栄通記

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カテゴリ:サテライト( 13 )


2014年 03月 11日

2367)②「2013年度北海道教育大学修了・卒業制作展(札幌)」サテライト (&岩見沢) 終了/2月7日(金)~3/9(日)

  


   
2013年度 
北海道教育大学
修了・卒業制作展
 




 【札幌会場

 会場:北海道教育大学・札幌駅前サテライト
     中央区北5条西5丁目7
      sapporo55ビル4階 
      (紀伊國屋書店札幌本店の入居しているビル。)
     電話

 1期:2014年2月7日(金)~2月20日(木)
 2期:2014年2月24日(月)~3月9日(日)

 時間: 10:00~21:00
      (土火祝日・最終日は、~16:30まで。)


 【岩見沢会場】

 会場:岩見沢市有朋交流プラザ(JR岩見沢駅直結)
     岩見沢市有朋町南1番地1 JR岩見沢駅複合駅舎内2階

 1期:2014年2月7日(金)~2月20日(木)
 2期:2014年2月22日(土)~3月7日(金)

 時間: 9:00~21:00
      (最終日は、~16:30まで。)
 
  ●一部作品(空間造形)は下記会場で展示

   会場:そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター
   会期:2014年2月11日(火)~2月20日(木)
   時間: 9:00~21:00 


 ーーーーーーーーー(2.10)


 札幌会場(サテライト)1期の様子を報告します。この展覧会は終了しています。岩見沢会場に移動していますが、その展示も終了しました。


 2061)①では、卒業生の部屋を報告します。②の今回は、院生修了作品の部屋です。



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   ↑:右側2点が山越美里、右側が村岡陽菜



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   ↑:全て清武昌




 油彩研究学徒の3人展だ。なかなかのものだ。




◎ 山越美里の場合



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   ↑:「Paseo Rosa」・2273×1818㎜ 油彩 綿布。




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   ↑:(上掲の部分図。) 






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   ↑:「closure」。




 山越美里は壁が好きだ。と同時に、対象をでっかくま~るくボリューム感たっぷりに描く。壁と大きなボリューム感とは両立しがたい感じだが、そういう人だ。上掲の大作2点を見ればわかる。


 「壁」は意味深だ。が、彼女の場合は「絵画的窓」に通じるものではないだろう。象徴的意味合いも今はないだろう。支持体(キャンバス)としての壁か。
 でっかくま~るい対象に近づいていく、その表層が壁だ。それだけのことだ。その表層(皮膚・面)を見つめながら、そのまま後ずさって表層だけを描く。それが彼女にとっての壁だ。しかし、そのまま表層を描いていては絵として発展しない。絵が自動運動を起こした時、今回のような形でいろんな遊びや可能性が加わる。つまり、でっかくま~るい仏の手のひらの中で、表層のみが絵画として発展していく。だから、もっともっと発展させないといけない。

 ようやく大きなものを自覚的に大きく、しっかり見つめて描き始めた。
 おそらく、彼女自身がキャンバスという大きな壁を見つめては、ミクロにマクロにイメージが拡がり始めたのだろう。
 院修了だ。これからが真の壁(真っ白な支持体)の始まりだ。膨らみと発展しつつある姿を期待しよう。





◎ 村岡陽菜の場合


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 作品の青と床の青がいい感じ。それに、黒い色も味の素だ。





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   ↑:「float through」・1620×1940㎜ キャンバス 油彩。





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   ↑:「remembrance」。



 夜、闇夜、たそがれ、暗い青・・・川を見つめている、道路を見つめている・・・それらは流れ行くもの、時間や人の痕跡だろう。どこか懐古調で、何かのイメージに浸っている。気分は過去だ。絵画がことさら未来志向になる必要はない。むしろ宝庫は過去にあるのだろう。その過去のイメージと見る者のイメージがどこかで重なるか?もし、幾らかでもダブることがあったならば、何が生まれるか?描き手は見る人のために描いてはいない。同じ人間として社会に生きているから、無意識的に何かが共有されることを期待しているかもしれないが。

 作家の過去的なイメージがいかにしたら強いリアリティーを生むか?過去の再構成ならば、写真という手強い敵がいる。肉声で塗り込めていく絵画、いかにしたら強いリアリティーを生むか?





