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2014年 02月 27日

2356)「菱野史彦 『My Funny Stove』 第3期収蔵作家展」六花亭・福住店 2月1日(土)~2月28日(金)

   




菱野史彦 
My Funny Stove
   



    六花ファイル第4期収蔵作家作品展 


   

 会場:六花亭・福住店(2F喫茶室)
      豊平区福住2条5丁目1
      (地下鉄東豊線・福住駅から徒歩10分) 
     電話(0120)012-666

 会期:2014年2月1日(土)~2月28日(金)
 休み:(無し)
 時間:11:00~17:30
     (LO.17:00)

 企画:六花ファイル

ーーーーーーーーーーーーーーー(2.26)


 (以下、敬称は省略させていただきます。)



 「菱野史彦のストーブ王国」、というよりも、「みんな仲良しストーブ村、村長はヒシノさん」とでした。




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 菱野ストーブ村の全景でした。

 その住人を少しばかり紹介しましょう。



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 ストーブ顔の住人がこっちを向いての泣き笑いだ。ユーモラスと言えばユーモラス、それにしてもどれもこれも丁寧で綺麗でこざっぱりして、しっかりとしている。堂々とした大人の遊技だ。

 菱野史彦は猛タックルで大作にチャレンジしている。何が悲しくてこんな小さな世界に根を張って、王国を作ろうとしているのだろう?ストーブが好きだと言えばそれまでだ。息抜き?にしては四角四面の几帳面さだ。これが菱野流の息抜きなのか?

 確かにユーモラスだ。が、そんなに頑張らないで、もっと砕けたすと~ぶ君もあるのでは。しかし、手抜きは許されないのだろう。たとえ小なりとも作品なのだ。一所懸命に作るのだ・・・そんな作家の声が聞こえそうだ。愛すべき鉄人・菱野史彦だ。





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by sakaidoori | 2014-02-27 00:16 |  六花亭 | Comments(0)
2014年 02月 26日

2355)②「道展U21 2014 第7回」 市民ギャラリー 終了2月14日(金)~2月16日(日)

     
  
   
  
2014 第7回 道展U21    
   




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2014年2月14日(金)~2月16日(日)
 時間:10:00~17:30
      (最終日は、~16:00まで。)
 休み:月曜日(定休日)

 主催:北海道美術協会(道展)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(2.16)

 2352)①の続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)



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 ①では第1室の全景を載せました。
 
 今展の優秀作品のそろい踏み的な第2室を載せます。






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   ↑:小樽・石井ガクブチ店賞 岩見沢綠陵高校・伊藤優、「どうかしている」。


 
 見事に細密世界をまとめ上げている。爬虫類の集合イメージによるグロテクスさ、精密機械の完璧さからくる緻密さ、両者がからみあった重厚な生命体だ。

 気色悪さを絵画的緻密さ美しさで包み込んでしまった。「どうかしている」とタイトルにある。でも、あまりに完璧な構造体にしてしまって、「どうかしている」面が昇華された感じだ。「どうかしている」ところをもっと出すべきかどうか?悩ましきタイトルである。







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   ↑:準大賞 北星学園大学・渡部まりえ、「星降る街」。



 綺麗で可愛い絵だ。マシュマロの中にいるみたい。通路の石模様も星の降った跡にみえる。上も下も星で一杯だ。






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   ↑:札幌市教育長賞 石狩翔陽高校・加賀谷 祥、「昔侵茸」。



 細密画をどうしても選んでしまう。好み中心のブログだから仕方がない。

 キノコの世界を内部から見上げる構造だ。上部はやや覆うように描いてはいるが、目線の高さは水平線をきっちり描いていて、意外におとなしい。その分、キノコ気分がイマイチになった。キノコに見守られて画家が存在しているみたい。もっともっとキノコそのものの雰囲気があれば、線にキノコ気分が充満していたらと思った。キノコワールドそのものよりも、端正に描き上げることに重きが移ったようだ。





 以下、適当に会場風景と個別作品を載せます。




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   ↑:釧路江南高校・福田百桂、「大地を司る精霊」。



 コラージュだ。バリバリと所狭しと色々ワールドだ。何かを作るというよりも、色々の中から別な色々が出てきて、そいつらがバリバリもこもこ騒いでくれたら!みんなが踊り廻って、何かが産まれたら。
 ジャングル的ムードでの、元気一杯黄昏カーニバルだ。闇夜になればもっともっと色々ワールドかも!




