栄通記

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2009年 08月 31日

1086) CAI02 「『そこから。』 佐藤翼・個展」 終了・8月22日(土)~8月29日(土)

○ 「そこから。」 佐藤翼・個展

 会場:CAI02・raum2・3
    中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 
    (地下鉄大通駅1番出口。
    注意⇒駅の階段を下りてはいけません。昭和ビルの地下2階です。)
    電話(011)802-6438

 会期:2009年8月22日(土)~8月29日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:13:00~23:00 

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 19:00~
                         20:00~ ライブ・パフォーマンス

ーーーーーーーーーーーーーーー(8・28・土)

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     (↑:会場入り口から。)

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     (↑:会場の奥から。)


 うらやましい展覧会だ。たゆたゆしい若さに眩しさを覚える。
 
 学生の作品だ。卒業間近とのことだ。おそらく初個展だろう。
 初めて展覧会をする人達は、なぜだか作品の位置がやや高めだ。いや、高いというより、作家自身の目と高さと同じか、やや高めに展示する傾向があるようだ。作品の高さは作家の主張の一つの方法だから、決してそれだけで良し悪しを言うことはできない。
 だが、初個展の作家の場合には作品の高さまで意が廻らない。自分にとって心地良い高さが単純に良い位置なのだ。そして良い位置とはびしっと正面にすえることだ。

 佐藤翼。彼の自分の意志や好みは「オレがオレが」という強い主張からはかなり離れている。展示会場全体から作家の性格としての優しさが伝わってくる。この優しさが僕には眩しい。どこか無反省・無防備的に思えて、一層うらやましさが僕の心を満たしていく。
 作品に強い自己主張を求める僕には彼のような作品は緩いはずなのに、妙に心が淡々として、自分自身の心に隙間風が通る。なぜだろう?

 ・・・、・・・、

 おそらく自分自身の20代を思い出させるからだろう。あの頃の自分はどうだったのだろう・・・。彼の優しさが僕を回帰的気分に追いやる。


 作品は齋藤周を彷彿させる。大きな違いは「性」の距離感だろう。
 佐藤翼はあまりにギラギラ感が無さ過ぎる。名前の如く翼が生えていて、ひとところに執着しない。その空気感や事物への距離感などが彼のメイン・テーマなのだろう。
 ドローイングの上手いとか下手とかよりも、どれだけ佐藤翼らしい空気感や距離感を表現できたか、それが作品の質の基準になるのだろう。
 次回はどんなゆったりした部屋を作るのだろう?やさしさが一つの武器だ。やさしさが武器とは変な話だが。

by sakaidoori | 2009-08-31 22:11 | CAI02(昭和ビル) | Comments(0)
2009年 08月 29日

1085) ト・オン 「plus1+柴橋伴夫・企画 ー空間の・・・(ト・オン)」 終了・ 8月4日(水)~8月16日(日)

○ plus 1 + 柴橋伴夫・企画
   空間の触知へ ~連鎖の試み  2009年8月4日(火)~8月23日(日)
     「ト・オン・カフエの3人展
(仮称)
    
   会場:TO OV cafe(ト・オン・カフエ)
    中央区南9西3-1-1・マジソンハイツ1F
    (地下鉄中島公園駅から東北に徒歩2分)
    電話(011)299ー6380

 会期:2009年8月4日(水)~8月16日(日)
 休み:会期中は無休
 時間:10:30~22:00
     (日曜 10:30~20:00)

 【参加作家】 千代明 秋山一郎 齋藤周

ーーーーーーーーーーーーー()

 基本的には一作家一壁面の展示という静かな個展だ。工夫無き展示のようだが、展示の妙というのか、一部屋に包まれた千代明と秋山一郎は対峙展の様相を示し、齋藤周は別室の喫茶室で一人勝手に我が道をいくというスタイルになっている。
 (以下、敬称は省略。)


