栄通記

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カテゴリ:【震災跡地2回目の旅】( 4 )


2012年 10月 25日

1844)④「南東北旅行 (フェリー)・・南相馬市・・女川町」 2012/10/4(1日目)・仙台港付近(宮城県)



 無事仙台に付いた。どこに行こうか?出口には目立った標識もなく少し思案。とりあえず進路を左に向けた。
 キリンビールの工場が見えた。ここの資材が津波で押し流されるのをテレビで見た。通りすがる目には異常は何もない。

 海岸の方面に向かって「海洋公園」という標識がある。見晴らしの良い所があるかもしれない。そちらを目指したが、公園にはたどり着かない。仕方なく脇道に入る。荒れ地がかった所を通ると、学校らしい建物が見え、被災地が目の前に拡がった。


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     ↑:(上の地図の①)

 仙台市立中野小学校


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 先ほどまでの旅行気分が吹っ飛んでしまった。一気に見ることに集中する。
 小学校がある。おそらくこの辺は海岸を埋め立てた新興住宅街だったのだろう。建物の基礎の残骸が区画にそって沢山ある。多くは解体されたのだろう。それでもまだらに家屋が無惨な姿をさらして立っている。震災後1年半が過ぎた。建物の持ち主と連絡が取れないのだろうか?仙台の街の裏側と言っても、直ぐ近くだ。大都市の直ぐ傍なのにまだまだ撤去作業も充分ではないようだ。


 ぶらぶらと歩いた。1時間ぐらいか。

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 近くに土手があり、そこからの景色だ。左側の向こうが海だろう。川が流れている。恐らく、この辺は埋め立て地を直線に近い形態で流れているのだろう。


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     ↑:(上の地図の左側の②地点。)



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 遠くに同じような建物が見える。多分、人は住んではいないだろう。学校近くに車を止めて北向に歩いた。北に行けば行くほど家屋が密集している。あのアパートのような建物辺りは民家で一杯なのだろう。恐らく全て津波に飲み込まれたのだろう。


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 真ん中の白い車が我が愛車、その奥に見えるのが小学校。元に戻った。



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by sakaidoori | 2012-10-25 18:36 | (震災跡地2回目の旅) | Comments(0)
2012年 10月 24日

1842)③「南東北旅行 (フェリー)・・南相馬市・・女川町」 2012/10/4(1日目)・船中 仙台港付近(宮城県)

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     ↑:(7:46。)

 最上階の軽食コーナー&ロビー。


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 この船のセールスポイントというべき展望回廊。船体の左側にしかない。反対側は食堂。苫小牧から仙台の場合は海しか見えない。朝陽を拝めるのだが、この日は強い曇り模様だ。


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 コンサート室内。
 この船は毎日催しものをしている。昨晩はマリンバの二重奏だった。


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 白ドレスの女性の腕、なかなかたくましい。さすがはマリンバ奏者だ。
 赤い若手の奏者はサブということを意識しすぎて迫力不足だった。彼女からボディー・パーカッションを簡単に習った。体を叩いたり、足踏みしたりしてリズムをとるのだが、はまりそうだ。強弱強弱の二拍子しかしらないが、言われるままに叩くリズムが「エイト・ビートです」と聞くと感動してしまった。サザエさんの冒頭リズムだそうです。


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     ↑:(7:54)


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     ↑:(8:36)

 10月4日の朝食。コーヒーにパンにバナナにヨーグルト。


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 午前9時半頃の仙台港岸壁を載せます。着岸側です。


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     ↑:(タグボート。)


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 だだっ広い空間に、ことさら震災の傷跡を見つけることはできない。異様に鉄骨が多いが、復興のための資材か?それと関連して重機も目に付く。なんとなく寂しい感じがする。


 反対側の岸壁も載せておきます。


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 倒れたように見える煙突があるが、あれはああいうものだろう。それよりも、囲いの内側で工事をしているのがわかる。重機がこまめに動いている。建物の壁も何やら汚れている。海水を被った跡だろうか。



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 歩行者用の通路が船体に延びてきた。いよいよ仙台だ。旅が始まる。

by sakaidoori | 2012-10-24 09:41 | (震災跡地2回目の旅) | Comments(0)
2012年 10月 16日

1828)②「南東北旅行 (フェリー)・・南相馬市・・女川町」 2012/10/11(8日目)・仙石線陸前小野駅(宮城県)

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 昨日(10月14日、8日目)は鉄道記念日とのことだ。それを記念して駅の報告から旅を始めよう。

 旅行中、幾つかのJR駅を見た。休止中の駅も多かった。
 写真の駅は仙石線・陸前小野駅(宮城県東松島市牛網字上江戸原)だ。仙台と石巻の間にある駅。松島方面の海岸から走って、たまたま駅を見つけた。この周辺の状況から、てっきり休んでいる駅と思った。が、何となく人気を感じた。中にはいるとしっかり使われる駅だった。キオスクもあり、店員のおばさんもいる。運行を伺うと、この駅が始発で石巻に走っているとのことだ。仙台方面は不通だ。


