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2016年 01月 11日

2476) 「北海道ドレスメーカー学院 モードコレクション2015 作品展」 ポルト (現在開催中)

○ 北海道ドレスメーカー学院 

    モードコレクション2015 作品展  


 会場:ポルトギャラリーA 
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
     電話(011)618ー7711

 会期:2016年 (2016年1月8日現在開催中、会期不明)
 時間: 11:00~18:00 (以上の時間は推定)
      

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.8)




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 北翔学園のポルト会館。

 夜、ドライブ中にたまたま見かけた。

 誰もいない水族館、物音しない展示場・・・無言劇に心躍る。窓越しの無人幸せ空間、人の幸せって何だろう?と感傷気分に浸る。
 ここは若者の世界だ、カップルの秘め事を祝う空間だ。そういう時は女性は燃える。花びら満開で虫を引きつける。この窓の向こうには見えない虫のドラマの始まりだ。ドラマ、これから始まる人生の第2幕だ。




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 押し寄せてくる花嫁たち、迫り来る女たち。




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by sakaidoori | 2016-01-11 11:13 | ポルト | Comments(0)
2012年 04月 05日

1688)③「絵画の場合 2012 最終章 (山本雄基 武田浩志)」 ポルト 終了・3月14日(水)~4月1日(日)

  

○ 絵画の場合
 2012 
 最終章
   


 会場:ポルトギャラリーA・B 
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
     電話(011)618ー7711

 会期:2012年3月14日(水)~4月1日(日)
 時間: 11:00~19:00
       (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家&美術関係者】
 大井敏恭 笠見康大 小林麻美 澁谷俊彦 武田浩志 谷口明志 塚崎美歩 末次弘明 西田卓司 林亨 山本雄基 梁井朗 

ーーーーーーーーーーーーーー(4.1)


 1680番①、1681番②の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


○ 山本雄基の場合


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     ↑:「40ピースの繋がり」、木製パネル 綿布 アクリル絵具 223×357㎝ 2012年。


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 大きな絵だ。過去最大級だと思う。このグループ展に寄せる意気込みが分かろうというものだ。
 「オレにとっての絵画の場合、今回はとにかく大きくだ」

 確かに努力賞、敢闘賞だ。が、あまりにデザインであり、壁を覆う巨大壁紙になってしまった。「デザインと絵画」の問題提起をしているのかもしれない。

 デザインは匿名的で、気持ち良さ心地良さが勝負だ。考えさせる作品はデザインの敵なのだ。
 すると、彼は「見える見えない」を主要なテーマにしているが、デザイン重視ならば「見えても見えなくても、そんなことはどうでも宜しい。軽く見えない見える良い気分」が重要だ。つまり、「見える見えない」の意味に重きがあるのが狭義の絵画で、「良い気分」に重きがあるのがデザイン。「価値」に拘るのが絵画で、「価値」をすり抜けるのがデザイン、そんな風に思っている。
 しかし、今展の巨大作は作品自体は「良い気分」を発散させてはいない。直線と三角模様、寒色系の中間色で壁の「白」や会場の冷やかな「空気感」を際だたせている。その際だたせ方が、この作品ならではの独自のものならば、デザインであろうと絵画であろうと構わない。残念だが今展は大きさの割には作品力が弱かった。今までは重なりによる深みを追究していた。今回はよりフラットな一面性を試みているのだろう。次回のより大きな作品の為の試作と見るべきだろう。


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          ↑:「ふかしのすきま」、2012年 26.5×26.5㎝。


 小品。綺麗だし夢もあるし、しっかりしている。飽きることなく見続けれる。


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 5月に入ればドイツに行くとのことだ。「イッヒ りーべ ディッフィ」の国だ。自力での一年間だ。若さ一杯のた、前だけを向いた行為だ。大いに無理をして、再会を待とう。変貌を楽しみにしよう。健闘を祈る。