◎ 清武昌の場合


 彼は今月末に二つの個展を開く。特に深川の東洲館では大々的になるだろう。その様子を報告したいと思うので、ここでは作品を簡単に載せるだけにします。





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    ---------



 ただいま海外へ旅行中です。

 明日も予約投稿をしておきましたので読んで下さい。

 金曜あるいは土曜日から再開します。もしコメントがありましても、そういうことですから返事はおそくなります。



 それでは今後もよろしく。


by sakaidoori | 2014-03-11 07:00 | サテライト | Comments(0)
2014年 03月 07日

2361)①「2013年度北海道教育大学修了・卒業制作展(札幌)」サテライト (&岩見沢) 2月7日(金)~3月9日(日)

  


   
2013年度 
北海道教育大学
修了・卒業制作展
 




 【札幌会場】

 会場:北海道教育大学・札幌駅前サテライト
     中央区北5条西5丁目7
      sapporo55ビル4階 
      (紀伊國屋書店札幌本店の入居しているビル。)
     電話

 1期:2014年2月7日(金)~2月20日(木)
 2期:2014年2月24日(月)~3月9日(日)

 時間: 10:00~21:00
      (土火祝日・最終日は、~16:30まで。)


 【岩見沢会場】

 会場:岩見沢市有朋交流プラザ(JR岩見沢駅直結)
     岩見沢市有朋町南1番地1 JR岩見沢駅複合駅舎内2階

 1期:2014年2月7日(金)~2月20日(木)
 2期:2014年2月22日(土)~3月7日(金)

 時間: 9:00~21:00
      (最終日は、~16:30まで。)
 
  ●一部作品(空間造形)は下記会場で展示

   会場:そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター
   会期:2014年2月11日(火)~2月20日(木)
   時間: 9:00~21:00


 ※ (詳細はパンフを拡大して確認して下さい。) 


 ーーーーーーーーー(2.10)


 札幌会場(サテライト)1期の様子を報告します。この展覧会は終了しています。現在は岩見沢会場に移動していますが、その展示も明日の金曜日までです。


 この①では、卒業生の部屋を報告します。②で、院生修了作品にいきます。



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 それなりの部屋に、日本画、油彩画、彫塑、立体造形、デザイン、木材工芸、染織作品が所狭しと並んでいる。賑々しくて実に心地良い。何より学生展らしい。2期の作品群も見たが、この部屋の元気良さが一番と思った。ぞんざいな部屋構造も学生向きだ。
 もっとも、展示学生にとっては余裕の無さが不満かもしれない。広くて、天上が高くて、照明もビシッとした会場を求めているかもしれない。何よりここの会議場的雰囲気が気に入らないことだろう。

 正直、全作品に好感を持った。が、全員紹介は無理でしょう。無理なく進めていきます。





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   ↑:山田亜侑、「ありのまま」・1000×1500×1000㎜ 羊毛 流木 押し出し発砲ポリスチレン。



 血に飢えた巨大モンスター、とおもったら「うさぎ」さんです。ミミの無いのがセールス・ポイントのようだ。

 作品は巨大なのだが、しぐさからか愛嬌といじらしさでふてぶてしくない。等身大の仲間という親しさがあった。
 こちらも頭を下げて、「お早う」、「行ってきます、ごきげんよう」と日々挨拶がしたくなった。それにしてもミミのないうさぎはうさぎらしくない。「ありのまま」というタイトルとも似つかわしくない。「うさぎをミミで見るな、うさぎ全体で見れ」、ということか。全てを特化して見るな、の意か。耳無しうさぎに山田亜侑、覚えていて損はない。





