カテゴリ:4プラ・華アグラ( 12 )


2012年 04月 18日

1710) 「佐野妙子 紅露はるか・2人展 vol.7」 4プラ 4月14日(土)~4月22日(日)

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○ 佐野妙子 紅露はるか・2人展
            vol.7


 会場:4丁目プラザ 7階4プラホール
     中央区南1条西4丁目
     電話(011)261-0221

 期間:2012年4月14日(土)~4月22日(日)
 時間:10:00~20:30
     (最終日は~19:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.17)

 北海道教育大OGの2人展。油彩と日本画。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

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 佐野妙子の変わりようには困ってしまった。何が変わったかというと、静かになって、沈鬱になって、暗くなったことだ。
 紅露はるかは、キツサやメルヘン調を落とし、あれこれと工夫して静かに作品の中に没頭している。結婚されたということで、ハネムーン気分の作品もあり、微笑ましい。



○ 佐野妙子の場合


 今展の佐野妙子の暗さ、静かさ、しんみりさは何なんだろう?それに、可愛い女の子などのいなくなった。

 それでは、今展の代表大作です。


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     ↑:「空中スイミング」。


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 絵が暗くなったと言っても、悪くなったのでは。いえ、一点一点はしんみりしていて、今までにない情感が出ていて、とても素敵だ。上の大作も気に入っている。
 佐野妙子の作品は基本的には願望画だと思っている。それも女の子の。ロマンチックで夢見る世界だ。それを油彩画らしく色爛漫に、しかも厚塗りでストレートに表現する。大きく少女を描き込む。少女は余計だと思っていた。充分に絵が少女の気分を表現しているから。
 今回、やっと少女が消えた。消えると同時に、少女気分から妙歴の女性気分だ。箱入り娘を卒業したのだろう。
 大作から少女の消えたのは良いのだが、会場全体から消えたのは実に寂しい。しかも、小品の場合は、可愛さなんかに無頓着な姿勢が良かった。自由だった。今回は、その自由さが影を薄めた。

 少女と華やかさと自由が薄れ、しんみりした世界を登場させた。絵が大人になったのだろう。それは良いことなのだが、大人になってこちらは大いに戸惑っている。


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     ↑:左から、「雪の音 (+3℃)」、「雪の音 (-5℃)」。

 今展の象徴的な対作品。「-5℃」という言葉が耳に残る。「マイナス ゴド」、たいして寒い温度ではないのだが、寒々した数字の響きだ。


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          ↑:「見上げれば」

 見上げれば・・・星が見えればいいのだが、どうなんだろう。



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          ↑:「始まりの朝」。



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 今展の佐野妙子は、何をやっても寂しく見える。しかし、作品は良い。絵とは不思議なものだ。



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     ↑:「melty step」。

 華やいでいる。確かに華やいでいる。透明な空気感と淡い七色、華やいでいる。会場入り口でお客さんを迎える絵だ。ふさわしい絵だ。
 退場する時に、もう一度見てしまう。どうしても、初めの明るい気持ちだけにはなれない。黒い鳥の直線スタイル、楽しくもあり冷たくもある。


○ 紅露はるかの場合


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          ↑:「碧の中の明」。

 空に浮かぶ白い模様は、肉筆そのものではありません。支持体(布)に染められている花柄模様を利用したもの。見事な効果です。


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     ↑:「青い水」。


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     ↑:「north field」。


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          ↑:「あの灯を目指して」。


 たんたんとした青、静かで安定した世界だ。構図にしろ色にしろ、小さくコンパクトにまとめている。なのに僕には威風堂々とみえる。威張ることもなく、極端なことも止め、どうしたら魅入る絵画ができるか、迷うことなく見定めてチャレンジしているみ。画題にほの見えるメルヘン調とは関係なく、詩が生まれそう。
 地味な世界である。絵を描くと言うことは地味な作業なのだろう。地味さが板に付いたような作風だ。もともと頑固な画家だと思っていたが、今回はその一徹さも正直に流れて華を添えている。



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     ↑:「明るい部屋」。


 

by sakaidoori | 2012-04-18 23:28 | 4プラ・華アグラ | Comments(0)
2011年 04月 12日

1491) 「佐野妙子 富樫はるか・2人展 vol.6」・4プラ 4月9日(土)~4月17日(日)

○ 佐野妙子 富樫はるか・2人展  vol.6

 会場:4丁目プラザ 7階4プラホール
     中央区南1条西4丁目
     電話(011)261-0221

 期間:2011年4月9日(土)~4月17日(日)
 時間:10:00~20:30
    (最終日は~19:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4.11)

