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2013年 09月 11日

2197)「内山恵利 個展」 エッセ 9月10日(火)~9月15日(日)

    
   
内山恵利 個展         




 会場:ギャラリー・エッセ
     北区北9条西3丁目9-1 
       ル・ノール北9条ビル1階
     (南北に走る片側2車線道路の東側。)
     電話(011)708-0606

 会期:2013年9月10日(火)~9月15日(日)
 休み:月曜日
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(9.10)

 昼の光も眩しく、広い会場で気持ちよく個展をしていた。


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   1989年 北海道北見市出身。
   2012年 道都大学 卒業
    現在  京都精華大学大学院染色コース 在学



 現在、京都在住で、大学院の夏休みでの帰省、そして個展だ。
 1点を除いて無茶苦茶道都大学時の作風とは変わっていない。その変わった作品が、個人的には気に入った。


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   ↑:「ひとつだけ」。(作品番号①)


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 「モダン日本画」と「若者ドローイング(落書き)」との合体だ。

 今展は全作シルクスクリーンだと思う。そして、生地によるオーソドックスなテキスタイル展でもある。
 こういう作品を5~10種類作って、テキスタイルでも良いのだが、面倒だから大判ロールにプリントして、部屋中を賑やかしたら楽しいだろうに。内山恵利版・岡本太郎だ。作品展を通り越して、インスタレーションによる空間展、バリバリの現代美術だ。もっとも、それを内田恵利が欲しているかは定かではない。「染色の勉強」で京都に行っているのであって、現代美術の修羅場を欲しての遊学ではないだろう。





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   ↑:「無題」。



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 彼女の中での伝統工芸美とキャラクター&落書き好みの自分らしさとの融合だ。この紫の出し方と一色で納める術こそ勉学(京都)での賜だろう。確かに成果には違いない。が、僕には何とか自分らしさを伝統(学んだこと)と両立させたいという焦りのようなものを思う。①の作品ほど自由さが無い。
 そもそも、伝統工芸美と勢いに基づく落書き描写との両立を、ストレートに京都の教育者は認めないだろう。認めても、「(田舎ものには)まだ早い」で終わるだろう。「しっかりと職人的技術をマスターせよ」だ。道都大の中嶋ゼミと老舗(日本美のメッカ)京都の大学との、教育上の根本的な違いがあるだろう。
 
 「技術」と「自分らしさ」の統一、言うは易く行うは難しだ。「技術」や「それを支える理論」を学ぶことでカルチャー・ショックに陥りかねない。仕方がない。北海道出身という田舎者が、大都会で何かをなそうとするならば、一度は通る大道だ。落ちよ墜ちよ、トコトン。後は昇るだけだ。


 それはそうと、彼女自身の雰囲気が実に宜しい。道都大学時代と違って、堂々としている。会話のやりとりも清々しい。焦りなんて何処吹く風だ。頼もしい。そのうちに、「栄通さん、バカいってんじゃないよ」と、楽しい言葉も聞けるかもしれない。もっともっと頑張りたまえ!




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   ↑:「無題」。



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   ↑:「無題」。



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   ↑:「かげぶんしん」。




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   ↑:「無題」。



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by sakaidoori | 2013-09-11 10:39 | エッセ | Comments(0)
2013年 08月 13日

2146) 「森田諭 個展」 g.犬養  終了8月7日(水)~8月12日(月)

森田諭 個展      



 会場:ギャラリー犬養
      豊平区豊平3条1丁目1-12
      (地下鉄東西線菊水駅より徒歩7分。
       駐車場有り。) 
     電話(090)7516ー2208 

 会期:2013年8月7日(水)~8月12日(月)
 休み:火曜日(定休日) 
 時間:13:00~22:30  

ーーーーーーーーーーーーーーー(8.10)



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 作品の世界はシンプルそのものだ。色も明快で強い。一点一点を楽しんで見た。

