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2017年 01月 31日

2563)④「群青 ~ぐんせい~」 アートスペース201 前期⇒2017年1月26日(木)~1月31日(火)




第4回 丸島均(栄通記)企画

群青 ぐんせい


2週間10部屋の展覧会
  (写真、絵画、立体、布、ドローイング、現代美術、陶芸、他)

 寒い札幌の1月2月、少しでも元気になれれば

  老若男女の青い人達のジャンルを問わない展覧会


 会場:アートスペース201 5階6階(全館全室)   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:前期⇒2017年1月26日(木)~1月31日(火)
    後期⇒2017年2月2日(木)~2月7日(火)        
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (各会期最終日は、~18:00まで。) 

ーーーーーーーーーーーーー(1.29)

 さて、6階は三個の写真展。
 ザックリとその特徴を言えば・・・
 「対展」は爽やか空間、
 「モノクロ3人展」はロマンティック・ルーム、
 「それぞれの風景」は闘う人達、・・・です。



その爽やか空間「対展」の個別作品を何点か掲載します。


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   ↑:西口由美恵、「Q:世界に境界線はあるか」。


 「世界に境界線はあるか?」と問われれば、明快に応えよう。「境界はある」と。
 この解は現代人にとってはいかんともしがたい真実だ。なぜなら、そう指向するのが現代人だから。
 境界線の中身はひとそれぞれ千差万別だ。国境、海と川の境、男と女の狭間、子供と大人の違い、宇宙と地球の境目、民族線、自己と他者、愛と憎しみ・・分別し、価値に序列を作り、どこかに自分の居場所を設けてなんとか心地良い場所を確保する。哀しきかな現代人。

 そんなややこわしいことを西口由美恵が考えているのかどうかは知らない。知らないが、「モノクロ写真」には「真理を求める追求心」のような面持ちがある。
 撮影者は、モノクロばかりを見ていて、白と黒の境界を、画面と画面の境界線をの中に夢見心地でさ迷っているのかもしれない。
 どこかレトロ調な都会の姿。重み無き手のひら・・・若くて・・若くて・・愛らしい・・いじらしい・・。




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   ↑:永倉理子(北海学園大学Ⅱ部写真部所属)、「白露」。



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 とにかく爽やかな写真だ。綺麗で、可憐で・・・そんあ美辞麗句を沢山並べたくなる。

 対展は対的2点の作品とタイトルで何かを訴えよう、という展覧会だ。たったの2点の写真だから直ぐできる!と誰でもができると思う。ところがどっこい、2点選ぶのが難しい。そもそも「何を訴えるのか?」で悩んでしまう。その2点をくくるタイトル(名付け)で悩んでしまう。あ~、苦しきかなツイテン、だ。

 しかし、永倉理子は悩まない。というか、彼女は生き物と花とカラフルな静物しかとらない。しかも、何を撮っても今回の出品作品みたいにしか撮れない。そういう意味ではいつも同じ物ばかりを同じように切り取るマンネリ撮影者と言っても良い。

 マンネリ表現!!その中身は、何ともたゆたゆしい可愛さだ。いつもいつもくり返される七色ファンタジックな乙女心だ。しかもぶれない!
 こういう作品は壁一杯並べるべきかもしれない。間違いなく可愛い世界だ。可愛さのみだ。癒し作品万歳!だろう。




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   ↑:岩佐俊宏、「Way of Vewing」。

 反転し色補正をした、誠に単純明快な対作品だ。
 だから安易に見ていた。写真特有の反転による対作品と。

 毎日毎日見ていると、作品のシンプルさがかえって記憶に残りがちになる。
 最初は単なるシンプル風景と。
 次ぎに「都会」のイメージが膨らみ始める。被写体が道路だから「足下」になり、見る僕の視線はうなだれかげんになる。「うなだれる、うなだれる」、そして「目をつむる、目を開ける」。
 もうこうなると「都会の風景」と「自分」との関係のみを感じ考え始める・・・。

 反転されて描かれた二本の線、それは全体で都会の風景の象徴のようにして目の前を覆う、そして都会に住む自分に考えを巡らす・・・都会への入口、そういう装置として岩佐作品であった。



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   ↑:岩田千穂(藤女子大学OG)、「insaide/outside」。

 お店に入るドアと、お店の中の風景、そういう2枚の組み合わせ。
 単純な理解へと見る人を誘う。
 一つ、ドアを開けて中に入って、店内の賑やかさを見つめている。
 一つ、同じようにお店に入るのだが、なぜだか透明人間になって、自分を消して店内の様子を見渡す。
 一つ、「中に入ろうかな?」そこでちょっと立ち止まる。「中はどんな感じかな?」そこで中の様子をうかがう。
 ・・・

 中に入る、入らない、店の賑やかさを喜ぶ、傍観する・・・そんな二律背反的な情景を作品に見てしまう。
 そういう意味では、興味の尽きない作品で丸島のお気に入りだ。

 が、タイトルがよろしくない!
 「insaide/outside」は「内側/外側」だ。これでは藻岩山を描いた絵のタイトルを「藻岩山」にしたのと同じだ。単なる、写真作品の情景説明だ。説明することによって、作品の中身を限定しているから、良くない以上に悪いというべきか。

 作品には表現者自身の「孤独」あるいは「寂しさ」を感じる。
 丸島流のタイトルです。「出たい出れない、入りたい入れない・・・私」



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   ↑:
長内正志(札幌大学写真部4年)、「変遷}。


 撮影者自身から、作品の主旨は伺った。しかし、僕は企画者ではあっても、彼等の気持ちを代弁するメッセンジャーボーイではない。ことさら撮影者の言葉を聞きたい作品でもない。彼の説明を無視しての若干のコメント。

 都会の風景を力強く切り取る若者、そんな印象だ。
 だから、対作品とはいっても、左側の露わな姿がメインだ。かたくなに橋として存在している姿を表現したいのだろう。「老兵は黙して去るのみ」と言いたくなるような痛みを露わにし始めた。
 その姿を見せはしない夜の姿。二つの自分自身の立ち姿に惚れ込んでいる自分自身(橋自身)を誉めているみたい。

 いずれにせよ、単なる都会の一風景としてパチリだ。
 
 タイトルは「変遷」。移り変わりを主張したかったのか・・・。僕は日夜そこにある「不動」を見てしまった。


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残りの対作品は後日掲載します。

他の群青展風景を載せます。
前期は今日までです。よろしくお願いします。




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   ↑:「モノクロ3人展」から。



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   ↑:「風景展」から


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   ↑:「風景展」から。



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   ↑:「風景展」から。
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   ↑:美術「元気展」から。



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   ↑:美術「元気展」から。




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   ↑:美術「元気展」から。












by sakaidoori | 2017-01-31 08:43 | アートスペース201 | Comments(0)
2016年 05月 24日

2533)⑨「群青②後期『対展Ⅱ』」 アートスペース201 終了/2月4日(木)~2月9日(火)

      「群青」(ぐんせい)展

 ぐんじょうと読まないで下さい。
  ぐんせいと読んで下さい。「群れる青い人達」です



後期・6階C室

「対展 Ⅱ」
佐々木仁美 高橋徹 竹中春奈 
杉下由里子 村田主馬 宍戸浩起 
高橋ヤヒロ(高橋智乃) 酒井詞音 
石澤美翔 阿部雄&千葉貴文
吉田切羽

・・・(以上10名+一組)


