栄通記

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2014年 06月 30日

2390)「森山誠 個展」 時計台 終了/2014年6月16日(月)~6月21日(土)

 


森山誠個展      


 会場:時計台ギャラリー 2階A室
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 会期:2014年6月16日(月)~6月21日(土)
 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(6.19)



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 (以下、敬称は省略させていただきます。)



 森山誠の画題、様式、型式はほぼ決まっている。画風もはっきりしていて、森山作品は瞬時に見分けが付く。狭い世界の中での絵画作業だ、「探求派」だ。
 
 森山絵画の魅力は緊張感だ。静かな世界に一本の横線が入り空間を切り裂く。それに反して、筆を腕の振りに任せる。制作途中で筆を置く。そんな静と動をかねた緊張感、未完ではという驚きが、似たような画題ではあるが、いつも新鮮に感じている。


 静と動、比喩的に言えばモンドリアンとポロックを重ね合わせて、ジャコメッティーの「それでも人間がいる・・」という人間臭さを秘めている・・・そんな風に僕は見ているから。実に楽しい。




 さて、いつもと似ているが、やはりいつもとは微妙に違う。いや、微差がかなりの違いとして感じた。

 ① いつもは横線の緊張度が高いが、今回は縦線が多い。その分、画面が賑やかになり物語性が強くなった。

 ② 森山的人間が描かれてはいるのだが、無表情でのっぺらぼうな面構えになった。
 いつもだったら、「描かなくてもいいのだが、やっぱり人間を入れるんだよな~」という照れがあった。実際、ピエロ的雰囲気があった。大きい人物であっても、画中での存在感は軽い。
 今回はそんな人間臭さからは遠い。強いていえば能面か。こうなると画中から人が消えてもおかしくない。その方が抽象性が高まるだろう。でも、代わりにイスが重きをなすかもしれない。どうみても氏は抽象表現び親和感を抱いている。一方で具物からは脱却できない人間・森山がいる。

 ③ 展示構成が、人のいる作品といない作品との2作組み合わせになっていた。たまたまなのか?意図性は少ないと思うが、こういう見方を画家自身が欲したのだろう。つまり、一枚で完結ではなくて、2系統の画風を一つのまとまったものとして森山脳内絵画は成立しているのだろう。実際、2作一組として鑑賞したら、個々の作品とは違った膨らみと大きさがあると思う。より物語性と絵画虚構が膨らんでいるような気がする。



 以下、2点一組風に掲載していきます。クリックすれば大きくなります。

 
 より具体的に今展の森山ワールドを書くべきでしょうが、すでに多くを書いてしまいました。以下は写真だけになるかもしれません。





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 縦線が多くなったと先に書いた。単なる模様的な縦線ではなくて、ドアなり、部屋の四隅なりの具体的な線だ。それらの多くは「絵画トリックとしての窓」を構成している。画面中央の画題なり中心への視線を、違う世界に無意識にもっといかせる虚の世界だ。仮に具体的な窓やドアであっても、どこかホワイトホール的な違和感が漂うものだ。その不思議感が生まれていなければ失敗といえるかもしれない。
 今回の森山ワールドは、窓を何層もの入れ子にしたいようだ。強引すら感じる。そのことが物語り性を強めてもいるのだろう。ではどんな物語を・・・。そこは見る人の裁量だろう。画家は賽を投げるだけでその目を確認しない。

 それと、人物のない作品に顕著なのだが、画面中央には何もないような間取りだ。その分廻りを賑やかにしている。やはり「窓」を構成しているのだろう。




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   ↑:「卓上 13-4」・20F 2013年。





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   ↑:左側、「卓上 13-1」・6F 2013年。右側、「白い卓上」・F8 2013年。






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by sakaidoori | 2014-06-30 11:24 |    (時計台) | Comments(0)
2014年 06月 29日

2389)②「風間天心  信仰 」 cai02 終了/6月7日(金)~6月28日(土)

    
   

風間天心    信仰  

     

         
 会場:CAI02 (全室)
      中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2   
      (地下鉄大通駅1番出口。
    ※注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
          昭和ビルの地下2階です。)
     電話(011)802-6438

 会期:2014年6月7日(金)~6月28日(土)
 休み:日曜・祝日  
 時間:13:00~23:00

※ オープニング・レセプション ⇒ 6/7(土) 19:00~
 
 企画:当館


ーーーーーーーーーーーーーーー(6.27)


 2388)①の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)





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 入口の方に四角い小さな穴がある。ここから入るのだ。茶室のにじり口と同じだ。聖書でいえば「狭き門」だ。「真理に至る道は厳しく狭い」ということか。が、浄土信仰のエッセンス、「いつでも、どこでも、だれでも」簡単に救われるとは違う。風間天心は自力行の禅僧だ。狭き門を見つけて自力でこじ開ける努力を求めているのだろう。


