栄通記

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2011年 05月 20日

1557)③「阿部真大個展 中島ゼミ展・道都大学(第50回記念展)」市民gallery 終了5月11日(水)~5月15日(日)

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○ 第50回記念 道都大学 

    中島ゼミ展 

型と版をめぐる
    5人と22人の冒険




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2011年5月11日(水)~5月15日(日)

 【個展メンバー】
 阿部真大 石井誠 犬養康太 大泉力也 松本ナオヤ 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.15)
 1548番①、1555番②の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


◎ 阿部真大個展


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 ライブを中心に載せます。


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f0126829_10524051.jpg 大泉力也の隣室ではライブ・ドロ-イングの阿部真大。

 ニューヨーカー風落書きマンになるのかと思っていたが、意外にも緻密な描き手になりつつある。
 運動・連動・増殖という気分はかつてと同じなのだが、情念爆発型のライブではない。静かで美しい絵巻物を画いている。淡々とものが生まれ、気持ちを落ち着かせてはサイコロのような積み木を組み立てていく。風は花風船に化けている。おそらく、都会の建築群が好きな人であろう、SFも好きかもしれない、近未来宇宙都市の華やかな除幕式へと筆を進めている。
 所々に見られるユーモア調、やはり今風青年である。コミック感覚で物が出入りしたり、膨らんだりと、人はいないが「作品という人」が高笑いしている。真っ直ぐでないフリーハンドの輪郭線が微笑ましい。突然耳元で大声を上げて、線を乱れさせたい、そんな天の邪鬼気分になったりもしたが、そんなことも許してくれそうな「阿部真大絵巻物」だ。



 それから約1時間後の風景。時は午後5時、ほぼ終了時間だ。

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by sakaidoori | 2011-05-20 11:08 | 市民ギャラリー | Comments(12)
2011年 05月 19日

1556) 登山 2011.5.18.水 「銭函天狗山 536.7m 銭函コース  晴れ」

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f0126829_22293193.jpg 今年2回目の登山。登山とは言っても2時間弱だ。本編でも2回目の登場、その時は真夏だった。
 もう5回目ぐらいになるのか、それでもこの時期のこの山は初めてだ。何故かというと、花粉症だから山に野にとはなかなかならない。今年は発症も遅かったし、山に無性に行きたくなった。登りはよかったが、おかげで本格的な花粉症になってしまった。

 上の写真は、左側の鉄塔のある山が手稲山。右側の特徴のある山が銭函天狗山。
 登山口から15分ほどで山荘に着く。それからは沢に沿って尾根まで歩くのだが、春の花盛りの時期だった。 そこまでの風景と花を載せます。


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 さて、これから尾根までは鳥の声を聞き、花を左右に楽しんでのノンビリ登山だ。


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 そして、尾根行、ガレ場行、頂上へ。かなりきつい尾根歩きだった。頂上は風が強かった。


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     ↑:石狩湾。奥の白く見える山並みは暑寒別群。


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by sakaidoori | 2011-05-19 22:59 | ◎ 山 | Comments(2)
2011年 05月 19日

1555)②「大泉力也個展 中島ゼミ展・道都大学(第50回記念展)」市民gallery 終了5月11日(水)~5月15日(日)

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○ 第50回記念 道都大学 

    中島ゼミ展 

型と版をめぐる
    5人と22人の冒険




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2011年5月11日(水)~5月15日(日)

 【個展メンバー】
 阿部真大 石井誠 犬養康太 大泉力也 松本ナオヤ 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.15)
 1548番①の続き。

 前回はテキスタイルの部屋(A室)の半分を載せました。残りは後日と言うことで、まずは個展の5人です。
 全体の規模が大きいので、写真中心で簡単に書きます。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