●第3回 丸島均(栄通記)企画

   群青(グンセイ)
     八つの展覧会
       〔写真、絵画、書、ドローイング、テキスタイル、立体〕

  「群れる青い人達」による自己表現展です。

    雪固まる1月、2月・・・
    寒い・・・
    少しでも元気になれれば・・・ 

●会場:アートスペース201
    札幌市中央区南2条西1丁目山口ビル5&6階
     電話:011―251―1418
   
●会期:前期⇒2016年1月28日(木)~2月2日(火) 
   後期⇒     2月4日(木)~2月9日(火)
     (前期は6階3室のみ。後期は全館5室の展覧会。)
●時間:10:00~19:00 
    (各会期最終日は、~18:00まで)
      


後期・6階A室
◯「女の空間」(女性写真展)
外崎うらん 高澤恵 平間理彩 杉下由里子 高橋ヤヒロ(高橋智乃) 石澤美翔

後期・6階B室
◯神成邦夫 写真展 
HORIZON-北海道-  
 ~内界と外界の境界線~



後期・5階D室
◯「元気展 ~色・物語の部屋~」(多ジャンル美術展)
  碓井玲子(テキスタイル) 小西まさゆき(絵画) 佐々木幸(現代美術) 杉崎英利(絵画)   
 
後期・5階E室
◯「元気展 ~線の部屋~」
  久藤エリコ(切り絵) 佐藤愛子(クロッキー) ドローイングマン(ドローイング) 樋口雅山房(書)

●催し:2月5日(金)17:00~20:00 
    17:00~  ドローイングライブ(ドローイングマン)
    18:00~   出品者紹介
    18:45頃~20:00  パーティー

●企画者:丸島均(ブログ「栄通記」主宰)
 連絡先:090―2873―2250 marushima.h@softbank.ne.jp
 住所 :札幌市北区屯田3条2丁目2番33号

ーーーーーーーーーー(2.8 9)


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宍戸浩起の場合
 (北海学園大学Ⅱ部写真部 1年)


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   ↑:「来るべ!新幹線。廃れちゃうべ、ローカル線」


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 実は、僕はこの場で宍戸君に謝らなければならい。
 作品は正直言って目立たない。その目立ちにくさを捕まえて、「若いんだから、もっと力んだ姿勢を示すべきでは」と、批判した。これはピントはずれな指摘だった。
 「対展」は競争展ではない。しかし、たった2点の作品しかないし、参加者も多いから、どこかが強くないとどうしても印象度が低い。そういう低さが「対展」では欠点に見えがちだ。僕はそう見てしまった。しかし、低いからといって、見た目が地味だからといって、そのことで作品が悪いわけがない。「対」という形式が宍戸ワールドにはマイナスになってしまった。

 彼の思いはタイトルが物語っている。新幹線開通の功罪だ。彼は鉄道が好きなのだ。テツ撮りだ。それを北海道弁で示し、「郷土に対する愛情」も示している。タイトルはとても大事だが、タイトルを読ませる前に、作品の前に立ち止まらせる「何か」がないといけない。その「何か」という魅力は、宍戸作品の場合は、ふわ~っとした軽さ、優しさ、愛情だと思う。目立たずに大事に関わる姿勢だと思う。それらは現在の若者一般の気質でもある。その気質をちゃんと表現しているのだが・・・、いかにも優しすぎて、目立たなかった。

 できることならば、その優しさがもっと大きく表現できればと思う。それは相当に難しい。写真技術の修練と、発表経験と、何より続けることでいろんな表現を身につけてくれるだろう。





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石澤美翔の場合
 (北海学園大学Ⅱ部写真部)




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   ↑:「本音と建前」。



 七色の花に包まれて明るい~、と思いきや。セルフポ-トレイトで美しく自分を見せている~、と思いきや・・・。作品は七色でとても綺麗、でも寂しい。おそらく、女の子(撮影者自身=石澤美翔)の表情がいじらしく、哀しげだから。顔を撮ってはいるが、何を撮っているか分かりにくいから(左側の作品)。

 石澤美翔はセルフポ-トレートで勝負する。華やかに着飾り、見た目の美しさ明るさが表舞台だ。そして、仕草や表情で、明るさに連れ添う女の子心を表現している。今展もその範疇だが、ちょっと普段とは違う。
 いつもの発散する姿勢が、「対」というテ-マに触れて、「心の裏表を追求しちゃおう」。



村田主馬の場合
 (北星学園大学写真部2年)




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   ↑:「前へ」。



 女の子のスカートがチラリだ。膝だ、ふくらはぎだ、かかとだ、足首だ。

 村田主馬君は女の子のスカート以下にチャレンジした!撮った!
 誉めるべきはここまで!その先がダメだった。何とももったいない、ただ撮るだけに満足してしまった!たじろいでしまった。こっから先を見たいのよ!どう君が突っ込むか!しかし君は足だけを普通に撮って満足してしまった。
 男はスケベなのよ。わかるだろう。スケベだからこそ「永遠なる乙女」とか理想化したり、「女直前の少女」という存在に不思議さを抱き、「女性のまろやかさ」に妄想が膨らみ・・・あれやこれやと楽しいのか狂おしいのか、脳の中をグチャグチャしてしまう。

 初(うぶ)なるかな村田主馬君!気持ちはウブでも構わない。ついついカメラがふくらはぎに引っ付いてしまった。そんな撮影者にならなければいけない。それが写真家というものよ、それが自己表現の第一歩よ!





高橋ヤヒロの場合
 (フリーデザイナー)



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   ↑:copy,reflection,copy」・水彩画。


 (今作は、その後より描き込まれて違う展覧会で発表された。そう意味では未完性です。今展では、やや薄塗りに感じたのはその為でしょう。)


 この「対展」は、「写真の要素がある作品」という出品規定がある。今作は完璧な水彩で、多分、廃墟現場の写真を参考にしているだろう。どこが、「写真の要素」かというと、「写真らしい絵画(水彩画)」がテーマだ。企画者としてはそれで構わない。もともと写真らしい絵画を求めていたから。初対面の女性に、それも作風を全然知らない作家から、意図せず提案されて驚きはあったが問題はない。
 問題があるとすれば、「『写真のように見えない』という反応なり批判が出るだろうが、その辺は覚悟して下さい」と言っておいた。

 さて、「写真のような・・」、試みのほどは・・・丸島均の目には、水彩以外の何者でもない。とても肉感がある。鑑賞者の何人かは「写真のよう」と言っていた。そういう意味では作家のネライはまずまず成功だろう。

 僕の問題意識は、「写真らしく」に拘る作家の制作姿勢だ。
 作家にとっては、「自由度の高い写真展だから『写真のような』絵画に遊び心で取り組もう」ではないと思う。大学で肉筆を学んだ人だ。もともと、肉筆で「無機質」な世界に取り組んでいた(ようだ)。だからこそ、画題の現場取材として廃墟を写真で収めるのだが、その写真そのものが気になって仕方がなかっただろう。「人為的構築物が廃墟として無機質に還元していく姿」をカメラという機械が機械的に記録として定着させる。そこに言いしれぬ「何か」が髙橋ヤヒロにはあるのだろう。