 大学生・女2人展の次は、その10年後のような女2人展です。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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 油彩画の佐野妙子、日本画の富樫はるか、道教育大学を同期で卒業している。2004年の春が卒業式だ。   今年で第6回だ。その多くを見ている。特に富樫はるかの在学時代の個展には驚きだったから、かなり気にして見ている。ところが見続けていると、ここがどうのあそこがどうのとか細かい詮索よりも、今年も見れた楽しみが先に来てしまって、そして季節は春だし若い作風でもあるから何となく心がなごんでしまって見る目も文章も穏やかになりそうだ。


○ 佐野妙子の場合


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          ↑:「まばたきのま」。

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 今年のメインの大作は真四角だ。S80号か?イメージ画だろう。何を描くと言うよりも、筆の趣くまま力強く色を線を重ねている。例年、人が必ず描かれていたが、消えたしまった。それは良いことのような気がする。

 彼女の画風は「爽やかに輝いて、そして夢追う乙女心」、というものだろう。卒業してからブレてはいないようだ。腕や小手先のしなりがより自由に匠になってきて、小品の水彩画タッチはその気分を益々反映している。その自由さは油彩の大作になると、重ね塗りの重みにこだわっていて、なかなか自由になりきってはいないようだが、素直な輝きは増しているのだが。
 大作の油彩画、もし淡い色の薄い重なりを中心にして、色爛漫に、そしてフリーハンドを多用すれば「爽やかに輝いて」になるのだろう。だが佐野妙子はそれをしない。厚塗りと、いささか大仰な飛沫や垂れを多用する。心の中にギラギラする青春があるのだろう。画面一杯の厚塗り、手抜きすることなく一所懸命な仕上がり、それでいて爽やかな自由を追いかけている。そのギャップがこの展覧会の魅力になっている。


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     ↑:左から 「home」、「光りの森」。

 白馬のような妖精になりたいのか、白馬の王子様を待っているのか?


○ 富樫はるか の場合


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          ↑:①


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          ↑:②

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          ↑:「今宵、白い船に乗って」。

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          ↑:「向こう岸に見える光」。


 随分と様子が変わった富樫はるかだ。
 特に①の絵はいつもとは随分と違う。簡単に言い切れば、沈静なムードの「上手」な絵だ。上手なのだが、富樫風の可愛らしいメルヘンや、何かを追い求める青春心が感じられず、どこか調子が狂ってしまった。横拡がりで木々の姿を等価に描く姿勢に、画家の一点を見つめる真摯さが反映されている。ことさら得意の物語絵画にすることなく、本格絵画として取り組んでいる。木々と天空との境界ラインにほんのりと夢追い人の面影を残してはいるのだが、気韻生動的雅品を追っているのだろうか?今後もこの姿勢が基本になるのか、作風のバリエーションになるのか?


 「今宵、白い船に乗って」何処に行こうというのか?ザックバランに少しヘタッピな白い船だ。この下手さ具合が富樫風で良い。
 ②の作品群、いつになく青で統一されている。絵画の時間はとっぷりと陽は沈み、陽の昇る時間はまだまだというころ合いだ。色の強弱を余り付けず、淡々と一幅の絵本シーンだ。画面の切り取り方が、写真の白い縁なし感覚で、外に外にと淡く拡がっている。
 強弱を付けず淡々と語っている。


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          ↑:「いつか消えてしまうもの (2枚組の一つ)」・(サムホール位の小品)。

 色も幾つかあり動きもあって、今展の中ではかなりムードを異にして見えた。「いつか消える」とタイトルにはあるが、「それでもそこにある」と言いたげな作品だ。珍しく存在感の強い作品だ。


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by sakaidoori | 2011-04-12 16:26 | 4プラ・華アグラ | Comments(0)
2010年 04月 19日

1272) 4プラ 「佐野妙子 富樫はるか・2人展  vol.5」 終了・4月10日(土)~4月18日(日)

○ 佐野妙子 富樫はるか・2人展  vol.5

 会場:4丁目プラザ 7階4プラホール
    中央区南1条西4丁目
    電話(011)261-0221

 期間:2010年4月10日(土)~4月18日(日)
 時間:10:00~20:30
    (最終日は~19:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・17)

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 余りにも女性的な展覧会。しかも、若い2人。若いとはいっても30才近いし、その年齢の割にはロマンとかメルヘンとかが多いのかもしれない。だからといってロマンチック街道まっしぐらというわけではない。何かしら、小さな心のわだかまりがあって、そのわだかまりみたいなものが、絵を描く事によって少しずつ溶ろけていっているような、そんな溶ろけぐあいを見てはあれやこれやと考えている。だから、「何を、どう描いた」という事よりも、腕の運びとか、気持ちのノリ具合とか、進んでいるようで淀んでいるような作家の心音(こころね)をいろいろと想像しては楽しんでいる。


