カテゴリ:山の手( 8 )


2013年 12月 03日

2320) 「宝賀寿子 版画展 ~林檎園ものがたり~」 山の手 終了・10月29日(火)~11月30日(土)

    



宝賀寿子版画展 

  ~林檎園ものがたり
 



  余市サンケン農園と版画のコラボレーション  

        



 会場:ギャラリー山の手
      西区山の手7条6丁目4-25
       サンケンビル1階
       (発寒川に面しています)
      電話(011)614-2918

 会期:2013年10月29日(火)~11月30日(土)
 休み:日曜・祝日(定休日)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~15:00まで。) 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(11.28)


(以下、敬称は省略させていただきます。)


 30年頃前に制作した絵巻物風版画の大公開。縦18㎝横50㎝、前編9m後編6mです。
 絵巻としての全面公開は初めてなのか、30年ぶりなのかは分かりませんが、いずれにせよ何かの縁があってのお披露目です。

 まずは会場風景で全貌を確認して下さい。



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 絵巻物前編9mの様子です。






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 絵巻物後半6mの様子が分かると思います。




 会場中央のりんご関係の商品は当館が関わっている商品です。

 30年前に制作した作品の展示です。そのきっかけにはいりいろあったことでしょう。それはそれとして、純粋に15mの大長編りんご物語版画を楽しんだ。


   1950年 稚内生まれ
   1972年   札幌市西区に在住
   1973年 北海道大学農学部農芸化学科卒
   1974年   木版画を学ぶ
   1976~2001年  全道展。(退会時は会員。)


 この絵巻は1980年頃から始まり、1982,3年頃終えたようだ。上のプロフィールで確認しておこう。作家30歳過ぎで、版画歴10年足らずの時期だ。
 当時は西野にも林檎園があったとのことです。その頃の西野の風景、札幌の風景はどんな感じだろう?街中は1972年の札幌冬季オリンピックで様変わりしたと言われています。西野も宅地化が進み、暫時農地は無くなっていったことでしょう。

 今展、あまりゴチャゴチャ言っても始まりません。とにかく作品を載せます。大半が当時の刷りです。内容はりんご農家に育った幼なじみが成長し結ばれていく様子を、りんごの年間成長サイクルと重ねて物語にしたものです。画題の内容もさることながら、膨大な量に打ち込む若き情熱も見て下さい。   



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 キューピットのようなウサちゃんを捕まえて、二人の枕元に。
 若いカップルは閨で楽しい明日を夢見るのでしょう。りんごりんご、甘くって酸っぱくて、ガリッとかじれば夢の中。巡り会いと結ばれ、物語の最後は平穏無事な日々の一コマです。人それぞれに波瀾万丈の物語もあるでしょう。でも、できればハッピーエンドで終わりたい。

 さ~、物語の後半を見て下さい。




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 前半の七色夢変化のような世界は、いかにも木版画らしいモノトーンの世界へ変身。やはり自然の懐というものはどこか不気味で、その不気味さの中に満々と生命力が潜んでいる。
 物語は年輪にて一端終了。その一輪一輪は作家の溢れるエネルギーの証だ。

 木々のうねる描写に作家の高揚する生命力と情熱を感じた。発散する粘着力、終わりなき始まりのような絵巻物だった。







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   ↑:「クリスマスローズ」・2013年。




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   ↑:「トンネル通過」・1983年。




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 今年の干支版画です。毎年干支にちなんだ版画を制作していて、廉価で販売しています。トンチというか駄洒落というか、宝賀ユーモアによる画題たちです。




 只今制作中の版木と試し刷りを載せます。



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 最後になりました。りんご絵巻からお気に入りの部分を再掲します。




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   ~~~~~~~~~~




 当日は雪模様。 
 山の手ギャラリーの目の前は発寒川です。その護岸風景です。



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by sakaidoori | 2013-12-03 19:24 | 山の手 | Comments(0)
2013年 08月 05日

2128)「本庄隆志展 ~いのちをえがく~」 山の手 7月19日(金)~8月8日(木)

  