 僕は、彼女自身の問題意識よりも、廃墟を徹底的に無機質に出来ない画家の生理と、無機質にしたい願望との分離が一番の関心だ。したいことと、その結果が分離している。彼女の作品は画家自身の生理がプンプンしている。「女展」にも出品したが、そこは写真作品で、その写真は男勝り的な力強さがあり、まさしく絵画的だった。

 「無機質」と「生理」、「カメラの機械性」と「絵画の肉筆性」、その関係をいろいろと考えさせてくれた髙橋ヤヒロであった。






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髙橋徹の場合
 (北星学園大学写真部OB)



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   ↑:「私と父」。



 「父と息子」がテーマだ。その両者を見つめる仲立ちを「カメラ」がしている。

 撮影者自身の「親子」だ。そのことが素晴らしい。親子が見つめ合っている、そして「何か」を訴えている。それだけで充分だった。
 しかし、残念ながら、カメラが二人の表情を覆っている。あたかもカメラが宝物のようだ。「この親子にとってカメラは特別なんだ」と、主張しているみたいだ。そうかもしれない。そうかもしれないが、ここはストレートに親子の表情を、仕草を写真で見せて欲しかった。親子が見つめ合う関係を、写真という空間で披露して欲しかった。

 撮影者自身と父親が向き合う。それを第三者の関与する展覧会という檜舞台で見せる。それは、作品を見る者にとっては「自分と親」を見つめるキッカケにもなる。私的な髙橋親子という関係がそれぞれの「親子関係」という、目には見えないし、その場で語り合うこともない内省にも繋がっていく。その場合、「カメラ」という仲介は不要だ。この展覧会場という公的な場と、「写真」の持つ力だけで充分だ。残念なことに、髙橋轍は親子の間に「カメラ」を置き、それを主役にしてしまった。「親子」を提示した以上、タイトルにした以上、親子を離れた地点に鑑賞者を誘う必要はなかった。それほど「親子」というテーマは重い。

 仮に、タイトルが「カメラ」だったら面白いかもしれない。明らかに「カメラ」を見せつつ、そのカメラの背後が真の主役と人は気が付く。間接的な「親子」表現だ。

 だがこの場合、そんな間接技を酷使する必要はないだろう。素直に親子を撮りあって、二人の相互信頼の場にすればいい。あまりにヒューマンな姿かもしれない。時にはヒューマン一本勝負も良いものだ。



阿部雄千葉貴文の場合
 (ともに札幌大学写真部OB)
 

 
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   ↑:左側、千葉貴文、「鉄の花 -Set UP-」。
   ↑:右側、阿部雄・「鉄の華 -Re:set- 」。



 群青前期の写真2人展「鉄の灰」出品作からの賛助出品。

 阿部雄は丸島企画展第1回からの参加者だ。僕の不手際もあり、続けて参加しているのは彼一人だ。
 第1回の対展に参加したのだが、彼は随分と「対」に悩み、考えに考えを重ねて作品化した。その体験がプラスになった。だから、「企画者としては心許ないが、まだまだ丸島についていこう。それが写真向上に繋がる」と、思いを定めたみたいだ。

 「対」でいろいろ悩んだから、「対」が頭を離れない。「対」が写真風景の一つに埋め込まれたようだ。だから、」この賛助出展は「自分の再確認」にもなっているだろう。


 千葉貴文は大学の先輩・阿部雄を全面的に信頼しての参加だろう。「丸島均」が何者かは問わない。こうして作品を作れた、見せれた、参加したことを素直に喜んでいる。
 その喜びが素直に伝わる「鉄塔」作品だ。
 「この鉄塔のように凛々しくありたい。美しくも。でも・・僕に出来るかな・・」



吉田切羽の場合
 (Midonight Lamp 写真研究所)
 




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   ↑:「あの夏のGOGO」。



 実は、僕の我が儘からの出品だ。本当にギリギリでの参加で、本人としては不満足な出品だったと思います。無理強いしてすいませんでした。でも、やっぱりここに吉田切羽作品があって大正解だった。展覧会が引き締まった。

 吉田切羽は表情の撮り方が素晴らしい。生き生きしている。特に女が良い。・普通の表情なんだけど、その普通さが、やけに男のロマンス心を波立たせる。ひな壇に飾る美や、理想化されたものとは違う。おそらく、被写体の生活感なり生きる息吹に感応してパチリといくのだろう。当然、吉田切羽自身が抱く女性への憧れがシャッターを押す力を後押しするのだろう。



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by sakaidoori | 2016-05-24 20:31 | 群青(2016) | Comments(2)
2016年 05月 23日

2532)⑧「群青①後期『対展Ⅱ』」 アートスペース201 終了/2月4日(木)~2月9日(火)

      「群青」(ぐんせい)展

 ぐんじょうと読まないで下さい。
  ぐんせいと読んで下さい。「群れる青い人達」です



後期・6階C室

「対展 Ⅱ」
佐々木仁美 高橋徹 竹中春奈 
杉下由里子 村田主馬 宍戸浩起 
高橋ヤヒロ(高橋智乃) 酒井詞音 
石澤美翔 阿部雄&千葉貴文
吉田切羽

・・・(以上10名+一組)


●第3回 丸島均(栄通記)企画

   群青(グンセイ)
     八つの展覧会
       〔写真、絵画、書、ドローイング、テキスタイル、立体〕

  「群れる青い人達」による自己表現展です。

    雪固まる1月、2月・・・
    寒い・・・
    少しでも元気になれれば・・・ 

●会場:アートスペース201
    札幌市中央区南2条西1丁目山口ビル5&6階
     電話:011―251―1418
   
●会期:前期⇒2016年1月28日(木)~2月2日(火) 
   後期⇒     2月4日(木)~2月9日(火)
     (前期は6階3室のみ。後期は全館5室の展覧会。)
●時間:10:00~19:00 
    (各会期最終日は、~18:00まで)
      


後期・6階A室
◯「女の空間」(女性写真展)
外崎うらん 高澤恵 平間理彩 杉下由里子 高橋ヤヒロ(高橋智乃) 石澤美翔

後期・6階B室
◯神成邦夫 写真展 
HORIZON-北海道-  
 ~内界と外界の境界線~



後期・5階D室
◯「元気展 ~色・物語の部屋~」(多ジャンル美術展)
  碓井玲子(テキスタイル) 小西まさゆき(絵画) 佐々木幸(現代美術) 杉崎英利(絵画)   
 
後期・5階E室
◯「元気展 ~線の部屋~」
  久藤エリコ(切り絵) 佐藤愛子(クロッキー) ドローイングマン(ドローイング) 樋口雅山房(書)

●催し:2月5日(金)17:00~20:00 
    17:00~  ドローイングライブ(ドローイングマン)
    18:00~   出品者紹介
    18:45頃~20:00  パーティー

●企画者:丸島均(ブログ「栄通記」主宰)
 連絡先:090―2873―2250 marushima.h@softbank.ne.jp
 住所 :札幌市北区屯田3条2丁目2番33号

ーーーーーーーーーー(2.8 9)


