16日(日~3月31日(日

  
山田航歌集 「さよなら バグ・チルドレン」

             をめぐる変奏 展
        



 会場:テンポラリー・スペース
      北区北16条西5丁目1-8
       (北大斜め通りの東側。
       隣はテーラー岩澤。)
      電話(011)737-5503

 会期:2013年3月16日(日)~3月31日(日)

 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00 

 【参加作家】
 野上裕之(彫刻) 藤谷康晴(絵画) 佐々木恒雄(絵画) 森本めぐみ(造形)
 高臣大介(ガラス) 久野志乃(絵画) 吉原洋一(写真) アキタ ヒデキ(写真・文)
 ウメダマサノリ(造形) 森美千代(書) 中嶋幸治(造形)
  メタ佐藤(写真) 藤倉翼(写真) 竹本英樹(写真) 及川恒平(ソング)
  
    ・・・(ブログ「テンポラリー通信」よりコピー)


ーーーーーーーーーーーーーー(3.22)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 歌人・山田航は昨年の夏に第一歌集出版した。「さよならバグ・チルドレン」(フランス堂出版 2200円)だ。
 いろんな分野の表現者が、その歌集から一首選び、和する形でそれぞれが自己表現した作品展だ。歌人を知る仲間達が処女出版を祝うものだろう。「良い歌集ですね。おめでとう。僕はこの歌が好きだよ」では芸がない。何がどんな風に気に入ったか、どう良いのかを語ったことにならない。表現者として心の交歓にならない。対話にならない。

 美術展のような文学展のような、精神の交じり合い展と言うべききか。どういう対話が実現したか、会場風景を見て下さい。



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     ↑:(以上、1階の様子。)





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 1階の窓側は最後に紹介しますが、似た雰囲気です。



 グループ展と言えなくもないが、「山田航 短歌精神」が基本にあって、参加者相互の対話は強く打ち出されていない。白き空間で、それぞれのバグ 参加者)が夢を食んでいるようだ。大きな夢を見て、一人興奮気味に暴れる人はいない。寝ているのか、冷めているのか、それぞれが白昼夢に陥ったよう。


 展覧会の意義・意味は無視して、作品として感心したのを載せます。選んだ短歌も添えます。


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     ↑:藤谷康晴、「北方と呼ばれて永き地をひとり老狼はゆく無冠者として」。


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 細いペンによる細密線描画だ。何とも惚れ惚れする作品だ。
 他の作家もそうだが、皆なかなりの気合いで制作している。この線、驚くしかないではないか!
 驚きは他にもある。激しく濃淡表現していない。実にやさしい。線のエネルギーは充満しているのだが、全体が何てやさしいのだろう!淡々として線を引いているのだ。しかも、精神を異様に在らぬ世界に集中することなく、あたかも楽しむかの如くに濃密な線の世界に没頭している。情熱の人・藤谷康晴を返上したみたいだ。が、そんなことは絶対にない。見た目激しき火群(ほむろ)の人を飛び越えようとしている。実に実に絶好調の藤谷康晴だ。

 選んだ短歌は彼自身の代弁のようだ。彼に限らず、今展の参加者は、自分の気持ちを代弁したような短歌を選んでいる。そういう意味では、作家作品をよく知った鑑賞者の方が、今展を「100倍楽しむ方法」を知っている。

 今作は歌人・山田航に似ている。目やほっぺや顔が丸くて、人なつっこいイメージだ。山田航を描いたのだろう。今展主人公の山田航を賛美している。他の作家にない優しさか?あるいは余裕か?