○ 武田浩志も場合


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     ↑:「portrait 122」・木製パネル 和紙 アクリル絵の具 ウレタンニス 金箔 ラメ 印刷物。


 実は、今展で一番驚いている作家だ。あんまり驚いたからじっくり見損なった。

 画題は最近ではお馴染みの「ポートレート・シリーズ」だ。その小品をそのまま大きくしただけのような作品なのだが、やはり大きさに驚いた。小品の連作は、画題が「顔」ということもあり、沢山あることだけで夢も拡がり、考えることもいといとろ涌いてくる。実際、武田浩志は部屋を作ったり、細々したものを並べては全体で見せるというスタンスが多い。だが、今展は「この大きな絵を見ろ!絵だけを見ろ」と画家オンリーで勝負している。「絵画の場合」だから、「絵画」だけを持ってきたのだろう。揺るぎなき自信を感じる。

 そして、画題の顔は「目口鼻なし」というノッペラボーなのだが、5点の連作の流れは「人」も「顔」も消去させてしまった。だが、タイトルは「ポ-トレート」のままだ。(実は、絵としては始まりの人物画は、外光にあたって薄く感じ、彼独特の綺麗な輝きが感じられず残念に思った。もしかしたら、外光の中で制作していないから、色の発散に誤解があったかもしれない。)
 作品はリボンのウエーブが増殖する。攻める、群がる。ついに絵を覆ってしまった。この激しさも意外だ。しかも、人物画よりも密集するリボン画のほうが抜群に綺麗に見えた。「滅びの美学」など画家は追究してはいないだろうが、行き着く先の極みの「美」を表現したい執拗さを感じた。
 長く書きすぎた。そんなことを一瞬に感じて、考えを整理しきらないで見過ごしてしまった。武田浩二、思いの外先の方を進んでいる画家に見えた。彼の背中はなかなか手強い。


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     ↑:「portrait 121」。


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     ↑:「portrait 124」。

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     ↑:「portrait125」・130.3×260.6㎝×3㎝。



 ようやく1階が終わった。なんとか3階も報告できればと思っています。
 ④に続く。) 

by sakaidoori | 2012-04-05 21:29 | ポルト | Comments(0)
2012年 04月 02日

1681)②「絵画の場合 2012 最終章」 ポルト 終了・3月14日(水)~4月1日(日)

  

○ 絵画の場合
 2012 
 最終章
   


 会場:ポルトギャラリーA・B 
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
     電話(011)618ー7711

 会期:2012年3月14日(水)~4月1日(日)
 時間: 11:00~19:00
       (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家&美術関係者】
 大井敏恭 笠見康大 小林麻美 澁谷俊彦 武田浩志 谷口明志 塚崎美歩 末次弘明 西田卓司 林亨 山本雄基 梁井朗 

ーーーーーーーーーーーーーー(4.1)


 1681番①の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


○ 笠見康大の場合


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     ↑:正面の上の大作は、「支える構造(establishment)」・キャンバス 油彩 163×130㎝ 2012年。        小品は全て、「untitled(私 紙 心象)」・木炭画 ドーサ 油彩 65×50㎝ 2011~2012年。


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     ↑:大作は、「支える構造(lihe best)」・以下上と同じ。


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     ↑:上の大作は、「支える構造(健忘症)」・同。


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 ギャラリーの全体空気を支配している作品群だ。気持ち良いとか、心にドーンとくるとか、魅せられるとは少し違う。絵画の勉強をしていて、その過程を強く見せている。「実験絵画」なのだろう。真摯な姿勢、日頃の研究・研鑽・勉学が想像される。が、生理を知で料理しているみたいだ。さらに言えば何かを隠している感じもする。

 小品のタイトルの副題が面白い。「紙 私 心象」。
 「心象」という言葉が気になった。「絵は画家の心の産物だ」という意味か。喜怒哀楽とか心模様という狭い意味での心象スケッチではないだろう。「知+喜怒哀楽+世界認識」という画家の世界、堅い「心象世界」だ。自己を覆う鎧にもなりかねない絵画のよう。その鎧が他の作品に無意識に襲いかかっているみたいだ。