本庄隆志 

   いのちをえがく       


 会場:ギャラリー山の手
      西区山の手7条6丁目4-25
       サンケンビル1階
       (発寒川に面しています)
      電話(011)614-2918

 会期:2013年7月19日(金)~8月8日(木)
 休み:日曜・祝日(定休日)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで。) 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(8.1)


 (以下、敬称は省略させていただきます。)


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 入場して真っ先に目にする展示だ。本展に対する象徴的な並べ方た。現在の画家の絵画姿勢も同時に出ている。

 大きな2点の大作は、共に近々の作品だ。左側は実景性の強い風景画。右側は、樹に焦点を合わせた象徴的作品。
 展示はこの2系統と、若干旧作に属する構図ありきの観念的大作群、この3系統で構成されている。

 それらを貫く姿勢は同じなのだろう。今展のタイトルの、「いのちをえがく」だ。その流れを簡略的に言えば、①重厚な色合いとガシッとした構図による生命観⇒②樹などを象徴的に表現して、ミクロとマクロの生命の対話⇒③具象の姿(近辺の自然)の中でいのちを見つめる姿勢

 ②と③は同時進行のようだ。僕は③の風景画を楽しんだ。もともと力強く描く人のようだが、その力が①では闘う主観的強さのみが目立ち、こちらは弾き飛ばされがちだった。②では①と対で見る時には中に入り込める。②の強さは好ましいのだが、どうしても象徴主義が貼り付いて見えた。


 そんな全体印象です。会場風景を載せます。


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 以下、左回りで数点ずつ載せます。

 象徴性、構図(構成)の明快さ、力強さ、が揺るぎなく全編を貫いている。それは観念性、説明過剰、パターン化という負の要素をはらみながら、頑として動かぬ信念の証のようだ。
 最近の風景画が、むしろ異色な印象をうける。もともとが自然豊かな世界で育った人ではないような気がする。たどりたどり着いて、実景を画題に取り込む。そして自然回帰の中に「営み」を再発見する、そんな様相の展示だった。



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   ↑:「花咲くころ」・2013年 アクリル 1120×1455。




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   ↑:「大地」・2013年 アクリル 油彩 1300×1300。




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   ↑:左側、「生成と消滅」・2009年 アクリル 1620×1303。
   ↑:右側、「輝ける大地」・2012年 アクリル 油彩 1303×1620。 


 ちょっと前と今の違いが鮮明だ。ともに輝きや強さ、象徴性などは同じだが、左は「構図ありき、で観念性」が強い。右も象徴性は強いが「物そのものを強く見ている」。それを具体的に強調している。しかも自然を残して。




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 好きな作品を何点か載せます。



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   ↑:「山麓の冬」・2013年 油彩 318×410。




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   ↑:「山麓風景 Ⅰ」・2012年 アクリル 油彩 1200×600。




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   ↑:「山麓風景 Ⅱ」・2012年 アクリル 油彩 1200×600。




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   ↑:「朝春 倶知安峠」・2012年 油彩 1167×910。





 さて、氏にとっては構図的絵画と、実景的絵画はどう両立するのだろう?個人的には断然後者を好む。直向きに自然を強く見る目に重きがあって、知性や理念が隠し味になっているから。




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by sakaidoori | 2013-08-05 12:17 | 山の手 | Comments(0)
2013年 04月 26日

2027)「宝賀寿子・松井孝篤 版画と陶展」 山の手g. 4月16日(火)~5月10日(金)

宝賀寿子松井孝篤 版画と陶展  


 会場:ギャラリー山の手
      西区山の手7条6丁目4-25・サンケンビル1階
      (発寒川に面しています)
      電話(011)614-2918

 会期:2013年4月16日(火)~5月10日(金)
 休み:日曜・祝日(定休日)
 時間:10:00~17:00
      (最終日は、~15:00)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.19)

 ご夫婦二人展。ご主人の松井孝篤さんが陶で賛助的な出品。宝賀寿子版画の個展といってもいい展覧会です。

 まずは会場風景から。左回りに一周します。なかなかのボリュームです。



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  (以下、敬称は省略させて頂きます。)

