栄通記

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2009年 03月 31日

956) ミヤシタ 「秋田智江・展」・フレスコ画 3月25日(水)~4月12日(日)

○ 秋田智江・展

 会場:ギャラリーミヤシタ
    中央区南5条西20丁目1-38 
    (南北の中小路の、東側にある民家)  
    電話(011)562-6977
 会期:2009年3月25日(水)~4月12日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・27)

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 今展の総合タイトルは「HOTEL NO PARAISO NO INFIERNO」(ホテル、天国でも地獄でもないところ)。

 秋田さんは物語作家と言っていいでしょう。箱のような小品をランダムに並べて展示します。その物語の重要なメッセージを大きな絵にする、という傾向でした。

 今展は大分様子が違います。
 非常にカラフルです。弾けてます。
 大作の独立性、主張が非常に強い。印象に強く残る大作を描いています。何かを表現しようというよりも、自分の中の湧き上がる気持ちを素直に絵にしようしています。白や黄色やピンクといった明るい暖色の泡模様です。物語よりも気持ちの絵です。
 湧き上がる水玉模様なのですが、同時に魅入るという内向性もあります。藪の中を見ている風景とも受け取れます。
 発散する気持ちと内向的な目です。明るく楽しく、そして本当に明るいのか楽しいのか・・・、やっぱり明るく軽やかだ。


 秋田さんの言葉は硬い。
 冒頭のキャプションを読まれたらわかると思いますが、非常にストレートです。概念的でどこか読む人に意味不明な言葉を提供しています。それに反して絵はカラフルで童話的です。ギャップを感じる。
 ですが、画家本人は何の矛盾もないのでしょう。絵は言葉の説明ではないのですから。

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by sakaidoori | 2009-03-31 23:50 | ミヤシタ | Comments(0)
2009年 03月 30日

955) 円山・CAI 「第13期 CAIアートスクール卒業制作展」 終了・3月22日(日)~3月28日(土)

○ 第13期 CAIアートスクール卒業制作展

 会場:CAI現代研究所
     中央区北1条西28丁目2-5
     (環状線から北海道神宮方面に曲がり、直ぐの左側の中小路に入る。50mほど先の右側、コンクリートの一階建て。)
     電話(011)643-2404 (13時以降)
 会期:2009年3月22日(日)~3月28日(土)
 休み:
 時間:13:00~19:00 

※ オープニング・パーティー:3月22日(日) 19:00~

 【出品学生】
 井口工真 植田美知代 大西亜美 柿澤万里沙 笠井睦代 黒岩絵里子 鈴木悠哉 高木利沙子 蓼内由香里 田中裕子 星野将毅 松久恵理・・・以上、12名。
    
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・2)

 不思議な展覧会でした。
 卒業制作展ですから、作家の主張が全面にでた作品群になるはずなのです。何故だか、妙に一つにまとまった展覧会でした。栄通流に名付ければ「やさしい展覧会」です。まるで自分の個性を集団の中で際立たせるのを避けようとしている、そんな勘違いをしてしまいます。
 「やさしい展覧会」ですから、個性的な作品が少ないということです。

 何故、やさしく見えるかというとーー

 ① 舞台装置のように石がそこかしこに置かれています。インスタレーション作品の石ころです。結果として会場全体が均一なムードやリズムを帯びることになった。

 ② 授業で習ったと思えるような画材としての風船が、適当に散りばめられています。①と同じ効果。作品と言うより、飾りになっています。作家を特定しにくい。

 ③ 一人の作品の展示領域を限定していなくて、2、3ヵ所に分散されています。「鑑賞者ー作品ー作家」という会話を妨げている。作品に際立った質の高さや違いがないのは仕方がないのです。差異をを生んでいなくて、「誰が描いたのだろう?」という意識が薄かった。

 ③ 以上の理由で、メインの会場が匿名性で覆われている。キャプションはしっかりあるのですが、いろんな理由で誰の作品かは分かりにくい。
 別室の作品は、メインの部屋の廻りを浮遊している感じ。全体とのからみで個が成り立っている。それは全体あっての遊び空間になっている。


 卒業制作展を何かのテーマだけで統一することは無理だろう。だが、今回の学生達は無意識に他人の事(作品)を優しく配慮している。相手の領域に静かに入り込んで、居心地良く振舞っている。普段の授業で、学生達の強い親和性が生まれたのだろう。良いことなのか悪いことなのか?
 今回の彼等の表現力は、まだまだ拙い。それは構わない。作品に実力が備わった時でも、何食わぬ顔で融合展ができるのだろうか?