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 向き合った千代明(左)と秋山一郎(右)。

 作風や表現の指向性は異にしているようだ。共に立体造形だが、千代明は完結的な統合性がある。ブッラク・ホール的に周りに目や牙が向いていて、かなり攻撃的だ。そしてリズミカルだ。妖しく機械美や機能美を漂わせながら、他者に己に向き合おうとしている。昨年までの作品の影を伴った美しきダンス姿の面影は無い。

 一方の秋山一郎は何か大きな作品の為の試作品風で、とりあえず並べてみようというスタイルだ。千代明とは逆に線や面、ざらついた手触り感、ぞんざいな色感で武骨だ。武骨な中に繊細さを忍ばせている。日常と非日常を問題にしているようだ。ユーモア精神や知性でそれっぽく包み込んでいる。不思議なな立ち姿だが、この小品群であれこれ言っても始まらないかもしれない。

 互いに相反する表現を対峙させること、そのことがこの部屋のテーマだろう。違いを際立たせることによって、見る側に何かが生まれたか?


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     (↑:以上、秋山一郎。)





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     (↑:以上、千代明。)



   ~~~~~~~~~~~~~

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 隣の喫茶室が齋藤周だ。中学生日記のような作風は、別の窓を求めてさ迷い始めている。少年の恋心のスタイルから悩ましき青年へと変わりつつある。

 少年と青年、どこが違うのだろう?
 青年とは面倒なものだ。人間関係の綾も複雑になり、他人にはよりカッコ良く見せなければならない。武器は自意識という感性と知識だ。性幻想も淡いものから、より肉感的なものになるのだろう。官能的にはなりきれない。

 そんな青年には喫茶室が良く似合う。
 「対峙なんて・・・。見られるのは恥ずかしいが、やっぱり見てもらいたい。お客さん、僕の美を見て下さい。コーヒーを飲みながら、ニヤニヤニコニコ夢見て下さい。女性がいます。風景もあります。今回はチョッと線描きの絵もチャレンジです。流れるように見て下さい。あの時この時の心模様です・・・。」
 祈りのように願いのように、斉藤絵画のモデルがつぶやいている。

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by sakaidoori | 2009-08-29 23:29 | (カフェ)ト・オン | Comments(0)
2009年 08月 29日

1084) ②岩見沢 「西田卓司・個展 『ワーキング フロー』」 8月22日(土)~9月23日(水)

○ 西田卓司・個展
   「ワーキング フロー」

      (岩見沢アートプロジェクト 「Zaworld」)

 会場:武部建設 結ホール
     岩見沢市5条東18丁目31番地
 
 会期:2009年8月22日(土)~9月23日(水)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:10:00~17:00

 主催:岩見沢アート・ホリディ実行委員会 「Zaworld」
    問合せ・電話(0126)35-1190

ーーーーーーーーーーーーーーーー(8・24)

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     ↑:「失われたタブロー」シリーズ。副題が添えてあり、左から「エイリアンズ」、「UMA」。


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     ↑:左から「アルピニスト」、「ユニバーサル」。


 1階の展示の全作品。
 映像のノイズのような絵だ。この広い空間に負けないだけの大きな絵を描く、それがすべてのような作品だ。選んだ色は赤・緑・黄・青の四色。非デザイン的図柄ではあるが、この部屋では壁紙とかポスターのように見える。

 学生が夏休みに美術部の教室で、一人黙々と絵を画いた。荒々しく描き殴りのようにして。その学生の立ち姿が目に浮かぶ。「失われたタブロー」、「過ぎ去りしあの時」、あれは一体何だったのか?
 遥かなる山、宇宙、未確認生物(UMA)、それらにチャレンジするアルピニストや宇宙飛行士・・・作品解説に画題を記している。




 面白いのは2階の展示だ。

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 屋根裏のマイルーム、コレクション・ルームだ。西田卓司君にとっての大事な物を綺麗に丁寧に並べている。タイトルは「ワーキング・フロー」。