 異星人、あるいは半分化け物のような生き物だけを描く。化け物とは言ったが、見ても分かるように怖くはない。ちょっぴりグロテスクさはあるが、愛嬌ある化け物だ。特徴は、人間並みに二本足がほとんどだ。一方、目は沢山ある。何故だろう?いろんなものを見たいからか?他人の目が気になるからか?口の代わりに目で語りたいのか?自信のある目なのか、ない目なのか?
 そして、タイトルも深刻さとユーモアが混じっていて微妙だ。おそらく、作家自身の微妙な心理の反映なのだろう。


 そういうシンプルな画題の作品が並んでいる。「物語」が続きそうな作風なのに、会場全体には物語は生まれていない。それが今展の最大の特徴だ。それが欠点だとしたら「物語」、あるいは「構成」に対する作家の弱さということになる。

 そうではなくて、一枚の絵画の集合展として楽しむならば、全体の物語の欠如は欠点ではない。あえて連結性を拒んで、「一つ一つをバシッと見てくれ」、「その個別印象の強さを大事にしてくれ」、「同じ作家が描いたのだから、全体統一は自然に感じられるはずだ」ということだ。そういう意味では、当今主流のコンセプト展ではない。奇抜な画題とは裏腹に一つ一つを楽しむ古典的作品展だ。

 作家は若い。大学を卒業してまだ日が浅い。「物語」を作っていくのか?あるいは、徹底的に今展のように一枚一枚の完結した世界を見つめていくのか?
 おそらく今展は、そういうことを含めて作家自身の自己確認になるのだろう。スタート展だ。




 タイトルは画題に即したジョークです。自虐的というか、作家自身、見る人自身のつぶやきなのでしょう。
 作品はシルクスクリーンだと理解して見てきました。



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   ↑:「正直者と呼ばれる嘘つきの塊」。



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   ↑:「未熟な私を聴かせます」。



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   ↑:「伝えると言うことは難しいこと」。



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   ↑:「ぱちぱち」。



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   ↑:「こいつが好きな自分が好き」。




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 立体の大作。意欲作、実験作だ。大きな物語の一コマか?たまたま出てきたアイデアなのか?「でも、作っちゃった」が本音なのでは。「作っちゃったら面白い。さて、今後どうするか?」というつぶやきが聞こえそうだ。「なかなか良いゾ!」と、自画自賛しているかもしれない。僕も、「なかなか良いゾ」と思う。会場を埋め尽くす自画自賛になれば、とも思う。ガンバレ!



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   ↑:左側、「何もない」。
   ↑:右側、「人のことばかり見る自分と、自分ばかり見る自分」。

 (追記:先ほどまで(8月16日)まで、縦長作品を間違って横長作品にしていました。すいませんでした。)




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   ↑:「俺の視野は狭いけど」。


 小品ですが色、密度と高い作品でしょう。人気もあると思う。僕の写真は少しピンボケ気味です。残念であり、申し訳ありません。

by sakaidoori | 2013-08-13 00:12 | (ギャラリー&コーヒー)犬養 | Comments(2)
2013年 02月 22日

1936) 「大泉力也 個展 『たとえば、そこにいる私が夢で』」 創  2月8日(水)~2月24日(日)



大泉力也 個展 

  「たとえば、そこにいる私が夢で
     


 会場:ギャラリー創(ソウ)
       中央区南9条西6丁目1-36
        U-STAGE・1F
       (地下鉄中島公園駅から西に徒歩5分。
       南9条通り沿いの南側。)
     ※駐車場は2台分完備
    電話(011)562ー7762

 会期:2013年2月8日(水)~2月24日(日)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:11:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーー(2.14)

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 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 すっきり小奇麗な個展だ。模様はモノトーンで角張っているが、なんんとなくリズミカルで、人の足や人体、機械仕掛けのからくり人形にも見えて、ちょとした不思議さを醸し出している。その不思議さが、タイトルの「たとえば、そこにいる私が夢で」という、ムニャムニャな世界を暗示しているのだろう。