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   ↑:佐藤佳奈子、「四季彩」・1600×3200㎜ 岩絵具 水干絵具 胡粉 墨 水金箔 銀箔 雲肌麻紙。


 大作を描ききった。花鳥風月という古典的画題に正面からぶっつかっていった。総決算としての努力と技量を思う。が、どうしても古典的な具象花鳥風月を見ていて惚れ惚れするというわけにはいかない。
 確かに若々しさと現代的感性がそこかしこに顔を出している。3匹の鹿の関係を人間社会に置き換えたらどうなるのか?鶴の天に向くくちばしに何かを求める欲求があるのだろう。赤い◯と黒い◯は太陽と月か。しかも赤い◯は写る姿も描かれていて暗示的だ。いろいろと構図なり画題の展開に工夫がある。それでも花鳥風月では刺激が薄い。見る方もここに安住できれば一番いいのだが。「刺激が、刺激が欲しい」。





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   ↑:貴志絵理華、「紫陽花」・1818×2273㎜ 土佐麻紙 岩絵具 胡粉 墨 パネル。



 こういう一所を見る眼に会うと心が躍る。葉陰の暗い部分があるとわくわくしてしまう。だから、個人的には小鳥など不要だ。が、画家の描きたい世界は僕の求めるのとは違う。微かながらも小鳥や蝶や葉の舞い姿が必須なのだろう。画題の紫陽花はそういう小さき者たちを受け入れる住み家なのだろう。だから、華やかな花も必要なのだろう。心地良い世界として。





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   ↑:北村優美、「白椿」・1818×2273㎜ 土佐麻紙 岩絵具 胡粉 パネル。



 「白椿」という題からして作品のムードをより妖艶にしている。

 前作と同じように一所を描いているが、こちらの花は仮の姿だ。花という実像からは限りなく離れる。中央から下方の白く輝く花姿、上部の闇夜に浮かぶ真っ白な花、それらを繋ぐように幾つかの花が上空から舞い落ちる。全ては絵画全体を支配するものに奉仕しているようだ。画家の求める美という理想郷から。更に一歩進めれば情念情欲というエロスも垣間見えるが・・・さて、どこまで画家は進むのだろう。







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   ↑:打川大恵、「永炎」・1818×2273㎜ 土佐麻紙 岩絵具 胡粉 墨 パネル。



 紅蓮の炎だ。しかも炎の中には網の目状の球体がある。それは燃えているのか燃やされているのか?
 大作でもあるから炎の激しさはより大胆だ。が、意外におとなしくも感じる。おそらく、シンメトリーに収めたからだろう。「永炎」は「永遠」の意味も含んでいるのだろう。永遠なる世界は動きがあるようで、本質は静かなものかもしれない。画家はそういう「永遠」を見つめているのだろう。炎と子宮のような円球を通して。




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   ↑:青木千夏、「湖畔」・1818×2273㎜ 土佐絵具 岩絵具 胡粉 墨 銀箔 パネル。



 湖畔の白き波模様に画家の心は捕らわれたようだ。波打ち際そのものにも気持ちがいく。寄せては引く水の姿。ただただみつめるだけ。その美しさに心が奪われて、一心に描くだけ。








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   ↑:山崎綾華、「快感」・2273×1818㎜ 油彩 キャンバス。



 アッと驚く山崎綾華だ。グロテスクを交えながらシュールに、ちょっと性欲を、かなり妄想をいかんなく発揮している。他人の目を気にせずに、「描くんだ!」という姿勢が良い。技術的拙さもシュールな良い味になっている。なりふり構わずに、しかし画面一杯を有効利用するんだ、頼もしくもハッピーな山崎ワールドだ。