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   ↑:奨励賞 札幌国際情報高校・河合紗英子、「摘むぐ秋」。



 何と言ってもブドウ一粒一粒のボリューム感がいい。ブドウ全体のボリューム感も良い。大らかなのが良い。

 僕はこの作品を既に見ている。新春の「国際情報高校学外展」で。右側の枝振りがぎこちなかった。もっとも、そのとってつけたようなぎこち無さが味にもなっていたが。『どんな風にまとめるのかな?そうか、こんな風にきたか・・・フムフム』だった。

 ぎこちなさは解消されていない。技量不足と言うより、枝振りへの愛が強すぎるのだろう。それは良いことだ。上手く描くばかりが絵ではない。こだわりを残すことも大事だろう。





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   ↑:札幌英藍高校・岩崎野乃香、「すすむ」。



 四等親少女の凛々しくもアンバランスな姿勢が楽しい。いや、「すすむ」姿がいじらしい。気持ちは真っ直ぐ、足と体は前進を拒んでいるようだ。ピンクの鞄、真新しいおべべ、靴も新調だ、全ては少女と共に新保育園。






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   ↑:優秀賞 札幌拓北高校・山内里紗、「浜辺のわたし」。



 力強い絵だ。ムンムン気分が充満している。

 「・・・わたし」とタイトルにある。描き手の幼い写真を見ながらの作品か?いずれにせよ写真を見ながらの作品だろう。それはそれで構わないのだろう。ただ、すでに充分に上手い。写真の補完性を暫時減らして、対象との肉感や距離感、空気感などをもっともっと大事にしたらいいのだろう。

by sakaidoori | 2014-02-26 16:11 | 市民ギャラリー | Comments(0)
2014年 02月 26日

2354) 「LA`TAPIO -Ⅱ- Exhibition」 たぴお 1月27日(月)~2月15日(土)

   
      



LA`TAPIO -Ⅱ- Exhibition   
   


    


 会場:ギャラリーたぴお
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753

 会期:2014年2月17日(月)~3月1日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00
      (土・日は ~18:00、最終日は ~17:00まで。)

 【参加作家】
 阿部啓八 今庄義男 宇流奈未 大林雅 後藤邦彦 佐々木美枝子 田中季里 名畑美由紀 西澤宏生 能登智子 林教司 三浦恭三 横山隆・・・以上、15名  

------------(2.16)


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 (以下、敬称は省略させていただきます。)




 訪問した2月16日は設営日。いち早く飾り付けも終わり、身内だけのパーティーだ。呼ばれたわけではないのだが、何となくたぴお訪問、そして席を同じうした。



 いつになく壁びっしりの作品だ。作品が等間隔で目に迫ってくる。まるで、何も考えないで「あいうえお展示」みたいだ。もちろんそんなことはない。作品の大きさ、色合い、ムードをあれこれ思案し、関係者の美学が反映されているはずだ。

 会場を左回りに見ていきます。
 沢山あればあったで、真っ先に目にする作品があるものだ。そんな作品に足を止めながら載せていきます。




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   ↑:右側の3点、宇流奈未
    ↑:左側、後藤和司




 宇流奈未は燃えている。昨年、北海道抽象派作家展に参加した。馬鹿でかい作品で臨んだ。そして新道展にも新規参入だ。作品を生みたくて生みたくて仕方のない時期だろう。生んだ作品は見せたくて見せたく仕方がないのだろう。
 今年も北海道抽象派作家展に参加する。またまた馬鹿でかい作品を期待しよう。何と言っても会場の市民ギャラリーは広い、高い。場と格闘する姿を見せてもらおう。