 狭き門は現世と来世との出入り口でもある。異空間を繋ぐ信号であり装置だ。







 さぁ、狭き門をくぐろう。


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 まるで祭礼場だ。秘密結社入会の為の祭壇のようだ。

 床に何やら敷き詰めている。




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 5円玉だ!!何と何と五円、ご縁、ピカピカ世界だ。(使い古された5円玉がほとんどだから、ピカピカではないが、気分は極楽浄土をあしらっている。
 

 5円玉が黄金のようにして玉石通路の両側に敷き詰められている。
 その白い玉石の量もおびただしい!!
 当館はエレベーター無しの地下2階だ。いったい何人で石や五円玉を運んだんだろう!!展覧会が終われば撤去だ。今度は上に運び上げる。お金は手数料を取られて両替だ。


 壁も不思議なことになっている。


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 水引だ!!ピンクピンクの七色だから、お祝い用の水引だ。ここが極楽浄土あるはハッピー・パラダイスな異空間ということか?そうか、5円玉は縁担ぎでもあるがお金というスペシャル・マジックだ。ハッピー・グランドそのものだ。お金だけでは余りに露骨で下品だから白玉石で清めているのだろう。



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 伊勢神宮の白石を思い出してしまった。賽の河原でもある。



 装置はまだある。
 祭壇の手前には、結界を結ぶのか一本の紐(水引)が凛と閉めている。それにしてもこれまた莫大な量だ。一本一本並べていったのだ!何という労力!展覧会が終われば単なるゴミか?美術行為とは、結果において美しいがおぞましいばかりの消費エネルギーだ。エコハンタイ・エ~コハンタイ・エコハンタイという空念仏が聞こえてきそうだ。





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 直線は人に緊張を強いる。たとえそれがピンクであっても。「これを見よ!」と強い命令電波を発信している。

 (祭壇の仏具は廃寺になった本州の寺院の形見だ。そのお寺の再現をこの場で象徴化しているのだろうが、異空間、パラダイスとしての祭儀場として理解すれば充分だろう。)

 パラダイスなのに直線は自由を束縛している。だから、本当のパラダイスではないのだろう。



 私はこの部屋を限りなく愛する。地下室に現出したエセ・パラダイス。余りに綺麗で静かな中に、余りに自然にエネルギーを閉じ込めている。
 風間天心は内なる過剰な精神を楽しんでいるようだ。狂気に転化しかねないが、狂気をあざ笑うような余裕を感じる。ヨーロッパを1660㎞も修行として歩いたからか。信念をつかんだのか?


 それにしても蒸し暑い空間だった。本州のお盆の夜更けを思い出した。下着姿で汗をかきながらお盆の夜を過ごす・・・お盆、日本的な慣習だ。今年もその時期は近い。




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by sakaidoori | 2014-06-29 23:24 | CAI02(昭和ビル) | Comments(0)
2014年 06月 29日

2388)①「風間天心  信仰 」 cai02 終了/6月7日(金)~6月28日(土)

  


風間天心    信仰  

     

         
 会場:CAI02 (全室)
      中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2   
      (地下鉄大通駅1番出口。
    ※注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
          昭和ビルの地下2階です。)
     電話(011)802-6438

 会期:2014年6月7日(金)~6月28日(土)
 休み:日曜・祝日  
 時間:13:00~23:00

※ オープニング・レセプション ⇒ 6/7(土) 19:00~
 
 企画:当館


ーーーーーーーーーーーーーーー(6.27)


 「宗教」あるいは「信仰」を問う美術展のようだ。「ようだ」という気の抜けた言葉を使ってしまった。他意はありません。僕自身が知的関心として宗教なり信仰を考えはするが、「美術鑑賞」や「精神的行為」としてそういうものとガップリ四つに取り組む姿勢に欠けているからだ。発表者やその仲間たちの尋常ならざるエネルギーの発露展として見てきた。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 風間天心は禅僧である。東川町・某寺の住職である。
 同時に、美術大学を修了し、作品発表をし続けている。現代美術作家である。

 (実は、お坊さんといかに接すべきか戸惑っている。
 お経に詳しく葬式を営む自営業者として、今展を仕事以外の人として見るべきか?
 生と死を思索している考える人?
 その結果から得られる救済や信仰の実践者?
 宗教者として尊敬し畏怖すべきか?
 日本での宗教者とは何者だろうか?
 