○ 大泉力也個展

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     ↑:大泉力也。昨年度の卒業生。


 以上、入り口から時計回りの会場模様。

 本展は壁面作品による典型的な空間構成展だ。大泉・心象を前提としながらも、「美的空間とはこれだ、この部屋を見ろ!」にある。「絵画(アート)が織りなす心地良い世界」だ。だから、何かを表現したいとか、生まれいずる悩みを共感して欲しいというものではない。この部屋に入って、見る人がニンマリしてくれればそれでいいのだ。
 デザイン構成とは違う。あくまでも個々の作品は独立した存在だ。だから、個々の作品にも当然力を入れている。それらが、全体との調和の基礎であり、全体で個々を越えた美学を提示したいのだ。

 成功していると思う。
 シンプルにシンプルに、そして空間を広くが今回の方法だと思う。着色ビンも、若者らしくてお洒落だ。
 空間構成は幾例あっても悪くはない。今は多様化している。ワン・バージョンでは寂しい。デザイン性の取り込みは進むだろうが、ムード過多は面白くない。素材や身の回りに関する見る目を鍛え、作家自身の美学を高める必要がある。高望みをするかどうか、今後の取り組みを見守ろう。


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 物語を連想しての作品のようだ。今回は取り留めのない静かな夢のようだ。


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 無意味そうに黒が多くを占有している。画かれた何かを覆うような黒だ。僕はそういう画家の意図とは関係なく、こういう「窓」のような黒を愛する。さて、この黒はデザイン化されるのか、構成としての役目になるのか、文学的な「闇」の象徴になるのか、抜けた「窓」になるのか、画家活動を続けないと見えてはこないだろう。

by sakaidoori | 2011-05-19 20:03 | 市民ギャラリー | Comments(0)
2011年 05月 19日

1554) 「Wave 13人展」 小樽・市民ギャラリー 5月17日(火)~5月22日(日)

○ Wave  13人展


 会場:市立小樽美術館・3F市民ギャラリー
      小樽市色内1丁目9番5号
      (小樽駅から5分ほど運河方面に)  
      電話(0134)34-0035

 会期:2011年5月17日(火)~5月22日(日) 
 時間:9:30~18:00
    (最終日は、~17:30まで)
 料金:無料

 【参加作家】
 青木美樹(絵画) 江川光博(絵画) 大谷美由紀(絵画) 工藤英雄(絵画) ナカムラアリ(版画) 深山秀子(絵画) 水谷のぼる(彫刻) 福原幸喜(絵画) 徳吉和男(絵画) 高野理栄子(版画) 羽山雅愉(絵画) 末永正子(絵画) 安田眞紀子(工芸)・・・以上、13名

ーーーーーーーーーーーーーー(5.18)

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     ↑:(建物の入り口からのもの。一番奥が市民ギャラリー。)


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     ↑:(左側はミーティング・ルーム。突き当たりがギャラリーA室。)


 新装なった小樽市民ギャラリーに初めて入った。
 とにかく明るい。そして広い。特に入り口左側の部屋は陽の光と、床の光沢と、白い壁が重なって眩しい。まるでロビーのホールだ。ガラス張りの作品は、見にくさも手伝って装飾的だった。新しいことは良いことだが、新しさに負けないだけの作品力量が問われそうだ。


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     ↑:(A室。入り口からの会場風景。白壁に包まれて光燦々だ。)


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     ↑:(A室、奥からの会場風景。B室との出入り口が2ヵ所見える。)


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     ↑:(B室。入り口からの風景。)


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     ↑:(B室。奥からの風景。)


 以下、気になった作品記に留めます。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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          ↑:高野理栄子、「(無題)」・(版画)。


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f0126829_6444390.jpg 意欲盛んな高野理栄子。エッチング?白い点は着色。何個?
 似た作品を多数並べることの多い作家です。今回は数で勝負、額で勝負といった感じで、「作品を強く見れ」ではない。作家が何かを自己確認しているのでしょう。見る方としては、箱の中味にもう少し変化があったらと思った。何も入れないとか、色の変化とか・・・。それを考えてのものか、白い点がチャーム・ポイントのようだ。


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          ↑:大谷美由紀、「s/s 2011 colection」・アクリル