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   ↑:後藤和司、「Miau '13」。



 金魚かな?ミジンコかな?何となく水の中みたいだ。そして何かと何かの巡り会い、変な形をして。
 描かれた形が遊んでいるように見えるから、全体のイメージも和やか感はある。が、「緊張する青」は、ただただ遊ぶという心からは遠い。





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   ↑:右側の3点、佐々木美枝子
   ↑:左側、後藤啓八




 「執念のピンク・佐々木美枝子」と呼んでいる。ピンクを可愛いと呼んではいけない。決めつけてはいけない。そういう人は佐々木美枝子を見よ。その作品に「可愛い」などと言えば刃が飛んでくる。僕はそこに執念を見る。女の性(さが)を見る。画家魂を見る。
 果たして今作はいつの制作か?知らない。それでは今の姿か?今の画家だ。


 阿部啓八も好きな画家だ。が、展示場所が悪かった。佐々木美枝子作品ばかりに気をとられて、氏の作品を楽しめなかった。






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   ↑:右側の2点、斎藤邦彦
   ↑:左側の2点、大林雅




 今回の斎藤邦彦は渋い。緊張感とほのかな華やかさも氏の持ち味だと思っている。今回は目立たず騒がず何かを待っているみたいだ。


 いつもの大林ワールドだ。生きものがみんな集まってちょっとグロテスク、でも見慣れればそれほどでも。






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   ↑:右側の2点、横山隆
   ↑:左側の2点、三浦恭三





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   ↑:横山隆、「やがて」。



 「やがて」、「人は死ぬ、朽ちる」ということだろう。その姿をどう見るか。はかない?むなしい?自然な姿?再生への奇跡を信じて?




 横山隆は「滅び」に関心がいく。
 三浦恭三は生のリズムを楽しんでいる。生あればこそ色も形も韻も律も生まれる。まだまだすべきことがあると闊歩している。






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   ↑:右側の2点、今庄義男
   ↑:左側の2点、名畑美由紀




 今庄義男は定番の「古里(コリ)」だ。いつみても落ち着くし懐かしい味がする。





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   ↑:名畑美由紀、「無題」。



 いつになく爽やかで綺麗な出品だ。

 というか、この種の綺麗な作品は、もともとの彼女の持ち味だ。その方向を一端は封印する感じであれこれとチャレンジしている。
 何をチャレンジしているのか?確かに何かを求めてなのだろうが、あらぬ世界の理想郷ではないだろう。自分の中の未知の世界を掘り下げて暴いて、自分自身を生まれ変える、知らない自分の魅力を見つける、そんな行程なのだろう。結局は既存の美(価値)に落ち着くのかもしれないが、やはり試みなければならないのだろう。佐々木美枝子とは違った意味で「行動し執念の人・名畑美由紀」かもしれない。




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   ↑:右側の2点、西澤宏生
   ↑:左から2番目、林教司
   ↑:左側、宮部美紀。





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   ↑:西澤宏生、「大浦天主堂」。



 教会だ。同時に「顔」に見える。暖かく笑みを浮かべて廻りを包み込んでいる。ちょっと可笑しく、ちょっと背筋を伸ばして、そこにたたずんでいる。見上げることなく出入りしたくなる教会だ。




 林教司がいつもとは違う絵の出品だ。交差点のような、交通標識のような・・・何かにインスピレーションを得たのだろう。そのメモのような作品だろう。さて、どんな感じで大きくなっていくのだろう?