 しかも風間天心は現代美術家だ。人間や社会のあり用を感じる人だ。
 宗教家とまともに対話したことがないのに、宗教家&美術家を前にして真の「対話」が可能なのだろうか?
 僕は過剰な美術作品を愛する。宗教者は過剰な精神を抑制せねばならない。中庸を人格化させねばならない。何でもありの現在の美術だ。宗教者の抑制する自己鍛錬と、美術行為の両立は可能だろう。が、お説教的可能さでは面白くない。たとえ崇高な美術現場であっても、結論ありきでは非現代的だ。
 では、宗教家の美術展に何を求めるか?宗教家だからできるものの見方、感じ方、提示の仕方・・・それらが思想信条に関係なく新鮮な違和感生む。違いとの出逢いを求めたい。)




 さて、今展は2会場での展示だ。ともに仏教を題材にしていてインスタレーションだ。
 見せ方は随分と違っている。共に「膨大なエネルギー」を前提にしていて、個人的には「ここまでするか!」と驚いた。両展示には前後関係はなく、対的にいろんなアプローチではある。が、僕は暗い写真の空間が、狭くて明るい極楽浄土的な空間のイントロとして楽しんだ。




 では、先に暗くて広い部屋を報告しよう。巡礼行の写真・映像展だ。





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   ↑:(映像シーン。) 




 綺麗な写真だ、映像だ。


 カトリックの大聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」・・・1660㎞の大巡礼記録だ。撮影はユダヤ人カメラマンLukasz。

 巡礼記録ではあるが、「巡礼生活」ではない。「求法的実践行」を宗教的に追体験させる場だ。遊びや笑いはない。性など論外だ。

 1660㎞の巡礼、厳しい旅だ。素晴らしいと思う。四国のお遍路さんのように、道すがらの出逢いは心の触れ合いや新たな発見にになるだろう。だが私には無縁だ。「ご苦労様」と気にかけるだけだ。



 ここには記録を超えて「実践」という膨大なエネルギーがある。しかも「聖」オンリーだ。カメラマンは東洋的な美にチャレンジしている。異質的でエキゾチックなものへの憧憬があるのだろう。精神的・神秘的な写真空間であり構成になっている。被写体の風間天心は仏教修行者を演じ、修行エネルギーを視覚美として昇華させている。


 綺麗な写真だと思う。確かに精神的で厳かだ。
 が、仏教修行など無縁な私にとっては「ご苦労様」と思うだけだ。修行や苦行はいかに美しく再構成しても、風間天心とカメラマンとの精神的対話を傍観者として見るだけだ。私は老いてしまったようだ。ただ眺めるばかりだ。



 この空間では「膨大なエネルギーを、仏教行為としてヨーロッパで実践した」、ということを確認しておこう。次室でも膨大なエネルギーを見ることができる。


 その部屋を②として案内します。(続く





 では、②では隣室の明るくて蒸し暑くて変な空間へ行きましょう。

by sakaidoori | 2014-06-29 21:20 | CAI02(昭和ビル) | Comments(0)
2014年 06月 29日

2387) 「藤女子大学写真部 写真展 『閃光少女』」 資料館 6月24日(火)~6月29日(日)

    
  
藤女子大学写真部 写真展 
  『閃光少女
  

             

 会場:札幌市資料館2階6室
      中央区大通西13丁目 
       (旧札幌控訴院。
       大通公園の西の果て)
      電話(011)251-0731  

 会期:2014年6月24日(火)~6月29日(日) 
 休み:
 時間: 9:00~19:00
      (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(6.27)




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 モノトーンの藤女子大学写真部だ。一人以外は白黒という虚構で勝負だ。

 作品数も宜しい。大きさもまずまず。狭い部屋だが、それぞれ工夫した展示で、学生らしさがよく伝わる。個別個別はそれなりに面白い。しかし、全体の雰囲気、白黒の出し具合とかがある一定の幅に納まっていて、強さ厳しさ鋭さが弱いと思った。凄く残念だ。技術力の弱さでもある。色への拘り、あくなき探求心だ。表現者自身の美学を高めて、高い表現欲求持てばと思った。求めるものが高ければ、学ぶことも多いだろう。大学写真部、大人の技術指導者がいない写真環境だ。更に更に頑張って欲しい。



 面白かったと思う人を中心に個別紹介します。




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   ↑:以上、2年・小酒井彩香、「I'm」。



 面白い感覚の学生だ。変なものばかりを撮っていて、適当に提出している。被写体もバラバラ、距離感もバラバラ。おそらく、それらは日常のなかでの取り立てて頑張らない一コマ一コマなのだろう。この中心定まらない非定型の世界をもっともっとたのしみたいものだ。





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   ↑:以上、4年・橋本つぐみ、「unfmiliar spring」。



 じとっと魅入らせる作品だ。何かを見つめている。感じている。ちょっとダークな気分にさせる。
 春、さくら満開の良い気分200%もあれば、季節の快晴気分について行けない時期でもある。そんミスマッチな心象世界か?他の世界と自分との微妙な差異を見つめているのだろう。

 頑張った作品だと思う。以前は良きモデルに出会って「少女・処女」の引き籠もりを表現していた。空気感表現と生理表現をダブらせたいのだろう。モデルに頼るところがありすぎて、他へのチャレンジが薄くなっていた。
 今回は頑張った。このレベルを一気に付け抜けて欲しい。「少女性」が継続テーマであってもいいのだが、作品力留まってはいられない。





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   ↑:以上、2年・岩代亜子、「1one1liness」と「sakura」。
 