 抽象模様により心象世界を顕にすること、都会的デザインセンスで美的統一感を保つこと、この両者を両天秤しながら大泉力也の表現は成長している。流れとしては、意味不明な心模様過多な世界は影を薄め、デザインセンスで平衡感覚を保とうとしている。それでも人間が大好きだから、おしゃれに人の匂いを残さずにはおれない。シャイな男だから、顔をはっきりさせるなんて野暮なことはしたくない。どこまで「人間」を引き受けるかも楽しんでいるようだ

 今展で見せたデザイン性は益々強くなるだろう。イメージの一人歩きを許さずデザインに包み込んでいくだろう。だが、大泉力也の基本は「心模様(心象性)」というイメージだ。しかも安定している。私自身は、その時々の心の表現に注目していきたい。そこに重きをおいて見続けていきたい。

 何枚か個別作品を載せます。タイトルに画家のこだわりを感じる。


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          ↑:「swing」。


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          ↑:「踊る人」。



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         ↑:「babe 1」






 

by sakaidoori | 2013-02-22 23:38 | 創(そう) | Comments(1)
2012年 11月 19日

1871)「山田恭代美 展 『そらとみずのあいだで』」 茶廊法邑 11月17日(土)~11月25日(日)

  

山田恭代美 展 

      そらとみずのあいだで
    

        
 ・会場:茶廊法邑
      東区本町1条1丁目8-27
      電話(011)785-3607

 期間:2012年11月17日(土)~11月25日(日)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
      (最終日は、~17:00まで)
     
 企画:当館

ーーーーーーーーーーーーーーーー(11.18)

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 当館は広い。その広さ一杯一杯にチャレンジしていて、作家の心意気が素晴らしい。清々しい個展だ。


 外は小雨交じりの曇天というのに、会場は春から夏の陽気だ。百花繚乱という画題ではないが、気分は「花は咲き満ち、小鳥も飛び交い、人の笑みも絶えることなし」という壁画であり、集いの空間になっている。


 作品構成は、左側壁面が「水の中」、右側壁面が「空」、正面が「水と空が重なる陸であり、水面であり、山田恭代美ライン」というものだ。その色合い、作品の高さによって、一目で立体感が感知される。
 技法はシルクスクリーンが中心の版画だ。壁画の作品は90×180㎝のコンパネ大が一サイズになってはいるが、とても全面を一回で刷れる大きさではない。支持体としての和紙を貼り合わせて、絵柄を続けている。

 作家は「みなも」をテーマにしている。水の表面というより、水面を通して垣間見せる水中の表層、さらには見えない世界への導きとしてのたたずまいだろう。水面の表層がシルクスクリーンの重なりと符合して、版を重ねているのだろう。課題はシルクスクリーンの「無機質さ、平板さ」をいかに人間味溢れる世界として再現するかにあるようだ。
 今展、今までの一枚一枚の版画作品で表現していた「重なり、不可視部分への誘い、人間味らしさ」追究ということを、部屋空間を支持体にしての試みであり、成果だ。

 しかし、しかし、しかし、作家の意図をはるかに超えた、作家のオーラが眩しい。部屋全体に立ち籠める情熱、意欲、・・・「何とかして自分の世界を他者と共有するのだ・・・ここに私はいるのだ・・・」。自己主張と創造世界を一挙に手に入れる、それは表現者のみが味わえる喜びだろう。それを見れるのが鑑賞者の喜びというものだ。


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     ↑:「そらとみずのあいだで  『メイン』」・145×290㎝。


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 中央にドーンとピンクの花だ。ピンク、それは作家の分身かもしれない。
 部分写真で、版の重なりを楽しんで下さい。同時に和紙の模様も確認できると思います。


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     ↑:「そらとみずのあいだで 『みず』」・90×720㎝。


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     ↑:「そらとみずのあいだで  『そら』」・90×720㎝。


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     ↑:左から、「水面-彩」・30.3×30.3㎝、「水面 -水の戯れ」30.3×30.3㎝。


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by sakaidoori | 2012-11-19 11:06 | (茶廊)法邑 | Comments(5)
2012年 11月 02日