○ 澁谷俊彦の場合


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     ↑:(タイトル等記録ミス。すいませんでした。)



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 風になびいてふ~らふ~ら、ゆ~らゆ~ら、白い体が軽~く軽く、仄かに輝やいている。
 広い空間だ、大きく広がればと思うが、空調の関係かもしれない。飾りのようにふ~らふ~ら、ゆ~らゆ~ら・・・。
 美しき道をマイペースで行く澁谷俊彦。風に光に湿度に空気に、デザインが風景に溶け込もうとしている。目立ちはしないのだが、さわやかで可愛く綺麗だから、気付けばその存在を目が追ってしまう。

 氏にとっての「絵画の場合」とは、「自然」と「人工的な作品」との関わりを問うことみたいだ。現代的な心地良い関係を作り、そこに「人」も加わる。その三つ巴の関係を尋ね歩いているみたいだ。人の社会の「三角関係」は危ういバランスで成り立っている。澁谷・三角関係はまだまだ形成過程だ。

by sakaidoori | 2012-04-02 22:18 | ポルト | Comments(0)
2012年 04月 02日

1680)①「絵画の場合 2012 最終章」 ポルト 終了・3月14日(水)~4月1日(日)

  

○ 絵画の場合
 2012 
 最終章
   


 会場:ポルトギャラリーA・B 
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
     電話(011)618ー7711

 会期:2012年3月14日(水)~4月1日(日)
 時間: 11:00~19:00
       (最終日は、~17:00まで)

 【参加作家&美術関係者】
 大井敏恭 笠見康大 小林麻美 澁谷俊彦 武田浩志 谷口明志 塚崎美歩 末次弘明 西田卓司 林亨 山本雄基 梁井朗 

ーーーーーーーーーーーーーー(4.1)

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 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 グループ「絵画の場合」も最後だ。流れを見ていたら、何となくもうそろそろと感じた。
 例えば澁谷俊彦。その活動は精力的で、かつ方向性は定まっていて、改めて「絵画とはなんぞや?」という問題提起にウエイトがなさそうだ。それは、このグループを否定したというより、ここであれこれと自己と作品を見つめた結果なのだろう。「絵画の場合」の卒業だ。氏の表現力をもって「卒業」は失礼な言葉だ。自身の「絵画の場合」に信念と方向性を自覚したというべきなのだろう。ここの土俵から離れた感じだ。

 パンフには参加者のコメントがある。概ね自身の位置を明快に文章化している。この会の清々しいところだ。読む者には心地良い。
 一人非制作者の梁井朗氏は「考えあぐねて、答えを見いだせず、時間のみ経過した」という主旨の言葉を述べている。万人の共有する答えなどない。あるのはその人のその時点での思いや疑念や信念だけだろう。あとはそれを言語化・文章化するだけだ。残念ながらその文章を読めなかった。


 さて、会場は2箇所。
 一つは半分をガラスに囲まれて、お日様やお天気さんと会話しながらの場所だ。
 一つは広くて窓や外光なしの、古典的かつ近代的ギャラリー雰囲気だ。


 その、陽の当たる会場から行きます。


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     ↑:中2階の風景。北向きの光を浴びている武田浩志。



 次は3階の会場。



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     ↑:部屋の右側部分。左側部分よりも広い。


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 個別作家は②に続く。

by sakaidoori | 2012-04-02 17:38 | ポルト | Comments(0)
2012年 03月 22日

1667)「北翔大学芸術メディア学科 第9回卒業制作展「掌(てのひら)』」ポルト 終了・2月1日(水)~2月12日(日



○ 北翔大学生涯学習システム学部 芸術メディア学科 

  第9回 卒業制作展 

          「(てのひら)」
  


 会場:ポルトギャラリーA・B その他の施設
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
      電話(011)618ー7711