 上に取り上げた一作が妙に気に入った。さくら満開の中で、廃墟気分の対比だ。線的表現が好きなのだろう、細かさ鋭さも気になるところだ。彼女も2年生だ。失敗を恐れずにガンガンやって欲しい。細かい綾表現がもっとググッと!期待しよう。




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   ↑:4年・竹中春菜、「アンテナ」。




 何かを求めて、首が引き裂くほど上昇する。焦るようなスピード感もある。一人で何かに対して身構えるような、「我ここにあり」というシグナルだ。
 そういう擬人的姿勢を「アンテナ」と竹中春菜は名付けた。何をキャッチしたいのだろう?感じる植物だ。

 僕はこの二月に、青年達を集めて「対展」という写真展を開いた。2点を対として表現する写真展だ。この作品はまさしく「対」だ。正反という対比でなくて、存在感やボリューム感を高める働きをしている。
 この会場では、竹下作品ばかりでなく、部分的にも「対表現」を多く取り入れていて嬉しくなった。







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   ↑:2年・名畑響



 正面対峙の挑発感覚が好ましい。逞しさも良い。
 シンプルに表現するを課題にしたようだ。そうだ、シンプルでどこまでできるか!
 






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   ↑:「こわれもの」、「それから」。



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   ↑:以上、岩田千穂




 「それから」と「こわれもの」という二つのタイトルだけども、人が全体を取り巻いて一つの表現になっている。この感覚はグーだ。
 人との距離もあれこれといろんな距離感で表現している。好ましいフットワークだ。が、ちょっとわざとっぽい感じもして、被写体との距離感を修行中だ。

 人の存在がやけに小さく見えるが、上掲の建物が水面に映った作品は大きく見える。際だった存在感だ。その分、「こわれもの」表現としてはいいのだろうが、異様にバランスを欠いた感じだ。もっとも、このアンバランスも若者らしくていい。







 
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   ↑:2年・平間理彩



 これも対作品だ。「羊」と「犬」か。

 確かにアイデアは普通だが、被写体に対する肉薄感覚がいい。犬の不鮮明さ、悪くはないが、いささか技術不足で不思議さの効果を発揮しなかった。見事な失敗作になっていて今後の糧になると思う。

 次は失敗を恐れずに沢山大きく出品することだ。




 
 気がつけば全員紹介の雰囲気になってしまった。ここで止めておきます。次回も楽しみにしています。






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   ↑:1年・篠原奈那子



 自転車物語でしょう。一人旅ムードで小さなセンチメンタルだ。でも、若い華やかさが自然に出ていて眩しい。

by sakaidoori | 2014-06-29 00:21 | 資料館 | Comments(2)
2014年 06月 28日

2386) 「西村一夫展 -内なる風景-」 時計台 6月23日(月)~6月28日(土)

 


西村一夫
    -内なる風景





 会場:札幌時計台ギャラリー 2階A室
      中央区北1条西3丁目
       札幌時計台文化会館
      (東西の中通りの北側にあるビル)
     電話(011)241ー1831

 会期:2014年6月23日(月)~6月28日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(6.27)



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 (以下、敬称は省略させていただきます。)





 爽やかな空間だ。
 西村一夫模様が壁に並んでいる。色があるから花々風だが、空気のようだ。作品だから一枚一枚を楽しむのだが、全体の「西村・気分」に浸ってしまった。その気分をこのブログでも再現できないものか?というわけで、作品群を連続して載せます。

 画家の内なる風景は、僕らにとっては単なる慰めかもしれない。「慰め」、それも画家にとっては悪くはないだろう。





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 まるで壁紙のような掲載になってしまった。
 「壁紙」画家には失礼な言葉か?「壁紙」のようで「壁紙」でない、「絵画」のようで「デザイン」に見られる。心象風景だが、自己の風景を押しつけない。見る人が気持ち良ければそれでいい。  

 やはり肉筆を見ないとその心地良さの質は伝わらないだろう。仕方がない。クリーミーな絵肌、他者に迫らない色構成、色と色との境界は毛糸のように優しく触れ合いそう。
 「内なる風景」、それは水平線のある風景でもあり、人間関係の投影でもあろう。他者(自然、人間)との語り合いの場だ。喧嘩することなく強く交わることなく、各自が自己領域を宣言しつつ全体は調和する・・・そんな風景だろう。





 いくつか個別作品を載せます。


 いつもの西村模様ですが、モノトーンの大作に少し驚く。



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   ↑:「内なる風景 M-4」・2014年 アクリルガッシュ。



「カラーからモノトーンへ」、それは人生の筋目の反映か?単なる絵画上のバリエーションか?もっとも、「モノトーンというカラー」かもしれない。




 全体のポピー的華やかさに慣れた目には、個別作品は意外と地味な感じがした。西村絵画は優しく吸引させるところがある。だからか?