 それでは折角だから部分図を載せます。



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f0126829_15532734.jpg 生真面目な裸婦エンジェルを描いていた人が、かくも変身した。良いことだ。
















 なかなか充実した部屋だ。続編として、もう一回報告したいのですが未定です。
 間違いなく院生修了作品は報告します。

by sakaidoori | 2014-03-07 06:56 | サテライト | Comments(0)
2013年 11月 12日

2302)「絵画専攻選抜展 道教育大学岩見沢校美術コース」サテライト 11月5日(火)~11月17日(日)




絵画専攻選抜展 

北海道教育大学岩見沢校美術コース 
    



 会場:北海道教育大学札幌駅前サテライト
      中央区北5条西5丁目7
       sapporo55ビル4F
       (札幌紀伊國屋書店の入っているビル。) 
      電話(011)221-4100

 会期:2013年11月5日(火)~11月17日(日)
 時間: 平日 ⇒ 10:00~21:00
    土日祝 ⇒ 10:00~16:30
     (最終日は、~16:00まで。)

 【参加学生】
 伊勢菜々美(日本画・3年) 小島小夜(デジタル絵画・4年) 遊佐千裕(油彩画・3年) 花田麻里(版画・3年)   


ーーーーーーーーーーーーーーーーー(11.09)


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 「選抜展」、第三者にとっては多大な期待を作品に求めたくなる。DMには、「この1年間、もっとも頑張った学生を紹介します」とある。いつになく砕けた言葉で親近感を覚える。つまり、学校側が、「もし教育大学から全国展に選抜するならばこの学生たちだ」という選考ではない。卒展も近いから4年生は参加しにくいし、期待値と共に、1年間の学業態度が評価されての選抜展だろう。見る僕らからも、「頑張って下さい」とエールを贈ろう。



 全体の印象・・・具象中心で堅実な世界。心象というかイメージ中心の画風、しんみり調で地味な感じ。

 会場を左回りで掲載していきます。



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   ↑:小島小夜(デジタル絵画・4年 札幌大谷高校出身)、Photoshop 2Lサイズ 2013年8月~11月。



 小品ですが全16点。手描きやパソコンを利用してのプリント作品。

 「チョッピリ寂しい女の子(男の子)心」、そんなイメージだ。「相手に何かを伝えたい、関わりをどう持とうか、そこで私はどんな顔をしようか」、揺れ動く乙女心(小島小夜・心)です。

 こういうイメージ作家は作品にならなくても、デッサンでもメモでも、湧き上がれば直ぐにでも筆が走ってどんな紙にでもチョチョッとメモでしょう。それを後で見ては、また夢は膨らむ。その作業をどれだけ日常化できるかが卒業後の課題ではないだろうか。吐き出すというか、イメージを視覚化する、作品の質は後からついてくるのだろう。


 何点か載せます。そのタイトルで、学生が表現したいことを連想しては。
 卒展は近い。その時もこんな感じでもっと一杯になるのだろう。



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   ↑:左側、「伝えないということ」。
   ↑:右側、「生命を抜かれるような」。




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   ↑:左側、「花に孵る」。
   ↑:右側、「言葉を口にするということ」。



   ---




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   ↑:花田麻里(版画・3年 釧路北陽高校出身)。



 見事に水平線が中央を貫いている。そして色は淡い。

 人が水平線に視点がある時、何を見ているのだろう?強く水平線を見ている、何も見ていない、どちらかだと思っている。
 何も見ないとは、何となく自己漂白に浸るとか、拡がる海景色に身を任せるとか、そんな風な受け身の姿勢だ。どうしても、時空は過去的になり、今と過去とを往き来してイメージを静かに喚起させて絵として姿を現す。

 もっとも、上掲の右側の作品は、学生の言葉によれば海をイメージしたもので、実際に海を見ているのではない。が、見るものにとっては同じようなものだ。「海→イメージ」、「イメージ→海」、この二つが永遠に繰り返されていく。