 会期:2012年2月1日(水)~2月12日(日)
 時間: 10:00~18:00

ーーーーーーーーーーーーーー(2.12)

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     ↑:(1階の様子。)


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     ↑:(1階の中2階の様子。)


 
 車での通りすがりに、本展を見ることができた。北翔大学の卒展を見るのは久しぶりだ。1階は外から何となく様子がわかる。それなりに見た後に3階の絵画空間に行った。その元気振りに全く驚いた。学生展はこうでなければならない。広い会場を、大きな根性でやり遂げる、まったくアッパレの展覧会だ。
 その3階の様子を中心に、わずかばかりの卒展紹介記です。


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     ↑:杉本大幸、「激走と激怒とアート」。

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 まったくアッパレの極みだ。努力賞、敢闘賞、情熱賞の3賞総なめの踏ん張りだ。
 大きさは申し分ない。画題も泣かせる、笑わせる。自由な誇張美・ドローイング、青黒い世界が青春そのもので晴れ晴れする。
 問題は今後だ。この抑えがたいエネルギーを遠慮することなく、飽きることなく続けて欲しい。他人に「アホヤ!」と言われることを勲章と思って欲しい。頑張れ、スギモト大幸!!


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     ↑:能和暁、「connection puzzle- ポルトにて -」。


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 杉本君が画面全部の塗りつぶし、一本勝負の男粋ならば、能和君は「絵画は空間だ、オシャレだ、余白だ、余韻美だ、秘密を秘めた可能性だ」といって対抗している。豊富な発表歴という経験も重なり、余裕綽々(しゃくしゃく)の展開だ。



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     ↑:海江田○○、「ひとまわりのとき」。


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 切り絵です。動物の肌の表現と花の輪郭線の鮮明さが、言いコントラストを生んでいました。色のある切り絵もいいものです。


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     ↑:?、「?」。


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 明るくて健康的で良いですね。大きくて数がそろっているから、本当に幸せ気分が増します。広くて明るい部屋を歩き回るのに、楽しくなります。


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     ↑:清水翼、「I hope your happiness」。


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 幸せを紡ぐ七色の糸なのでしょうか?絵画やポスターなどのストレートな表現と違って、気分のみをつたえている。明快には分からないが、一つのリズムを生んでいる。少し全体の細さを感じたが、繊細さの現れと受け止めよう。

by sakaidoori | 2012-03-22 00:03 | ポルト | Comments(0)
2011年 03月 09日

1480)②「北翔大学アート表現部学外展 『自己紹介展』」・ポルト 終了・2月16日(水)~2月28日(月)

○ 北翔大学 アート表現部  
    第1回 学外展  

      自己紹介展
 


 会場:ポルトギャラリーA
       (北翔大学北方圏学術情報センター)
      (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目
      電話(011)618ー7711

 会期:2011年2月16日(水)~2月28日(月)
 時間:10:00~17:00

ーーーーーーーーーーーーーー(2.26)

 (1379番①の続き。)

 ①で能和暁君を長く書いたので、簡単にします。


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     ↑:(2階の風景。)


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          ↑:清水翼、「迷い家」。

 確かに寒々した雰囲気を描いているのだが、描き手自身が優しそうな性格みたいで、背をまるめてやさしそうに家の廻りをウロウロしているみたい。家も画面の中央にあるので安定感がある。道路の停止線や電信柱が印象的だ。その辺に清水翼は立っているのだろう。上向き?下向き?