 群青展の掲載が8回目です。今月中には全作品を掲載します。どうかお付き合い下さい。
 今年の記録であり、来年の展覧会のための資料としてとても大事なのです。



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 (以下、敬称は省略させていただきます。)

 半分ほど載せます。


佐々木仁美の場合


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   ↑:佐々木仁美(金属造形作家)、「創造と破壊」。




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 この「対展」は「写真の要素のある作品」という出品規定だ。だから、金属造形が専門の作家にとっては「写真の提出」に相当悩んだ事と思う。ですから、写真作品そのものを「良いの、悪いの」と言っても始まりません。「なるほどな」という気持ちで見て下さい。


 佐々木仁美のモチーフは、「人」、「住み家」、「生命(誕生)」というものだ。だから、ついつい双葉なども挿入して、生命賛歌になってしまう。双葉なくして造形という「形」、「ボリューム感」、「質感」という純粋芸術要素だけで生命観を表現できたらと思っている。若い女性だから、ついついやさしくそれらしい物をくっつけてしまう。その気持ちは分かる。
 「純粋芸術?」、「何いってんのよ」。「双葉で物語が膨らんで・・・あ~、し・あ・わ・せ、なのよ。どこが悪いの」と、言っているかもしれない。

 しかし、佐々木仁美は修行をしている。最近は絶好調だ。やはり長く続けなければいけない。ようやく、説明小道具がなくても、堂々と生き生きと「造形」をなしてきた。

 僕は毎日会場に来て、入口に座っている。そこから彼女の作品を横睨みで毎日見ていた。日々、愛おしさが増していった。



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 作家自身が以前住んでた家や、その跡地などを重ね合わせた作品。写真にメリハリがないから魅力が薄れてはいるが、「機械的無機質な世界」、「暴力に近づくような力強さ」がある。大きくしてもっと加工したら良い作品が誕生すると思う。双葉を提出する柔な人だと思っていたが、骨太な精神も持ち合わせているようだ。



杉下由里子の場合



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   ↑:「アダハナ」。



 抜群の出来映えだ。

 2点の作品とも、チョット暗めでしかも強いし、女はあえてブスに見せているし、突っぱね顔に飛び出し鼻、「嫌な女」に見えるし、植物の作品も変な物がブヨブヨしているみたいだし、気持ち悪!
 そしてタイトルを読む・・・「アダハナ、、花、鼻、華、、、あだ花か、、、」。
 左側の作品、花は枯れてはいるのか?しかし、よく見ると水の上で綺麗に再生している!
 右側の作品、「私の人生あだ花よ」、と女が自虐的に「あだ鼻」を晒している、突っぱねている。「綺麗だけが女じゃないよ、あんた、わかってんの!」、と見ている人にモンクが言いたそうだ、あだ鼻の持ち主の女は。ミソッカスだらけのあばた顔が、まるで「逮捕された女顔」だ。無気力と、傲慢しか残っていないみたい。「あだ花」でも咲きたかった、と厚い唇が言っている。

 2枚の写真とタイトルで、見事にドスンと心の綾を表現している、力強く。


竹中春奈の場合(藤女子大学写真部OG)



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   ↑:「『どこかにいきたい』 『どこにもいけない』」



 「あ~、『対』に悩んだな~」

 悩んでいい。2点というギリギリの量で、しかもタイトル(言葉)を絡ませて「表現をする」という経験がなかったのだから。「対展」は考えたことを作品化する道場みたいなものだ。あるいは、たまたま撮った作品を「2枚」で知的に構成する実験場なのだから。そういう意味では、対展の多くの作品は累々とした失敗作の屍かもしれない。そういう姿を見せる場になっているかもしれない。それでいい。質は問はない。質は自ずと現在の実力としてにじみ出ているものだ。


 今回の発表作は10枚ほどの連作ならば、しみじみとした味わいを提供したことだろう。「余韻」という性格の強い作品だから。
 その余韻の強き作品が、余韻のみで終わっているから、他方との関係性がしっくりこないから、2点だけでは間が持たない感じだ。余韻に漂う内実が伝わりにくい。

 竹中春奈は、少し寂しがっているのだろうか?彼女は居合抜きのような強さで、草花と一本勝負で向かい合うのが得意だ。今作で何より残念なのは、その強さが全く見られなかったことだ。
 今は関西に住んでいる。「孤独」をかみしめているのかもしれない。



酒井詞音の場合
 (高校3年生。今春、日本大学藝術学部写真学科入学予定)



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   ↑:「『Upside』→『down』」。


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 酒井詞音はまだ高校生だ。だから、作品に対してあれこれ言うつもりはなかった。
 日大の写真学科に進学すると聞いた。そのとたんにこちらのスイッチがONになってしまった。

 とても素直で健康的作風だ。被写体へもちょっと迫る感じで、世界がちじこもってなくて悪くはない。悪くはないが、オーソドックスな優しさは伝わるが、優しさを踏み越えた領域へのチャレンジ精神が不足しているみたいだ。充足感が支配しすぎて、個性・・・オレはここを見ているんだ、という強いアイカメラ・目力(めぢから)・若者の気迫がドーンと伝わらない。

 酒井詞音は藝術としての写真を学びに日大に進む。マンモス大学だから、学校に興味を感じない学生がいれば、私大だが、とんでもない感覚の学生も集まる。そういう中で、彼はもまれるだろう。
 「お前は何故写真を撮るんだ?お前にとって写真とは何なんだ?写真を藝術と本当に思うのか?そもそも藝術とは何なんだ?」
 「こんな優しい作風で藝術という荒野をさまよえるのか?」
 その一つ一つに正解などありはしない。だが、地方育ちの青年にとって、ふって湧いたような試練が待ち構えているだろう。しっかりもまれてくれ給え。



 ②に続く。

by sakaidoori | 2016-05-23 21:12 | 群青(2016) | Comments(0)
2016年 04月 28日

2502) ①「群青(ぐんせい) ①前期『対展』」 アートスペース201 終了/前期:1月28日(木)~2月3日(火)

 群青」(ぐんせい)展

  ぐんじょうと読まないで下さい。
  ぐんせいと読んで下さい。「群れる青い人達」です。

ーーーーーー

●第3回 丸島均(栄通記)企画

群青(グンセイ)
  八つの展覧会
  〔写真、絵画、書、ドローイング、テキスタイル、立体〕

 「群れる青い人達」による自己表現展です。
雪固まる1月、2月・・・
寒い・・・
少しでも元気になれれば・・・ 

●会場:
アートスペース201
札幌市中央区南2条西1丁目山口ビル5&6階
電話:011―251―1418
   
●会期:
前期⇒2016年1月28日(木)~2月2日(火) 
後期⇒     2月4日(木)~2月9日(火)
(前期は6階3室のみ。後期は全館5室の展覧会。)

●時間:10:00~19:00 
    (各会期最終日は、~18:00まで)
 
前期・6階C室
○「対展 Ⅰ」(写真中心の美術展)
西口由美恵 小野寺宏弥 加藤良明 黒澤智博 笹谷健 篠原奈那子 鈴木悠高 加藤エミ 橋本つぐみ 庄内直人、佐々木練・・・(以上11名。)

