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2012年 10月 06日

1821)「大門愛・陶展 在 ーariー」 G.コケティッシュ 終了・9月26日(水)~9月30日(日)

大門愛・陶展 

      在 ーari
     


 会場:Gallery coquetish(コケティッシュ)
       中央区南1条西23丁目1-1 朝日ビル2F 
      (1階に薪ストーブ屋があるビル)
     電話

 会期:2012年9月26日(水)~9月30日(日)
 時間: 11:00~19:00 
      (最終日は~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーー(9.30)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 大門愛は、この春に北海道教育大学陶磁研究室を卒業した。工芸作家としては、これから先が本格的な修行だろう。
 在学4年生時から、同級・盟友の高橋あおば君との2人展など、精力的に発表をしていた。当館では先ほどの高橋あおば君との2人展を経験している。それらの経験を踏まえて、いよいよ今回が初個展だ。こういう個展はなるべく見ておきたいものだ。


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 今展は、何をさておいても真ん中でドーンと構えている大鉢に注目しよう。
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 間違いなく「鉢」なのだが、オブジェと見たって構わない。このドップリとした造形感覚、乳房が葡萄状に膨らみ拡がっていく古代土器を思う。若人の溌剌な意欲や生命力が直に伝わってくる。表面はキリキリ紋が処狭しと騒いでいる。大門流縄文だ。それにしても立派な大きさだ、見事な装飾だ。
 乳房か臀部か、膨らんだ部分は空洞だった。内側からぐるりを軽く叩くと、小さな金属音が適度に音色を替えて耳を楽しませてくれる。もちろん、キリキリ紋や内側の肌触りなど、触る楽しみも充分にある。

 鉢だから内側の青色は土に隠れる。樹を植えれば、青色はわずかにしか見えないだろう。土と鉢表面を強調させるために今回は薄目の青だ。もし、将来純粋オブジェとして発展することがあれば、内側の色や模様はどんな風になるのだろう?そういう楽しみを残した「大鉢」でもある。


 鉢ばかり語りすぎた。他の陶器を紹介して大門展にさようならをしよう。


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 これはビールでもお茶でも構わない万能コップだ。
 なんだか意匠が仏前の小道具みたいだ。だから、十個、二十個、三十個と高く積み上げて、そういう塔を何本も立てて、墓標のような森を連想してしまった。作家は積み上げることに興味を示さなかったが、同席の学生は「重ねてみたいわ」と、何となく同意してくれた。何の意味もないのだが、同じものがそこにあれば、積んだりばらしたりと遊びたくなる。


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 この作品が大門愛を知るキッカケだった。大鉢とは違って、両手のひらに置いて愛でたくなる。いつ見ても楽しませてくれる。

 白くて大きなオブジェがあった。またいで遊びたくなる仕草だ。撮影ミスをしてしまった。


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     ↑:(ギャラリーのあるビルの1階の様子。この薪屋さんのようなテンポとギャラリー空間は全然連動していません。)

by sakaidoori | 2012-10-06 08:00 | コケティッシュ | Comments(0)