 非常に私的なものだから、陳列物の一つ一つや展示意匠をあれこれ言っても仕方がなさそうだ。
 「若い人なのに懐古趣味過ぎる」とか、「過去ばかり見ていて、将来はどうなの?」などと言う事なかれ!自分自身の原点を自分の為だけに開示しているのだ。そのことで他者と共感できれば悪くはないが、その事は二の次なのだろう。自分自身という「他者」と対話しているのだから。日常生活にこびりついている自分の影との語らいの場だ。
 鑑賞者はそういう目に見えない「西田卓司と西田卓司自身」との対話を見させてもらっているのだ。ありがたいことだ。
 面白くない人にとってはやはり面白くない。無理して面白がることもないだろう。それが現在の美術だ。

 展示ルームの傍には明り取りの窓に通じる梯子がある。さー、それに昇ることにしよう。もう一度外を眺めてみよう。

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 それにしても贅沢な空間だ。
 西田卓司、結ホール全体を自分のものにしてしまった。
 いつもいつも似た作品ばかりを見せてくれる作家ではあるが、これからも同じことが続くかもしれないが、そしていつもの延長のような今展ではあるが、いつになく大らかな空間だ。
 ただただ私的作品ばかりというのに。

by sakaidoori | 2009-08-29 00:00 | [岩見沢]キューマル 他 | Comments(0)
2009年 08月 28日

1083) ①岩見沢 「西田卓司・個展 『ワーキング フロー』」 8月22日(土)~9月23日(水)

○ 西田卓司・個展
   「ワーキング フロー」

      (岩見沢アートプロジェクト 「Zaworld」)

 会場:武部建設 結ホール
     岩見沢市5条東18丁目31番地
 
 会期:2009年8月22日(土)~9月23日(水)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:10:00~17:00

 主催:岩見沢アート・ホリディ実行委員会 「Zaworld」
    問合せ・電話(0126)35-1190

ーーーーーーーーーーーーーーーー(8・24)

 この個展は会場とのからみ具合が非常に素晴らしい。

 会場は「結ホール」という建設会社のショールーム。その外観の大きさ立派さに驚きもするが、中の展示空間が面白い。

 外観同様に中味も立派だ。高尚なカラクリ屋敷的レイアウトで、一つ一つの流れがアバウトというか全然流れるような空間になっていない。なってはいないのだが、全体が広くて高級感満点で、一つ一つが広々伸び伸び、贅沢なのだが親しみたくなる建物だ。
 その非連結的関係性の空間に、西田作品がはまっている。あまりにもピッタリという収まり方だ。これはたまたまの展示ではないだろう。西田卓司の空間感覚の良さだと思う。
 是非是非足を運んで「結ホール」を堪能してもらいたい。結ホールと西田卓司作品の関係が互いの良さを引き出している。ミスマッチのようなグッドマッチの両者の関係だ。こういうのを現代美術の表現力というのだろう。

 以下、説明的ですが建物の紹介を先にします。

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     (↑:道路側からの全景。)

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     (↑:2階からの西田絵画展の全景。この部分は吹き抜けになっていて、天井は高い。広い空間なのだがなぜかしら机などが所狭しと並んでいる。小中学校の教室みたい。さしずめ西田絵画は色黒板のようなものだ。)


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     (↑:1階の様子。上の写真に見えるポスターはこの施設の備え付けのもの。地元のイベントや美術展のポスターが乱脈に並べられている。2階には現代美術や建築の資料や本も少しではあるが用意されている。
 ここのオーナーは懐の広い人のようだ。無関係性を好まれるようだ。どこか因果律を無視した態度が現代美術と気脈が通じるのだろう。

 2階のポスターの裏の小さな建物の内部が西田卓司のインスタレーション展示。「屋内の建物の、その屋内の・・・・」という入れ子状態の展示。)

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     (↑:作品の裏からの風景。右側には、絵画作品に隠れて立派なストーブがある。「ストーブの人・佐藤」さんに見せたいものだ。作品の裏側は茶室になっている。立ち入り禁止。次回は茶室を利用した美術展をお願いしたい。)