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   ↑:「79年目の海」・910×606㎜×3枚組 木枠に綿布 ジェッソ 顔料アクリル絵具。


 根室の海。祖父を見舞いに行っての病院からの窓景。「79年」を描きたかったのだろう。



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   ↑:(上掲作品の部分図。)




   ---




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   ↑:遊佐千裕(油彩画・3年 福島県立福島西高校)。



 ゴワゴワした粘着的な雰囲気とアッサリ感が同居している。生命現象を楽しんでいるみたいだ。



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   ↑:「瞬き」・F50 2013年10月 油彩 キャンバス。


 やはり発散と収縮が同居している。きっと、イメージかもしれないが何かをチャンと描いて、チャンと見せたいからドロドロした雰囲気でも整頓感があるのだろう。



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   ↑:「抜けた先」・F100 2013年6月 油彩 キャンバス。



 この粘着さ、拘り感は興味津々だ。今はこういう定型に納まりがちだが、この枠を外して、その感性をいろいろな画題なり手法で試したらと思った。

 福島県福島西高出身だ。生まれもその辺りなのか?だとすると、感性は道内人とは随分違うだろう。海を画題にしている。やはり、震災の影響か?



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   ↑:(上掲作品の部分図。)




   ---



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   ↑:伊勢菜々美(日本画・3年 岩見沢東高校出身)。



 綺麗な作品だ。描写力もしっかりしている。子宝のようで、優しく可愛い雰囲気。細長い枠が一層日本画らしい。

 目録に、「今年になって、細長い画面に惹かれるようになった」と記してある。極端な細長さは艶なる響きがある。今は娘が画題だが、学生の成長と共に娘も成長するかもしれない。妖艶な女性が出てきたら・・・それは単なるこちらの願望なのだが。




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   ↑:「春愁ふ」・M50 2013年7月 雲肌麻紙 岩絵具。



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   ↑:(上掲作品の部分図。)