前期・6階A室
まる「男展」(写真展)
金侑龍 小林孝人 佐々木錬 松尾泰宏  

前期・6階B室
○「鉄の灰」(写真2人展)
阿部雄 千葉貴文

ーーーーーーーーー(1.28)

 群青展(2016年)も終了して、はや2ヶ月。細かい報告をしていません。遅まきながら記していきます。全部で8個の展覧会です。最低でも10回は書かないといけない。気長にお付き合い下さい。


 さて、前期・対展です。11名の参加、①として一人一人紹介していきます。全体の印象は②の最後に記します。



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   ↑:黒澤智博(北海学園大学写真部OB 2008年卒)、「ナカミとソトミ」・A1。



 大きな作品だ。すっきり青空でシンプル勝負、さわやかだ。この時期、違う会場でも大きな作品を出品していた。やはりAIの大きさだった。しかも沢山だ。「大きく表現をしたい」、ちょうどそういう時期だ。

 見上げる新東京タワー、よくあるアングルだが、意外な感じで迫力もある。大きな作品にしたのが効果を高めているのだろう。撮り手の素直な真一文字の感覚と、タワーの屹立する姿勢が、ともに上昇志向で駆け上がっている感じだ。
 対するタワーの室内風景、情報も一杯あって、一枚の作品として見るのならば楽しめる。だが、見上げるタワーの力量感には負けた感じだ。ここは普通に「ググッと見下ろす」作品が並んだ方が良かったのではなかろうか。「対」ということで、いろいろ考えたのだろう。考えた結果はイマイチだったが、「大きな対」の試みは今後に生きるだろう。




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   ↑:篠原奈那子(藤女子大学2年写真部)、「曖」・バライタ。


 女が女という性を、ムードを美しく撮る、チョット悩ましく。

 「愛」って、「心が晴れやかでひたきな気分」と思っていたら、全く逆な意味だった。「心にせつなく何かがたまり、そぞろ歩きでなかなか前に進めない」、「後ろの人(死んだ人か?)が気になって、去りがたい」との意だった。そして「曖」は「お日様が雲に邪魔されて進みがたい、そのお日様がぼやけて見える=曖昧な姿」だ。
 きっと篠原奈那子は自分の青春心象を作品化したのだろう。要するに「心が曖昧」なのだ。「青春って、そんなものさ」、と言えばお仕舞いだ。そこに人生があり作品が生まれる。作品、なよなよしていないのが良い。しかし、作品は綺麗だ。女性というものは悩んでいても美しくありたいものか?男の悩みはおぞましく醜い。


 会場には被写体のモデル嬢も来てくれた。ご紹介します。藤女子大学生です。


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   ↑:西口由美恵(北海学園大学写真部所属)、「『  』」。



 合成写真だ。西口由美恵も青春ものだが、こちらは「群れと個」がテーマだ。群れは群集であったり、風景であったり、何枚かの写真の寄せ集めであったり・・・そういう中で、傘を友達にして透明人間気分でさ迷っている感じ。作品心は淡々としているが、写真心は「私、写真大好き、もっともっと遊びたい、しゃしんの秘密とお喋りしたい」とつぶやいているみたい。

 作品は2点あるが、それぞれが完結していて、1枚で充分な世界だ。「2点で対」、というより、「対とかいろんな要素を一枚の作品に詰め込んだ」という作品群だ。




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   ↑:橋本つぐみ(藤女子大写真部OG)、「ジグソーパズル」・A3。



 とても絵画的な作品だ。個人的には左側の作品が特に気に入った。真ん中の何もない空間、この空間がいたく胸にしみる。「何にもないんだな~、何にもないんだな~・・・でも、気になるな~」この感触は何なんだろう?「自分自身を見つめる穴」とでも言おうか?あるいは、「見果てぬ夢の残骸・・・」

 そんなわけで、右側の洗面台は余韻のような存在になってしまった。橋本つぐみの意図はわからない。ただ単に日常のモノゴトが「ジグソーパズル」に見えて、一人楽しんでいるだけかもしれない。ただ、気分良く出品したのは間違いない。仕事も忙しそうで心配していた。忙しさも悪いことではない。





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   ↑:笹谷健(北海学園大学Ⅱ部OB)、「進め」・A3。


 とても暗い印象。でもタイトルは「進め」、この実直シンプルな命名さと作品そのものから伝わる印象が離れている感じ。
 左側の後ろ向きの作品。「前に向かって進もう」ということだろう。だが、後ろ向きスタイルは作品世界を過去にも引っ張っている。過去と未来の両義性を主張しているのではないだろう。そうなると、被写体の姿とは別の問題として、写真の技術力をも前提にした表現力として「進め」になっているのかどうかだ。

 右側の作品、これはもう葬送曲が流れているような場面だ。中心にはこちらを向いた男性が座っているのだろう。一目では識別しがたい。どこか死人が花道をこちらに向かってやってくる、、、そんなシュールな不可思議な世界だ。

 笹谷健は「物語」を作る撮影者かもしれない。今回は、その物語が一人歩きし過ぎちゃって、見る側との距離が離れていった感じだ。彼固有の物語性を「対」という約束事が狭くしたみたいだ。きっと、「対」ということを考え過ぎたのだろう。考え過ぎることは良いことだ。だが、「考え過ぎ」が鑑賞者との距離を遠くしたみたいだ。



 ②で、残りの6人を紹介します。

by sakaidoori | 2016-04-28 18:09 | 群青(2016) | Comments(0)
2015年 02月 20日

2463)⑥「丸島均と五つの展覧会 人展・日常展・対展・元気展・ループ」アートスペース201 2月5日~10日



丸島均と五つの展覧会  
 


◯6階C室
対展」(2点一組の写真を中心にした美術展) 

阿部雄 風間晴香 酒井駿 川口巧海 浅沼青夏 小澤千穂 佐々木練 高澤恵 庄内直人 外崎うらん Mana Harada  小﨑慎介・・・12名  
 
 
           

◯オープニング パーティー
   ⇒2月6日(金) 18:00~20:00(無料・自由参加)

  18:00~約18:40 各展示室を巡回して、簡単な作家&作品語り
  約18:40~20:00 6階で簡単な飲食会(持ち込み歓迎)

 会場:アートスペース201 5階6階全室   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2015年2月5日(木)~2月10日(火)
    (最終日は、~16:00まで。)   
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

 問い合わせ:丸島均 
  (携帯)090-2873-2250 marushima.h@softbank.ne.jp 

 企画:丸島均 鈴木悠高 

 


ーーーーーーーーーーーーー(2月)


 五つの展覧会を載せていきます。全作品載せる予定です。予定が未定で終わりかねないのが栄通記です。そういうことのないようにしたいです。


 まずは6階C室の「対展」から始めます。



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 入場して左回りに載せていきます。

 「対(つい)」、がミソです。「ネガとポジ」、「男と女」、「自然と人間」とか・・・。深く考えて作品化に取り組むととても面倒です。勢いで作品にするのも難しい。

 参加作品は「写真」に限定していません。「写真の要素」があればなんでもありです。当然、写真は加工・修正・トレミング・合成となんでもありです。格好良く言えば「現代美術展」です。



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   ↑:小﨑慎介(多摩美術大学造形表現学部卒)、「somewhere」。