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     (↑:2階の風景。西田卓司小屋の位置が分かると思う。その奥は長机などが並んでいて、会議室のような作業室のような空間。
 右側の廊下の奥は立ち入り禁止。資料等を置く余裕スペースで、見られたら困るというものではない。
 写真を撮り忘れたのだが、右側は吹き抜けで正式の玄関。バリアフリーのトイレもある。軽くドアを押すと「いらっしゃいませ~」と横にドアが開き、自動的に横滑りして閉じられる。カラクリ・トイレみたい。)

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 建物の紹介が長くなってしまった。項を改めて西田ワールドの紹介をします。


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     (↑:裏側からの全景。下の写真は、屋根に立っている明り取りからの景色です。)

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 (②へ続く。)

by sakaidoori | 2009-08-28 16:52 | [岩見沢]キューマル 他 | Comments(0)
2009年 08月 28日

1082) イワミザワ90°  「黒田晃弘の展覧会」 8月22日(土)~9月23日(水)

○ 黒田晃弘の展覧会

   ・岩見沢の商店街の顔を描く!
    「岩見沢似顔絵プロジェクト at iwamizawa 90°」
    ・岩見沢の8つの景色を描く!
    「岩見沢八景」


 会場:イワミザワキュウマル(iwamizawa90°)
     岩見沢市3条西5丁目5-1
     (JR岩見沢駅より駅前通りの左側を徒歩5分。
      通りに面した東南角地。)
     電話:(担当・遠藤)090-7645-0671 

 会期:2009年8月22日(土)~9月23日(水)
 休み:期間中は無休
 時間:10:00~19:00
    (初日は、11:00~17:00。)

  主催:岩見沢アートホリディ実行委員会

※ 1dayイベント ⇒ 「似顔絵カフェ」 8月22日(土) 11:00~17:00
              A4サイズ・1枚2,000円 お一人30分程度 特性額・1枚800円


ーーーーーーーーーーーーーーーー(8・24)

 この日は2泊3日の小旅行の初日。目的は富良野周辺の登山なのだが、どうしても岩見沢を通らなければならない。いい機会だからイワミザワ・キュウマルに立ち寄った。街起こし美術展ということで、市内各地で小規模だが作品の発表を含めたいろんな展覧会・イベントが開かれ始めたばかりで、その中心基地が当館(イワミザワ・キュウマル)だ。

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 1階の奥は「マイ・ラビリンス」で前回記事にした。
 入り口付近に上の写真のようなコーナーがある。
 「看板道中膝栗毛」・チーム☆デザイヤ(太田博子・小坂祐美子・南俊輔)、絵画とビデオのようだ。時間が無いのでこのコーナーは次回に楽しむということでパス。
 2階の黒田展を紹介します。


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 商店街の店長さんなどの似顔絵コーナーと、「岩見沢八景」という黒田流似風景画。

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 お馴染みの似顔絵。ホッペに唇に鼻に顔の輪郭線と、やや膨らみ気味で幸せそうな顔顔顔。描かれた顔よりも画いている作家の好調な心理状態を見る思いだ。

 今回は顔よりも「風景画」が面白い。黒田晃弘の選んだ岩見沢の切り取りだ。
 好みの順番に何枚か載せます。

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     ↑:左から、「製材所」、「JR岩見沢駅」。


 勝手に決めた今展の傑作。
 どこが良いかというと、ご当地選定風景画なのに余計な褒め描写(言葉)が無いことだ。しかも、「岩見沢」ならではという特定な場に対する視座がない。あくまでも画家・黒田晃弘の好み中心主義だ。

 「製材所」。国道12号線を岩見沢に向かって行くと右側に見える。広い敷地だからか、木材は低い高さしかなくて、その代わりに異様に傾けて積んでいる。辺りが広いので、それほどの大木に見えないが、実際はどうなのだろう?近くに行ってこれらの伐採木と挨拶をしたいものだ。

 「・・駅」。新装成った駅構内を描くのをためらっての絵だ。「製材所」といい、単純な輪郭線だけの拘りが見て取れる。