 会場風景と個別作品を数点載せます。

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     ↑:松久恵理。大作は「生きるときめてから」、床の黄色い作品は「私」。

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     ↑:柿澤万里沙。上の階段のタイトルは「あなたがその手を汚してまで手にしたものは何でしたか」、あるいは「さよならの音は聞こえましたか。」

 丹念な線描画です。マジシャンが袖を通して掌からハトを出すように、繰り返された模様の線描の中からロマンが生まれるみたい。小室でも構わないから、個展の中での物語を見たいですね。


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     ↑:カサイ ムツヨ、「白闇に」。

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     ↑:ami、「うねり」。

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     ↑:井口工真、「心象スケッチ」。

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     ↑:左側、井口工真。右側、カサイ ムツヨ。


 個別作品としては広いメイン会場よりも、隣接した部屋の作品の方が印象に残りました。おそらく、オーソドックスに独立しての展示だったからでしょう。
 以下、それらの作品です。

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     ↑:鈴木悠哉、「loft」。
 メイン会場の置くにある階段上の部屋。
 屋根裏部屋のようなゴチャゴチャとして狭い空間が好きな人のようです。その部屋で一人何かの作業をして、その痕跡を楽しんでいるようです。作品は絵ですが、絵そのものよりも、写真のように記憶として関わっているみたい。


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     ↑:左側、星野将毅・「唯」。右側、蓼内由香里・「Soul」。

 喫茶ルームでの展示。 
 「Soul」、小さい作品ですけど一つだけですから妙に目に入ります。鎖の位置を変えて楽しむのでしょう。

 「唯」、下がり壁の展示。目が仲間達を見ている。


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     ↑:白い建物は田中裕子・作。室内の作品(本)は高木利沙子・作。

 今展で最も興味深かったのが、この白い建物です。当然、中に入って気分を味わってきました。女の子の秘密のカプセルです。
 中には製本された写真本があって、その制作者がカプセルを作った人だと勘違いしそうです。一人だけの部屋ですが、やっぱり今展の「やさしい展覧会」を象徴しています。誰が作ったのかは二の次みたいです。皆が喜んでもらえればそれでいい、と。

 天井はお月さまみたいに光り輝いていた。白い部屋を温かくしていました。


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by sakaidoori | 2009-03-30 18:57 | CAI(円山) | Comments(0)
2009年 03月 29日

954) エッセ 「澁谷俊彦・個展 -青い雫 09-」 3月24日(火)~4月5日(日)

○ 澁谷俊彦・個展
   -青い雫 09-
       
 会場:ギャラリー・エッセ
     北区北9条西3丁目9-1 ル・ノール北9条ビル1階
     (南北に走る片側2車線道路の東側。)
     電話(011)708-0606
 会期:2009年3月24日(火)~4月5日(日)
 休み:3月30日(月)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・27)

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     (↑:外の歩道から。目の高さから水平向きの撮影。全てが床に並べられている。)


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 (作品と会場の関係を写真化するのに失敗したみたいだ。作品のみに拘りすぎた。)

 角柱作品も当然あると思ったが、予期に反して先入観を恥じるばかりだ。
 「青の雫」とは画家の自作に対する命名で、写真に写っている皿風の造形作品のことだ。それを置いている白い台は支持体だ。絵で言えば白地のキャンバスだ。デザイン風に白地の限られた平面にある物をどう置いたらもっとも美しく気持ちが良いか、その連作であり一つの世界。
 そしてその隙間に人が存在する。今展の場合、座布団はないが座って横に並んで見るのも良いものだ。さしずめ、台に自分の好みの小物でも一つ置いて、茶なり酒なりで間を持たせ、一人でも良い友とでも良い、静かな時間をすごしてみたい・・・、そんな思いがつのってくる。
 どこか日本庭園や茶室、そういう和の一期一会的空間になっている。
 それにしても一つ一つの「青い雫」が白を背にして輝いている。見下ろしてみる、そこがポイントだろう。人に優しい工夫だ。

 CAIでこのシリーズの原点を見た時、どこか瞑想気分であった。内側からの光が前提にあった。擬人化された角柱作品は桃源郷の住人のようだった。森の住人と瞑想から出発して、都市の家屋と市民へと進み出た感じだ。
 「瞑想も良い、だがそれを強いてばかりではダメだ。作品が人と関係する、いろんな可能性があるはずだ!」そんな作家の声が聞こえてきそうだ。美術・芸術の持つ力を「人と作品のふれ合い」を通して試しているようだ。


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by sakaidoori | 2009-03-29 23:46 | エッセ | Comments(2)
2009年 03月 28日

953) ニュー・スター 「jobin. とpaterの二人展 『ハルナデ展2009』」 3月16 日(月)~3月29日(日)