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   ↑:「内なる風景-ACS46」・2014年 アクリルガッシュ。


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   ↑:「内なる風景-ACS-55」・2014年 アクリルガッシュ。



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   ↑:「内なる風景-ACS-53」・2014年 アクリルガッシュ。




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   ↑:「内なる風景-SA-1」・2014年 アクリルガッシュ。




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   ↑:(ともに)「内なる風景」・2014年 オイルパステル。









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   ↑:左側、「小さな彫刻-4」・2014年。右側、「三つの形―10」・2014年。

by sakaidoori | 2014-06-28 10:05 |    (時計台) | Comments(0)
2014年 06月 28日

2385)①「七月展 (北海道教育大学岩見沢校・美術コース学生自主作品展)」市民g. 6月25日(水)~6月29日(日)

  


  

七月展 

北海道教育大学岩見沢校 
美術文化専攻の学生による自主作品展




 会場:札幌市民ギャラリー・1階全室
     中央区南2条東6丁目
     (北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2014年6月25日(水)~6月29日(日)
 休み:
 時間:10:00~18:00
    (最終日は、~17:00まで。)

 【参加学生】
  とても沢山。

ーーーーーーーーーーーーーー(6.27)


 
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 「七月展」ですが今年は札幌国際芸術祭の関係で六月開催です。

 例年の通り沢山の学生作品だ。当然ながら詳細な報告はできません。会場風景をなるべく沢山載せて、後は私好みの作品感想記です。


 入口付近の第一室からです。決してこの部屋が「上手な人たち」というのではありません。が、広い空間だから気持ちが良いので、此処の雰囲気で全体の出来映えを判断したくなる。そんな早とちりをせずに、ゆったりと今年の教育大気分に触れよう。幸い、この日は真夏の雰囲気たっぷりの太陽だった。北海道らしいすっきり気分の空気具合で気分は上々だった。



 (以下、敬称は省略させていただきます。)




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   ↑:3年・高橋一矢(デジタル絵画研究室)、「Ultra marine」・キャンバス 油彩。


 色を追求する姿勢が良い、拘りが良い。この「青」、描き手は満足したのか?重厚にならず、軽くもならず。ほどほどの深みと軽快感。
 今回は青色だが、青を追求するのか?いろんな色を研究しているのか?






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   ↑:3年・三村紗瑛子(油彩研究室)、「いつもそこにあった」・キャンバス 油彩。



 いいつものようにフワフワ気分の三村紗瑛子だ。そして、いつものように上手くはない。上手くはないのだが、これが「三村流・不思議の国のアリス」ワールドだ。バリバリリアルでは彼女らしい異次元感覚が生きない。この下手な味を残しつつ、弱そうで強い不思議空間を表現できたら。

 かつてある黒人ジャズ・ピアニストが練習をしていた。いつもそれを聞いていた親友が、「アッ、また音程が狂った。そんなに難しいのかな?」と、不思議がっていた。ところが、この変調がいまやジャズの王道になった。先を行く音楽家は我が道を信じて研鑽していたのだ。それを親友は「ミス」と判断していた。
 彼女の下手さ加減が美の先端を行くとは思えない。が、上手く描けない世界にこだわって欲しいものだ。







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   ↑:4年・小林明日見(油彩研究室)、「山づみタウン」・キャンバス 油彩。



 バベルの塔みたいだ。しかし、小林明日見バベルは壊れないのだ。がっちりと色と線と小人で分厚く身構えているから。







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 ここに見える作品はどれも面白い。床のインスタレーション、壁の絵画、二人芝居のような映像、どれも学生が背伸びして頑張っている。個性的だと思う。

 みんな掲載していると終わらない。今は床の作品だけを載せます。





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   ↑:2年・内藤万貴(空間造形研究室)、「不透明な偶然の出逢いによるパラレルな時の蓄積、そのだだ中」・アボガドの種 写真 紙 土 ひも 他。




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 実は何を表現しているのかわかりません。

 砂遊びかな?迷路作りのようなことをしていたら、何が何だかわからなくなって、そこで終わったらもったいない。大人っぽく小難しくタイトルを付けちゃった・・・そんな感じで見てしまった。
 タイトルが長くて哲学的だ!これは要するに意味のないタイトルなのだろう。
 それで私流に難しく作品解説をするならば、「うずまく大地との語らい、コスモスとカオスからの芽吹き」。







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   ↑:4年・杉下由里子(空間造形研究室)、「smug kisses」・インスタレーション 口紅 木材 テキスト。



 さすがは空間造形研究室の学徒だ。口紅と唇、これぞ女の武器だ。しかし、実に上手く唇を剥ぎ取った。このピンクの向こうに作り手は何を見ているのだろう。
 綺麗に丹念に並んだ増殖の行進。おぞましさや汚さは排除され、壁紙のように並んだ唇という皮膚。美しく、かつ美しいばかりが女ではない。






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   ↑:2年・箱山春奈(彫塑研究室)、「泳」・針金 布。



  赤が強烈だった。




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   ↑:3年・林満奈美(空間造形研究室)、「羊群」・毛糸 布 枕。