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     ↑:左側、「あついなー」・2006年、。右側、「タコ焼き」・2007年。



 宝賀寿子版画といえば、木版による力強さです。板にガリガリと彫り込んで、作家自身の生命力を画題に突き込んでいく。画題の生命力と格闘し調和し、ユーモア精神が華開いている。
 とにかく元気の良い版画です。

 今回の特徴は、色刷りが多くなったことです。特に近作は、畑とか料理とか身の回りのあれこれを画題にしていて、生活等身大を表現している。

 何はともあれ作品です。最近作の色刷りワールドから載せます。後は適当に進んでいきます。


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          ↑:「蝶飾りのあるキッチン」・2011年。



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     ↑:左から、「ゴボウ」・2013年。「雪渡り・オニグルミのめざめ」・2012年。



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     ↑:左から、「馬と稲わら」・2012年。「ジューンブライド・ハナミズキとヤマボウシ」・2013年。



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     ↑:左から、「地上の星」・2005年。「ひょうたん」・1993年。



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     ↑:「鳥を待つ日々」・2001年。


 若干旧作になるのでしょうが、いつ見ても惹きつける。近作の気分は「生・生きる」でしょう。この頃は、「死・その時」が作家の心を覆っていたのでしょう。



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          ↑:「湯たんぽ天国」・2010年。



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 毎年、正月に合わせて干支シリーズを制作している。謎かけ編、家族編、三色刷編と、3種類です。即売品です。廉価なものですから、僕も一点は買うようにしている。



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 これは、三色編。毎年の作品が並んでいます。今年は、最後に見えるりんごの作品を買った。