 こちらも、何かを訴えると言うよりも、作家自身が円という形や、その構図や、枠の大きさや、配置を試行錯誤しているみたい。
 入り口から一番奥にあり、光を横から受けていたのが印象的だった。メタリック調の水玉、壁自体を支持体にしてもっと弾めば面白そう。


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          ↑:江川光博、「SCENE-11F」。

 黄色い世界で線の踊っている。作品の大きさや絵のムードからいって、個展の人のような感じだ。児童画的雰囲気がたちこもり、愛おしい作品。


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          ↑:ナカムラ アリ、「未完の想い」。

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 巨大な赤目・青目だ。目の中には子供顔がある。「子供に対する愛」をテーマにしているのだろう。



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          ↑:水谷のぼる

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          ↑:「戦争の蛹」。


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     ↑:左から 「パンドラの箱あけました」、「嘔吐する犬」。


 力作です。ユーモア精神と反骨精神、それぞれを抑えているところが今の時代なのでしょう。そういう柔というかやさしさの中で、言うべきことはしっかり言うという信念の作品。



 比較的A室の方が自分好みのようだが、それでも全体が小振りに見えた。作品の大きさの問題か?主張の優しさの問題か?というか、僕自身が立派になった会場に圧倒された感じだ。予想外の新装ギャラリーだ。



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     ↑:末永正子、「さくら。サクラ。」

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     ↑:右側から 「さくら」、「窓」、「窓」、「ポピー」。


 ドローイングを駆使して、天真爛漫さを発揮する末永正子。それは熟女心の気分でもあると思う。今展、自然への回帰をタイトルに見る。タイトルを通して作品に見る。気分を自然の息吹に託しているのか、まず自然ありきという素直な心なのか?
 「窓」、そこにある風景・実景が問題なのか?絵画の「窓」を問うのか?
 いずれにせよ、天真爛漫さや勢いとはムードを異にしている。動の中に静という感じで、詩心も感じて、勢い一本勝負の世界から少し退いている。



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          ↑:工藤英雄

 地味な作品群。趣旨も重たそう。他の作家とはムードが違い、工藤・ワールドに入りにくかった。主張に同一性の薄いグループ展は、見る方に頭の切り替えを要求する。暗い絵は好きなのだが、この日は入れなかった。


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”     ↑:徳吉和男、「爽風」。

 4点出品の作品の内、この作品がもっとも好きだ。平面的な描写が時間を止めている。絵画という鏡を感じた。

by sakaidoori | 2011-05-19 08:59 | ☆小樽美術館 市民ギャラリー | Comments(0)
2011年 05月 18日

1553) 「(独)森林総合研究所北海道支所 札幌桜名所」 2011年5月17日(火) 晴

   

○ 独立行政法人 森林総合研究所北海道支所

    札幌市豊平区羊ケ丘7番地
     (羊ヶ丘展望台入り口付近から、歩いて10分)
     (電話)011-851-4131 / FAX 011-851-4167

 ※ この時期、駐車場はありません。

ーーーーーーーーーーーーー(5.17)

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 妻がどこぞの情報誌から桜の名所をみつけてきた。羊ヶ丘展望台の入り口付近だから行きやすい。早速、行くことにした。

 午後5時過ぎに現地入り口に着く。
 「独立行政法人 森林研究所北海道支社」とある。敷地内に駐車させない為であろう、赤い三角帽子が桜の色に対抗すべく、びっしりと両脇に並んでいる。これには少し興ざめするが、正面玄関からの桜並木はなかなかのものだ。
 全てエゾヤマザクラだ。ソメイヨシノよりも早めの開花だから、市内では暖かいためにほとんど散っている。この辺りは少し冷える場所でもあり、今年の開花は遅かったので、幸いにも満開に近い咲き方だ。厳密には見頃の後半で、やや散り終えたスキッパーなところもあるが、申し分のない咲き加減でもある。