 タイトルを見て感心した。「羊群」だ。作品は毛糸があるばかり・・・羊たちのなれの果てだ。







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   ↑:2年・角道梨那(彫塑研究室)、「ヤギが」・ダンボール 布。




 ダンボールが骨格だ。上手いものだ。
 布で覆わなくて、そのままダンボール姿だったら?どんな量隗か?より存在感が露わだといいのだが。




 ②に続く









 

by sakaidoori | 2014-06-28 07:26 | 市民ギャラリー | Comments(0)
2014年 06月 27日

2384)「野口秀子個展(道展会員) 2014」 スカイホール 終了・6月17日(火)~6月22日(日)

   

野口秀子個展 (道展会員) 2014 
       


 会場:大丸藤井セントラル・7Fスカイホール
      中央区南1条西3丁目
       (東西に走る道路の南側)
      電話(011)231-1131

 会期:2014年6月17日(火)~6月22日(日)
 時間:10:00~18:00
      (最終日は、~17:00まで。)  

ーーーーーーーーーーーーーーーー(6.19)



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 (以下、敬称は省略させていただきます。)



 爽やかな世界です。風景です。ちょっと高みから見渡して、ふわふわフワフワ蝶々気分、あれこれつまみ食いして飛び回る。何処を飛んでいるのかな?・・・昔は海や港だったかな?青の好きな画家だから、どうしても空と海の風景です。そして野原の綠へもふわふわふわふわ。でも、同じところばかりでは面白くない!今回は街が中心、人がいなくても何やらお喋りが聞こえそう、その街を包む夜空青空ピンクの世界。人生も夢も絵画も楽しまなくっちゃ!色々世界に線であれこれ作っちゃおう!

 ・・・人生は長いか短いか、そんなことには無頓着、野口秀子のお楽しみ航路です、これからも続く一人遊びの足跡展です。




 
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   ↑:「街ゆく風」・20号。




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   ↑:(上掲の部分図。)




 真っ先に展示されている。今展の力作であり意欲作だ。確かに線描ドローイングも得意とする画家だが、これほど思いっきりにチマチマ一所懸命な姿も珍しいかもしれない。しかもニューヨーク気分の横文字なんかもコラージュして、自然派・ノンビリ派を脱皮して、何でもチャレンジする野口秀子だ。





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   ↑:「夕陽の街」・4号。



 今度はピンクと線の格闘だ。色と線が互いに競い合っている。街なのだ、都会なのだ、柔な気分ではだめなのだ。グッと溜め込んで爆発したいのだろう。明日へと続く夕陽のピンクだ。





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 こういうのを抽象画というのだろう。踊っている。





 さて、次はかなりのお気に入りだ。




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   ↑:「かすかな虹」・70×50㎝。




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   ↑:(上掲の部分図。)




 展示前半はとにかく元気でうるさい。野口秀子絶好調だ。

 この作品、どんな感じで制作しているのだろう?技法は?少しは尋ねたが、忘れてしまった。よだれ模様のしたたりを飽かずに見てばかりいた。





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   ↑:「水辺のさんぽ」。





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   ↑:「さがしもの」。



 ゆるいタイトルで、確かにフワフワ気分もあるにはあるのだが、かなり突っ込んだ世界でもある。
 それにしてもこの青、以前とは様変わりした感じだ。それに、建物なりの風景の強いこと、絵画全体が大きく見えた。







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   ↑:(全部)「空文字」・90×90㎝。



 会場中央を飾る3連作。
 野口秀子の線描は直線がメインだ。「直」はどうしても硬く強い主張になりがちだ。実際、今展の画家のスタンスは強い。強いのだがフワフワ気分にさせるのが画家の腕の見せ所で、今回はピンクを多用して良い気分を産んでいる。それに、野口張りの「直」は夢がある。女だからか?




 一作だけ大きく載せます。クリックすれば大きくなります。細かく観察して下さい。




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   ↑:「空文字」・90×90㎝。










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   ↑:「のぼる太陽」・30号。




 でっかい太陽だ。しかし、でっかい地球と思って見てもいい。それにしても今展の野口秀子は大きく見えた。大きいことは良いことだ。





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   ↑:「めぐりあい星」・8号。




 今度は青の円だ。これも大きい。

 この辺りの作品は夜空気分だ。田舎から見上げる空ではない。街です、人集う賑やかな塊が画面を支配している。





 なぜかしら長い報告になってしまった。僕の好みがわかろうというものだ。

 いよいよ最後のコーナーだ。気分は朝な昼なの拡がる宙、桃色気分。



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   ↑:左側、「さくら色の空」・8号。右側、「雪まど」・3号。








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by sakaidoori | 2014-06-27 09:03 | 大丸藤井スカイホール | Comments(0)
2014年 06月 26日

2383) 「CDE展 2014 (ビセン作品展)」アイボリー 6月17日(火)~6月27日(金)

  


CDE展 2014 



学校法人美専学園 北海道芸術デザイン専門学校
  
産業デザイン学科 イラストレーション専攻
 
   