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     ↑:「岩見沢グリーンランド」

 誰もいない遊園地、そういう場所はなぜかは知らないが詩情が立ち込めている。


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     ↑:左から、「百餅祭り」、「レールセンター」。

 「百餅祭り」、どこか懐かしい響きがある。今展で一番清々しい絵。
 「レールセンター」、壁が人の顔に見えて笑ってしまった。



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     ↑:、左から、「玉泉館跡地公園」、「岩見沢公園バラ公園」。


 ともに画家の遊び心満点の絵だ。チョッとした日本画趣味という古さと、新婚模様の100万本のバラの花束。
 余りにも通俗趣味に笑ってしまった。笑いはしたが「跡地公園」、気になるので見に行こう。

by sakaidoori | 2009-08-28 12:30 | [岩見沢]キューマル 他 | Comments(0)
2009年 08月 27日

1081) イワミザワ90° 「『マイ・ラビリンス』  ××ラビリンス」 8月22日(土)~9月23日(水)

○ 「マイ・ラビリンス」
    ××ラビリンス(石倉美萌菜 太田博子 小坂祐美子


 会場:イワミザワキュウマル(iwamizawa90°)
     岩見沢市3条西5丁目5-1
     (JR岩見沢駅より駅前通りの左側を徒歩5分。
      通りに面した東南角地。)
     電話:(担当・遠藤)090-7645-0671 

 会期:2009年8月22日(土)~9月23日(水)
 休み:期間中は無休
 時間:11:00~19:00

  主催:岩見沢アートホリディ実行委員会

ーーーーーーーーーーーーーーーー(8・24)

 三人娘の愛と恋と妄想の世界。どこまでも可愛らしく。

 数珠の暖簾を開けると、布団がひかれている。チョッとびっくり。
 布団には男だ寝ている。三人娘の理想の男性だ。あちこちにも写真姿でお邪魔している。
 というわけで、その彼氏を中心に写真を載せよう。


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 なんとも憎めない三人娘だ。
 「布団に入ってもいいですよ」 
 「・・・・・」

 女房同行の中年おじさんに、素敵なお奨めだ。
 それにしても、若い女の子の部屋というものは落ちつけないものだ。腰がフワフワして定まらない。美術作品は機会があれば触(ふ)れたい、触(さわ)りたい、つかみたいという人間だが、どうもこの部屋はじっくり見るという雰囲気ではない。恥じらいがつま先から頭まで上ってしまい、ニンマリ笑って退散してしまった。

 部屋の中の小道具は彼女達の自慢と工夫の品々だろう。ピンクに染まった部屋の空気が、男をもてあそんでいる女達の夢と空想を写している。恋に恋し、肉に恋し、普段の生活の中での、何かに溺れた姿を可愛く見せている。


 帰りしな、本当の女性達が微笑んでくれた。

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 まるで姉妹のようです。眩しいです。
 右側が当館オーナーで、「岩見沢・まちいっぱいアート展」火付け役の遠藤歌奈子さん。左側が三人娘の一人、石倉美萌菜ちゃん。

 ミモナちゃんへのリクエスト。今展で弾けた心で、次回は是非「ミモナ娘」の絵をお願いしたい。一人作業の絵画はかなりキツイものがあると思う。それにめげずに!
 「パンティー帽子娘」のその後の姿を見たいものです。
 

by sakaidoori | 2009-08-27 15:46 | [岩見沢]キューマル 他 | Comments(2)
2009年 08月 24日

※ 休み


 次の更新は木曜日です。

 コメント等の返事は遅くなります。

by sakaidoori | 2009-08-24 01:43 | Comments(0)
2009年 08月 24日

1080) ②アートスペース201 「北翔大学合同展覧会  よね展(E室)」 8月20日(木)~8月25日(火)

○ 北翔大学合同展覧会(美術サークル米・在校生・卒業生)
     よね展


 会場:アートスペース201 
   南2西1ー7・山口中央ビル5階DE室
    (東西に走る道路の南側。)
    電話(011)251-1418

 会期:2009年8月20日(木)~8月25日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(8・14)

 ①のD室に続いてE室。石川潤君を紹介します。