○ jobin. と paterの二人展
   「ハルナデ展 2009」

 会場:ギャラリー ニュー・スター
     中央区南3条西7丁目・KAKU1階
     (西向き一方通行の道路の北側。美容室kamiyaの隣。)
 期間:2009年3月16 日(月)~3月29日(日)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:11:00~20:00
    (日曜日は~ 17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(3・27)

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 「なでるように、春はやってくる。
    今年で3回目の春をお届けします。」

 ジョビンとピーターの合作展だ。
 何てことはない展覧会だが、楽しみにしている。何故だろう?作家達が素直に春の到来を楽しんでいて、それを見れるからかな?彼等とは話しをしたことはないが、2人のコンビに関心があるからかな?彼等の作品を見て、自分自身の心に春を引き寄せているのかもしれない。彼らが男性なのもいい。若いのということもいい。羨ましいものだ。

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 ドアを開けたら見える光景。微妙な高さに白い塊がぶら下げられている。氷だ。流氷?DMにはペンギンがいた。その主人公のペンギンがいない。
 会場を一歩進んで床に上がり、氷の上を覗くと―

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 オーッ、そこにペンギンがいるではないか!まるでカラスのような姿で、それも向こうを向いている。
 つまり、ドアを開けた時の会場の風景は氷の下の世界なのだ。見る僕達は海中から進入して、水面から見上げるような形でカラスのようなペンギン君を見るのだ。どこか孤高の哲学者のようなペンギン君ではないか!
 「春、氷は割れる、溶ける、流されていく、その流れにオレも流されるのか。春とは何だろう?」
 哲学者・ペンギンは光を背にして壁ばかり見ている。春、それは生き物達の一人立ちでもあるのか?
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 氷の下の作品を個別に載せます。

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 この展覧会は氷の高さで全体のイメージがかわる。僕の身長は158cm、この辺の高さが作家の想定目線のようだ。
 150cm以下の人にとっては氷の表面からペンギンを見ることが出来ない。
 170cmもあれば、ペンギンを見下ろす感じだ。
 水に潜って顔を出し時にペンギンがいる。はるか彼方を見つめるペンギンが。
 概ねこの会場には背の低い女性が多かったと思う。ペンギンに対するイメージが僕とは違うかもしれない。彼女達は海中から氷を見上げることに多くの関心がいったかもしれない。

by sakaidoori | 2009-03-28 21:13 | ニュー・スター | Comments(0)
2009年 03月 28日

952) アッタ 「アッタ・ギャラリー・オープン & 樫見菜々子・個展」 3月27日(金)~3月29日(日)

○ 樫見菜々子・個展
    [そらの跡]

 会場:アッタ・ギャラリー
    東区北8条東5丁目18-25・2階 
    (札幌駅より徒歩5分。)
    電話
 会期:2009年3月27日(金)~3月29日(日)
 時間:17:00~21:00 

 作家在廊予定:金・土曜日は19時から、日曜日は終日の在廊。

※ パーティー: 28日(土) 20:00~

ーーーーーーーーーーーーーーー(3・27)

 早速、昨日行ってきました。早く行ったのは理由があって、ギャラリーの建物の前の道路が最近気になっていたのです。そこは一度も通ったことがない。地図を見ればわかるのですが、札幌中心部から斜めに丘珠方向に向かっている。市内中心部とか途切れているところはあるが、ぐねぐねと曲がりながら丘珠に向かっている。札幌特有の東西南北の定型道路方向を無視するような道路です。
 
 現地に行ってびっくり、南進一方通行の一車線の狭い道路なのです。ギャラリーのビルは西側の2階、建物の真ん中にドアがあって、いきなり広い階段を2階に昇っての右側。左側はギャラリー・オーナーの大島慶太郎(映像画家)君と武田浩志(美術家)君のアトリエです。

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     (↑:真ん中のドアがアッタの入り口。隣が「田中絃姫(ヒョンヒ)・キムチ店」。

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 一度は場所を通り過ぎて、Uターンしての場所探し。おばちゃんの声がする、若い青年が建物の前にいる。武田浩志君だ。通り過ぎた僕らを心配して迎えにきてくれた、わけでは無いだろうが助かった。案内されてドアを開けると、スタイリストの大島慶太郎君が光を浴びて階上に立っている。ギャラリー開設の初日だ、上気したムードが2人の青年に立ち込めている。