 ともに版画のリトグラフ。右側は写真を利用している。まったくの暗闇の中で、四角い部屋と思いたくなる空間で明かりがあるだけ。対する左側は、リトグラフとしての完全な絵画、心象?象徴?。

 作風は抽象的で何やらわからず、「わからなさ」がポイントだろう。その「わからなさ」、何と言えばいいのか・・・黒が主体だから闇夜をさ迷うとか、見つめるというテーマもあるのだろうが、そんな深刻ばった気分よりも、若さの持つ華やかさを感じた。ロマンに流れず、深刻ばらず、強い自己主張を抑え、それでいて若さの持つ前向きで健全な力や感性を見た。


 小崎慎介は5階の「グループ『ループ』展」に参加している。東京在住。30歳代?。今年に入って急遽参加をお願いした。見てもわかるように技術も素晴らしく、何より格好良く決めてくる。そういう姿勢が今展に華を添えると思った。というわけで、あえて入口正面に独立して展示した。




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   ↑:Mana Harada、「デンキイゾン」。


 20代前半の若い写真家だ。
 こういう小さな展覧会にヌードの出品だ。嬉しいではないか。だから、一番目立つところに展示した。他の参加者の反対を押し切って強引にこの場所に決めた。

 セルフではない。どこかラリった感じで自己耽溺を通り越して、こちらを挑発している。女のハダカだから性欲とか感応性はあるにはあるが、そんな感じで見る人間をあざ笑っているようだ。自分の部屋だけが人生、アー電気デンキでんき・・・。

 撮影者の所在はどこにあるか?被写体はモデルではあるが、撮影者の分身に見えて仕方がない。モデルの個性を引き出すというより、モデルに自分という存在の分身を感じて、自分の問題として取り組んでいるみたいだ。「血や性の問題」、「家族」、「女」が課題なのだろう。



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   ↑:外崎うらん(札幌大学写真部OG)、「百年前にも会ったよね」。



 21歳だ。本当に若い。
 花は撮影者自身か?100年という主張、それは自身の永遠なる美とその力、生命力、他を圧する自己存在力、そんな思いの花に見えた。チョッピリ影を感じるが、ただただ前向きで健全な主張では深みがない。そんな主張に、かえって若さを感じた。


 外崎うらんは「人を撮る・展」にも参加している。また会えるでしょう。

 (作品紹介はどうしても個々バラバラになり静的だ。今展、僕がハダカの女の位置を指定したのだが、その作品に呼応するかのようにして作品が流れていた。なかなか良い感じだ。ちなみに、外崎うらん以下の作品配置に僕は関知していない。)




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   ↑:浅沼青夏(せいか・小樽商科大学写真部OB)、「ON&OFF」。



 一見、「演劇顔と素直な顔」の対比に見えた。そこに撮影者好みの淡いモノトーンで処理することによって、「女の秘密、あるいは人があること」を追求しているようだ。

 ところで、会場にモデル嬢が訪れた。写真の通りの美人だ。初対面なのにずーっと知り合いのような錯覚を覚えた。仕方がない、僕は写真という装置で記憶を占領されていたのだから。
 その彼女が言うには、「私はスッピンは嫌い。だから右の写真はいや。化粧している左側の顔が私自身だ・・・」と語っていた。「化粧は外向き、スッピンは内向き」と僕は思い込んでいた。実際、僕は鏡をあまり見ない。というか、自分の顔を見ると情けなくなる。
 「化粧をして凛々しい自分になる。それは演技としてではなく、生き様として」
 そんなモデルの言葉が不思議な「対」として記憶に残った。



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   ↑:阿部雄(札幌大学写真部OB)、「斜線」。



 「対」に拘った作品。

 阿部雄は昨年も対展に参加した。(ちなみに、昨年対展には12名が参加した。内、3名が再度対展参加。2名が「人を撮る・展」に参加。35%の継続率。)
 その時は本当に苦心していた。普段はあまり考えないで撮影している写真家だと思う。そうい人間が頭を悩ませた。その悩んだ痕跡が二枚の作品にびっしり現れていた。あまり考えすぎるとどうなるか?だいたい悪い結果になる。結果が悪くても成果が残ればいいのだが、悩めばいつも良い結果とは限らない。ましてや「対」は他人から求められたもので、内発的なものではない。あまり良い結果は期待できないだろう。

 しかしだ。阿部雄は何としたことか、悩んだ結果が楽しくなったみたいだ。その後の彼の姿勢は全然違っている。今展でも多くを手伝ってもらった。思うに、飛躍したい時期と、僕の提示が上手く重なったのだろう。

 そんな阿部雄の今作、作品の対への拘りよりも、伸び伸び作品を出したいな~という思いが伝わってくる。二枚の作品を越えて、彼の写真ライフの息吹が聞こえてきそうだ。



 続く





   -----------

 



 「五つの展覧会」、特に写真関係の展覧会の基礎になるのが「対展」です。昨年、この展覧会を初めて開いた。大学写真部を出たばかりのOB/OGがメインだった。今回も同じだ。今後もそうなります。が、彼等だけでは写真展としては面白くない。彼等にとっても刺激が薄い。そこで、若手に限定せずに僕好みの撮影者や美術家に参加を呼びかけた。と同時に、「対」という概念で全体をくくって、「表現とはなにか?」に取り組んでもらった。


 僕が参加者に呼びかけた合い言葉は、「質は問いません、とにかく一所懸命に取り組んで欲しい。他人から『どこが一所懸命なの?』と言われても、構わない。自意識として一所懸命に取り組んで欲しい」

 
 今回で2回目だ。5回は続けます。

 ところで、新しき卒業生は毎年出てくることになる。一度参加した方は基本的には次回も誘っている。それに、僕の見たい表現者が背景に沢山いる。というわけで、写真展関係は増えざるを得ない構造になっています。もっとも、僕の呼びかけに賛同してくれる人がいてのことですが。

by sakaidoori | 2015-02-20 10:16 | アートスペース201 | Comments(0)
2014年 02月 20日

※※) 「対展」終了

    
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 何はともあれ、18日火曜日18時40分に無事終了しました。撤去も問題なし、作品の返品や資料配布など若干の作業がありますが、小さな小さなイベントの終了です。

 4名ほどの方が来年の参加希望です。これは意外でした。
 参加撮影者の多くも来年の意欲を語ってくれました。無理なく継続活動ができるのも良いことです。

 来場者数ですが約125名位でしょう。この中には参加者親族も入っています。正直言って少ないでしょう。何だかんだと言って、「栄通記」あっての今展です。が、「栄通記」の動員力もしれたものでした。そのことを確認できたことが収穫です。
 何事も「初めてだから」という言葉に免じて良しという数字にしましょう。これが今展の実力であり魅了なのです。仕方がありません。

 
 間違いなく参加作品のコメントをこのブログに記していきます。ですから、ブログ上はまだまだ続く「対展」です。宜しく。



 寒い中をわざわざお越し下さった方々、ありがとうございました。
 来れないまでも、今展に関心を抱かれた方々、今後もよろしく。

 来年も「対展」として開催するつもりです。その時も再度よろしくお願いします。






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 恒例の打ち上げです。飛び入り女性含めての6名です。始まりはしっかりと各自の今展への感想です。