1855) 「工藤ユウ 型染作品展 『干物展』」 g.犬養 終了10月24日(水)~10月29日(月)

工藤ユウ 型染作品展

    干物展
        


 会場:ギャラリー犬養 
      豊平区豊平3条1丁目1-12 
     電話(090)7516ー2208 

 会期:2012年10月24日(水)~10月29日(月)
 休み:火曜日(定休日) 
 時間:13:00~22:30  

ーーーーーーーーーーーーーーー(10.28)

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     ↑:「簾干し」・シリアス染料による型染め。

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               ↑:「目刺干し」。

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               ↑:「秋刀魚のひらき」。



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 工藤ユウ君は、昨春、道都大学中島セミを卒業した。

 作品を見てもわかるように、実に堅実そのものだ。シルクスクリーンによる型染め技術を確実に修得する、これにつきる。画題は海鮮物の干しものだ。骨格の線を楽しむと言うより、図鑑的興味が第一等だ。そこに、図柄としてのデザイン性を加味して作品化しているようだ。

 僕のように、短兵急な猪突猛進型からづれば、工藤ユウ君の仕事は振りは、あまりに腰が落ち着きすぎてもどかしい。
 「君の図柄で浴衣を作るんだ。大胆な干しものが背中を泳いで、初々しい裾に大柄のイカの頭や足がチラチラと顔をだすんだ。そんな粋な姿で、好きな彼女が闊歩するんだ!君模様で包むんだよ!!惚れ惚れするよ。」
 しかし、そんな僕の楽しき妄想など思いもよらないという。
 今は、一所懸命に図柄を彫り、淡々と丁寧に一枚一枚を仕上げていくこと。標本集と言えるくらいの数を揃えること。そのことによって、表現の何たるかを学ぶこと、それが彼の意識の全てだろう。

 きっとそれで良いのだと思う。焦る人ではないのだろう。着実前進、堅実一路の工藤ユウである。

by sakaidoori | 2012-11-02 23:02 | (ギャラリー&コーヒー)犬養 | Comments(0)
2012年 05月 01日

1726)②「第3回 (有)ナカジテクス (道都大中島ゼミ展)」 さいとう 終了・4月24日(火)~4月29日(日)

 
○ 第3回 有限会社ナカジテクス

   (道都大学中島ゼミ・グループ展



 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2012年4月24日(火)~4月29日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(4.29)

(1725番①の続き。)

 限りなくコメントは省略して、なるべく多く参加学生・OBの全体写真を載せます。

 まずは前回の続きとしてB室の作家達です。


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          ↑:畠中ゆう、「オカスミス」・スクリーンプリント 綿。


 絵柄の中のグルグル線描が気になるところ。この線描を得意にしているのだが、個々の図案や全体の中で、どういう位置づけを持たせていくのだろう。あくまでも部分としての飾りなのか、中心模様に発展するのか。今は図柄と線描の力具合が等しくて、おとなしい感じ。


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     ↑:菅野成美、「縁起物」・型染 タッサー。


 なかなか小粋な巾着だ。


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     ↑:三上リカ、「薔薇庭」・型染め 綿 タッサー。

 赤と黒それに壁の白、よく目立つ。



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     ↑:杉本真衣、「ゆかいな体操一家」・スクリーンプリント 綿 タッサー。


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 これは愉快だ。沢山の素地のように見えるが、画題はそんなに多くない。組み合わせ、貼り合わせと小物を少々で大きく見せている。「第3回 ナカジテクス展 『一番目だって元気一杯で賞』」でした。



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     ↑:中嶋紅葉、「そうだ、買い物に行こう」・スクリーンプリント 素材はいろいろ使ってます。

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 薄模様の春ですね。「そうだ、本当に買い物に行こう。何かに誰かに出会いがゾクゾク」
 