 靴を脱いで会場へ。
 天井はくり抜いてあるのだが、わざとに2mの高さの樫見・天井を作って閉じこもるような狭くて可愛い部屋を作っている。中にはわずかばかりの手作りのぬいぐるみや小物が飾ってあるばかりだ。そして灯りが・・、その影があるばかりだ。
 そうなのだ、まず部屋を作ることでこの展覧会は成り立っている。部屋の中をどうするかは、別の問題だ。そして外光を拒否する。場を生かすという発想を拒否する。前回のテンポラリーでの個展とは違う。その時はその場の雰囲気を最大限に生かす、場と自分との関わりを検証するということがあった。今展は自分だけの感覚と力で場を作りきってみるというものだ。

 今展の空間、空間そのものは女性達が「あ~、可愛い!ステキ!!」という言葉で埋め尽くされるであろう。その言葉に作家は充分満足するだろう。「綺麗なラブリー展」なのだ。  だが、中年男性である僕にとっては、表現された「可愛さ」だけならばそんなに有頂天にはなれない。実際、「女の子の可愛い部屋」を訪れたならば、居心地は良くない。

 作家自身の原風景、そこから生まれる願望や希望や妄想をしっかり見つめる厳しさを展示に見る。作家のパワーだ。
 そのパワーは展示空間のあれやこれやの取捨選択を迫る。非常に理知的だ。計算し尽している理知さではなくて、嫌な物を寄せつけない怜悧な感覚だ。「冷ややかなラブリー展」だ。

 居心地の良い部屋です。明日までです。作家は在廊とのことです。アッタ・ギャラリーの今後の予定は聞いてこなかった。若い表現者のアトリエ兼ギャラリーも良いものです。

 場作りの展覧会に興味のある方にはお奨めです。ここが気に入った方が借りれるかどうかはわからない。オーナーと相談されたらいいでしょう。


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 4.5畳の広さ。白壁。天井は2m?床と天井はボア生地というのでしょうか?もっこり感が特徴。屋根裏からそのボア生地に光を当てて、うっすらとした陰影ができている。屋根裏には何かが回転しているのだろう、時折り明瞭な影が写る。
 ぬいぐるみや手作りの小物がわずかに展示されて、「これは何だろう?」好奇心をあおります。

 以下、会場写真を載せますが、狭い部屋で分かりにくいと思います。小物も載せますが意味不明かもしれない。会場に行くしかないですね。

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     (↑:遠くで光っているのは人口の仮の窓。部屋には窓が必要です。一切の機能的窓を排除して、心の窓を作っている。) 

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     (↑:何でしょう?)

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     (↑:天井。)

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          (↑:たんなる入り口の関節照明と思っていたら、定期的に影が流れるように生まれては消えていく。)

   小さな言葉が会場にある。その言葉の近くに小さな飛行機が飛んでいる。

      その時
      そらを見上げました
      しかしそこには何もありませんでした
      姿の見えない 空の跡

by sakaidoori | 2009-03-28 14:53 | アッタ | Comments(0)
2009年 03月 27日

951) ② 時計台 「第8回 サッポロ未来展  福森崇広の場合」 終了・3月16日(月)~3月21日(土)

○ 第8回 サッポロ未来展
     「LABORATORY」  

 会場:時計台ギャラリー 2階3階全室
    中央区北1条西3丁目・札幌時計台文化会館 
    (中通り、北側にあるビル)
    電話(011)241-1831
 会期:2009年3月16日(月)~3月21日(土)
 時間:10:00~18:00 
 (最終日は、~16:00まで)

※ ワークシップ、ライブ(三味線)有り ⇒

 【参加作家】
 秋元美穂 稲實愛子 海藤慎治 風間真悟 河崎辰成 河野健 菊谷達史 こうの紫 佐々木ゆか 佐藤仁敬 佐藤正和重孝 鈴木秀尚 高村葉子 竹居田圭子 立岩明日美 田中怜文 波田浩司 福森崇広 藤田有紀 水野智吉 宮下倹 宮地明人 明円光 村山之都 谷地元麗子 吉田浩気 渡辺直翔 渡辺元佳 ・・・以上、28名。

 主催:当実行委員会
 共催:当ギャラリー
 協力:札幌武蔵野美術学院

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・17)

 ②以下個別作品を載せます。
 今回は福森崇広のみ。

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     ↑:福森崇広

 今展でもっとも印象に残った作品。タイトルを記録するのを忘れました。図録を参照すると「アニメーション背景の街」とあるが、これが全体のタイトルかどうかは不明。

 左側は映像作品で、右側は絵画。ともに6区画に区切られている。絵画は映像の原画という関係。映像は決して速いスピードではないが、6シーンがばらばらな動きをするので捉えどころがない。通奏低音のようにして、6個の絵画がそこにある。部屋全体は当然暗い。このB室は「暗がりの中に」がテーマ。