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     (↑:全て石川潤。)
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 展示壁に空間が目立ち過ぎで残念なところだ。おそらく、大所帯のグループ展に関係者は慣れてはいないのだろう。反省材料の一つにして、次回は壁が足りない位の心意気で開いて欲しい。

 ポップでユーモラスな小さな作品の中で、一人異様に気を吐いている作家がいる。石川潤だ。彼のことを紹介します。


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 卒業後、実家?の函館に戻り2年目になる。道展、抽象派作家協会に出品している。「抽象派・・・展」、つまり彼の絵は抽象画だ。抽象画だが僕は勝手に「菊の人」と呼んでいる。そして、デザインとも仲の良い画風だ。


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     ↑:①

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     ↑:②

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     ↑:③


 石川潤の最大の特徴はとにかく沢山絵を描く事だ。道内で彼ほど描いている若者はそう多くないと思う。もちろん、それは僕の勝手な想像だが。
 そして、丁寧に飽きずに同じ画風で描いている。
 「美しく、ねちっこく」それが彼のセールスポイントだ。その美しさがキクであったり、デザインがちに見えもするが、何を言われても彼は意に介さない。真面目な青年だから、赤ら顔で笑って応えるのみだ。愚直というか、我が道をいくという信念があるのだろう。「こういう絵を描きながら上手くなっていくのだ」と、方針を定めている。

 上の作品、厳密にはわからないが制作順を①→②→③と把握しよう。彼が何を目指そうとしているかを想像したくなる。しっかりした輪郭線の白地の花びら模様が、もやってきている。花の芯にあたる色柄が白地と呼応し始めた。ようやくキクと言われない絵になりつつある。
 それは教育大学卒業生の笠見雄大君の絵を彷彿させる。その限りでは新しさはないが、辿ってきた道が笠見君とは全く違う。彼の絵と似ることによって、より石川潤らしさを追及していくことになるだろう。
 誰かの絵に似ているなどということは、あたりまえのことなのだ。絵を理解し合うための方便のような言葉だ。そして、20歳台の画家は画学生なのだから当然なことだ。

 石川潤、エネルギーに満ちた愚直な絵だ。若さが溢れて羨ましい。
 これからも「美しくねちっこく」描き続けるのだろう。どういう絵画思想を持つ人になるのだろうか?

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 白地の多い絵ばかりを発表している。普段はこうして小品に色の多い絵を描いてリフレッシュ&実験をしているのだろう。

by sakaidoori | 2009-08-24 01:05 | アートスペース201 | Comments(0)
2009年 08月 23日

1079) af 「佐藤準・写真展 『sapporo.sora』」 8月18日(火)~8月29日(土)

○ 佐藤準・写真展
   『sapporo.sora』


 会場:札幌アリアンス・フランセーズ
    中央区南2条西5・南2西5ビル2F
     (入口は西向き。
      エレベーターでのみ2階へ。)
    電話(011)261-2771 
 
 会期:2009年8月18日(火)~8月29日(土)
 休み:日曜日・祝日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (土曜日は、~18:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(8・21)

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 「札幌の空」の写真展。(以下、敬称は省略。)

 とにかく空が綺麗だ。空そのもの色、雲に写る色、それらが七色になって壁を埋めている。写真の紙質は光沢を避けてマット質、色が沈んで目に優しい。
 一枚一枚の作品の色の濃淡も気になるが、やはり壁全体の強い色調に圧倒される。だから、今展は全体で見るものだ。その後から個別作品を通して撮影者の拘りに気づくことになる。

 「札幌の街だろうか?都会の空がこんなに綺麗だなんて!」
 無意識に都会の作品として見てしまう。ほとんどの作品が都会の影を残しているからだ。僕にはどんな空でも構わないのだが、都会の空に拘る撮影者の目も好ましい。