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          ↑:丹保愛美、「経緯」。

 猫を描いて、その姿を猫の目にしている。面白いアイデアだ。もっと膨らますとなると・・・、アイデアを越えた画家の情念なり思想の問題になるのだろう。


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          ↑:熊谷彩佳、「ロージー」。

 ペットたちを描いている、ピンクもあしらって可愛らしいムードだ。顔を切ったり、背景の描き方こ可愛さとは違った雰囲気もある。「U-21道展」でも見たが、あらぬ世界を感じて記憶に残っている。それは意図的表現なのか、技術の拙さなのか、ちょっと考えてしまった。


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          ↑:海江田夏希、「花喰らい」。

 「u-21道展」出品作。
 花を喰う女、それを可愛く見るか怖く見るか?花になりたい・・喰らわれたい・・・。


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          ↑:熊谷彩佳、「光り」。

 2階に昇る階段スペース。
 何てことのない作品だが、良いムード。若い女性は、小さくまとめるのが上手だ。等身大の感覚が場に反映されているみたいだ。



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          ↑:熊谷彩佳、「贈る気持ちにきずいてくれたら」。


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          ↑:田中七海、「DIRTY GIRL」。

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     ↑:田中七海



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          ↑:関愛津紗、「春氷柱」。


 それなりに作品は楽しいのだが、何せ会場は広いから、寂しさが漂ってしまう。残念なところだ。


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by sakaidoori | 2011-03-09 09:26 | ポルト | Comments(0)
2011年 03月 08日

1479)①「北翔大学アート表現部 『自己紹介展 能和暁』」・ポルト 終了・2月16日(水)~2月28日(月)


○ 北翔大学 アート表現部  
    第1回 学外展  

      自己紹介展
 


 会場:ポルトギャラリーA
       (北翔大学北方圏学術情報センター)
      (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目
      電話(011)618ー7711

 会期:2011年2月16日(水)~2月28日(月)
 時間:10:00~17:00

※ 同時開催 ⇒ 於・ギャラリーたぴお 2月14日(月)~2月19日(土)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(2.23)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 能和暁が面白かった。彼を中心に載せます。

 ポルト会館1階の大広間での展示。インスタレーション風作品なのだが、とりあえずのチャレンジ精神だ。


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 何が良いかというと、ポルト会館に堂々とチャレンジしたことだ。
 大きめの蓮の葉もどきをボンボンボンと置いてみた。置くだけならだれでもできるだろう。チェーンを天空まで翔てみた。ちじこまり気味の若人作品が多い中で、大きく発表した姿勢が好ましい。大きいことは良いことなのだ。
 確かに大風呂敷を拡げてみたが、本当にこの会場を陵駕したかと言えば、まだまだだ。大きく拡げてはみたものの、空間への質的ボリューム認識が不十分だった。

 本人によると、何かの冬景色をイメージしたとのことだ。ちゃんとその中味を聞いたのだが、詳細は忘れた。作家の意図やイメージは棚上げにして、僕のイメージ、願望を書こう。

 僕は舞台空間としてみた。
 当館はガラス越しではあるが、屋外とは筒抜けの関係だ。そして、2階からも見れる。1階の屋内からも見れる。この3方向に開かれた空間で何かが演じられる。もちろん、能和暁の作品との関係で演技は進行していく。蓮の葉を、人が通れるくらいの間隔で密集させたい。二段、三段構えで空間を重層的に覆いたい。その間を人が飛ぶのだ。人が飛べなければ、人形でも飛ばそう。
 色も種類を増やしてカラフルにしたいが、それでは雪をイメージした作家の意に反するだろう。白を基調にして、照明ライトのスピードやカラフルさで華やかにしよう。
 とのかく、この作品を森なり林に見立てて、その中で人が走り止まり踊り闊歩する、男女ならば愛の抱擁も見れるだろう。男同士ならば森の外への見果てぬ夢を語りあうだろう。・・・。

 僕のイメージではこの作品群は遠慮がちだ。もっともっと増やすなり、大きさも形も大胆に!!
 思うに能和暁は大らかな性格かもしれない。2階に絵画作品で確かめることができる。


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     ↑:左側、「繋がるの求心性 10-3」。右側、「揺れてみてはぎこちない」。