     ※※※


 以下、選んだ短歌と作品との絡みが面白いのを載せていきます。


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     ↑:佐々木恒雄、「切り傷は直線をなすアフリカの幾つもの国境にも似て」。


 作品が分かりにくくてスイマセン。代わりに、佐々木恒雄が選んだ短歌を詠んで下さい。今展の中で、僕自身も一番好きな歌です。

 歌人も選者もアフリカ体験などあるのだろうか?僕はない。
 子供の頃に世界地図を見て、直線の国境に異国趣味を抱いた。後に、そこが砂漠などだと知った。さらにその後、砂漠に関係なく植民地として外の権力者達が分割した線だと知った。外傷としての致命的刻印だったのだ。
 自傷として国境線を見る甘えは、確かにこの短歌にはある。それは「バグ・チルドレン」だから仕方がない。だから「さようなら」なのだ。



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     ↑:アキタ ヒデキ、「またの名を望郷魚わがてのひらの生命線を今夜ものぼる」。


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 おー、格好いい手だ。「僕の手につかまりたまえ。ふたりで歩もう」なんて、格好良く振る舞いたい。いい男にいい女、人生はもっと素晴らしくなる。
 いつもながら、ダンディーなアキタ ヒデキであった。

 写真家は他にも何人か参加している。山田航を撮ろうとした撮影者はいなかった。



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     ↑:野上裕之、「貴意に沿ひかねる結果となりますがわたしはこの世で生きてゆきます」。


 選んだ短歌といい、作品といい、愛すべき青年だ。自画像の人・野上裕之であった。


  ※※※



 もう少し紹介しますが、長くなったので一端切ります。


 最後に栄通もブログで参加しましょう。


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     ↑:丸島均、「ゆめのなかで開いて閉じていつまでも白紙のままのフタリダイアリー」(歌集最後の歌より)。

 
 歌人に捧げます。

      どこにいる今いたはずの山田航手元に残る「バグ・チルドレン」 


 ②に続く


 

by sakaidoori | 2013-03-24 21:24 | テンポラリー | Comments(2)
2012年 04月 15日

1706)「(藤谷康晴)CITY NECROMANCER YASYHARU FUZIYA」(京都)同時代ga. 終了・6月14日(火)~6月19日(日)

   
   
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○ CITY NECROMANCER  

    YASYHARU FUZIYA
     (藤谷康晴
 

 
 会場:同時代ギャラリー
      京都市中京区三条通り御幸町角・1928ビル1F
      電話(075)256-6155

 会期:2011年6月14日(火)~6月19日(日)
 休み:
 時間: 12:00~19:00
     (最終日は、~18:00まで)
   
ーーーーーーーーーーーーーー(5.5)

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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 藤谷康晴の道外での作品を見たくて京都に行った。なのに、報告が限りなく後れてしまった。が、個人の定見のない美術活動だ。掲載承諾をいただいた作家には申し訳ないが仕方がない。遅くはなっても記録にはなるでしょう。それに、彼のファンにとってもその様子は見たいことでしょう。

 会場は天井は低く、柱もあり、変な間取りだ。そして古い。古き時代の既存建築物をギャラリーに衣替えしたのだろう。古き伝統と今様、いかにも京都らしい。そこを藤谷康晴は気に入ったのだろう。気分は殴り込み、若さ溢れる展示である。


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     ↑:(以上、メイン会場のグルリ一周です。)


 会場は二部屋。広くて変なメイン会場と、その奥の隠れ家のような部屋だ。(小さいへの様子は②に載せます。)そこに額装することもなく、情念を吐き散らすでもなく、「生」の状態での展示だ。部屋と紙の白さから、情念を、目に見えないものを浮かび上がらせようとしている。

 藤谷康晴の絵は、微視的に見れば情念を吐き出す作業だ。漲るエネルギーの出口を強引に探している。燃える狂気だ。一方で、淀んだ空気の中に、何かがあると必死に探している姿がある。それは白昼夢として絵画化される。えぐる狂気、あるいは冷めた狂気とでも言いたい。燃える自分がいて、不可知な磁場があって、その関わり闘いが燃える狂気、冷たい狂気として目の前に屹立する。

 今展、場所は京都だ。しかも、自力での一ヶ月滞在、路上ライブも実践した。坊主の修行行脚と同じだ。
 京都、日本の支配者・貴族階級の歴史、文化、奢り、傲慢、いたわり、もごもごの内なるエネルギーの権化の地だ。経済的にも、もっとも金のある場所だと思っている。金持ち階級の文化の殿堂だ。金のない人も普通の人も、金持ちの矜恃は共有している。
 そこに、日本文化の移設地・北海道から果敢にチャレンジしているのが藤谷康大だ。北海道、既にアイヌがいた。彼らは排除あるいは同化の対象でしかなかった。まるで平安貴族が奥羽の地で実践したことと同じではないか。じっさい、ミニ京都の名残が北海道には随所にある。