   ~~~~~~~~~


 最後になりましたが、ご主人松井孝篤 作品、焼き物とスケッチを紹介します。



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 作品ファイルが用意されています。その中からスケッチ作品を載せます。線が楽しめます。味わって下さい。


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by sakaidoori | 2013-04-26 10:46 | 山の手 | Comments(0)
2009年 04月 14日

969) 山の手 「中野邦昭・日本画展」 3月27日(金)~4月16日(木)

○ 中野邦昭・日本画展

 会場:ギャラリー山の手
    西区山の手7条6丁目4-25・サンケンビル1階
    (発寒川に面しています)
    電話(011)614-2918
 会期:2009年3月27日(金)~4月16日(木)
 休み:日曜・祝日(定休日)
 時間:10:00~17:00
     (最終日は、~16:00)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・14)

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 中大作は民家のある風景と滝、それと女性画(美人画)が中心、他は葉書き大の肉筆画や中野さんには珍しく猫などの焼き物があります。

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     ↑:「月の日」・S30号。

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     ↑:「雪の日の月」・S30号。

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     ↑:「たおれてもなお (コスモス)」・S30号。

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     ↑:「北の干場」・S150号。

 今展随一の大作。他の作品もそうですが、制作年が明記されていません。最近作なのかはわかりませんが、最近の力作でしょう。干場に雪が舞い散り、季節の重さが伝わってきます。人がいないのが良い。干された魚たちの後ろに無数の人影が、人の力が感じられます。絵巻ものです。

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          ↑:「炎舞」・200×50cm。

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 ↑「天の川」・120変。









 中野邦昭ー1948年に小樽で生まれ道東で育ち、京都で日本画を学ばれた。
 若い時には寺が炎上する激しい絵も描いていた。その全画歴は知らないが、今は動きが少ない絵が多い。気品漂い温かく爽やかな絵だ。特に雪降る北の大地の生命観を追求しているように見える。「灯り」にその原点を見ている。
 画題に多く見られる古き民家、おそらく作家の原風景だろう。ストーブを描くことはないが、その明かりが部屋を灯し人の影が窓に写る。家自体が擬人化されてどっかりと存在する。樹木や全ての物も、厳しい風土の中で静かに生きている証なのだろう。だから、中野風景画に人物は必要ない。画面全部が生き物の生気で覆われているのだろう。
 東洋美を表現するのに「気韻生動」やそれに類する言葉がある。日本(和人)伝統少なきこの北海道で、いかに気品や命の輝きを表現するかが画家の課題だと思う。中央で学び、日本美の伝統を若き体験で知っているから、それへの親近感と画家としての独自性に悩まれたのではないか?
 古き民家といい、童顔の少女といいロマン性の強いのも確かだ。だが、男からロマンを取ったら何も残らない。時代は古き民家をあざわらうように、あるいは伝統建築物などと称して過ぎていく。画家はそれに拘る。その拘りが見る者を過去から、今へと引っ張る。

 画家はようやく60歳を過ぎたばかりだ。決して若い年ではない。静かに自分と向き合う年代だ。生命力や行動力は落ちる。ストーブの炎は、裸婦にからむ赤いスカーフとにもある。ストーブは激しく静かに人の頬を照らす。瞳に炎が宿る。心は温かく明るくなる。それを力に画家は筆を進めているのだろう。


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by sakaidoori | 2009-04-14 23:50 | 山の手 | Comments(0)
2008年 08月 21日

736) 山の手 「ダム・ダン・ライ&鈴木比奈子・2人展」  7月29日(火)~8月21日(木)

○ ダム・ダン・ライ&鈴木比奈子・2人展
    ~色彩のダンス~

 会場:ギャラリー山の手
    西区山の手7条6丁目4-25・サンケンビル1階
    (発寒川に面す。)
    電話(011)614-2918
 会期:2008年7月29日(火)~8月21日(木)
 休み:日曜・祝日&8月13・14・15日
 時間:10:00~17:00
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(8・1)

 ダム・ダン・ライ君はそれなりに「栄通記」に登場しています。これからも頻繁に載せたいと思っています。ですから、初登場の鈴木比奈子さんの作品を中心に載せたいと思います。

 まずは会場風景から。

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 ↑:以上、ダム・ダン・ライ。

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 ↑:以上、鈴木比奈子。


 総合タイトルは「カラー・ダンス(色彩のダンス)」。