 他者との繋がり、自身の揺れが創作動機のようだ。繋がりや揺れと言っても、それは言葉の意味だ。絵画かは立場を明瞭にしていない。のんびりしたふっくら感を思う。包み込むようにして、揺れるようにして他人と包み会いたいのだろう。その辺の性格的大人しさが蓮の葉群にも表れているようだ。ならば、もっともっと大きな大人しさで能和暁・心模様を表にだしてもらいたいものだ。


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 背の高い青年だ。足も大きい。そして、柔らかそうな肌だ。


 他の仲間を誰一人も載せないのはとても失礼です。簡単ですが②に続くと言うことで


 

by sakaidoori | 2011-03-08 22:03 | ポルト | Comments(0)
2008年 03月 20日

565)ポルト「FROM PIECES TO A PIECE(後藤&齋藤・展)」 終了・2月28日(木)~3月13日(木)

○ 「FROM PIECES TO A PIECE」
  後藤和子
    『BLUE STREAMS 06 07 08  』 ギャラリーA 
  齋藤周
    『あたらしくまえにすすむ』  ギャラリーB  

 会場:ポルトギャラリー(北翔大学北方圏学術情報センター)
      中央区南1西22
      電話(011)618-7711
 会期:2008年2月28日(木)~3月13日(木)
 休み:(月曜休館と思いますがフライヤーには明記がありません)
 時間:12:00~19:00(最終日?:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・13-14)


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 ギャラリーA室とは1階の展示室全部のこと。1階と言ったが、階段もあり、中2階が奥の院のように用意されている。全ては外から見渡せる。

 北向きの壁は総ガラスで光が燦々と入り、立体作品に適した広い空間を有している。作品はその空間に置かれることは無く、あくまでも壁面を意識した展示だ。そのために壁の少ない1階には作品は少ない。その少なさが会場構成上どうだったのか、少し物足り無さを感じた。総合タイトル、「FROM PIECES TO A PIECE」の破片に拘った展示空間だった。
 今展の後藤作品は作品を破片にして、繋ぎ合わせ重ねさせ、一塊にしての展示だ。同じ青でもコラージュにすることによって、青に変化・深みを出し、筆跡の方向によって色や全体の流動性を高めている。その作品としての塊を中2階の南向きの壁面に集中的に見るわけだ。そこはまともに北から光が入り作品を照らし出している。「外光派」という古い言葉を生き返らせたくなる光景だ。真新しい白い壁、日本画の顔料の様にキラキラする作品、そこに何を画家は見ているのだろうか?美?当然だろう。美しくもあり力強い青。あまりに部屋にとじこもった美しさに偏していた。
 できることなら、テラスの2階から1階の床に敷き詰められた作品を見たかった。個人タイトルの『BLUE STREAMS』、青い流れは作品を貫く意志・意力であろうが、作品そのものが青い川となって流れるさまを階上から見たかった。気力みなぎる川を。

 今展、北向きの窓から差し込む春近い光を存分に作品は浴びた。そのことに画家は満足をしているだろう。同時に、この空間をもっと大きく使ってみたいという欲望も芽生えたはずだ。僕ですら思ったのだから、画家が思わないはずはない。
 今展の企画は相当に画家自身が場所を惚れ込んで、実現したという。それは同時に同じようにポルトに関心のある同好の志へのメッセージでもある。ポルトは私学の私設であるが国の助成で建てられた公共施設でもある。多くの人の働きがポルトをもっともっと市民の近いものにするのだろう。



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by sakaidoori | 2008-03-20 23:57 | ポルト | Comments(0)
2008年 01月 15日

473)③ポルト 「絵画の場合・久野志乃の場合」・油彩  10月20日(土)~11月11日(日)

○「絵画の場合」展  

 会場:ポルトギャラリー
      中央区南1西22
      電話(011)618-7711
 会期:2007年10月20日(土)~11月11日(日)
 休み:月曜休館
 時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)