佐野妙子の場合

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     ↑:①「終わらない旅」・油彩(100号並の大作)。

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     ↑:②「ポポロンの通り道」・板 アクリル 小品。

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     ↑:③小品群。


 佐野妙子には三つの流れがある。上の写真作品が参考になると思う。
 一つは、教育大学以来の本格的油彩絵画。古典的ともいえる濃密な重ね塗りだ。自分の中の悶々する気分を吐き出す絵画だと思っている。描く事によって何かが生まれてくるのでは、あるいは生みたいという真摯な作風でもある。
 一つは、心象模様を腕の流れで一気に画布に定着させる。波が寄せては消えて、またやってくる、そんなリズムとしての絵画。水平線のように横に伸びる自由さ。
 一つは、おっかなびっくりながらも年々強めている少女気分的な世界。とても正直なのだが、小品中心でか細い。
 濃密な真摯さ、拡がる自由、正直な気分という三つの特徴。僕自身は自由な腕の振り、そこからうまれる線や色の七変化を期待しているのだが、自分自身のトゲを気にしているのか遅き歩みだ。自分を守りすぎた生き様だったのだろうか?絵を描く事によって自由になろうとしているみたいだ。


・ 富樫はるか の場合

 富樫はるかは日本画。
 日本画特有の「線」を愛し、その線を武器に粘着的に自分の夢物語に迫り、それでは余りに疲れるのでキャラクター絵画でも楽しんでいる。
 最近は昔のようなストレートな悩める青春恋慕的世界からは限りなく遠ざかっている。メルヘンに身を潜めて、その時その時の気分を過激にならずに旅気分で遊んでいる。それでも「旅」というテーマは、軽く物語を紡ぐのには便利なのだが、心穏やかなるぬ物事を思い出しもする。ましてや絵は意図を持って取り組んでも、絵空事としての世界が絵空事でなくなって作家を攻めても来る。身を潜めていた向こうの世界を旅する夢気分が頭をもたげたりする。
 だが、そんなに深刻に見る必要はないのだろう。楽しそうでいて、ちょっともの悲しげな富樫夢路に付き合っていこう。画家本人の風采に似た、飄々とした歩みを楽しもう。

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          ↑:「samsara」。

 小品です。もの悲しい遊園地です。誰もいない遊園地に完璧な円形の観覧車、富樫好みの放物ラインが印象的です。「道」、でしょう。流れ誘われ吸い込まれて・・・三日月が見守っている。小川未明風の童話や、永島慎二の漫画を思い出してしまった。こういうのを見れるのが富樫・日本画の魅力です。
 「サムサーラ」、意味を聞いたのだが忘れてしまった。サンスクリット語でしょう。流れるような優しい響きです。サムサーラ、サムサーラ・・・流れ流れて何処何処行くの・・・。


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     ↑:「無想」。

 どうも、今回の富樫はるかは仏教じみている。人物はそれらしくないが修行をしているお坊さんでしょう。樹が全てを語っている。万物を覆う生命樹でもあり、釈迦の沙羅双樹と理解したくなる。遊園地の絵のように、人が居ない方がよかった。
 彼女の支持体は模様の付いた生地です。その模様を絵として利用しているのです。手抜き画法です。おそらく、花の園としての涅槃を、画面に埋め込み浮き立たせて絵を描き進めたいのでしょう。初めからそこに花がある、そこから始まる。


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 一番左側の「snow」が特に好きなのです。円いラインと円い部分のボリューム感に惹かれるのです。つい夢うつつの世界に引き込まれるのです。菩薩さんの手のひらで遊んでいる迷える富樫はるかのようです。


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          ↑:「イグネシア」。

 富樫はるかの久しぶりに見る香しき異性です。伶俐な死人のような彼氏です。
次は同性愛的「富樫ベルサイユ」だ.