 会場はだいだい色系の赤が渋く軽く踊っている、という感じです。七色を発散させて、狂乱の演舞劇ではありません。ライ君が安定的な朱の色合いで、ダンスのリーダーのように鈴木さんを引っ張って、鈴木さんがその手の平の中で自由に踊っている。


 それでは、鈴木さんはどんなダンスをしているのでしょう?以下、鈴木比奈子作品

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 ↑:左から、「今宵の力は」・アクリル。「駆 3」・アクリル。

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 ↑:「駆 4」・アクリル。

 ※ 北海道恵庭市生まれ
    小樽市潮陵高校、筑波大学芸術専門学群卒業

 会場には鈴木さんのオリジナルの絵本がありました。僕はほとんど読んでいないのですが、鈴木さんは物語の流れで絵を描いている感じです。あるイメージが自立して絵本(物語)になっていくのでしょう。絵も始めはイメージが出発だと思いますが、描けば描くほど思いが溢れてきて、色が膨らみ、不可思議な生き物がキャンバスを動き回るのでしょう。特に「鳥」を好んで描いています。自由の象徴かもしれません。
 イメージがメルヘンを育てて、50過ぎの僕には少しロマンチック過ぎる感じです。若い女性が自由に振舞っているのに、眩しくて少し圧倒されます。好き勝手な自由さ、やはり新鮮です。次はどんな世界を見せてくれるのだろうという好奇心も生まれます。

 鈴木さんは関東に在住。昨年ここで個展をされた鈴木吾郎さんの娘さんです。ですから、定期的に古里の小樽に帰省するとのこと。今後は今展を良い機会に、地元・北海道でも定期的に発表したいと意欲を語っていました。それはとても良いことです。グループ展などの出品を通して、「鈴木比奈子・物語」をどんどん羽ばたかせてください。

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 ↑:左から、「とぶゆめ」・アクリル 色鉛筆。「WOMAN」・アクリル 色鉛筆。


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 ↑:左から、「Image 1」、「image」・アクリル 色鉛筆。

by sakaidoori | 2008-08-21 01:16 | 山の手 | Comments(0)
2008年 06月 18日

665) 山の手 「湯淺美恵・水彩画展」  6月10日(火)~6月30日(月)

665) 山の手 「湯淺美恵・水彩画展」  6月10日(火)~6月30日(月)

○ 湯淺美恵・水彩画展

 会場:ギャラリー山の手
    西区山の手7条6丁目4-25 (川に沿って斜めに道路が走っていて、その道路に面した西北角地。ギャラリーの立派な看板のある建物の1階。)
    電話(011)614-2918
 会期:2008年6月10日(火)~6月30日(月)
 休み:日曜・祝日
 時間:10:00~17:00
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(6・17)

【画歴】
1995(平成7)年  道展会員 森木偉雄氏に師事

2000(平成12)年 道展第75回展 初入選
                (以後毎年入選)
2001(平成13)年 水彩連盟展第60回展 入選
                (以後毎年入選)
2004(平成16)年 道展第79回展 佳作賞受賞
2007(平成19)年 道展第82回展 佳作賞受賞
   〃         水彩連盟展 第66回展 奨励賞受賞
                (MO水彩紙賞)
2008(平成20)年 水彩連盟展 第67回展 準会員推挙




 道展でも見ているし、川上直樹さんたちの「この指とまれ・展」でも小品は見ている。やはりまとまっての個展は、作家作品とのみ会話ができるので有意義だ。



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 ↑:①
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 ↑:②
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 ↑:③

 (ここの会場は不思議な形をしている。舟形なのだ。直角な壁は二面しかなく短い。しかも、メインの広い部分に中央線を引きにくい。写真の①の部分が船頭で三角型に尖がっている。②が船尾に辺り、同じく尖がっている。この先端部分はねじれていて、中心線に出来ないという構造になっている。そして、船底のようにして③の部分があるのだ。
 おそらく、オーナーの船好みと設計上の都合でこういう構造になったのだろう。壁面作品にはそんなに影響はないだろう。むしろ、角張らないで円く見れて良いことかもしれない。)


 さて、湯淺美恵さんは公募展を中心に活躍しているようだ。
 今展は画歴にも紹介したように、道展・水彩連盟展の過去の作品の展示を中心にした、回顧展風のものだ。それらの大作の間に、花などの静物画が混じっている。
 制作年代順に作品を載せます。

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 ↑:左から、「何時か何処かで」・2001年 道展&連盟展入選作、「何時か何処かで」・2001年。


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 ↑:左から、「何時か何処かで」・2002年 道展&連盟展入選作、「何時か何処かで(孤)」・2002年 道展佳作賞。


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 ↑:左から、「何時か何処かで(虚)」・2005年 道展入選、「何時か何処かで(幻想)」・2006年 道展&連盟展入選。