   
    
    
 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
      中央区南2条西2丁目 
      NC・HOKUSENブロックビル4階
      (北西角地、北&西に入り口あり)
     電話(011)251-5130 

 会期:2014年6月17日(火)~6月27日(金)   
 休み:月曜日
 時間:11:00~19:00 
     (最終日は、~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(6.19)



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 昨年は思いがけず見ることができた。そしてバッチリこの場で報告できた。
 今年もたまたま見ることができた。それなりにしっかり記録に残しておこう。


 昨年同様に二部屋の展示だが、奥の部屋はOB用。そして、現役生の部屋もグループ全体で楽しもうという展示で、昨年みたいに個の成果を詳しく味わうことはできなかった。その代わりに仲良き仲間たちのワイワイガヤガヤ空間構成を演出していたので、これはこれで充分に楽しんだ。


 ということで、個人の大作はありません。ですから、個々を詳しく記していきません。全体の雰囲気が伝わればと思います。幸い会期は長くて明日の金曜日・17時までです。楽しい気分を見に行って下さい。




 さて会場風景です。右と左では似ていてちょっと気分違い。その二風景から載せます。



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 切り絵みたいなシルエットが全体を引き締めている。「夢開く影絵物語」とでも名付けよう。実際、学生達は二十歳前後!頭の中も将来もあれこれと一杯詰まっているのだろう。美術を職業に生かそうとも、そうでなくても、大いなる武器になればと思う。

 以下、適当に載せていきましょう。順番もランダム、作家名も有ったり無かったり。



 まず目に惹く逞しきシルエット!それから始まり始まり。




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   ↑:前田優希



 お腹の中は愛と憎しみで一杯だ。






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   ↑:左は大内香奈。右は林昌伸

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   ↑:瀬戸知恵





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   ↑:菊池芹奈



 楽しそうなこと、恐そうなこと、みんなみんなパラダイスだ。こういう人は大きな絵で妄想迷走夢想を見たいものだ。




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 からむ女達だ。愛も恋も性も全て女ばかりか。





 さて、次はぶりっこスタイルの可愛い女の子です。




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   ↑:奈良岡 梢



 確かにぶりっこスタイルは微笑ましいが、両の手にのる絵はなかなか突っ込んでいる。この人も頭はいろいろと楽しき妄想を抱いているのだろう。やっぱ芸術は妄想だ。雅品も貴品もいいけれど、僕は過剰突っ張り瞑想を、愛と憎しみを、生と死を一緒くたにしたドロドロを愛してしまう。
 その両の手作品を見て下さい。




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   ↑:以上、奈良岡梢







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 心理学テストののような頭部シルエット、その無機質な中に女の子のあれやこれやが詰まっている。ランダムな過剰な精神と言いたいが、秩序だった群れる精神と言った方が当たっているだろう。

 「群れる」、だから安心して過剰になれるのかもしれない。安全と過剰は意外にもここでは両立している。それは当然かもしれない。学校展の延長だから、目に見えない秩序が支配している。秩序があるから反逆精神・自由な妄想も落ち着いて見れるのだろう。それにしても楽しい場所だ。
 この精神を個として高めてもらいたい。卒業後は個で生きていかねばならない。個としての発表を期待しよう。




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 樹っていろいろとイメージの膨らむものだ。生命樹とか、系統樹とか、大地との交信とか、そよ風寄せる憩いの場とか、もちろん生き物が群れる場でもある。






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 奥の第二室はOB展です。小品が小綺麗に並んでいました。今回は割愛です。どうもすいません。





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by sakaidoori | 2014-06-26 12:44 | 北専・アイボリー | Comments(0)
2014年 06月 26日

2382)「はらださとみ作品展 『ありとあらゆる あまねく あまた』」 門馬 終了・6月16日(月)~6月22日(日)

  
  


はらださとみ作品展 
ありとあらゆる あまねく あまた
          

 

  
 会場:ギャラリー・門馬&ANNEX   
      中央区旭ヶ丘2丁目3-38
       (バス停旭ヶ丘高校前近く) 
     電話(011)562ー1055

 会期:2014年6月16日(月)~6月22日(日)
 時間:11:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーー(6.22)


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 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 陶芸作品もあるにはあるが、小さな「ドア・門」を白い壁にはめ込ませての空間造形展だ。



 
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 箱のようなギャラリー門馬ANNEX。その箱のドアの中・・・。


 白い空間・・・白い壁にポツンポツンとドア・・・。

 オモチャのようなドアを開けてみる。

 身をかがませては覗く・・・

 小さな世界が開いている。「フムフム・・、どれどれ・・・、そうかそうか・・・、ふふ可愛いな・・・、・・・」とあれこれ楽しんでいく。

 静かに歩いて行く。
 きっと記憶との対話でしょう。
 硬い言葉が詩のようにしておいてある。「言葉」、作家の思いの塊、それらも過ぎ去った日々の一コマ一コマ。作家と僕とは過去では重ならないが、今ここで小さな出会いを楽しんでいく。