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by sakaidoori | 2010-04-19 20:40 | 4プラ・華アグラ | Comments(0)
2009年 06月 25日

1020) ①4プラ 「佐野妙子 富樫はるか・2人展  vol.4」 終了・4月11日(土)~4月19日(日)

○ 佐野妙子 富樫はるか・2人展  vol.4

 会場:4丁目プラザ 7階4プラホール
    中央区南1条西4丁目
    電話(011)261-0221
 期間:2009年4月11日(土)~4月19日(日)
 時間:10:00~20:30
    (最終日は~19:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・19)

 (二月前の展覧会です。)

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 左からグルッと佐野妙子、富樫はるかの順で会場風景を載せます。

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     (↑:中央の大作までが佐野妙子。以後、下の写真作品を含めて富樫はるか。)

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       ~~~~~~~~~~~~~~


 ○佐野妙子の場合

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     ↑:「気配と余韻」。

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 見応えのある大作だ。
 大作をドーンと奥にすえての展示、これが彼女のここでの展示方法だ。小品群が大作へと導いていく。今年の小品の趣向に一気描きのポートレートがあったことだ。その小品と大作の関係が、今までとは違った佐野らしさに気付かされた。

 「気配と余韻」。
 一人の人物と背景だけという構図はいつもと同じだ。背景が良い。力を込めて丁寧に丁寧に描いている。いろんな色がしっかりと色と色の間を埋め尽くしている。タイトルの「気配と余韻」を表現しているのだろう。感心したのは、ムードに流されずに、気配の隙間隙間、余韻の隙間隙間を強く見つめていることだ。
 もともと油彩らしい厚塗りの画家だ。勢い過多のところがあったと思う。何の為の勢いかが表現しきれてなくて、一所懸命描いたという印象だけが残りがちだった。

f0126829_7544440.jpg 水性による薄塗りのポートレート作品について画家は語っていた。
 「人物が画面から立ち上がるような絵を描きたい」と。画材が水性ということで素直に画家の意を汲んだ小品だと思う。美貌という事を気にせず、その人の佇まいの印象をしっかり描いている。
 ということは、毎回見ている大作の人物画は、その人物が画面から立ち上がることを意図したのだろう。
 絵を見ていると、佐野妙子という画家は生一本で真面目過ぎるという印象を持つ。その細見の風貌に反して、力を込めてキャンバスに対峙している。一所懸命に塗りこんで塗りこんで、絵の具を重ねている。おそらく大学でも一所懸命に力強くデッサンに努めたのだろう。

 「人物が画面から立ち上がる」、それはたゆたゆした立ち上がり方なのか?他を圧する姿なのか?清々しい青年心理なのか?それでも私はいる、という叫びかつぶやきか?
 少なくとも気質的に大作の油彩画にはひ弱さはない。常に人物と背景が、格闘していた佐野・絵画であった。今作は素直にキャンバスの全画面と対話しているようだ。綺麗な綺麗な藪の中を見る思いだ。青春隙間とでも言おうか。


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by sakaidoori | 2009-06-25 08:41 | 4プラ・華アグラ | Comments(0)
2008年 08月 13日

723)NiCoビル ②「道都大中島ゼミ 『版’s展@狸小路』・第四週」 終了・6月30日(月)~7月27日(日)

○ 道都大中島ゼミ
    「版’s展 @狸小路」

 第四週⇒7月22日~7月27日 『いろいろ展』
   (漫画、絵画、イラストレーション、立体等の作品が所狭しと並びます)

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       
 会場:Hanaagura Gallery(ハナアグラ・ギャラリー)
     札幌狸小路マーケットNiCoビル2階 hanaagura
     中央区南3西2(狸小路2丁目)ニコービル2F
     電話
     お問合せ:道都大学中島ゼミ・(011)372-8240
 会期:2008年6月30日(月)~7月27日(日)
 休み:定休・水曜日
 時間:12:00~20:00(各展示の初日は18:00~、最終日は~19:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(7・22)

 会場風景と個々の作品を適当に載せていきます。
 どうしても知った学生中心になりました。もっと個別作品を載せたかったです。中島ゼミ作品は今後も載せて行きたいので、紹介学生も増えていくでしょう。

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 ↑:左から、犬養康太。藤澤大輔、「チャクラ」・シルクスクリーン。 
 僕はどうも犬養作品好みのようです。そのドロー-イングに磨きをかけて欲しい。彼は今春の法邑・出品では少し気合不足だったが、この版画展での一連の作品はなかなかよろしいと思う。

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 ↑:石井誠、「モドキカーニバル+α」。
 ここでもいろいろやっている石井誠君です。


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 ↑:右側のキングのトランプ模様の作品は松本直也、「KING 2.0」・ステンシル。
 小さい作品の中で大きく伸び伸びした作品があると気持ちが良い。左側の小さくて個性的な作品(岩本奈々・「neck lace」)との対比も良い。
 松本君はこの作品のように色なり線ををスポンと表現したり、いろいろと知的操作で画面構成をしたりと、使い分けているようです。

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 ↑:広場のテーブルと壁作品。
 今回の中島ゼミ展ではここのテーブルと壁を気持ちよく広々と使っていました。
 多人数参加と云うことでしたが、会場全体はそんなにゴチャゴチャ感はありません。版・テキスタイルと彼等学生の肩の力を抜いた、それでいて自分のしたいことの片鱗を披露した作品群ではなかったでしょうか。