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     ↑:折笠友美



 次はC室です。


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     ↑:工藤ユウ


 ご存じ「干し物の人・工藤ユウ」だ。
 きっと他人からは、「他にも描いて」というリクエストが来ているだろう。だが、頑として同じ図柄、同じパターンで突き進む工藤ユウだ。不器用なのか、視野狭窄なのか、学者肌なのか、職人気質なのか?しかし、これだけ徹底している人も珍しい。作家にとって「珍しい」と言われることは褒め言葉だと思う。
 脇目もふらず、我が道を進んで下さい。
 ちなみに今回の「スルメ」、足の絡みが気に入りました。



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     ↑:前川里絵、「三角型構造図」・スクリーンプリント 綿。


 こういう展覧会にマネキンは必需品と思う。やっと出てきて一安心。


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     ↑:藤井エリ、「わだち」・型染。


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 にぎやかな展覧会だから、どうしてもこういう地味な作品は目配りが欠けてしまう。
 この黄色風は何色と言ったらいいのだろう。染めが気になる作家です。



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     ↑:杉原友紀、「マグマグは心配性」・スクリーンプリント 綿 タッサー。


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 消しゴムスタンプの杉原友紀。
 初めてご本人と話をして、ゴム印の注文の仕方が分かった。蔵書印をお願いしよう。

by sakaidoori | 2012-05-01 13:55 | さいとう | Comments(0)
2012年 05月 01日

1725) ①「第3回 (有)ナカジテクス (道都大中島ゼミ展)」 さいとう 終了・4月24日(火)~4月29日(日)

  
○ 第3回 有限会社ナカジテクス

   (道都大学中島ゼミ・グループ展



 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2012年4月24日(火)~4月29日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(4.29)

 当展も3回目だ。明るく元気に賑やかなグループ展だ。特にお客さんがいると一層華やかで、そこにいる自分も楽しくなる。楽しくはなるのだが、歳のせいか、春のせいか、何やら気分に追いつけない感じもした訪問日だった。
 「追いつけない」、そんなことを言っていてはいつになっても当展を掲載できない。ザックザックと会場風景を載せていきます。多人数参加なので、今回は限りなく個人紹介は省略です。適時、個別コメントを差し挟みながら進みましょう。

 ところで、当展は道都大学中島ゼミで、シルクスクリーンを学んだ現役・OB・OG展です。生地の柄は今風というか女の子風です。


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 ちょっとピンボケ気味ですが、熱気が伝わっていいかな。


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     ↑:右側の白い作品・篠木正幸。左側のテキスタイル・加藤千尋


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 入り口は白からだ。先が続々と若い色々で攻めてくるから、凄く渋い。技術への拘りが、拘りすぎというか、他の作品とは一線を画している。
 今展は3点で充分だろう。僕は作家の個展を知らない。そのあたりを幸いにも会話することができた。
 で、僕の結論。何はさておいて、個展でしょう。なぜためらっているかは分かる。おそらく、「これを見せたいのだ」という、表現に対する執着というか自信というか明快な世界の自覚が薄いのでしょう。世界が無いはずはない。こうして作品を出すのだから。しかも、「丁寧さ、美しさ、技術」にたいしては意見をお持ちのはずだ。その「美しさ、丁寧さ、技術」をご自身の展示美学にまとめて見せれば良いだけだ。個展として見せて、それが向いていなければ、今度は真剣白羽でグループ展に対応したらいい。まずは自己確認としての個展でしょう。サイは振らなければならない。


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     ↑:右側が加藤千尋。奥の赤くて賑々しいのがミカミイズミ


 ミカミイズミ、今回は可愛く赤の登場だ。いつものように攻め攻めスタイルなんだが、赤やピンクの子供お色気がやけに眩しい。


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     ↑:アライ シズカ。会場入り口のA室左側の展示。