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 一日4本の電車が出発している。仙台方面へは矢来駅からの代替バスを利用することになる。昨年の9月の旅では、石巻からは代替バスで松島に行った。かなり復旧したことになる。

 線路は単線なのだが、駅は二本の電車が止まれるようになっている。こうしないとすれ違うことができないからだ。ところが、一本の線路は不必要なので、その線路をつぶして停車場を簡易で作っている。そんな工夫された駅構内と周辺の風景を載せます。


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 以下、左回りの風景です。


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 この辺りは間違いなく被災地だと思う。海水も到来したと思うが、無事稲を実らせたようだ。駅構内などの草の色が変だ。田んぼ跡地も何となく一様ではないみたい。
 恐らく、見える方向に真っ直ぐ進めば崩壊した家、あるいは更地になった跡地を見ることができるだろう。道の都合上、右折の道を見つけられず、景色の向こうは確認できなかった。が、数㎞先の海岸近くは見た。ひどいものだった。


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     ↑:(昭文社発行「復興支援地図」・1000円より。)


 現地は左下の赤く囲んだ所です。地図の橙色は震災地域。非常に正確で当地訪問には必携でしょう。
 当駅もドップリと橙色で囲まれている。



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 ③に続く。

by sakaidoori | 2012-10-16 05:42 | (震災跡地2回目の旅) | Comments(0)
2012年 10月 15日

1826) ①「旅 (フェリー)-仙台-南相馬市-飯舘村-白石市-女川町-多賀城市-(船)」 帰りの海の上

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     ↑:(2012/10/13 7:38 太平洋フェリー「きたかみ」船上にて。)


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     ↑:(同時刻)


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     ↑:(7:39。この日の日の出は5時42分頃。)



 2012年10月3日(水)から10月13日(土)まで、南東北を車で訪問した。行程は概ねタイトルに書いたとおりだ。
 目的は昨年の震災跡地を見ることに尽きる。
 仙台から海岸線を可能な範囲まで南下すること、そこを見ること、どなたかと会話ができれば、というものだ。一望できる山にも登りたかった。幸い手頃な山にも会えたし、以上の目的は果たした。

 行き着いた進入禁止地域から、ぐるっと左回りに廻って、反対側の太平洋岸に行く予定だった。それは止めた。いろんな地域も見れて悪い計画ではないのだが、相当時間を費やしそうだから。地図を見てあらためて思ったのだが、単純に反対側に行く道などない。別の機会に原子力発電所立入禁止地域の西側に行くことにした。

 予定を変更したので、時間に余裕ができた。同じ道を北上しても面白くないので、内陸側の白石市を抜けて仙台に戻った。というか、一端、被災地を見るのを避けたかった。風光明媚とは言わないが、普通の田舎風景を見たかったから。通り道に飯舘村があった。うかつにも、「飯舘村」を通るとは思わなかった。村内は特に交通規制や出入り禁止の立て札はなかった。民家周辺には人の気配は無かった。一人屋根に水を流して除染していた。その辺りに駐車して散策していたら、自警団の人に駐車を咎められた。「誰も住んでいませんから・・・、この辺は放射能が多いので危ないですよ」と立ち退きを促された。止めているところがいけなかった。堂々と広い道路に駐車すべきだった。
 福祉センターと除洗センターに固まって人がいた。
 とりたてて緊迫したムードはなかった。が、当然ながら不思議な雰囲気だった。

 昨年の9月、女川の被災地を見た。今回の旅の北限をそこに決めていた。1年間で、どのくらいの回復がなされたのを見たかった。見てきた。その後、女川原子力発電所をそれなりの近さで見ることができた。これは収穫だった。

 当然ながら、街々の名所旧跡も訪ねた。博物館関係を多く見た。


 多くのことを見た。多くをここで語りたいが無理だろう。実際、昨年の9月の東北旅行に関しては何も報告していない。だが、今回はそういうわけにはいかない。何故悲惨極まりない現地を、失礼さを伴いながら見に行くのか、それを写真紹介するのか、その理由も含めて少しは記していきたいと思う。時系列で進むのは止めよう。その時の思いつきで、現地の写真を載せよう。古墳や城跡や線路の紹介をしながら。


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     ↑:(8:59)

 フェリーに乗る醍醐味はこの光景に尽きるだろう。もちろん、陸上からでも海と空だけの写真は撮れる。撮れるのだが、海のまっただ中で撮るのとはわけが違う。気分が違う。もっとも、船中生活で常時感動している景色ではない。海の彼方に陸を探したり、何かがないかとあてもなく見渡していると、突然そこに海があるではないか、空があるではないか、雲も、と感じ入るのだ。


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 スカートからの透ける光が朝を際だたせる。



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     ↑:(10:36)


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 仙台も似た風景だろう。これらが破壊されたのだ。行く時に仙台港を見たが、素人目には被災跡が分からなかった。相当なスピードで回復させたと思う。物流の一大基地だからだろう。


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     ↑:(10:46。苫小牧港にて旋回中。11時着港の予定時刻にピッタリだ。)



f0126829_10583878.jpg →本日の朝食。

by sakaidoori | 2012-10-15 11:20 | (震災跡地2回目の旅) | Comments(2)