 顔は変わっていても、来年もこういう写真を載せれたらいいですね。







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   ↑:会場休憩所から見た屋外の風景。

by sakaidoori | 2014-02-20 18:20 | アートスペース201 | Comments(4)
2014年 02月 18日

※※) 「対展」最終日



 企画の丸島 均です。

 本日、最終日です。「対」を見て下さい。
 12人の若者たちを見てあげて下さい。「マルシマヒトシ」が何をしたいのか、もついでに見て頂けたら嬉しいです。


 DMには明記していませんが、18時40分には片付けに入ると思います。宜しく。
 

by sakaidoori | 2014-02-18 09:12 | Comments(0)
2014年 02月 15日

2348)②「対展 若手による2点1組の写真展(企画/丸島 岩村)」アートスペース201 2月13日(木)~2月18日(火

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対展 若手による二点一組の写真展              



 会場:アートスペース201 6階C室   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2014年2月13日(木)~2月18日(火)   
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

 問い合わせ:丸島均 電話・090-2873-2250 

 企画:丸島均 岩村亮太 

 DM担当:宮崎茜   

 【参加作家】
 阿部雄(札幌大・写真部OB)    岩村亮太(小樽商大・写真部OB)    
 風間晴香(小樽商大・写真部OG)       金侑龍(CAI・卒)     
 酒井駿(札幌学院大・写真部OB)    清水隆利(小樽商大・卒)
 高橋彩美(札幌ビジュアルアート・卒)   多田浩二( )
 二宮翔平(札幌市立大・卒)       細野佑太(札幌ビジュアルアート・卒)
 宮崎茜(北海道教育大・写真部OG) 酒井樹生(みきお 北海道工業大・写真部OB)
 

ーーーーーーーーーーーーー(2.13)


 2346)①の続き。



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 2014年2月14日午前9時54分。地下鉄大通駅35番出口からの風景。

 昨日は初日、部屋の準備不足もありかなり早めに会場に行った。今日はのんびりだ。10時までに行けばいい。『何か良いことがあれば』、そんな期待だ。『さて、何人来てくれるのだろう?』、期待は膨らむばかりだ。


f0126829_002835.jpg  結論から言えば、本日の来場者は10名。ちなみに昨日は約30名。きっと少ない数字でしょう。仕方がない。これが僕らの実力だ。それはそれ、のんびりした時間だった。知り合いも来てくれ、仲間も何だかんだと4人も来た。まずは喜ばしき2日目だった。






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 さて、個別紹介に入る前に、展示の仕方を含めた今展の自己評価を簡明に記しておきます。


 今展の内容以前の内部的な自己評価(参加者の選考、各種準備、参加者相互の意思の疎通、今後の見通し)は別の問題として改めて記します。あくまでも展覧会の見た目の問題です。



 ① テーマである『対』という表現形式に関して。良し。

    この点に関しては満足しています。いろんな見方、考え方、取り組みがあるのだなと感心しています。「他の人はどうするのだろう?自分の作品が他と上手くかみ合うのかな?」という心配が各自それなりにあったと思う。12者12様で自慢できるものです。





 ② 被写体に関して。遊び、心象性、ロマン、美、意外性、空気感等々多々でそれなりに面白い。

    やはり社会性を打ち出す作品が皆無に近かった。この点に関しては、今展に限らず札幌での写真展一般にいえるので、時代の風潮なのだろう。
 細野佑太が通勤などの大衆一般を正面から撮っているのが頼もしい。それだけに、彼の作品が小振りなのが何とも残念でたまらない。

    一方、酒井駿は最後は好きな夜空に徹したのが良い。不本意なできだが「好きな被写体」で大きく臨んだ。北見から愛を込めて送ってくれた。それは鑑賞者にとっては無縁なことなのだが、この強い姿勢がなければ面白くない。僕は「何を出しても結構。ただ、作風ではなくて強い気持ちの作品を出してくれと頼んだ。何を出しても、その人の実力はそれなりに出るものだ。あとは拘りを問い、財産にすべきだろう。

 逆にいろんな「遊び心」を見れたのは良かった。
 金 侑龍は極小作品で意外性と遊び心丸出しで臨んだ。こういう表現もあるのだが、残念ながら今展に関しては却下だ。なぜなら、A4以上というルールを設定しているから。しかし、12人もいればこういう表現者もOKではある。天の邪鬼は表現には付きものだ。ただ、参加者との相互交流は上手くいくのだろうか?「関係ない」と言ってしまえばそれまでだが。 

   



 ③ 作品の大きさと、その結果生まれる全体の展示構成。やや不満。

    それなりの自己主張と見やすさが両立しているから「良し」ともいえる。
 が、僕は少々の見やすさを犠牲にしても、もう少し大振りの作品が欲しかった。こぢんまりとまとまるのが今展の目的ではないから。そういう意味でも、細野佑太が大きければと、彼には残念さが加わる。要するに僕は彼に多大な期待をしている。その期待の効果があってか、膨大な見本作品を持ってきてくれた。会場外に置いています。見本とは言え、素晴らしいとしか言いようがない。

 逆に多田浩二は企画者の意図を明快に理解し、大きく世界を作った。嬉しいと同時に救われた気分だ。写真家でない彼が一番大きな作品だ。企画を手がける人だからか。




 ④ 総合評価は?


   僕は他人に厳しく自分に甘い。自分の展覧会です。まずまずの成果だと思っています。鑑賞者の忌憚のない意見を聞きたい。宜しく。






 個別紹介をするつもりでしたが、③に続くです。



 以下、いくつかの作品毎に載せます。


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   ↑:右から:清水隆利、岩村亮太




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   ↑:右から:宮崎茜、酒井樹生、細野佑太




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   ↑:右から:風間晴香、酒井駿




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   ↑:右から:金侑龍、阿部優




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   ↑:右から:二宮翔平、高橋彩美




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   ↑:中央、多田浩二








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   ↑:(会場外に設置された参加者紹介コーナー。)






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   ↑:左側、細野佑太
   ↑:右側。上段が酒井駿(北見市在住)、下段が酒井樹生(旭川在住)。

by sakaidoori | 2014-02-15 01:29 | アートスペース201 | Comments(6)
2014年 02月 13日

2346)「対展 若手による2点1組の写真展(企画/丸島 岩村)」 アートスペース201 2月13日(木)~2月18日(火)

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対展 若手による二点一組の写真展              



 会場:アートスペース201 6階C室   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2014年2月13日(木)~2月18日(火)   
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

 問い合わせ:丸島均 電話・090-2873-2250 

 企画:丸島均 岩村亮太 

 DM担当:宮崎茜   

 【参加作家】
 阿部雄(札幌大・写真部OB)    岩村亮太(小樽商大・写真部OB)    
 風間晴香(小樽商大・写真部OG)       金侑龍(CAI・卒)     
 酒井駿(札幌学院大・写真部OB)    清水隆利(小樽商大・卒)
 高橋彩美(札幌ビジュアルアート・卒)   多田浩二( )
 二宮翔平(札幌市立大・卒)       細野佑太(札幌ビジュアルアート・卒)
 宮崎茜(北海道教育大・写真部OG) 酒井樹生(みきお 北海道工業大・写真部OB)
 