 次はB室です。会場をグルーっと載せます。


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     ↑:右側は森迫暁夫。正面の壁は畠中ゆう


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 空間グルリと気合いの入った展示だ。


 やはり気になるのはこの人だ。


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     ↑:森迫暁夫


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 いつものように、うるさく楽しく森迫ワールドでした。


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          ↑:橘内美貴子

 浴衣のような爽やかさ。白の好きな作家だ。廻りが元気ムンムンで攻めているので、一見目立ちはしないが、やはりしっかりと自分の空間を演出している。
 



 C室も残っているので、一端区切って②に続く。

by sakaidoori | 2012-05-01 09:47 | さいとう | Comments(0)
2012年 02月 25日

1632) 「静芳・個展 (新井静芳・個展)」 さいとう 2月21日(火)~2月26日(日)

○ 静芳・個展 
             (新井静芳・個展)           


 会場:さいとうギャラリー  
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2012年2月21日(火)~2月26日(日)
 時間: 10:30~18:30
      (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(2.22)

 新井静芳さんによるシルクスクリーンのテキスタイル展。道都大中島ゼミ生で今春卒業予定、だから卒業記念の個展です。
テキスタイル反物を沢山並べて、シルクスクリーンの基本姿勢を披露し、応用編として縫いぐるみやブロック片の壁飾りに挑戦している。大味な反物絵巻・研究成果と小振りではあるが絵画やデザイン感覚が問われる小品群、その重なりは若さ明るさ女子大学生らしさがムンムンしていて、目に一杯の刺激です。

 さー、全作品を連続掲載して、ブログを華やかにしましょう。
 そして、今回は言葉少なく写真の世界です。


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 布地の色は黒、そこに小さな模様をカラフルに。遠目には渋いが、近づけば手のひらサイズの小さな踊りの群れです。


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     ↑:左から 「くるくる」、「トテテ」。


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 「静芳の宮殿模様」です。ちょっと遠慮がちの宮殿祭りです。もっとブロックの集中するところがあった方が、華やかになると思った。そして大胆に白の余白部分を作って壁全体にメリハリがあればと思った。
 それにしても明るい。一枚のシルクスクリーン反物ではできない細やかで心躍る作品だ。作業としては大変だが、反物とてこうして「何か」が生まれるのを待っているはずだ。


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 やや大きめの円くてふっくらな塊の好きな静芳さんでした。中間色をカラフルに使うのも好きです。今展は明るさ発表開眼展でした。次回は更なる開花、爛漫展を期待しよう。

by sakaidoori | 2012-02-25 00:01 | さいとう | Comments(0)
2012年 02月 23日

1629) 「住吉直道・個展」 g.犬養 終了・1月14日(土)~1月22日(日)

○ 住吉直道・個展
            ~その弐~ 


 会場:ギャラリー犬養 
       豊平区豊平3条1丁目1-12
      (地下鉄東西線 菊水2番出口より徒歩7分。)
      ※ 駐車場あり。 
      電話(090)7516ー2208 

 会期:2012年1月14日(土)~1月22日(日)
 休み:火曜日(定休日) 
 時間:13:00~22:30  

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.25)

 前回紹介した阿倍真大君、今回の住吉直道君ともども道都大中島ゼミのOBです。シルクスクリーンを基本にしながら、共に表現の幅を拡げている。それでは住吉くんの新たな試みとは何か?全体の会場風景から始めましょう。


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 会場は2階、登り切った所からの風景です。格子窓の向こうの白い模様、白壁ではありません。屋根の雪です。


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 反対側からの風景。立っているのは画家です。ピンボケです。犬養ギャラリーのムードを確認して下さい。


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 まさに住吉君の落書き部屋です。瞑想と妄想に励み、明快に迷走する、絵好き青年の屋根裏部屋です。愛すべきオタク群像ですが、今回はその絵から人形がポロッと誕生だ。憎たらしくも愛すべき住吉・人形、沢山撮ったのですが、大半がピンボケだ。ヘンチクリンな人形のオンパレード紹介のつもりが仕方がない。サワリということで次回を楽しみにしよう。


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 パッと見開いた大きな目にバッチリご対面です。乱れ髪もなかなか印象的で、不潔で汚いと思う人もいるかもしれないが、「髪」という人間の赤裸々な情念を発揮していて、僕には何ともたまらない魅了人形です。
 