 焦点の定まらない都会絵巻だ。作家は見る人の目が一つに定まることを拒否する。それでいて爽やかに心地良く都会の空気を感じさせようとしている。情念という人の生理を拒否し、情緒で都会に関わろうとしている。軽いコミック絵画を思う。作家は多分優しい人だろう、作品があまりに味気無くては見る人が退屈すると思って、ほんの少しだけ「人」も登場させる。だが、都市という風景の中の風景としての「人」以上の意味は無い。
 乾いた覚めた視線。雑多な街だが「○○市」という特定を排除しようとしている。町全体を北海道の雪景色で覆っているようだ。「都会のあれやこれや何ていうことはどうでもいい。雪が降れば皆隠れてしまって、何て綺麗なんだろう!」作家は都会に住んでいるのだろうが、その現場・社会と対峙することを避けているようだ。

 画面や絵にはいろんな物語を込めているはずだ。だが、物語として作品を記すにはあまりにも物語からは遠い。物語喪失作品でもある。

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     (↑:ワークブックから。作品の為の写真。写真の切り取りが素晴らしい。写真を撮り、その取捨選択の中で絵画は半分できあがったようなものだ。後は絵の技術を磨くことなのだろう。
 方向性は全く違うが小林麻美の「風景観」と比較してしまった。彼女は「虚の中の実」を追い求めている。彼は「虚」を見つめている。)


 ③に続く。

   

by sakaidoori | 2009-03-27 12:40 | 時計台 | Comments(0)
2009年 03月 26日

950) 岩見沢90° 「来々展 じゃわの活動展 2階リニューアル」 

○ 来々展
   ⑩ 渡邊靖代 「うさぎたちのひとり言」 


 会期:2009年3月18日(水)~3月21日(土)
 時間:(窓辺展なので常時?)

○ じゃわ2008年度 活動報告展

 会期:2009年3月20日(金)~3月31日(火)
 休み:月曜日
 時間:11:00~19:00

○ カフェ+アート作品の販売スタート
    (4月からキューマルはリニューアル!イベント・展覧会等より充実!!)

 4月7日~
  営業日時: 月・火・木・金  11:30~19:00
    休み : 水曜日(定休日)・・4月8日(水)はオープン。
        土・日・祝は、展覧会・イベント開催時のみオープン


 会場:イワミザワキュウマル(iwamizawa・90°)
     岩見沢市3条西5丁目5-1・(JR岩見沢駅より駅前通りの左側を徒歩5分、通りに面した東南角地)
    電話・(問合せ担当・遠藤)090-7645-0671 


ーーーーーーーーーーーーーーーー(3・22)

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 今年初めての岩見沢訪問。最終目的地は美唄の「田村陸・展」だが、途中に立ち寄りたいギャラリーがあるのはいいことだ。
 「イワミザワ キュウマル」、昨年出来たばかりだ。地域密着型の文化発信を目指しているようだが、現段階では教育大学の学生達の溜り場といった感じか。暗中模索段階だろう。立派なギャラリーや面白い空間もあるのだが、まだまだ利用は軌道に乗ってない感じだ。どう展開するのか、北に行く時には顔だけでも出して様子を知っておきたいと思う。

 「12人の学生たちによるリレー形式の個展」として窓辺展が行われていた。パンフで見ると昨日の土曜日で終了のようだが、まだ展示されていた。

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 教育大学岩見沢校2年生の渡邊靖子、「うさぎたちのひとり言」。
 イスの上のウサギが晒し首に見えて少しドッキリする。壁には小さなウサギの絵がある。小さいのと角度が悪くて見えない。壁面作品は近寄って見れないから余程考えて展示しないと見過ごされるだろう。窓辺展だが空間が広いので立体作品の方が見栄えが良いのだろう。空間造形向きだ。
 そんな他人の意見よりも、学生がここに展示する場合は自分自身が穴の開くほど自作を見なければいけない。どこが悪いのかを徹底的に考えるべきだ。公開授業のようなものだ。同窓の仲間に厳しい意見を求めたらいいのだ。遊び心の「くるくるてん」であっても、研ぎ澄まされた心と目を持つ訓練の場だ。


 2階にも展示しているということだ。何かをしているのだ!ギャラリーが空いていたらもったいないので、適当に何かをしているのかな、そんな気持ちで階段を登った。

 がらんどうの空間かと思いきや、思いっきりイスとテーブルがある。喫茶ルームになっている。近々何かのパーティーがあるのだろう。

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 実は後でパンフを見て分かったのだが、4月7日からカフェが始まるそうだ。同時にアート作品も販売する模様だ。メニューはドリンク中心で営業日もかなり変則的だ。後でパンフも載せるので詳細はそちらを。