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   ↑:右側の2点、宮部美紀
   ↑:左側の2点、田中季里




 宮部美紀、面白い絵を描くものだ。渋い世界にうねうねと漂っている。沈むのか浮かぶのか?うねうねを楽しんでいる。




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   ↑:田中季里、「spuare」。



 田中季里、当館の秘蔵っ子だ。 
 やっぱり夢を見ているのだろう。ロマンを求めているのだろう。
 三角三角・・・三角という窓が一杯ある。窓の向こうをうっとりと眺めているのだろう。三角という窓にも恋をしているのかもしれない。





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by sakaidoori | 2014-02-26 11:44 | たぴお | Comments(0)
2014年 02月 22日

2353)「高臣大介ガラス展 ~ひびきあう。~」テンポラリー 2月18日(火)~2月23日(日)

  
高臣大介ガラス展 

   ひびきあう
          



 会場:テンポラリー スペース
      北区北16条西5丁目1-8
       (北大斜め通りの東側。
       隣はテーラー岩澤。)
      電話(011)737-5503

 会期:2014年2月18日(火)~2月23日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00 

ーーーーーーーーーーーーーー(2.6)


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 犬が喜びそうな骨がぶら下がっている・・・そんなことはない。れっきとしたガラスだ。昨年も当館に展示したものたちだ。『昨年と同じじゃん』、本数はわずかに増えたが確かに同じだ。だが、目的が違っていた。

 今回は『楽器』だ。当然「見るもの」として作品に構えていたら、ガラス作家・高臣大介は無造作に大胆にガラス棒に触れた。いきなりうるさいぐらいに音が鳴り始めた。まるで教会だ。

  ガラガラ、からから、キラキラ、くるくる・・・


 どんな擬音語で書けばいいのだろう、普通に鈴なりの音と言ってしまえばいいのだろう。
 スズナリ・・・、確かに教会堂の中で神への祝福だ。だが、当館の狭い部屋だけでは実にもったいない。雪景色の草原で思いっきり彼女らガラス嬢を触れ合わせて、思いっきり辺り一面を「ひびきあう」世界にしたらいい。荘厳?至福?・・・冷たい空気に触れ合って、音色を越えて体音になるだろ。



 好感・高臣大介は、その風貌に反して貴公子的な詩人として今回は登場した。


  君は静かに流れていく
     君は静かに響いていく

       僕は静かに流れていく
         僕は静かに響いていく

           音は静かに流れていく
             音は静かに響いていく


 DMに添えられたポエムだ。
 だが、僕にはガラス棒の音色を「静かに」とか、「流れて」としては聴けなかった。目の前にマフラーをして寒さで頬をピンクに染めている少女に、高臣大介は熱く激しく綺麗な音色で恋を語っている。
 ロマンチックな男が選んだガラス・・・純真無垢な美を求めているのだろう。ガラスよりもガラス音のほうが素直に彼の心を伝えているようだ。


 彼の小品・商品は比較的小振りが多い。手のひらの宝物というか、ぽっかりと可愛く包み包まれる感覚が好きなのだろう。その小振りさへの親和性が大振りのインスタレーションを小さくさせる時がある。小さき者への愛が、大きな造形空間として華咲かせる・・・今展の「詩と音」もそれへのチャレンジの一コマだろう。





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by sakaidoori | 2014-02-22 23:15 | テンポラリー | Comments(0)
2014年 02月 21日

2352)①「道展U21 2014 第7回」 市民ギャラリー 2月14日(金)~2月16日(日)

  
  
   
  
2014 第7回 道展U21    
   




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2014年2月14日(金)~2月16日(日)
 時間:10:00~17:30
      (最終日は、~16:00まで。)
 休み:月曜日(定休日)

 主催:北海道美術協会(道展)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(2.16)


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 いつものように玄関ホールにも作品はある。相済まないがそこは後回しにして、一気に第1展示室に入ります。



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   ↑:札幌拓北高校・谷田部香代、「ホワイトやたべ」。


 「谷田部・やたべ」繋がりのタイトル。自画像?かどうかは知らないが、ユーモラスに挑発的に「やたべ」顔からのアンダー21展の始まりだ。



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 鑑賞時間は短かった。バチバチと撮った。何はともあれ会場風景を適当に、そして時間の関係でお気に入り作品のみを瞬時に判断して撮り続けた。余り考えないで撮った。が、思いの外沢山撮った。