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 ↑:杉原友紀、消しゴムスタンプ。
 今回特に興味を引いたのは、杉原さんの消しゴムスタンプです。
 見てしまえばなんてことはない技法ですが、不思議に新鮮でした。そして、彫りやすく直ぐには磨耗しにくいという特徴を生かしてアラベスクな模様の作品を出品していました。原版の向きを変えてスタンプを押していけば、無限大に増殖していく装飾の世界が想像されます。
 作家がちまちまと彫っている姿を思い浮かべると、目の前の消しゴム原版がいとおしくなります。同時に限りない価値に見えてきます。

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 ↑:杉原友紀、「三匹のこぶた」・消しゴムスタンプ。

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 ↑:左から、(作家名が分かりません。教えていただければ幸いです。)「少しだけ笑顔がやぶけてしまったエリーの肖像。三上いずみ、「ワラビモ」(本です)。

by sakaidoori | 2008-08-13 12:09 | 4プラ・華アグラ | Comments(0)
2008年 07月 11日

690)NiCo ハナアグラ「道都大中島ゼミ 『版’s展 @狸小路』」 6月30日(月)~7月27日(日)

○ 道都大中島ゼミ
    「版’s展 @狸小路」

 第一週⇒6月30日~7月6日  一文字Tシャツ展
   ゼミに関わる全員の、一文字をテーマに個性豊かなTシャツを展示
 
 第二週⇒7月7日~7月13日 版画展
   シルクスクリーン版画を主に、現役生・卒業生の作品の展示

 第三週⇒7月14日~7月20日 テキスタイル展
   型染め、シルクスクリーン、ステンシル等の技法を駆使した布作品の展示

 第四週⇒7月22日~7月27日 いろいろ展
   漫画、絵画、イラストレーション、立体等の作品が所狭しと並びます

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       
 会場:Hanaagura Gallery(ハナアグラ・ギャラリー)
     札幌狸小路マーケットNiCoビル2階 hanaagura
     中央区南3西2(狸小路2丁目)ニコービル2F
     電話
     お問合せ:道都大学中島ゼミ・(011)372-8240
 会期:2008年6月30日(月)~7月27日(日)
 休み:定休・水曜日
 時間:12:00~20:00(各展示の初日は18:00~、最終日は~19:00まで)
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 ギャラリーのオープン時の場所は狸小路からの階段を上がって直ぐのところにありましたが、中の方に移動しました。そんなに広い場所ではないので、グルッと会場を廻って探してください。

 道都大中嶋ゼミの4週間の連続展示です。今回は第2週の「版画展」です。27日まで続くので、一度は立ち寄ってはいかがですか。

 キオスク店舗のような黒塗りの狭い空間と、ビヤガーデン風の広場の壁面やテーブルへの展示です。


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 ↑:会場内部の風景。二枚をつなげればほとんど全景です。

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 ↑:外の広場の展示風景。かっこの良いニギニギしさです。どこかに渋さのある展示です。会場のムードがそんな気持ちになったのでしょう。
 テーブルは橘内さんの作品で、小品を沢山持ってきて心地良い自己顕示欲でした。


 以下、個別作品を何点か載せます。

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 ↑:八鍬淳二・左側は「夜明け」、右側は八鍬君自身が着ていたTシャツ作品。
 八鍬君はTシャツへのスルクスクリーン染めを専門にしているとのことです。「夜明け」は久しぶりでの版画作品とのこと。動物そのものや動物を連想する形にこだわっているようです。

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 ↑:左側は中村理紗・「五月病」、右側は住吉道直・「いいやつ」。
 両名とも低学年だと思います。


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 ↑:大泉力也。(タイトルは省略。)
 小品です。茫洋としてはいますがコンパクトにまとまっていました。値段が気になるところでした。
 作品によっては販売もしているとのことですが、会場に販売価格の明示があったほうが鑑賞者には親切ではないでしょうか。

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 ↑:関谷修平
 コーナーは関谷君が占めていました。小品を眼鏡をはずしてまじまじと見てきました。

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 ↑:犬養康太、「いやだちゃん」。
 これはなかなか良い作品だと思う。木版画風に背景に模様を付けたり、色もどぎつさを落して平均に見れる工夫をしたり、構図だとか、昨年とは違ってそつなく仕上げています。
 何といっても彼特有ののブラック・ユーモアが楽しめます。ベイビーは出刃包丁を持っているのです。