 床が10cmほど高い広間は、「じゃわ2008年度活動報告展」だ。
 おそらく最大のイベントは駅前アーケードの柱のペンキ塗りだろう。実に感心な仕事振りだ。女性らしくピンク色だが嫌味も無く新鮮だ。きっと関係者には喜ばれただろう。
 だが、この建物の利用頻度は寂しい1年間だったと思う。仕方が無い。今後に期待しよう。

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 「じゃわ」とはここを支えているスタッフだ。教育大学岩見沢校1年生たちだ。かなりの人数だ。女性ばかりだから、キューマルは「女の園」でもある。1年生だから将来が楽しみだ。実行力を落とさず、企画力を高めてもらいたい。札幌といわず、道内津々浦々からの訪問者を呼び込もう。

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 ちょっと保育園的感覚だが、これがここのスタンスだからいいことにしよう。
 展示は通信誌やイベントの様子などだ。
 おもしろいことをしていた。「岩見じゃわ」は「岩見沢」をもじったものだが、その言葉を市内の公の名称にこそっと書き換えて、写真を撮っているのだ。かなりリアルな騙しかただった。信用するところだった。「ダサイ展」を開いた人達だ。本格的ダサイ行動をしようとしている。親父ギャグ的だがどう岩見沢で泳いでいくのか、当地に行くのが楽しくなるようなことを続けてもらいたいものだ。


 最新版広報誌こ「めーるvol.3」を頂く。
 見て驚いたのだが、この4月からはいままでの静かなイメージを一新するような意気込みだ。
 カフェ・オープンはともかくとして、ギャラリー・スペースは毎日開く方向だ。
 例えば、4月は砂川在住の内海眞治さん達の「7人の童話」展、5月は「林教司・展」、「ロゴマークコンペ展」などんど。
 さて、どういう方向を目指すのか?まだまだ2年目だ。試行錯誤で実績を積んでいくしかないだろう。

by sakaidoori | 2009-03-26 19:03 | [岩見沢]キューマル 他 | Comments(0)
2009年 03月 25日

949) さいとう 「堀成美・個展」 3月24日(火)~3月29日(日)

○ 堀成美・個展

 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1 ラ・ガレリア5階
     (北東角地)
     電話(011)222-3698
 会期:2009年3月24日(火)~3月29日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:30まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(3・24)

f0126829_20152536.jpg 堀成美は道都大学中島ゼミでシルクスクリーンを学んでいる2年生の学生。チャンスに恵まれての初個展だ。
 初めてなのに実にアッパレな展示表現だ。
 L字形の空間を考慮して、左右に相反する2部構成の展示。左に載せたDM作品の画題をドーンと反復・拡大して作品に仕上げ、対の見せ方でドラマチックに物語を完成している。平面作品による空間作りと、個々の作品の構成力、実に栄通好みである。



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     ↑:①左側の部屋。

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     ↑:②・右側の部屋。


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f0126829_21101775.jpg 左側の作品は版画を利用したコラージュとして理解した方が分かりやすい。顔は写真を利用しているし、画家のデッサン力を見極めるような作品ではない。むしろ、女の子がノートの片隅に落書きをした程度の線描力だ。
 落書き・・・およそ一年分の版画を貼っている。一枚一枚に月日が書いてあるから、日記と捉えていいのだろう。流れは男の子と女の子の恋愛ゴッコ、最後は彼氏の腕の中から彼女は消えていく。
 物語は全体が一本調子にならないためのリズムであり、鑑賞者との楽しい語らい場を提供している。


 塊のような流れのような作品群を見ながら目を右に転じると、赤い絵画が目に飛び込んでくる。


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 この版画は作家会心の造形だろう。満足しすぎるのが想像できるから、表現者としては問題を背負ったようなものだが、僕も好きな作品である。可愛くもあり、憎たらしくもあり、一昔前に流行った言葉で言えば「コケティッシュな小娘」だ。「花びら」とも「唇」ともみえるだろう。

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 右の作品は人物だ。女の子の足とスカート?だ。スカートの赤は上の唇のような形が無数に繰り返されている。


 実は、僕は目を右から左に転じた時、燃えるような赤にただただ引き込まれてしまった。そこに何が描かれているかは全く意に介しなかった。左の部屋の小さな赤が黒やセピアの力を借りてリズミカルにどこかに僕を連れて行こうとする。
 右の部屋の赤は固まりになって僕を誘惑する。色の力だ。