 奥の庁舎まで約100m、入り口からびっしり咲いている。くどい光景ですが、その姿です。


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 道路の右側は官舎、左側は植樹園になっている。奥の庁舎前にはゲートもあり、定刻になればその向こうには行かれない。しかし、この桜並木や植樹園には門はあってもゲートはないから、24時間散策することができる。

 正面玄関直ぐの左側には、植樹園の道が開いている。何とはなしに歩いた。樹木には、こういう施設には定番のネーム・プレイトもある。樹木に関する「一言物知り解説」もある。


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 車の音も聞こえない、ただ鳥のさえずりだけだ。キツツキもいるようだ。左側には樹木の影に羊ヶ丘の芝生も見える。その羊ヶ丘とはささやかな沢で区切られている。どこまでも進む。立派なオオバナノエンレイソウが一つ二つ足下に見える。沢のせせらぎを聴きながら、ドンズマリを求めて歩き進む。

 突然、林床に白花のお花畑に出くわした。落ちかけた陽の光を真横から浴び、白さがくっきりと浮き上がっている。


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     ↑:左から 「ヒトリシズカ」、「エンレイソウ」。


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     ↑:左から 「スミレ」、「エゾエンゴサク」。


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          ↑:「オオbナノエンレイソウ

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     ↑:左から 「ミヤマエンレイソウ」、「オオバナノエンレイソウ」。



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 庁舎と庁舎内敷地植樹祭の樹木。
 他に「創立百周年記念植樹」という標識もある。植えられたのは「平成二十年三月」だ。2008年が創立100周年ということになるのだが・・・。
 この施設の沿革を調べたところ

    明治41年 6月(1908年) 内務省所管野幌林業試験場として江別村大字野幌志文別に創設。
    昭和49年10月(1974年) 庁舎を札幌市羊ケ丘へ新築移転。
    平成12年 4月(2001年) 独立行政法人 森林総合研究所北海道支所となる。

 まさに創設は1908年で間違いない。
 道路脇の桜並木は、40年は経っていないことになる。正式にはいつ頃植えられたのだろうか?
 
 沢沿いにはウバユリもたくさんあった。花咲く時期になれば見に来よう。

by sakaidoori | 2011-05-18 20:04 | ◎ 花 | Comments(0)
2011年 05月 17日

1552)「本田征爾・展 -箱夢遊びー」 門馬 終了5月7日(土)~5月16日(月)

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○ 本田征爾・展 
    -箱夢遊び
 

  『透明水彩、アクリル、オブジェ』

 

 会場:ギャラリー・門馬 ANNEX 
     中央区旭ヶ丘2丁目3-38
     (バス停旭ヶ丘高校前近く) 
     電話(011)562ー1055

 会期:2011年5月7日(土)~5月16日(月)
     (会期中無休)
 時間:11:00~19:00

※ F.H.C.ライブ ⇒5月8日(日) ①15:00~ ②18:00~ 無料

ーーーーーーーーーーーーーー(5.16)

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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 「今年は良いね~、明るいね~、外にむかってるね~」
 「いえ、毎年していることは同じですよ。画いていることも同じですよ。立体作品、昨年もありましたからね。まぁ、少しはうまくなったでしょう。」


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     ↑:(今展でのお気に入りです。右側の絵は特に好きです。)


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 確かに画いていることは例年と同じだ。青・・それは海であり夢なのだが・・を背景にした世界で、あらぬ生き物が泳いでいる。そんな画題に少しの変化はあっても基本的には初個展以来同じだ。そして、毎年の個展ではそれなりの変化はある。色の深み、描き手の自信の度合い、などなど。
 長く見ていると、その変化が異様に嬉しくなる時がある。今展がそうだ。

 何を強く感じたかを、後々の為に整理して書いておこう。

 膨らんだ絵を描き始めた。
 画家の体躯は中肉中背なのだが、やや細くて角張った面相をしている。そして、画題の輪郭も内向きの尖った感じが多い。それは神経質で几帳面さを感じさせる。今展にも多くはそういう輪郭線なり形状なのだが、そこにチャンと丸い物が普通に登場した。