 今回は、「思いついた、作っちゃった」という画家の自由の賜といった感じで、まだ物語は始まっていません。五段飾りの男子お祝いお披露目、そんな美術デビューです。デビューと同時に今後大いに期待しましょう。

by sakaidoori | 2012-02-23 00:20 | (ギャラリー&コーヒー)犬養 | Comments(0)
2012年 02月 22日

1628)「Becchi Solo Ex.『Del Del 2nd』(阿部真大・展)」ト・オン・カフェ 終了・1月10日(火)~1月22日(日)

○ Becchi Solo Exhibition (阿部真大・展)

      Del Del 2nd
    


 会場:TO OV cafe(ト・オン・カフエ)
      中央区南9西3-1-1
       マジソンハイツ1F
      (地下鉄中島公園駅下車。
      北東に徒歩2分。北東角地。)
     電話(011)299ー6380

 会期:2012年1月10日(火)~1月22日(日)
 休み:会期中無休
 時間:10:30~22:00
    (日曜日は、10:30~20:00)
 電話:(011)299-6380

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.15)

 載せると言って一月以上が経ちました。阿倍真大君の怒り顔を目に浮かべながら、それでもめげずに紹介しましょう。(以下、敬称は省略させて頂きます。)

 「ワキデル、ワキデル。ツナガル、ツナガル」をモットーにする阿倍真大。アメリカン・ポップ調なストリート落書きマンかと最初は思ったものですが、丁寧に綺麗に描き進む、仕上げていくというタイプです。穴から幾人もの木目調のピノッピオが次から次に湧き出てきて、繋がって、その行軍はどこまで続くの?そんな世界です。

 今展は2部構成+αです。


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 二枚の絵を描いちゃった。目の中を海色にして、レインボーにして・・・、なかなか宜しい。宜しいが物足りない。フムフム、テープを鎖にして繋いでみよう。
 ということで、黒テープの一人旅とが始まったみたいです。

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 足に絡まって綺麗に出来上がり!
 だから何だと問われたら、まーまーそんな四角四面の顔をせずに、ふんわり気分を楽しんで下さい。四角四面の顔はむしろ画家自身かもしれない。『テープ惹いちゃった、ウム面白いぞ』と、ここからは四角四面で空間と壁と窓と床と、目に入るものを真剣白羽でやぶにらみしていることでしょう。もしかしたら恐い顔かもしれない。そんなことを勝手に連想すると、吹き出しそうな気分です。そこはグッと我慢して、画家と一緒にテープの線描の跡を追い、幅広い黒の領域を目に焼き付けてきました。


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 黒テープシリーズはその場限りの作品ですから新作です。こちらの建物連結シリーズは既発表作品です。
 一定のリズムで淡々と繋がっている。四角の角が円いので、優しくはあるのだが、だからといって丸い物ではダメなのだろう。サイコロ・タイプを好むのだろう。似て非なる多面体、そこに人間の表情なり気分なり感情を重ねているのだろう。建物という機械仕掛けの人物群でもある。そして、絵巻物という物語ではあるが、「終わりなし」、人生の縮図だ。阿部真大が向こうの世界に行った時にディ・エンドだ。だが彼は若い。そのうちに無表情に見えた球体の表面にも秘密を見る時期がくるかもしれない。


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 それにしても迷路のようでサイクリング・ロードみたいだし、花束気分で進むしかないのだろう。


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          ↑:「夜蟲のマユ」・(小品)。


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 古い作品との事です。残念にもピンボケの紹介になりました。すいません。記録としての掲載です。
 ドローイングによる「おどろおどろしい心象世界」です。今は花束ロードを描く画家ですが、根っこに不定形のムンムン気分も持ち合わせているのでしょう。いつもいつも丁寧に描いてばかりいると、闇夜の方からお声がかかるかもしれない。


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by sakaidoori | 2012-02-22 00:01 | (カフェ)ト・オン | Comments(0)