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 ↑:左から、岩井玄・「もみもみ」、山田祐輔・「ペンギン処理工場」。


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 ↑:松本直也、「バールのようなもの」。
 松本君らしい作品です。都会らしさは直線として収められ、スポーツ好みの躍動感に皮肉精神を織り込んでいます。


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 ↑:橘内美貴子、左から「ズン!ズン!ズン!」、「beeeee」。
 橘内さんはとにかく沢山の出品でした。小品が全体の流れを演出していたと思います。彼女も小品が多かったので、価格がきになりました。


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 ↑:通路壁面の橘内コーナー。

by sakaidoori | 2008-07-11 16:04 | 4プラ・華アグラ | Comments(2)
2008年 04月 16日

601)NiCoビル・ハナアグラ「共振展(石井誠・大泉力也)」・シルク 終了・4月1日(火)~4月7日(月)

○ 共振展
    -石井誠、大泉力也による版画、絵画作品展
       
 会場:Hanaagura Gallery(ハナアグラ・ギャラリー)
     中央区南3西2 ニコービル2F(狸小路2丁目)・hanaagura
     電話(06)6311-3322
 会期:2008年4月1日(火)~4月7日(月)
 休み:定休・水曜日
 時間:平日→12:00~20:00
     土日祝→11:00~20:00
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・4)

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 道都大3年生のシルクスクリーンを中心にした2人展。
 学年・性・技法は同じなのだが異なる方向性の二人が、共に好きな音楽に絡ませてどんな風に『共振』できるかを確認しようとしている。


○ 石井誠
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 会場のムードは石井君に有利のようだ。彼は綺麗に見せるということを時にはかなぐり捨てて制作する。シルクが基本だが、シルクを表現技法の中心と定めることによって、間接技法では収まりきれない情念・情熱を吐き出そうとしている。まだまだ小出しだから、きっと大きく吐き出す時があるだろう。
 その小出しさがこの会場にあっているようだ。油彩、ドローイング風版画、スケッチと小品をいろいろ出品している。
 自分という不可視な部分をエネルギーで掴み取りたい石井君。今も充分に若いがもっと若い少年時代に、彼は何かを閉じ込めたという不安を持っているのではないのか。今、美術表現という手段で、一つ一つをこじ開け、同時に自己表現の間口を広めようとしている。


○ 大泉力也
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 ↑:「逆さの見方」・シルクスクリーン。

 大泉力也、詩的な表現者だ。僕は上の作品が気になったし、良い作品だと思う。沈んだ緑色が中心を空気のように覆っている。色合いといい、意味も無く抜けた感じが良い。
 だがなによりも良いことは彼の気質がストレートに出ていて、その気質に触れ合えることだ。気質ー彼は線の細い人だと思う。繊細と言うのか、スーッとした細い感受性・美意識の持ち主では。そういうものが外に表現されることに静かな喜びを抱いているのではないのか。そんな彼の素直な心音がこちらに抵抗感無く伝わってくる。そのことが僕には上の作品を見ていて何か安心感というのかホッとした感じになれて好ましく思える。
 だが、強い美意識の持ち主はその見ばえの線の細さに反して、美に対する強い信念を持っているものだ。そこのところが微妙に石井君と違う感じだ。

 もちろん、自分の感性を素直に出すだけでは作品の将来はおぼつかないだろう。今始まったばかりだ、大泉君の表現の旅は。

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 (今展の会場は少し大泉君にはかわいそうなところがある照明や壁紙の汚れなどなど。だが、若いから良い経験だと思えば良いのだろう。)

by sakaidoori | 2008-04-16 22:23 | 4プラ・華アグラ | Comments(2)
2008年 03月 30日

579)NiCoビル ハナアグラ「森本めぐみ・展」 3月24日(月)~3月31日(月)

○ 森本めぐみ・展
       
 会場:Hanaagura Gallery(ハナアグラ・ギャラリー)
     札幌狸小路マーケットNiCoビル2階 hanaagura
     中央区南3西2(狸小路2丁目)ニコービル2F
     電話(06)6311-3322
 会期:2008年3月24日(月)~3月31日(月)
 休み:定休・水曜日
 時間:平日→12:00~21:0020:00
     土日祝→11:00~21:0020:00
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・29)

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 ↑:左側の大きい作品は「ひみつしかない Gyaraxy」。
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 ↑:「HZを想う I imagine Habitable zone.」<Habitable zoneは恒星(太陽)の周りに同心球状に拡がっている生物(人間)の生存可能領域のことです。ー作家の説明より>