 人も描き始めた。
 自画像以外は人を画かなかった。それは人形のようではあるが、しっかりと女を描き始めた。しかも猫のような丸くて大きな目だ。人の役割ははっきりしている。物語の主人公だ。いままでの魚などの生き物は、ようやくにして大きな物語の中の一コマとして中心にも脇役としてでも動けるようになった。

 七色を細かく描き始めた。
 細密描写から神経質さが感じられない。細かく画くことによって、花粉が飛び出す感じだ。

 これらの「膨らみ・人・七色・細密」が、一枚の絵の中に同時に入り込み、今までの内向的箱庭から、外向きの物語になった。絵が動き出した。



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          ↑:(こんな絵画も今展では生まれた。)


 ※ 全ての作品にはタイトルがあります。今回は全部省略しました。すいませんでした。


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by sakaidoori | 2011-05-17 11:44 | 門馬・ANNEX | Comments(2)
2011年 05月 17日

1551)①「美術館が消える9日間 ダンス・パフォーマンス」 近美 終了4月2日(土)~4月10日(日)

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○ 美術館が消える9日間 

            札幌ビエンナーレ・プレ企画2011 
  アートから出て、アートに出よ
 

    
 会場:北海道立近代美術館
    中央区北1条西17丁目   
    電話(011)644-6882

 会期:2011年4月2日(土)~4月10日(日)
 時間:9:30~17:00
    (入館は16:30まで。)
 休み:月曜日(定休日)
 料金:一般 1000円 高大生 600円 他 無料

 主催:当企画実行委員会 
 共催:(財)北海道文化財団まちの創造事業
 助成:日韓文化交流基金草の根文化事業 札幌市芸術文化振興助成国際文化交流事業

※ イベント多数
  (パンフを拡大して確認してください。) 

ーーーーーーーーーーー(4.10)

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 最終日に見に行った。一渡り見終わった時に、ダンス・パフォーマンスがあるとの案内だ。今展の印象と会場報告は②に譲ることにして、まずは展覧会最後のイベントです。


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 鉄パイプの仮舞台に若きダンサーが物静かに登場・・・やおらポーズをとる。アラブ雰囲気にモダン風にと、突っ張りネッチャンのそろい踏みだ。影でキャッツ・チュルドレンが媚びた格好でスタンバイ。

 そして、白尽くめの女の子の登場だ。ネッカチーフに短パン、可愛い脚線を披露する小悪魔・小娘だ。この娘(こ)はいつも笑顔満点での演技だ。何とも可愛くてしゃぶりたくなる。いよいよ小娘小坊主のハッピー・ダンスの始まりだ。ヒップ・ダンスをメインにした、罪のない浮かれダンスそのものだ。つっぱりネッチャン達も笑顔笑顔のサービスで憎めないことこの上ない。女の子のダンスは飛んで跳ねて宜しいのだが、やはりそこは女の子、子供ながらに男の子が本格ヒップヒップ・ダンスで観客の拍手喝采を頂戴する。まさしく今風の「稚児による踊る阿呆に見る阿呆」だ。場所柄、かぶりつきスタイルでの観客様で、何ともご満悦の一時であった。
 そのダンスの再現はかなわないが、多めのスナップを載せることにしよう。共に浮かれ気分で楽しんで下さい。


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 これにて一巻の終わりです。
 と思いきや、アンコールなのか何のか、時間は短めだが再演となった。男子二人組みのヒップダンスが圧巻だった。


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 右側の男性が、「TAK・GAK Plus」のディレクター・タクイチロー氏。左側はアンコールを共に楽しんだジャンベ太鼓の茂呂剛伸氏。ベリーベリー・サンクスの午後5時、ディ・エンドの消える美術館だった。

 展覧会の様子は②に続く。

by sakaidoori | 2011-05-17 10:01 | ☆札幌・近代美術館 | Comments(1)
2011年 05月 16日

1550)「だて まこと展 がんばろう日本」 ミヤシタ 5月11日(水)~5月29日(日)