 
 いつものように絵画の「優秀受賞作」は第2展示室だ。これは道展の展示手法だ。だから、この第1展示室には、大量展示の割には絵画「最優秀作品」は少ない。線描画風もない。では、目立つ入口作品の選考基準は何だろう?ということで、全作品を入口から左回りで掲載します。





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 展示作品数は目録によると、平面が753点、立体が48点、合計801点。搬入総数は859点だから、約7%が非展示(非入選)ということになる。

 それにしてもたいした賑やかさだ。お祭り展だ。会期が3日だ、短期決戦なのもお祭りだからか。みんなみんな忙しいから仕方がない。




 以上の写真には誰一人写っていない。お願いして時間前に鑑賞したからです。

 ようやく人が集まってきた。





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 何とも素敵な超ロング・ヘアスタイルだ。早速彼女の作品を見に行った。




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   ↑:市立函館高校・中野志那、「己」。



 完璧な自画像だ。ちょっと恐いくらいだ。下から目線のヤブ睨み・自画像、「自分を描くのだ」という強い意気込みが伝わってくる。

 余りに真剣に自分を描いた。そういう絵画姿勢が今作のセールス・ポイントだ。
 同時に、「自分のみを描いた」ことが絵画としてはウイーク・ポイントだ。

 四角四面という絵画空間の中で「己」を見ることを忘れてしまった。この強く自己を見る姿勢で、背景という関係を生かしたら良かったのに。顔から最も遠い手前の小物(ノート類)には全く関心がないようだ。おそらく「時間が無かった」から描き込み不足になったのだろう。でも、顔や体を描ききったことで一安心したようだ。
 それに、「己」の分身のような髪型にも無関心だ。不思議というかもったいない。顔以上に髪に取り組めば良かったのに。髪・・生命力そのものであり、制御できない欲望の姿でもある。

 でも、顔中心の自己は絵画だけではないのだろう。多情多感な高校生活、自分を見失いたくないと一所懸命なのだろう。そういう意味でも「己」なのだろう。絵画に取り組むことによって、「他者」を知るきっかけになるのだろう。




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 中野志那は函館から仲間と一緒に札幌にきた。僕と彼女の会話を聞いていた仲間の女学生から意見を求められた。きっと、道展関係者の絵描きか学校の先生と勘違いしたみたいだ。「それは違う」と断って、またまた感想戦になった。



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   ↑:奨励賞 市立函館高校・大澤瑠莞、「映エテル・・・」。



 四角四面を手抜かり無く描き込んでいる。その青黒い世界は強く、描き手の技量や集中力を思う。そこが評価されての奨励賞だろう。おめでとう。

 問題は、このトリッキーなポーズであり構図だ。こういう不自然体に取り組み時には明快な目的意識なり、好きで好きでたまらないという内的動機が不可欠だ。知性の強さに反して画性が弱い気がする。ただ「上手いね」「面白いね」と言われるだけで終わりかねない。

 他人が何と言おうと、「面白おかしい絵が好き、シュールな世界がたまらない、ありのままに美しく描きたい」というものが大事だと思う。もちろん、研究やリ・フレッシュのためにいろんな絵に取り組むべきだ。でも、公募展出品となると、何が何でも「こういう世界を描きたい」という欲が第一ではなかろうか。

 青年時代の絵画とは自分発見の旅だと僕は思っている。こういう形なるということは無意識な何かが出たのかもしれない。さて、それは何か?