 今年、森本さんは札幌高専を卒業、そして岩見沢の教育大学に2年次で編入入学。

 非常に印象的な絵を描く人です。目、口のきつい描写、赤の多様さと黒の配置などが見る人に強烈な印象を与えるのだと思います。
 それと、漫画的絵画あるいは落書き的絵画という特徴が、こちら側にいろんな物語を生みます。決して彼女の絵は説明的というのではありません。彼女自身がノートの片隅にびっしりと落書きをして、その絵が自分自身の分身として遊び悩み始める。その一齣に色付けし、絵として立ち上げていった、そんな感じで森本・ワールドを見ました。一枚の絵の裏側に幾多の彼女の想念・妄想を想像してしまうのです。しかも、風船が弾けて爆発しそうなエネルギーが絵の裏側に見えて、圧倒されそうです。それは、多感な若さと言ってしまえば簡単ですが、画家自身の普段の表に出さない心の葛藤と思うと、絵の中の人の心の二面性や絵の可能性を考えてしまいます。

 ところでアニメ的絵画として奈良美智の睨みつけるような少女絵があります。森本さんとの違いで言えば、奈良の少女にも奈良自身の分身的要素が在るとは思うが、少女自身が自立した存在として自動運動しているように見える。それは奈良の情念というよりも、「視覚的思想」と言った方が近い。その点、森本さんの主人公は画家・森本を抜きにしては独り立ちできない絵画としての弱さも感じる。この弱さは、人間・森本が心の裏と表を見透かせれるようになった時に、画家・森本の中でどう成長するか。

 今展は見せる展覧会というよりも、画家自身が一歩引いてエネルギーを溜め込むといった感じが強い。これからの学生3年間の静かなスタートでもある。いつもは目のように見える花は、この絵では主人公の口に見える。それは口を塞ぐ役割しか与えられなかった。直に、部屋一杯、花で狂おしく覆われる展覧会を見ることが出来るだろう。


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 ↑:「マザーマザーマザー Mother.Mother,Mother.」


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 ↑:左から、「しずかにもっとしずかに Silent more and more」、「かれではなくとも I'm not him but...」、「こぐまウーマン A little bear woman」。



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 ↑:「インプレッシブ・フライト Inpressive flight」



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 ↑:「あのこはわたし」

 (森本めぐみさんからタイトルと作品の関係、タイトルの説明を頂きました。有難うございます。)

by sakaidoori | 2008-03-30 20:52 | 4プラ・華アグラ | Comments(3)
2008年 03月 24日

567) 4プラ「佐野妙子 富樫はるか 2人展、vol.3」 終了・3月4日(火)~3月9日(日)

○ 佐野妙子 富樫はるか 2人展、vol.3

 場所:4丁目プラザ 7階4プラホール
    中央区南1西4
    電話(011)261-0221
 期間:2008年3月4日(火)~3月9日(日)
 時間:10:00~20:30 (最終日は18:30迄)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・9)

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 2人展は今年で3回目、その間に渡辺さんが加入しての3人展を1回しているので、ここでは4回目ということになる。僕は3回目の観覧なのだが、4プラという処が年齢的に合わなくて、記憶の回路がおかしくなっている。それで、この展示会をここでの基準点にしたいので、何としてもこれからも継続的に載せていきたいと思う。

 つまらない個人的な気分を書いてしまった。
 会場は入って左側の壁が佐野妙子。いつものように公募展的な油彩の大作がある。奥のほうにあるのだが、この展示会の顔だ。今回の佐野さん、少し様子が変だ。随分と厚塗りを抑えた。小品では夢現(うつつ)の世界から白昼夢的凄みのある絵を描いている。ピンクがまぶしかった。現在変化進行形である。
 夢見る女心、揺れる女心、妖しき女心と当世若者女性心理描写なのだろう。いろいろと試みているのが好感を持てる。

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 ↑:「花蜜」。今展の個人的お気に入り。
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 ↑:「春ツモル」。どこか、齋藤周の影響が感じられる。かえって、同時代の響き合いがあって面白い。


 富樫はるか
 
  富樫さんはキャラクターものと日本画の二本立て。取り立てて今展で劇的変化を起こしたとか、変化の兆しとかは気付きませんでした。我が道を行くというスタイルです。変化というよりも、少しづつ絵を深めているといった感じです。

 彼女は基本的には連作を好む表現者だと思います。それが絵本になったり、一枚のアニメの場合でも漫画的にストーリーを想像させるという風になります。
 日本画の場合は何枚かの組になるのですが、最近は2枚一組で発表しています。対効果による描かれていない時間とか空間の自然の移ろい、人間味(青春)を仄かに垣間見せるという手法です。物理的制作時間の制約がこういう手法を選んだと思いますが、結果的には富樫スタイルにまで高めたいという意気込みも感じられます。