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○ だて まこと展 

    がんばろう日本
 


 会場:ギャラリー ミヤシタ
    中央区南5条西20丁目1-38 
    (南北の中小路の、東側にある民家)  
    電話(011)562-6977

 会期:2011年5月11日(水)~5月29日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.15)

 (DM作品は420×300㎜。ということは、全作品が同サイズでしょう。)



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・ 暗さと明るさの間で

 「地味だ」。会場の白さから浮かび上がるように、海老茶系の色がたたずんでいる。確かに緑や青といろんな色があるのだが、暗く色が閉じこめられている。色を重ねればくすむという。そういう暗さだ。激しさとは距離をおいて、穏やかに心境を保ち、ゆっくり丹念に色を重ねている。
 目が慣れれば、だんだんと作品の中の七色が識別され、部屋全体の作品色調も何となく華やかに見える。
 だが、絵の持つ暗さ明るさに作家の思いは無さそうだ。それは、「かくあるべきだ」という強い創作動機を敢えて不問にしているように見えるからだ。絵画作業の趣くままであり、他力に身を委ねようとしているみたい。良く言えば、「絵画の自立」を楽しんでいるということか。

 だが、やはり地味だ。もし無意識の作為があるとすれば、「たとえ多くの色を使うも、華やかであってはいけない」と、自己規定しているみたい。禅僧的な重苦しさと微妙な点で重なりそう。

 七色を小さな世界に押し止めた暗がりの世界、そこに星のような明るさを醸し出す。暗がりの中で楽しんでいる自分の世界、他者との窓口であるほのかな明かり、やはり個を見つめる画家なのだろう。かつて赤裸々な十文字が作品の中で主張していた。それはキリストの十字に相通じるところがあった。今は、そんな宗教性は感じられない。だが、悩める羊ではないが、何かしら求道的なものを作品に求めているのかもしれない。「我執」からの遁走?だが、絵画制作は我執の塊でもある。そういう意味で、“だてまこと”は「画家」なんだと初めて思った。



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 制作の追い込み段階で大震災の報道と日夜遭遇することになった。そして画家は絵筆が走らなかったとのことだ。この作品群には、その時に断絶も刻まれている。その思いが「がんばれ日本」という副題?になったようだ。

by sakaidoori | 2011-05-16 22:04 | ミヤシタ | Comments(2)
2011年 05月 16日

1549)②「静内 『静内川』 2011年5月11日(水) 晴」


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 シャクシャイン像のある真丘公園からの静内川の風景。厳密に言えば、そのシャクシャインが闘いの為に拠ったチャシ跡の展望台からです。

 高みから景色を一望できるのは爽快に尽きる。特に、市街地や川筋を一挙に見る場合は格別だ。
 
 静内川、、流路総延長は68㎞とたいした長さではない。だが、一本道の単純な姿は、往時、雪解け時期や大雨の時には大いに暴れたことだろう。源流は日高山系であり、そこから太平洋までは遮る物は何もない。雪水は直滑降を落ちるが如くに突き進んだことだろう。広い川幅に、大きな中洲がいくつもある。上流の土砂を幾重にも堆積したことだろう。
 市街の奥には雪を頂いた山並みも見える。日高の山だ。山名を特定できないのが情けないところ、しっかりと記憶に残しておこう。

 静内川、、本来の静内川は今の元静内地域で春立市街のはずれの入り江とのことだ。もともと会所のあったところで、その会所を当地に移したことによって地名も移動し、川名も変わった。「シベチャリ」と呼ばれていた処で、川名も「シベチャリベツ」か?更に、「ホマリモイ」が旧名だとのこと。「ホマル・モイ 薄ぼんやりしている・入り江」、太平洋に面した入り江だ、もやる日が多かったのだろう。