 チャレンジとして京都に来たが、そればかりではないだろう。「同化、羨望、憧れ、思慕・・・」などなどが心の中で同居しているだろう。どこに軸足を定めるか、その確認の為の展覧会でもあろう。
 それにしても屈折多き京都に、素直に自分を対峙したものだ。恐いもの知らずと言えばそれまでだが、立派な行為だ。自分の燃えるテンションを、美術家魂を高く維持するには普通の処ではダメなのだろう。


 個別作品と小部屋の様子は②に続く。


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 (この時期、京都を始まりとして、南紀伊半島を旅行した。熊野川を下って篠津村も見てきた。高野山、熊野大社、伊勢神宮にも立ち寄った。わずかばかりだが熊野古道も歩いた。最後は松浦武四郎記念館だった。旧家のたたずまいと旧道は今もそのままの姿だった。いろいろとさわりだけでもブログに載せたいのだが、今は中国旅行で一杯だ。)

by sakaidoori | 2012-04-15 07:16 | 【道外・関西】 | Comments(0)
2010年 04月 19日

1273) ②テンポラリー 「藤谷康晴・展 ANALOG FLIGHT」 4月13日(火)~4月25日(日)

○ 藤谷康晴・展
    ANALOG FLIGHT
      ーSAPPORA→ー


 会場:テンポラリー・スペース
     北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側。
      隣はテーラー岩澤。)
     電話(011)737-5503

 会期:2010年4月13日(火)~4月25日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーーー(4・17)

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 中作が4点の出品。その内の2点は既発表と思う。ということは新作は2点だ。1年数ヶ月ぶりの個展としては少ない。発表ブランクは制作量のブランクなのだろうか?彼はライブ・ドローイングというイベントもこなすし、作品からも火山性爆発型作家と連想したくなる。が、本当は闘志を内に秘めた非交際型の閉じこもりタイプかもしれない。発表ブランク中、描く事にも距離を置いて、自分自身を見つめていたのかもしれない。


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 左側は一昨年の作品。ドロドロした婆娑羅スタイルは圧巻ではある。装飾と怨念、あるいは伝統美に対する近親憎悪をモチーフにしている。
 対して右側は昨年の作品だ。

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 今展のベスト作品だと思う。

 画題は当館・テンポラリー・スペースだ。そして、画題としてのテンポラリーと、空間としてのテンポラリーを意図的に交差している。非常に理知的にトリッキーに構成して、愛すべき場と、空間そのものの畏怖なり可能性を表現している。
 エッシャー風のトリッキーが幾重にも張り巡っている。
 少女の描かれている面、これはテンポラリーの壁であり床だろう。
 まず、普通にギャラリーの入り口からの風景としてみて問題はない。この視点は壁をフラットに見る日常の視点だ。だがこの壁はテンポラリーの2階から見た時の床面にもなっている。この場合は描かれた絵よりも凹みとしての1階の部屋全体の空間を表現している。
 壁画を近代都市という風俗を交えながらも装飾的に描き、同時に空間そのものの異化作用を演出し、人の感覚を異次元に誘おうとしている。
 壁画と同時に凹み空間、彼が表現しているテーマだ。壁画にウエイトがある場合は、オドロオドロした情念なり感情むき出しの模様で塗りたくり、塗りたくる事によって何かが生まれる事を願っている。写真紹介した左の作品がその典型だ。
 だが、怨念で埋め尽くされる壁とは、怨念が噴出する異次元があるから可能なのだ。だから、怨念と異次空間とは同じ事の違う顔でしかない。藤谷はその両方を何とかして視覚化したいのだろう。その一つの答えがテンポラリーで感じもし見えたのだろう。