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 ↑:(2006年作の部分図。)


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↑:「何時か何処かで」・2007年 連盟展奨励賞(MO水彩紙賞)。


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 ↑:左から、「何時か何処かで(追憶)」・2007年 道展佳作賞、「何時か何処かで()」・2008年。


 (感想記と小品の写真は続く

by sakaidoori | 2008-06-18 16:51 | 山の手 | Comments(0)
2007年 10月 24日

364)山の手 「川上勉・彫刻展」 10月18日(木)~11月8日(木)

○ 川上勉・彫刻展
    ーゆっくり月を待つー

 会場:ギャラリー山の手
    西区山の手7条6丁目4-25
    電話(011)614-2918
 会期:2007年10月18日(木)~11月8日(木)
 休み:日曜祝日
 時間:10:00~17:00(最終日16:00)

 いつになく入り口付近が真っ暗。休みかなと思いつつドアを開けると・・・、やはり真っ暗・・・そして暗闇に作品が浮かんでいるのです。しかも作品は漆色ですから、作品が浮遊しているというよりも、照明によるその辺の空気色と影だけが目に飛び込んでくるのです。見事に作品が小道具になり、部屋全体が演劇空間になっているのです。 ーゆっくり月を待つー

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 個々の作品構成は皆同じです。若い女性、女性が身をゆだねる円く大きな造形物。それは大地とも、空(くう)の視覚物・塊ともいえます。その塊には現代の建物とも、古代の遺跡の廃墟ともいえる造形物が張り付いている。女、塊、家。風船のような塊以外は何の誇張も無い。そのシンプルさが川上ワールドの特徴です。建物は子供の積み木遊びともいえる。女性はそれこそ何の誇張も無く、むしろ写実的で、少しロマンが克ち過ぎている、甘ったるいところがあると感じていました。あ~、困ってしまいました。山の手の演劇空間のメルヘン、ロマンに魅入ってしまった。つくづく自分自身が甘いロマンティストだと納得させられた。光と影と漆色の、裸体でもない若肌にくすぐられてしまった。川上さんの作品は強い個性が無い分、公募展やグループ展では見る人に魅力が伝わりにくいのだ。

 女性が見れば「美」を思うでしょう。男性が見れば、「美」と可愛い「エロス」を思うかもしれない。

 写真はたくさん撮りすぎて、何が何だか分からなくなりました。作品とタイトルの関係もそうです。最後にタイトルだけ列記します。(10・24)

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 ↑:僕は川上・顔を甘いと書いた。それは以前の作品の先入観で、これからはその顔の表情にも気を配って見ていかないといけないと思った。この作品、どこか壁仏的厳かさがあります。

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出品作品一覧:すべては薄明かりの中で(2005年)、月に磨く、夢は月明かりの中で、森に夢見る(以上2006年)、森に夢みる、月に夢みる、月を待つ間、MOON-TAN、ゆっくり月を待つ、つきの位置(以上2007年)。

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by sakaidoori | 2007-10-24 21:34 | 山の手 | Comments(2)
2007年 10月 02日

332)山の手 「宝賀寿子・版画展」 9月22日(土)~10月15日(月)

○ 宝賀寿子・木版画「わが街」展

 会場:ギャラリー山の手
    西区山の手7条6丁目4-25
    電話(011)614-2918
 会期:2007年9月22日(土)~10月15日(月)
 休み:日曜祝日
 時間:10:00~17:00(最終日16:00)

 DMより
 「西区西野に住んで35年、版画を初めて33年。自宅周辺・発寒川・通勤途中を版画にしました」

 宝賀さんの版画は力強い、モノトーンでぐいぐい押してくる。画面一杯を埋め尽くして、いろんな思いを投影させる。隠語、こじつけ、駄洒落、象徴、言葉遊び・・絵解きをするのも宝賀・版画の魅力だ。もちろんそればかりではありません。・・・以上、「栄通の案内板」より。

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 本当に直球一本勝負のような作品ばかりだ。僕は単純に宝賀さんの作風が好きだから、沢山写真を載せた。もっともっと載せたいがキリが無い。上手く伝わったかしら?

 画題は圧倒的に植物が多い。草花の春夏秋冬の姿、誕生・成長・枯れて土に還るまでを拘って絵に取り込む。時には一枚の絵の中に同時にだ。盛んに咲いている花の小枝に、冬芽やつぼみをそれとなく描き込む。人生の輪廻転生を草花の姿に託すのだ。彫り後の鮮明な絵、宝賀さんの太い目が板に食らいついて、初期の構想ははみ出して行き、少しでも多く思いを画題として付け加えていく。草薮の絵は白黒のメリハリだけで「生命」を浮き立たせようとする。一方、「空間処理」という問題がある。背景は、「空」の中にある生命を「色」としていかににじみ出すかに苦労している。支持体の紙質の違い、微妙な彫り加減、墨色の濃淡、版画技術の腕の見せ所だ。独学で覚えた版画技術、昔は技術的に描けなくて封印していた「思い」があったであろう。今は描ける様に成ったが故の悩みへと高められていく。尽くせぬ思い、宝賀絵巻は続いていくだろう。

 次回の個展⇒○石狩市・永泉寺 「宝賀寿子・木版画と小笠原み蔵・木彫」 10月17日(水)~10 月22日(月)
 直ぐです。行きにくい場所かも知れませんが、よろしく。

by sakaidoori | 2007-10-02 23:09 | 山の手 | Comments(0)