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   ↑:平岸高校・会田菜南美、「お菓子な森」。



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 好きなドンが床に綺麗に並んでいる。手を出して、口にパクリ・・・したかった。
 
 

 

by sakaidoori | 2014-02-21 16:26 | 市民ギャラリー | Comments(0)
2014年 02月 20日

※※) 「対展」終了

    
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 何はともあれ、18日火曜日18時40分に無事終了しました。撤去も問題なし、作品の返品や資料配布など若干の作業がありますが、小さな小さなイベントの終了です。

 4名ほどの方が来年の参加希望です。これは意外でした。
 参加撮影者の多くも来年の意欲を語ってくれました。無理なく継続活動ができるのも良いことです。

 来場者数ですが約125名位でしょう。この中には参加者親族も入っています。正直言って少ないでしょう。何だかんだと言って、「栄通記」あっての今展です。が、「栄通記」の動員力もしれたものでした。そのことを確認できたことが収穫です。
 何事も「初めてだから」という言葉に免じて良しという数字にしましょう。これが今展の実力であり魅了なのです。仕方がありません。

 
 間違いなく参加作品のコメントをこのブログに記していきます。ですから、ブログ上はまだまだ続く「対展」です。宜しく。



 寒い中をわざわざお越し下さった方々、ありがとうございました。
 来れないまでも、今展に関心を抱かれた方々、今後もよろしく。

 来年も「対展」として開催するつもりです。その時も再度よろしくお願いします。






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 恒例の打ち上げです。飛び入り女性含めての6名です。始まりはしっかりと各自の今展への感想です。

 顔は変わっていても、来年もこういう写真を載せれたらいいですね。







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   ↑:会場休憩所から見た屋外の風景。

by sakaidoori | 2014-02-20 18:20 | アートスペース201 | Comments(4)
2014年 02月 18日

※※) 「対展」最終日



 企画の丸島 均です。

 本日、最終日です。「対」を見て下さい。
 12人の若者たちを見てあげて下さい。「マルシマヒトシ」が何をしたいのか、もついでに見て頂けたら嬉しいです。


 DMには明記していませんが、18時40分には片付けに入ると思います。宜しく。
 

by sakaidoori | 2014-02-18 09:12 | Comments(0)
2014年 02月 17日

2349)③「対展 若手による2点1組の写真展(企画/丸島 岩村)」アートスペース201 2月13日(木)~2月18日(火

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対展 若手による二点一組の写真展              



 会場:アートスペース201 6階C室   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2014年2月13日(木)~2月18日(火)   
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

 問い合わせ:丸島均 電話・090-2873-2250 

 企画:丸島均 岩村亮太 

 DM担当:宮崎茜   

 【参加作家】
 阿部雄(札幌大・写真部OB)    岩村亮太(小樽商大・写真部OB)    
 風間晴香(小樽商大・写真部OG)       金侑龍(CAI・卒)     
 酒井駿(札幌学院大・写真部OB)    清水隆利(小樽商大・卒)
 高橋彩美(札幌ビジュアルアート・卒)   多田浩二( )
 二宮翔平(札幌市立大・卒)       細野佑太(札幌ビジュアルアート・卒)
 宮崎茜(北海道教育大・写真部OG) 酒井樹生(みきお 北海道工業大・写真部OB)
 

ーーーーーーーーーーーーー(2.13)


 2346)①、2348)②の続き。


 今日明日と、あと二日間です。初期の予感通りというか、来館者はイマイチです。ただただ、一人でも多くと願うばかりです。


 なかなか作品の個別掲載ませはいきません。今も時間がありません。
 以下、若干の会場風景を載せるだけです。



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 「ご講評」という感じです。実際そうです。このお人からは感想を聞かねばなりません。



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 次は、髪を染める前と後の二宮翔平です。
 彼は背が高くて色白で、いかにもイケメンという感じのハンサム優しき青年です。それに声も良い。僕の真逆な風貌と思って下さい。



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 決して深刻な関係ではないのですが、写真の切り抜きとは変なものです。




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   ↑:左側、酒井樹生。右側、高橋彩美







 それでは。


 本日も僕は会場にいます。もし、このブログを見て来られることがありましたら、「マルシマさん」と声をかけて下さい。

by sakaidoori | 2014-02-17 09:05 | アートスペース201 | Comments(3)
2014年 02月 15日

2348)②「対展 若手による2点1組の写真展(企画/丸島 岩村)」アートスペース201 2月13日(木)~2月18日(火

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対展 若手による二点一組の写真展              



 会場:アートスペース201 6階C室   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2014年2月13日(木)~2月18日(火)   
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