ーーーーーーーーーーーーー(2.13)



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   ↑:(会場のあるビルから近くの交差点を撮る。)



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   ↑:(会場・アートスペース201のある山口中央ビル。ここの6階)





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   ↑:(6階着。エレベーターのドアが開いた時の風景。)





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 両親だ。
 会場入口に立てばいやが上にも目に入る。対として、両親を選んだ行為に企画者は心打たれた。私は真っ先にこの作品を、一番良い場所に置いた。今展の第一の骨格だ。清水隆利の対作品。






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 会場に入るなり、一番大きな存在として手が迎えてくれる。今展の第2の柱だ。多田浩二の対作品。



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 入口にギラギラ赤く目立つ作品を並べた。今展の第3の柱だ。高橋彩美の対作品。




 展示は岩村亮太に任せたはずなのに、展示の骨格は僕が決めてしまった。

 以下、会場風景は・・・




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 第一号、第二号のお客さんだ。訪問者だ。嬉しくって嬉しくって、何かをあげたいが何もない。せめては僕と話し込んで楽しんでもらおう。




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 左回りで作品群として掲載します。



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 縦並びの対作品は酒井樹生。実家は札幌だが、仕事で旭川在住。日曜日には作品を見に札幌に来る。嬉しいことだ。
 仕事の都合で、参加は保留だった。だから、DMに彼の名前はない。それでも、期するものがあるのだ。忙しさをいとわずに、急遽出品。どんな人物か見て下さい。



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 酒井樹生(さかい みきお)。昨年北海道工業大学を卒業。同大学写真部OBだ。

 彼は平岸高校の卒業生という。2期生だ。瞬間、コンチネンタル・ギャラリーでの平岸高校美術発表展のことを思い出した。最終日にたまたま見に行った。生徒間でのトークのような、作品紹介のようなことをしていた。司会の女学生は私服スタイルで元気と威勢がいい。名指しされた男子生徒がたじろいでパクパクして対応していた。完全に腰は引いている。ならばと女学生は勢いを増し、そうすれば益々男子生徒は顔を赤らめて後ずさる。アッ、あの男子生徒が酒井君だったのでは!やさしく可愛くおとなしく・・・、その風貌は変わらない。目の素直さ直向きさをこの時始めて知った。





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 左側の段違いの対作品は酒井駿
 彼は北見在住で、作品は郵送。被写体は夜空だ。なかなか満足すべき色にはできなかったと語っていた。不本意だろう。だが、ここが出発だ。それに、本人が納得できなくても、作品は一人歩きする。どういう歩き方かをするのだろう。その確認も大事なことだ。彼はその反応を直接には知り得ない。常駐の僕がその手助けをせねばならない。




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   ↑:(2014年1月2日。)



 正月に街の喫茶店で会うことができた。2年ぶりだ。初めて会った札幌学院大学写真部卒展の時に、簡単だが将来するかもしれない写真展のお誘いをした。本当に嬉しそうな顔をして「是非、やりたいっすね~」との即答だった。
 音沙汰も無しに1年半後に電話をしたら覚えてくれた。そして、前回と同じように即決で参加してくれた。その時は札幌だったが、その後北見に転勤。そして正月2日に打ち合わせだ。

 2年前と同じよう笑顔だ、「自分でもいいっすか~」と、遠慮がちだが弾む声が印象的だった。誘ってよかった。





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 12人の対作品。明日は個別掲載します。

 是非お越し下さい。何にもありませんがお話をしましょう。「栄通記みたよ」と言って下さい。




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 本日の朝日。




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   ↑:(2014年2月13日午前7時。)

by sakaidoori | 2014-02-13 23:39 | アートスペース201 | Comments(0)
2014年 02月 12日

※※)アバウトの写真・32回目「対展 若手による2点1組の写真展(企画/丸島 岩村)」DM 2/13(木)~2/18(火)

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対展 若手による二点一組の写真展              



 会場:アートスペース201 6階C室   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2014年2月13日(木)~2月18日(火)   
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

 問い合わせ:丸島均 電話・090-2873-2250 

 企画:丸島均 岩村亮太

 DM担当:宮崎茜   

 【参加作家】
 阿部雄(札幌大・写真部OB)    岩村亮太(小樽商大・写真部OB)    
 風間晴香(小樽商大・写真部OG)       金侑龍(CAI・卒)     
 酒井駿(札幌学院大・写真部OB)    清水隆利(小樽商大・卒)
 高橋彩美(札幌ビジュアルアート・卒)   多田浩二( )
 二宮翔平(札幌市立大・卒)       細野佑太(札幌ビジュアルアート・卒)
 宮崎茜(北海道教育大・写真部OG) 酒井樹生(みきお 北海道工業大・写真部OB)
 

ーーーーーーーーーーーーー(2.8)

 (以下、「栄通の案内板」の文章を再掲します。
 今展終了まで、この項目を比較的上部に置きます。)


 私こと丸島均が呼びかけをして、岩村亮太の賛同協力によるグループ写真展です。

 院生3名を含めて、ほとんどが30歳以下の若き社会人です。この数年の卒業生が中心です。

 テーマやコンセプトはありません。「対(つい)」という形式だけに拘ってのものです。
 写真の要素があれば可、トリミング、合成、加工なんでもありの写真展も視野にいれていましたが、おそらくオーソドックスな写真展になるでしょう。
 大きさは、一枚がA4以上で極力A3~A2以下をリクエストしました。なるべく大きいものを私自身が見たいからです。

 今展は明快に丸島均の企画です。

  ① 学生写真展などで会話した学生たちのその後が見たい。
  ② 社会人として、自立的に作品発表者になる機会を作る。
  ③ 「対」という美術概念の可能性。

 
 呼びかけをし、仲間と会話する中で、いろんなことが夢膨らんでしまった。
 で、今後の抱負として5年間ぐらいは継続したいと思っています。①と②は常に基本。他の要素が膨らむでしょう。例えば、参加者同士とか見る人との交流の問題、参加者の今後の個展なり、より密度の高いグループ展形成への協力。当館の5階なり6階全室を使っての美術展。何よりも、展覧会としての密度、レベルも考えないと・・・。それ以上に、仕掛けとしての企画美術展と丸島均との関係・・・しかし、そんな行動力があるのだろうか・・・。


 「企画」というからには、以上のような内部的な事情よりも外部への発信力が問われるべきです。そして、私が見たい撮影者たちがグループ展として実力を発揮できたかどうかも。

 今回、金銭負担は等分です。(私が若干多めですが自慢できるものではありません。)企画者としては不甲斐ないですが、等分負担をする人を今後も前提にしています。


 DM制作者は参加者の宮崎茜です。キカクキカクと騒いでいますが、岩村、宮崎の協力がなければどうにもならなかった。

 3人の裏方、12人の参加者、そんな小さな写真展です。
 私は基本的に街に毎日通います。会場にいなくても、連絡あり次第に直ぐ駆けつけます。

 時間があれば立ち寄って下さい。



 追記:DM制作後に、未定だった酒井樹生の参加を得ました。



 
 

 

by sakaidoori | 2014-02-12 01:22 | ★アバウトの写真について | Comments(0)