★お問合せ:北翔大学美術プロジェクト 林亨 電話(011)387-3894

 出品作家:谷口明志、小林麻美、八子直子、久野志乃、大井敏恭、安藤文絵、田畑卓也、レスリー・タナヒル、渋谷俊彦、林亨・・・以上10名。

「絵画の場合」展で賑わうといいながら、あまり書いていません。写真だけでも先に紹介します。

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 久野さんの作品は1階の展示場の中の、2階にあります。渋谷さんの作品が階段の右側に並べられています。これって何だろうと思いながら、いつしか階上に行くわけです。

 2階は久野さんの作品だけ。かなりの長さの壁一面に5点が並んでいます。偏った位置ですが、ソファーが用意されていて、ゆったりと見ることが出来ます。「癒し」の部屋とも言えるでしょう。「癒し」だけか、それを追求した作品か、そこが久野ワールドの悩ましいところです。(以上、2007・10・28記)

 小林麻美さんが全身を目にして場に立ち向かっているとしたならば、久野志野さんはむしろ目の力を後退させて体全体で場に感応しようとしているみたいです。「聞こえる」「感じる」「匂う」「味わう」、目を閉じて感応する方向に歩み進もうととしているみたい。動物としての人にとって心地良い物、人間・久野にとってかけがえの無い「何か」でしょう。久野作品を観る人は、この「何か」を色々と感じて、良い作品の時にはなんとも言えない喜びを得るし、そうでない時は同じくなんとも言えない欲求不満に包まれるのです。その成否のラインはどこかと言えば「絵」そのものの表現力に帰着すると思うのです。「目」を後退させて五官に基づく大事な「何か」を、「目で見られる物」に特化させることに成功したかどうかにあるのではと思うのです。

 今作品を見ていると、どこかひ弱さを思うのです。それは薄塗りで茫洋としている画風にあるのではありません。
 久野絵画が目指す困難さにあると思うのです。
 久野さんの絵画が心象風景の視覚化だとするならば、自分自身を見つめること、描き進むこと事によって立ち現れてくるキャンバスの世界、そこに身を投げ出して全集中力を注ぐものだと思います。内なる眼差しの鍛錬が大事になるのでしょう。
 ですが、僕は久野絵画を内向きの心象だけではないと思っています。「近代都会人」の見た「近代風景」との対話の記録として見ているのです。その風景とは田舎や山川草木に対する自然美ではないと思っているのです。極端な言い方ですが、久野志野がいつでも、どこにいても、突然五官に襲ってくる「何か」です。彼女の鍛えるべき事は、全身を鋭敏なレシーバーとして常に保つ事、更に精度を上げれる事ではないでしょうか。そういう鍛錬の奇跡がまだまだ絵を覆ってはいない。絵を描きたいし描かねばならないので、無意識的に安易なセンチメンタリズムに流れているように思えるのです。小林麻美さんがその強い「我執」をどう絵と折り合いをつけていくかにあるとしたら、久野志野さんは「我愁」を克服するかにあると思うのです。

 近代社会は非日常を排除し、全てを日常という枠組みで覆い尽くそうとしている。近代以前は時間的にも空間的にも目に見える形で両者の住み分けをしていた。そのことを憧れても仕方がない。人は前に進むしかない。そのスピードを調整することしか出来ないだろう。過去は失われた失楽園として我々に反省の機会を求める。人によっては過去に理想を求め、将来の規範にすべきだと唱える人がいる。更に進んで現在を断罪する人もいる。

 画家が文化活動や社会活動とどう関わるものだかは分からない。だが、絵という形でのその時代時代の息吹の記録者であることは間違いない。

 若い二人、小林麻美と久野志野。同じ建物で場所を違えて大きく見れて良かった。二人は場を安易に同じにしないほうが僕には好ましい。
 小林麻美・・日常の中に全身を目にしてブラック・ホールを掴もうとしている。
 久野志野・・近代風景の中にホワイト・ホールを体感しようとしている。
 (2007・10・20、11・11) 



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by sakaidoori | 2008-01-15 13:56 | ポルト | Comments(4)
2008年 01月 14日