 
 海際で横断している橋は鉄道、その手前が国道だ。一番下の写真の橋は何だろう?気になるところだ。
時間はある、行くべし。


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 その前に川口を散策する。ひどい流木だ。これは津波の影響かとも思われたがわからない。当地の津波は3mほどで、それ程の被害はなかったとのことだ。後で町の人に伺ったところでの返事だ。
 アートマンが喜びそうな木々の山だ。地元の人はマキにしているようだ。


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     ↑:広い川口だ。

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     ↑:鉄橋と、真丘公園のある丘。先ほどの高みからの写真は、この頂上からのもの。



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 「シベチャリの橋」とある。両岸の川口公園を結ぶ遊歩専用橋であった。源流の日高の山並みをデザインしている。何とも立派な橋だ。
 以下、この橋からのスナップで③に続く。

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     ↑:上流に向かっての景色。

 左側は右岸になるが、右側は中洲。長い橋で、橋の下の川筋も3本走っている。川も広いが中洲も大きくて広いと言うことだ。今は流れも速くて、一番の流量だろう。夏は枯れていることだろう。それも本編に記録したいものだ。


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     ↑:下流方向。


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     ↑:真丘公園に繋がる左岸側の丘。おそらく河岸段丘の発達した様子がわかるかもしれない。


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by sakaidoori | 2011-05-16 09:45 | ◎ 旅・飛行機・船 | Comments(0)
2011年 05月 15日

1548)①「中島ゼミ展・道都大学 (第50回記念展)」 市民ギャラリー  終了5月11日(水)~5月15日(日)

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○ 第50回記念 道都大学 

    中島ゼミ展 

型と版をめぐる
    5人と22人の冒険




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2011年5月11日(水)~5月15日(日)
 時間:10:30~18:00
   (初日は13:00~、最終日は~17:00まで。)

 【個展メンバー】
 阿部真大 石井誠 犬養康太 大泉力也 松本ナオヤ 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.15)

 質量共に気合いの入った展覧会でした。終わってから載せるのには惜しいことですが、仕方がない。可能な範囲でその様子をお伝えしたいと思います。

 個展メンバーは5人、第3室の空間を仕切っての個展。第1室の天井の高い余裕のある部屋はシルクによるテキスタイル空間。第2室は現役生等々の、壁面作品によるグループ展。全員が個展をするくらいの勢いの出品量だった。

 とりあえず今回は第1室のテキスタイルの様子を伝えます。次回以降、個展を中心に載せていきます。大規模な展覧会でしたので、文章密度の薄い報告になると思います。



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 あまり深刻ぶった作品はない。空間や間取りを意識したもの、楽しく朗らかに、文学的に人の気持ちにチャレンジ、装飾としてどうかしら、そんなこんなの楽しい雰囲気の部屋です。

 夜も遅いので、5,6名の作品で①回目の報告を終えたいと思う。


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     ↑:森迫暁夫(1973年長野県生まれ)。

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 ご存じ、モリサコ・小鳥チルチルミチルのスモール・ハッピー・ワールドです。限られた一空間ですが、しっかりとマイペースを貫いています。


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          ↑:4年生・内山恵利、テキスタイル。

 明るい中間色で、ちょっと人の気持ちを画いちゃった、動物もそれなりに画いちゃった、という軽い感じです。ドローイングタッチのザワザワ線、自由な気分は伝わるのですが、人の表情を含めてもっと食い入る姿勢があればと思った。


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          ↑:藤井エリ(2004年卒業)。

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 他のカラフルな中にあって凄く地味な作品。着物などの図柄のよう。和の空間や生活をしっかりと見つめているのでしょう。



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          ↑:4年生・新井静芳


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          ↑:タラ(2009年卒業)、ステンシル。

 ギラギラした派手やかさが目を惹きます。芝居雰囲気が漂っている。着物にに仕立てて、首や手をゆっくり大きく廻して、歌舞伎役者の真似をしたいものです。


 今日は遅いので②に続くということで。

by sakaidoori | 2011-05-15 23:42 | 市民ギャラリー | Comments(0)