 拙い写真ですが、掲載作品の対効果を確認してください。
 上の対作品。学生時代の青だけによる内に篭る空想上のロマンが、いろんな色の選択・実験によって、自然色の中に心象を表現しています。
 下の対作品。絵本による滑稽な展開、日本画の几帳面な心象描写、それだけでは飽き足りない富樫絵画の一断面です。ストレートなあやかしの世界です。




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by sakaidoori | 2008-03-24 11:24 | 4プラ・華アグラ | Comments(0)
2007年 05月 21日

191) 4プラ 「House展」・企画展 ~5月24日まで

○ House展

 会場:4丁目プラザ 7階4プラホール
    南1西4
    電話(011)261-0221
 会期:5月16日~5月24日(木)
 時間:10:00~20:30 (最終日は18:00まで)

 4プラ7階の「華 AGRA」さんの名刺を頂いたので、アグラさんの企画だと思います。沢山の参加者で派手でにぎにぎしく展示されています。派手ですが総合タイトルが決まっているので、とんでもない方向にだけは行っていないようです。「家」というテーマで小さな空間を家だらけにしようというものです。
 
 出品作家を列記します。(無断でシリウス通信の記事をコピーしました。後で挨拶に行きます)

 阿部雄冬、Anna、石尾真穂、石井誠、gla_gla、紅露周平、小山あかり、佐々木愛、佐野妙子、JAMANI、Jobin、高誠二、高幹雄、田中くみ子、富樫はるか、内藤ヒナ、早坂まみ、原田ミドー、hiura(p)、ヒロポン、平塚翔太郎、Pater、PAUL、前川アキ、maco、三浦恵子、森迫暁夫、森本めぐみ、山口大樹、山口哲志、脇坂淳。総勢31名です。渡辺陽子さんは僕の行った段階では不参加でした。他にも不参加の人がいるかもしれませんが、確認は取っていません。

 「家」ですから入り口のカーテン(富樫はるか)やその辺の飾り付けから展示は始まります。はいって直ぐに目に付くのは森本めぐみさんです。顔です。きつい目です。、二十歳ぐらいの学生だとアグラさんは言っていました(1987年 恵庭市出身。現在、札幌市立高等専門学校在籍)。2月頃でしたか、栄通記でも紹介した石井誠君もしっかり発表しています。前川アキさんはいつもの自分の作風です。木枠にはまった作品です。不思議と似合います。それでも、いい機会だから、喫茶・ピピンでしたような普段しないような展示方法もあったのではと思いました。もう一度見てみたいものです。2点出品しているのがこの人らしい。原田ミドーさんは昨年の立体展でいじけた前かがみの人物像を沢山並べていましたが、同じパターンで小さな家を並べています。知っている人の作品は、「こういう場を、どう攻めるんだろう」という感じで見てしまいます。たくさん知らない人がいるので、名前と作品を記憶にしまいこむなどできません。
 お祭り展です。4プラは若い人の行くところだと思います。僕のような中年は少し恥ずかしいものがありますが、美術展だと思うと気持ちをふるいだたせて行っています。小さな世界の寄せ集めですが、結構自己主張していて見応えが有ります。「栄通記」愛読の中高年の読者の皆様、4プラホールがどんなところか確認を兼ねて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。24日の木曜日の6時までです。参考として写真紹介をしておきます。

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 ↑入り口の富樫はるか作品。「夢の世界にいらっしゃい」と誘っています。

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 ↑いきなり「森本ワールド」を見せ付けられます。印象に残る作品です。彼女だったらテンポラリーやミヤシタの民家をどういう具合に飾るのだろうと思ってしまいました。反対側のかわいいだけの絵画と好一対でした。

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 ↑入り口からの全体像。

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 ↑左:石井誠。右:原田ミドー。



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↑左:前川アキ。右:jobin、「とちも じかんも すむひとも ちがっていても つながって」。天井にくっついているのと、ぶら下がった紐と、床の白い作品。

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 ↑左側の奥の部屋。奥の床に置いてあるボストンバックは森迫暁夫。楽しく家から旅立とうとしているのでしょうか。この人の描くキャラクターはいつも口を開けて笑ってばかりいます。三省堂の明快国語辞典には「家出」を「こそっと、誰にも言わず静かに家を出る」というようなことが書いてあったのを思い出しました。隣に傘を持った女性が鑑賞しています。この日は雨模様・・・・この人が家を出るときには傘だけを持って、ズック靴なのでしょうか・・・。

by sakaidoori | 2007-05-21 15:54 | 4プラ・華アグラ | Comments(5)