 問い合わせ:丸島均 電話・090-2873-2250 

 企画:丸島均 岩村亮太 

 DM担当:宮崎茜   

 【参加作家】
 阿部雄(札幌大・写真部OB)    岩村亮太(小樽商大・写真部OB)    
 風間晴香(小樽商大・写真部OG)       金侑龍(CAI・卒)     
 酒井駿(札幌学院大・写真部OB)    清水隆利(小樽商大・卒)
 高橋彩美(札幌ビジュアルアート・卒)   多田浩二( )
 二宮翔平(札幌市立大・卒)       細野佑太(札幌ビジュアルアート・卒)
 宮崎茜(北海道教育大・写真部OG) 酒井樹生(みきお 北海道工業大・写真部OB)
 

ーーーーーーーーーーーーー(2.13)


 2346)①の続き。



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 2014年2月14日午前9時54分。地下鉄大通駅35番出口からの風景。

 昨日は初日、部屋の準備不足もありかなり早めに会場に行った。今日はのんびりだ。10時までに行けばいい。『何か良いことがあれば』、そんな期待だ。『さて、何人来てくれるのだろう?』、期待は膨らむばかりだ。


f0126829_002835.jpg  結論から言えば、本日の来場者は10名。ちなみに昨日は約30名。きっと少ない数字でしょう。仕方がない。これが僕らの実力だ。それはそれ、のんびりした時間だった。知り合いも来てくれ、仲間も何だかんだと4人も来た。まずは喜ばしき2日目だった。






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 さて、個別紹介に入る前に、展示の仕方を含めた今展の自己評価を簡明に記しておきます。


 今展の内容以前の内部的な自己評価(参加者の選考、各種準備、参加者相互の意思の疎通、今後の見通し)は別の問題として改めて記します。あくまでも展覧会の見た目の問題です。



 ① テーマである『対』という表現形式に関して。良し。

    この点に関しては満足しています。いろんな見方、考え方、取り組みがあるのだなと感心しています。「他の人はどうするのだろう?自分の作品が他と上手くかみ合うのかな?」という心配が各自それなりにあったと思う。12者12様で自慢できるものです。





 ② 被写体に関して。遊び、心象性、ロマン、美、意外性、空気感等々多々でそれなりに面白い。

    やはり社会性を打ち出す作品が皆無に近かった。この点に関しては、今展に限らず札幌での写真展一般にいえるので、時代の風潮なのだろう。
 細野佑太が通勤などの大衆一般を正面から撮っているのが頼もしい。それだけに、彼の作品が小振りなのが何とも残念でたまらない。

    一方、酒井駿は最後は好きな夜空に徹したのが良い。不本意なできだが「好きな被写体」で大きく臨んだ。北見から愛を込めて送ってくれた。それは鑑賞者にとっては無縁なことなのだが、この強い姿勢がなければ面白くない。僕は「何を出しても結構。ただ、作風ではなくて強い気持ちの作品を出してくれと頼んだ。何を出しても、その人の実力はそれなりに出るものだ。あとは拘りを問い、財産にすべきだろう。

 逆にいろんな「遊び心」を見れたのは良かった。
 金 侑龍は極小作品で意外性と遊び心丸出しで臨んだ。こういう表現もあるのだが、残念ながら今展に関しては却下だ。なぜなら、A4以上というルールを設定しているから。しかし、12人もいればこういう表現者もOKではある。天の邪鬼は表現には付きものだ。ただ、参加者との相互交流は上手くいくのだろうか?「関係ない」と言ってしまえばそれまでだが。 

   



 ③ 作品の大きさと、その結果生まれる全体の展示構成。やや不満。

    それなりの自己主張と見やすさが両立しているから「良し」ともいえる。
 が、僕は少々の見やすさを犠牲にしても、もう少し大振りの作品が欲しかった。こぢんまりとまとまるのが今展の目的ではないから。そういう意味でも、細野佑太が大きければと、彼には残念さが加わる。要するに僕は彼に多大な期待をしている。その期待の効果があってか、膨大な見本作品を持ってきてくれた。会場外に置いています。見本とは言え、素晴らしいとしか言いようがない。

 逆に多田浩二は企画者の意図を明快に理解し、大きく世界を作った。嬉しいと同時に救われた気分だ。写真家でない彼が一番大きな作品だ。企画を手がける人だからか。




 ④ 総合評価は?