 個別作品にタイトルは無い。総合タイトルは「sapporo,sora」、「サッポロのソラ」だ。
 「背景に田園風景を見るな!広大な自然の一部として見るな!」、「都会の『風景』として、空を再確認しよう」、あるいは「僕らの札幌にはこんな素敵な空なんだ」、そんな声を感じる。


 都会の風景に思う。
 街の空を人工物に邪魔されずに見るのは困難だ。真上のみを仰ぎ見れば別だが、普段の視線には必ずそれらがある。人は真上のみばかりを見ては生きてはいけない。
 水平線に目をやれば電線が幾重にも走っている。多くのアマチュア写真家が空に電柱があり、電線を走らせている風景を撮っている。その直線や線に囲まれた世界に愛着を感じてのものだろうが、「直線」ほど人工的なものはない。それらの写真は都会人の心を写しているのだ。

 撮影者・佐藤準は決して個人の心象風景として空を撮ってはいない。第一の動機は空としての自然の美しさだろう。同時に「札幌」という固有名詞付きの「空」が大事なのだ。

 「札幌の空」と「どこにでもある空」。
 きつく「空」を限定して見る目は現代人の病かもしれない。だが、「空一般」などは存在しないかもしれない。その人なりの「空」があって、それから無意識的に「空一般」を語り合っているのかもしれない。それはあたりまえのことだろ。あたりまえなことを佐藤準は写真でしているのだ。あまりにも個性豊かな「札幌の七色の空」で。


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by sakaidoori | 2009-08-23 10:31 | af | Comments(0)
2009年 08月 22日

1078) CAI02 「土田俊介・個展」 8月8日(土)~8月29日(土)

○ 土田俊介・個展

 会場:CAI02・raum1
    中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 
    (地下鉄大通駅1番出口。
    注意⇒駅の階段を下りてはいけません。昭和ビルの地下2階です。)
    電話(011)802-6438

 会期:2009年8月8日(土)~8月29日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:13:00~23:00 

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 19:30~

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 実にCAI02という場に合った展覧会だ。

 なぜだか知らないが、メッシュ状の金網を丸めた物が4っつ置かれている。
 それらに深い意味はないだろう。確かに円筒の作る影は地下空間で大きな広がりを見せている。だが、影は主人公ではないだろう。
 金網の冷たさや危険性をカバーするように、何かで包まれていて親しさが持てる。レースの生地が網の先端を包んでいる。少しセクシーだが、優しさの表現以上ではなさそうだ。

 鑑賞者に作品を放り投げて、あなた任せのようなクールさ、それでいて見る人と優しい関係を持ちたいという淡い願望、そんな空間だ。
 ビデオモニターで作家が別室で僕らを見ているかもしれない、微笑んでいるかもしれない。それは覗き趣味というよりも、作家からの無言のメッセージのようなものだ。僕らもメッシュの金網を通して、作家の心模様を覗いているようなものだ。
 作家は無言の会話を演出し楽しんでいるのかもしれない。


 作品そのものの主張を離れて作家には明確な意図が一つはあると思う。
 今展の試みは、開放的な広い場のための準備展かもしれない。
 会場には製本仕立てのポートフォリオがあった。それにはシーソーなどの遊具施設で子供が遊ぶ姿の写真がある。作品との直接性で鑑賞者との関わりを求めようとする傾向が強い。
 今展は作品の、「何かを表現している、あるいは直接触れて何かを感じて欲しい」というものではない。CAI02は実験の為の仮想空間かもしれない。

 もしかしたら広い体育館とかモエレ公園の広い空間で、今回の作品達が並んでいるのを見れるかもしれない。
 CAIと違って光燦燦だろう。円筒は風で少し揺れているかもしれない。

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 何を表現したいのかは分からないが、もう一度チョッと入りたくなる空間だ。

 (タイトルは後で書きます。製本仕立ての作品集は若き作家にとっては良い参考になると思います。自作に対する拘り、本という素晴らしい形になっています。)

 

by sakaidoori | 2009-08-22 11:49 | CAI02(昭和ビル) | Comments(0)