 作家は二十歳前後の女性だ。二十歳前の「女の子」という視点で反復映像的な物語を作り、自分自身がうっとりしている。
 次からは二十歳過ぎの「女の子」、「女」、「人」と成長していくだろう。空間を物語として作っていくのだろう。いろんな空間に果敢にチャレンジしてもらいたいものだ。その極端さ、大胆さに注目したい。


 (写真を若干追加します。)

by sakaidoori | 2009-03-25 21:54 | さいとう | Comments(2)
2009年 03月 25日

948) 槌本紘子のストックホルム記  ⑧

 ご無沙汰しておりました。なかなか春の来ないストックホルムからお伝えします。

 ここ2ヶ月ほど、自分の制作の他に、他の科と合同の課題を平行してやっています。
 2月は新しいレストランを作るという課題で、コンテナを利用した移動式レストランの計画をし、3月はストックホルム大学との合同課題で、Space, City, Cultureをテーマにグループワークをしています。
 先週まで、ストックホルムの中から一つの場所を選び、そこから社会的、経済的、政治的、文化的な関係を導き出す、という課題をやっていたのですが、そこで調べた内容を、ここで少し紹介したいと思います。(カフェ特集は、また次の機会に、ということで。。。)


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          ↑:①・黄色の部屋。

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          ↑:②・茶色の部屋。

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          ↑:③・白の部屋

 私たちのグループが選んだのは、ストックホルム中心部にある、Kulturhuset (カルチャーハウス)の4階にある、子供のための図書館、”Rum för Barn”。
 3つの部屋があり、黄色の部屋は0~3歳児のために、茶色の部屋は4~7歳児のために、白の部屋は8~11歳児のための部屋です。
 対象年齢にあった本や遊具が置かれています。図書館内にペインティングルームもあり、アーティストの指導のもと、絵の具や色々な素材を使って作品を作ることが出来ます。
 毎週金曜日の4時からは、プロのダンスの先生の指導のもと、ダンス講習会が行われています。


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          ↑:④・休憩所。

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          ↑:⑤・トイレの前には大きな水槽。


 休憩所はプラネタリウム仕様になっていますし、トイレの前には大きな水槽も置かれていて、スペースを贅沢に使っています。
 昨年には、子供の遊具の展覧会が同じ施設の中で行われていて、その時の展示作品も、実際遊具として使われています。因みに入場料は無料。アートのワークショップは、約300円ほど。
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          ↑:⑥・子供たちの作品。
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          ↑:⑦・赤ちゃんでも安全に遊べます。
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          ↑:⑧・展示されていた遊具の一部。

 この環境から、私たちのグループは、少子化に焦点を当てたのですが、さすが社会保障の先進国!教育、女性の育児のサポートはしっかりしています。
 スウェーデンなどの北欧の先進国は、他の先進国よりも早くに少子化を経験し、早くから対策に乗り出していました。高額の社会保障、その結果の経済悪化、改革、改革、改革の結果、2006年の合計特殊出生率が、1.85(人)と回復。(因みに日本は2007年で1.34。)
 街中でもベビーカーを見る機会も多く、バスの中にもベビーカーを置く場所が広く設けられています。
 日本と同じく、保育所はキャンセル待ちですが、子供を育てる環境はかなり充実しています。(そして、育児費用もかなりチープ。)
 女性の社会進出のサポートが充実していることが、少子化を抑制している理由の一つとして挙げられます。
 何とスウェーデンは2006年の世界経済会議で、男女平等の国として一位!(日本は75位。)
 この図書館の中でも、お父さんとお母さんの割合は5:5。街中でも男性がベビーカーを押している姿は珍しくありません。
 私の学校でも、先生方が男女問わず、自分の子供を学校に連れてきます。有名なデザイナーの教授でさえ、保育園のお迎えがあるから、と4時きっかりに仕事を終えて帰ります。


 勿論、この図書館はスウェーデンの中でも、”特別な場所”なのですが、この図書館から、スウェーデンの色々な姿を見ることが出来ました。
HPもご参考に!

http://www.kulturhuset.stockholm.se/default.asp?id=5657&ptid=22540&Category=Barn


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          ↑:⑨・赤がよく似合うEmma。

 今回ご紹介するのは、この課題で同じグループだったEmma(エマ)。彼女はストックホルム大学の学生で、フィンランドからの留学生。専攻は、Urban Planning(都市計画)。
 この間、ミーテングのためにEmmaのおうちにおじゃましたのですが(とっても素敵なアパートでした。)、その際に手作りのシナモンロールをごちそうになりました!そのシナモンロールをのせたお皿が素敵で、どこで買ったの?と聞くと、お皿の裏には彼女のサインが!趣味でやっている陶芸はプロ並みです。
 フィンランドのテキスタイルブランド、marimekko(マリメッコ)がとても良く似合うEmma。この授業が終わったら、シナモンロールのお返しに日本食パーティーをする予定です!