472)④ポルト 「絵画の場合・小林麻美の場合」・油彩  終了・10月20日(土)~11月11日(日)

○「絵画の場合」展  

 会場:ポルトギャラリー
      中央区南1西22
      電話(011)618-7711
 会期:2007年10月20日(土)~11月11日(日)
 休み:月曜休館
 時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)

★お問合せ:北翔大学美術プロジェクト 林亨 電話(011)387-3894

 出品作家:谷口明志、小林麻美、八子直子、久野志乃、大井敏恭、安藤文絵、田畑卓也、レスリー・タナヒル、渋谷俊彦、林亨・・・以上10名。

(小林さんも写真だけを先に紹介します。)

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(部屋の角を利用した展示。立体的に見せたいということ、彼女にとっての立体絵画が見る者にどう伝わるかが問われるところだろう。タイトルの記録が悪いので、後日報告します。下の写真作品は支持体が画用紙風で小品です。)

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 小林さんの作品は3階。

 茫洋としている。が、それ以上に力強い。緊張の中で描ききった強い意志が伝わる。一見すれば、網目模様に囲まれた青春の閉塞状況ともとれる。
 仮にそうだとしても、俯いて出口無しの様子に絶望していない。網の向こうからこちらを見返している「小林麻美」がそこにいる。だが、こういう閉塞状況、見返し根性の絵は彼女の絵画には常につきものだ。あまりに絵が強く、表現力がついた。人によっては文学的解釈に陥りがちになる。彼女が意識的に絵画で追求している、向こう側の世界がどう表現されたかも問題だろう。「向こう側」と言っても「あの世」・「常世」の世界ではない。(以上、2007年10月28日記)

 比喩的に言えば、日常生活の三次元の時空の世界が身の回りにあって、その時空の場とほとんど重なっていて、別種の違う世界と言えばいいのだろうか。瞑想してその空間を体感するというよりも、空間そのものと全身が目になって対峙している時に、向こうのほうから攻撃的に迫ってくる塊のようなもの。逆に、気配の違いに感ずいて、こちらから力づくでこじ開けて侵入したい場。倫理的な、あるいは気持ちが良いとかいう情緒的な世界とは無縁だ。
 物理学は宇宙空間を重力を含めて、四つの力で成り立っているという。小林麻美は「第5の力」を見極めたいと欲しているみたいだ。

 西洋美術は己の美の追求、思想の追求の果てに「造形」という概念に至った。一つの真理の気づき、発見である。「造形」ということばで超歴史的にすべての視覚芸術を理解可能にした。縄文人は「造形」に関係なく「火焔土器」を創造した。我々はその土器に限らず、「造形」という美術的概念で古代文物を把握もし、十分に楽しむことができる。

 小林麻美は画家である。自分の中に嘔吐したい異次元感覚を溜め込んで溜め込んで我慢して、我慢しきれずに吐き出した固まりに別の何かを見ようとしている。小林の目はその嘔吐物に釘付けになるのだ。それを「造形」でくくろうとしている。それは画家の傲慢な幻想かも知れない。もっともっと傲慢に幻想を顕わにすればいいのだ。

 中・大作のタイトルは「網目(もうもく)の景色ー小屋・半月湖・広場」である。網目(あみめ)模様に覆われた風景、その網目を「もうもく」と呼べと作家は言っている。それは「網膜」や「盲目」を同時に意味しているのだろう。区切られた一齣一齣が映像のように網膜に写り、それらは一齣でも独立し、全体でも一つの世界を想定している。しかし、同時に盲目をも意味し、分別のつかないアナーキーな世界かもしれない。

 (直ぐに続きを書く予定だったのに、そのままになってしまいました。以上のような記を書く予定ではなかったのです、あらぬ方向に行ってしまいました。蛇足のような言葉をつづった感じがしますが、これはこれで良しとします。)

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by sakaidoori | 2008-01-14 23:09 | ポルト | Comments(3)