   僕は他人に厳しく自分に甘い。自分の展覧会です。まずまずの成果だと思っています。鑑賞者の忌憚のない意見を聞きたい。宜しく。






 個別紹介をするつもりでしたが、③に続くです。



 以下、いくつかの作品毎に載せます。


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   ↑:右から:清水隆利、岩村亮太




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   ↑:右から:宮崎茜、酒井樹生、細野佑太




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   ↑:右から:風間晴香、酒井駿




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   ↑:右から:金侑龍、阿部優




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   ↑:右から:二宮翔平、高橋彩美




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   ↑:中央、多田浩二








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   ↑:(会場外に設置された参加者紹介コーナー。)






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   ↑:左側、細野佑太
   ↑:右側。上段が酒井駿(北見市在住)、下段が酒井樹生(旭川在住)。

by sakaidoori | 2014-02-15 01:29 | アートスペース201 | Comments(6)
2014年 02月 14日

2347)①「第46回 北海道芸術デザイン専門学校(ビセン) 卒業制作展」 市民ギャラリー 2月5日(水)~2月9日(日)

  

  
   
  
第46回
北海道芸術デザイン専門学校
(ビセン)
卒業制作展
 
   




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2014年2月5日(水)~2月9日(日)
 時間:10:00~18:00
      (初日は、13:00~。最終日は、~15:30まで。)
 休み:月曜日(定休日)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(2.9)


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   ↑:(市民ギャラリー前。2014年2月9日 午前10時29分。)




 何はともあれ越野由基君をご紹介しよう。


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   ↑:イラストレーション専攻・越野由基、「キミイロメモリ-REBIRTH-」。



 作品は見ても解るようにジャパニーズかわいキャラクターだ。今日のキャラはエッチやチラリズム無し、健全健やか可愛い女の子たちだ。「だって、今日はお父さんやお母さんや、見知らぬ人たちに見られるんだもん。チャーミングにしなきゃ」。描き手はいかにもオタク的な越野由基だ。

「オ-、まだまだ二十歳だ。ガンバレよ。公開オタク精神で、僕の目をもっともっと楽しませてくれよ」と声援だ。頼んでポートレート掲載だ。彼も、「これも何かの縁でしょう。良いでしょう」だ。嬉しいな~。



 作品を大きく載せます。大きな目で見てやって下さい。バッジや小袋や細々した物が一通りそろえています。



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 さて、既に本展は終了です。宣伝にはなりませんが、見に行けなかった方も沢山居られることでしょう。詳細を報告する時間はありませんが、会場風景なり、ムードを楽しんで下さい。

 会場風景と言っても、とても全部は無理です。元気一杯イラストワールド、イラスト家卵たちの可能性の一部を楽しんで下さい。



 以下、メインの第一室です。



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 気になる作品がたくさんありますが、機会があれば掲載ということで、隣室を載せます。




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 いろんな部屋を掲載しました。


 一番印象的だった作品を一つだけ載せて②に続くです。




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   ↑:イラストレーション専攻・大石礼子、「Always be yourself」。




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 ロックだ。「自分らしく生きてるか~。自分らしく生きようぜ~。生きたいわ~。ガンガン、バリバリやろうぜ~、やりたいわ~」だ。

 「そうだぜ~、そうだぜ~、」と僕もこだましてエールを贈ろう。「ガンガン、バリバリやったらいいぜ~」と、おじさんからのエールを。

by sakaidoori | 2014-02-14 23:38 | 市民ギャラリー | Comments(0)