 (⇒スウェーデンは子供の写真を撮ってはいけない(子供の権利を尊重)というきまりがあるので、今回は図書館がお休みの日に特別に撮影させていただきました。通常は、入場制限するほど、子供でいっぱいです!)

~~~~~~~~~~~~~~~~

 (編集者から。)

 今回は「子供」という具体的な問題ですね。その切り口として、「少子化問題」ですね。
 スウェーデンの取り組みは国家の基本制作との一体性が強いと思われます。日本の場合は建前はともかくとして、経済政策と文教政策、人口対策はバラバラですから、参考になる点が多いいでしょう。近代文明の光と影も共有していて、スウェーデンの生き方は日本に反省の機会を与えてくれます。
 一方、人口規模や国家の成り立ち(歴史)、人間関係の考え方が全然違うので、あくまでも参考以上にはならないでしょう。
 スェーデンはある時からヨーロッパの争いから身を退いて、「福祉国家」を国是とするようになりました。内向き志向による規模に合った国造りです。外交は中立という名目で、ユニークな立場を維持しようとしています。僕はそんな風に北欧国家を認識しています。
 日本は明治以来「富国強兵」を近代国家建設の理念にし、大戦以後は「富国」だけを目標にしてきました。豊かになった現時点で、国家は次のビジョンを国民に提示できないでいます。今後はどうなるか?

 女性である槌本さんにとっては育児は他人事ではないでしょう。女性、母性、女ー徹底した個人主義の国での生活は、自分を見つめる機会も多いことでしょう。

 いつもながらの友達紹介、今回も目の眩むような完全な外人ですね。魅入ってしまいました。是非、日本食のお礼を!

 

by sakaidoori | 2009-03-25 13:25 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)
2009年 03月 24日

947)②アルテピアッツァ美唄 「田村陸・展VOL.1 『月とナイフ』・田村七海」 3月15日(日)~3月29日(日)

○ 田村陸・展 VOL.1
    「月とナイフ」

 会場:アルテピアッツァ美唄
     美唄市落合町栄町
    (国道をJR美唄駅を通り過ぎて北に進み、直ぐに「美唄国設スキー場」方面に右折。どこまでも続く一本道、スキー場への途中の右側。)
     電話(0126)63-3137
 会期:2009年3月15日(日)~3月29日(日)
 休み:火曜日(3月17日、3月24日)
 時間:9:00~17:00
    (初日は、11:00~。最終日は、~15:00まで。)

 ※ 作家在廊予定日⇒3・15(日)、20(金)、22(日)、29(日) 11:00~15:00 

 ※ 次回個展予定 ⇒ 2009年8月3日(月)~8月8日(土) 於・オリジナル画廊

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 「4年 田村七海
   題名:月と花にかこまれた少女

  053.gif私は、田村陸の妹の田村七海(ななみ)です。
  どうしても、私もかざりたっかたので
   かきました。おにいちゃんの感想のところに
    私の感想もついでにかいてください。七海(ななみ) 056.gif

 七海ちゃんが怒っているのが目に見えるようです。
 「おにいちゃんだけこんな立派なところで絵をかざってズルイズルイ。七海も絵は好きだもの。七海にだって絵はかけるは。
 『月とナイフ』、なんてこわい題名なんでしょう!やっぱり女の子は花よ!だってかわいいんだもの。花に囲まれた七海の絵をかいちゃおう・・・。私の絵もすてきでしょ072.gif


 「七海ちゃんへ。
 とてもきれいな絵だとおもいます。いっしょうけんめいにかいたのですね。
 この少女は七海ちゃんですね。花に囲まれてしあわせそうですね。
 これからも、おにいちゃんにまけないぐらい、絵をたくさんかいてください。
 『太陽の下でおなかいっぱいケーキを食べる女の子』、そんな楽しい絵もみたいです」

 

 田村陸君の小学時代の作品を少し載せます。

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 「ガメラ」です。両の掌にどっしりと乗るくらいの大きさです。
 彼の小学時代は恐竜が友達だった。おそらく沢山の落書きやスケッチを描いたことでしょう。

 下の写真は用意されていたスケッチブックからです。
 丁寧な絵です。淡い色です。画面全体に気を配っています。
 一点を凝視するタイプではなく、全体に感覚が及ぶ人ですね。描かれたもののどこからでも物語が生まれるのでしょう。それらを丁寧に丁寧に拾い上げるんでしょう。

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by sakaidoori | 2009-03-24 10:17 | [美唄] | Comments(2)