 上掲の画題の骨格は今述べた事だと思う。だが作品にはいろんな仕掛けや工夫で藤谷ワールドを演出している。冷めた目と熱い心が織りなしている。
 左側の黒い四角い穴、それは2階にあるにじり口だろう。選ばれた人の出入り口だ。それと・・・。語ればきりがない。是非当館に行って、この作品がテンポラリーを入れ子にしているのを楽しんで下さい。


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          ↑:上掲作品の部分図。


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 久しぶりの藤谷康晴・個展だ。語りたい事は沢山ある。作品には必ず描かれてある「四角い窓」のこと、今展では「青丸」が登場した。それは太陽のようでもあるが、ぞんざいな描き方が一つの工夫だ。成功しているかどうかはわからないが、画家自身の抜けた心境だろうか。
 抜けたと言えば、上掲作品は「漫画」という彼自身の原点にも立ち返っている。もちろん、漫画と紹介するには限りなく高みに登ったのは間違いないが、現代風俗と「漫画」を取り込もうとしているのは間違いない。

 今展は「サッポロ→」がテーマだ。その作品も次に書きたいが、あまりにシツコイ紹介だろうか?


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by sakaidoori | 2010-04-19 23:28 | テンポラリー | Comments(0)
2010年 04月 17日

1270) ①テンポラリー 「藤谷康晴・展 ANALOG FLIGHT」 4月13日(火)~4月25日(日)

○ 藤谷康晴・展
    ANALOG FLIGHT
      ーSAPPORA→ー


 会場:テンポラリー・スペース
     北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側。
      隣はテーラー岩澤。)
     電話(011)737-5503

 会期:2010年4月13日(火)~4月25日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーーー(4・17)

 本日訪問。期待に違わぬ個展だ。ほぼ、1年数ヶ月ぶりの個展。青年表現者としての執念、もっと羽ばたきたいという意欲、さまざまな情念がぶっつかった個展らしい個展だ。
 失礼ながら芳名帳を見させてもらったが、予想に反してお客さんが少ない。何故だろう?そのネッチコイ表現が嫌われたのだろうか?テンポラリーは街中から遠いからだろうか?確かに軽く見るには重たい展覧会だが、所詮は個人の見果てぬ妄想であり、描かざるをえない心情の発露だ。是非多くの方に見てもらいたい展覧会だ。
 幸い、来週一杯と会期はあります。当ブログもこの個展を一所懸命応援したい。「じゃらん見た!」ではないが、「栄通記、見た!」ということで一人でも多くの訪問者=応援者を期待しています。

 今日は、既に日も没して眠りの時間です。とりあえず会場風景の紹介です。

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     ↑:(ある作品の部分図。)


 以下、②に続く

by sakaidoori | 2010-04-17 23:50 | テンポラリー | Comments(0)
2008年 12月 01日

826) ①アイボリー 「藤谷康晴・ライブドローイング&展覧会」 11月30日(日)~12月6日(日)

○ 藤谷康晴・ライブドローイング&展覧会

 ◎ ライブドローイング  -黒い祭典ー

 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
    中央区南2条西2丁目 NC・HOKUSENブロックビル4階
    (北西角地、北&西に入り口あり)
 会期:2008年11月30日(日)
 時間:14:30・オープン 15:00・スタート 
 料金:1,000円

 ◎ 展覧会  -ウルトラサイレンスー

 会場:(ライブ会場と同じ)
 会期:2008年12月2日(火)~12月6日(日)
 時間:11:00~19:00 
    (最終日は ~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(11・30)

 ライブを見に行った。

 ①ライブ作品考、②ライブ考、③展示作品考と3回に分けて書きます。
 幸い、写真掲載快諾、有難う。

○ ① ライブ作品考 

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     ↑:①
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     ↑:②