 ここは白い回廊。小さなドアを開けては愛でて、歩んでいく。
 ギャラリーという箱、箱のドアの中の作品のドア・・・、その中に中に中に・・・綠の眩しい時だった。




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 作品にはタイトルが付いています。記録不備なので、まとめて記しておきます。

   「あの日のことば」
   「ありとあらゆる あまねく あまた」
   「在る」
   「語り言葉」
   「続イテイク」
   「何処ヘデモ」
   「トジコメテヒライテ ソシテ・・・」   
   「迷い子」





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   ↑:(当館前の風景。)

by sakaidoori | 2014-06-26 09:43 | 門馬・ANNEX | Comments(0)
2014年 06月 26日

2381)「札幌旭丘高等学校 美術部・校外展 (8回目)」 奥井理.g  終了・6月17日(火)~6月22日(日)



札幌旭丘高等学校 
   美術部・校外展 (8回目)
  

    

 会場:奥井理ギャラリー
      中央区旭ヶ丘5丁目6-61
      (慈恵会病院の入り口近く。看板あり。)
     ※ 駐車場有り 
     電話(011)521-3540 
 
 会期:2014年6月17日(火)~6月22日(日)
 休み:
 時間:10:00~18:00
       (最終日は、~17:00まで)
 
ーーーーーーーーーーーーーー(6.22)



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 当館での旭丘高校校外展を、なぜかしら頻繁に見ている。今回も幸いDMを街で入手したので、門馬ギャラリー訪問に合わせて見ることができた。


 当校当館での特徴は、美術部学生の普段着姿をチラリとおとなしく見せることだ。高文連や学生公募展出品用の大作頑張った作品は皆無に近い。見始めの頃は、立派なギャラリーの中での静かな作品に物足りなさを感じた。等身大の「美術普段着」展だ。外からの大作と違って、美術部内部が伺えて楽しいものだ。会場高校生はいつも明るく屈託がない。今の雰囲気を感じて気持の和む時間でもある。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)



 さて、真っ先に今回の注目学生を報告します。2年生・野崎翼、折り紙作家です。あなどりがたい巧みです。



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   ↑:2年・野崎翼、「オリガミヤモリの発生過程」・紙。




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   ↑:(共に)野崎翼。左から「守宮 夜」、「守宮 新緑」・紙。




 圧巻はセミだ。



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   ↑:2年・野崎翼、「3年前」・紙。



 惚れ惚れして見てしまった。セミの抜け殻か?紙の模様が何とも言えない。はかない。この紙をペーパーでザラザラ凸凹にこすって、素材そのものも朽ちる感じにしたら!

 野崎翼はイメージをかなり自由に折り紙で表現できるのだろう。将来はハエのような小さいのから、人間等身大の大きさまで作る、しかも巧みさとは違った「生き物」表現をかもし出す!いろんな期待を投げかけたくなる青年だ。





 次は3年・宇津春奈。自作を可愛く指さしてもらった。

 
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   ↑:3年・宇津春奈、「Nimosa」・油彩。(キャプションには油彩とあるがアクリルかもしれない。)



 宇津春奈は小品だが沢山出している。色々と絵が描きたくて仕方がないのだろう。力強く描く人だ。
 来年は進学だ。どこを目指すのかな?頑張って下さい、良き春を迎えて下さい。



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   ↑:宇津春奈、「チルドレン」・油彩。




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   ↑:宇津春奈。左から「生命線」、「電波塔」。






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   ↑:3年・夏目星奈、「聲」。


 文字を組み合わせて造語を楽しむわけだ。



f0126829_23123599.jpg 左の字、「甘えた女」というわけだ。「甘い女」、でもいいかな。













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 細密画やペン画に関心があるので個別掲載します。



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   ↑:2年・丸山菜々美、「一ヶ月の話」・ペン。



 可愛い少女顔だが鋭いペンさばきだ。硬く強くペンをさばくのかな?こんな女学生達が50人も並ぶと不気味だろう。凄みが倍加されて迫力があるだろう。それにしても顔無し少女達にどんな思いを馳せているのだろう。





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   ↑:2年・小林梨菜、「あなた」・ペン。



 この作品も表情を描かない。ガスマスク・スタイルなのに「あなた」とは・・・。






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   ↑:3年・皆川椎波、「あおくひかる」・アクリル。



 爽やかな絵だが顔がない。顔無しスタイルがこの美術部の流行りかな?






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   ↑:3年・穴田千里



 DM作品の学生だ。
 切り絵のような作風。スパッとした製図的感覚にドップリと黒模様。猫で遊んで、植物で戯れて、力一杯白い空気を吸って一日が始まる。





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f0126829_23352871.jpg 折り紙はやっぱり野塚翼











 ガラス窓の向こうには、何と蜂の巣箱がある。



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by sakaidoori | 2014-06-26 00:02 | 奥井理g. | Comments(0)