 何が起こるかは分からない無手勝流の線描ライブではない。2時間限定での公開絵画制作であり、仕上げきるというものだ。

 左右に幅広の刷毛で何かを画いた段階で、絵画制作と認識した(写真①、②)。
 ①は走る巨人、あるいは逃げる妖怪であり、②はそれを見つめる鳥獣だ。遁走するサルと、見つめるニワトリである。
 あとは空間(背景)を画家はどう処理していくかだ。二つの存在の中間は両者を繋ぐ何かが描かれるだろう。純粋の背景は装飾的に覆われるだろう。そして、画材には印鑑を用意してある。その使用が最後という合図である。同時に強く日本画(伝統)を踏まえていることを主張している。実際、日本画的装飾で背景は塗りつぶされていくのであろう。

 僕の問題意識は絵としての細密度の深まりよりも、余白をどんな感じで、どこまで残すのかに注目して見続けた。過剰なエネルギーで全部を塗りつぶして真っ黒にする・・・かもしれない。が、そうはならないであろう。仕上げを無視した白の余白が全体のバランスを崩すような、白い紙としての生理を晒(さら)すのを期待した。画家が統御できない視覚存在を「お手上げ」という状態で支持体に残してしまうことだ。
 それは僕の好みを要求しているだけではない。藤谷康晴は「見えない何か」、「感じる何か」に捉われている人間だ。絵を画くことはそれにこだわることの一つの証である。だが、画いたからといって「目に見えた」と安心できる心理でもないだろうし、全容を画けるわけが無い。その辺の葛藤を絵として表現するには?全面を塗りつぶす。絵として細密で全面を覆い、余白の恐怖を避ける。あるいは、絵画放棄と受け取られない、画かれない、絵ではない部分を挿入する。ホワイト・ホールが人を誘うのだ。鑑賞者は絵を見て、絵から離れて幻想していくのだ。

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 ↑:太い骨格線を入れた後に細い筆で肉付けしていった。
 その後に、二本の黒テープが貼られていった。

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 ↑:太いマジックで竹の筋のようなものを画いていった。これは実に素晴らしい。黒太で破線にしていくのだが、実にシンプルなことなのだが心で唸ってしまった。

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 ↑:手形を花びらのようにして叩いていった。竹に手花が咲いた。

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 ↑:木炭チョーク?で背景が塗られていった。チョークの腹で大きな波模様が蛇模様が画かれていった。遁走する巨人(サル)の砂塵とオーラの痕跡だ。強い線がアクセントを付けていった。
 いわゆる絵としての背景処理作業だ。

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 ↑:僕は左の物体を逃げるサルとして見ていた。栄通の目をあざ笑うように、鳥を睨む目が描かれた。仕上がった左の妖怪は遁走とばかりは言えなくなった。それでも負け惜しみのように僕は言いたい。巨人の背から現れた体内妖怪、ソイツが目となって画面を支配しようとしているのだ。

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 ↑:出来上がった作品から黒テープを学ラン姿のスタッフが剥がしていく。テープは紙と引っ付いていて簡単には取れない。紙をむしる音が聞こえる。スタッフは思いの他の難事に、真剣である。見ているほうも緊張する。ある意味で本日の一番クライマックスともいえる。
 スタッフは白い手袋をしている。この時までにライブでの細やかな片づけで手袋は汚れているのだ。はがしながら汚れが紙に引っ付いていく。

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 ↑:ライブ終了後、藤谷君はいつになく自分を語っていた。有料でも来て頂いたお客への感謝とお礼の気持ちだろう。あるいは、1年ぶりのライブということで、公式に語りたかったのかもしれない。

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 藤谷康晴君の迫力を久しぶりに味わうことができた。

 作品としては予想の範囲内で終止した。「余白に対するこだわり」ということでは、期待通りには終わらなかった。僕の思い込みだから仕方が無い。
 絵としても伝統的な世界に現代感覚を足したところで終わった。絵全体の破綻の魅力はないが、線描と線描の間に凄みを感じた。そういう意味では筆先と紙と墨との、接点のミクロの世界に魅せられた。
 できれば年末の定例イベントにしたもらいたいが・・・。

 今週の土曜日までです。他の作品同様に是非見に行ってあげて下さい。
 若さのエネルギーの痕跡を確認して下さい。


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 ↑:展示会場風景。

 

by sakaidoori | 2008-12-01 13:12 | 北専・アイボリー | Comments(0)