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   ↑:「景」・100×523㎝ 2013年10月
 雲肌麻紙 岩絵具。




  ~~~~~~~~~


 追記のような雑感:

 ここの大学生は発表の場が沢山ある。教育大学全体の恒例展覧会(7月展、卒展 他)、当館での研究室展、自主的な研究室展、有志展、私的な個展。それに、大学を離れても、一般公募展、他からの選抜選考等による作品発表と、他人に見せるには事欠かない。
 となると、サテライトでの教育大生の発表意義なり意味を、どんな風に位置づけるのかという問題になる。今までのところは授業延長としての作品展という形をとっている。それでいいのだが、「見せる場」、「腕を振るう場」、「交流する場」はきっちと確保されないといけないだろう。

 こちらの方が大事なのだが、ここでの作品の質の中で垣間見る学生の動向やモチベーション、なにより指導している教授陣の心意気、指導スタンス、展示させる意味も問われるだろう。多大な国費も行使されている場だ。単なる授業の顔見せ展では寂しい。JR札幌駅にも近い。道外の美術関係者に、「是非、サテライトを」と言われる場でありたい。

by sakaidoori | 2013-11-12 13:49 | サテライト | Comments(1)
2013年 11月 05日

2291)「デジタル絵画研究室展 道教育大学岩見沢校美術コース」サテライト 終了/10月21日(日)~11月3日(金)

 


デジタル絵画研究室展 

北海道教育大学岩見沢校美術コース 
    



 会場:北海道教育大学札幌駅前サテライト
      中央区北5条西5丁目7
       sapporo55ビル4F
       (札幌紀伊國屋書店の入っているビル。) 
      電話(011)221-4100

 会期:2013年10月21日(日)~11月3日(金)
 時間: 平日     ⇒ 10:00~21:00
    土日祝・最終日 ⇒ 10:00~16:30

 【参加学生】
 4年:飯野祐里 小島小夜 酒井安莉沙 佐藤すず 竹島亜美  
 3年:白馬茉実 高杉紗苗 佐藤菜摘 佐々木瞳  
 2年:高橋一矢 大田歩夢 松原将隆 天野なつみ
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(10.18)

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 上の写真は今展用のDMです。12名の学生たちだ。出品学生は13名だから、あと一人はどこにいるのだろう? 
 以上の人たちによるデジタル絵画展。


 まずは全体風景です。


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 今展は授業の課題作を展示しているので、作品はほとんどデジタル作品。広義の版画だ。Photoshopを活用してパソコンとにらめっこだ。写真を利用しているいる人、パソコンに手描きしている人、コラージュをしたり、手描き作品を途中で差し込んだりと、いろいろとパソコン習得中だ。

 作品はそれなりに面白いのだが、もっともっと活力ある展示ならばと思う。一人2作は充分展示できる。もっと大きめの作品でもいいと思う。要するに、もっと個々の学生たちを見たいのだ。そのことが「デジタル絵画とは何だ?」とか、「その可能性」をこちらも考えることになるから。狭義の現代美術から、パソコンは外せない。表現の幅を随分と拡げてしまった。

 思うに、学生たちの当館「サテライト」出品への意欲なり、意義の問題だろう。
 確かにここは純粋の美術展示用に設計されてはいない。会議室を展示室にしたようなものだ。部屋は蒸し暑いし、照明効果も期待できない。床の変な模様もすこぶる邪魔だ。釘を打ったりなど、壁をいじくれない。一般訪問者もなかなか来ない。まるで悪い権化のようだ。
 だが、僕はそれで良いと思う。発表の場が在るということは素晴らしい。「こんな空間でも、教育大の学生は凄いものを見せてくれる。力はイマイチだが、意欲は買うね」という噂の発信源になったらと思う。なんたってタダだ。展示の勉強にはもってこいと思う。それこそ空間造形の実地訓練だ。タダで美術展ができるのだ。



 何点か個別作品を載せます。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)


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   ↑:3年・佐藤菜摘、「まちかげ」・写真 スクリーン Photoshop A2。


 大胆な黒が良い。黒の色味は普通だが、「街」と「闇」という二項対立を、広い黒が迷い無くビシッと表現している。要するに、「都会の光と影」だ。明るい世界も、やはり迷宮というか闇に引っ張れる雰囲気だ。表現者の都会観が格好良く出ていると思う。
 佐藤菜摘は絵画を専門としている。デジタルは何かと知っていて得をするくらいの取り組みだろう。絵を得意にするだけあって、作品全体が絵画的だ。





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   ↑:2年・松原将隆、「autumn」・Photoshop デジタルコラージュ A2サイズ。



 「2歳の頃からクルマの絵ばかりを描いてきたカーキチ」とうそぶく。言葉はまだまだ続く。「絵の上達に全てをかけるのは、魅力的な絵で世にクルマの魅力を広げるため。クルマが描ければなんでもかけます」

 素晴らしいとしか言いようがない。全身全霊をクルマに捧げる。エンジニアを目指さずに、クルマの女神、その美の代弁者を目指している。
 今時、クルマクルマと言っても何も特別なことではない。誰でもが持てるし利用する。あまりに普通の存在になった「クルマ」だ。
 だから問題は大きい。普通に「クルマ」を描いても、クルマの女神は微笑むだけで、特段の愛の眼差しを贈ってはくれないだろう。「松原君、そんな大仰な言葉を並べても、君の作品普通ジャン」と言われかねない。悩ましきクルマ道だ。普通に満足するか、普通以上を目指すか、そこが問題だ。
 僕の希望はこうだ。クルマの姿は全然無いが、画面にクルマがひしめいている、そんな絵を期待したい。つまり、画題としてのクルマから、画風としてのクルマ、クルマ心を体現した絵画を。
 2年生だ。クルマの愛玩者から奉仕者になろうとしている若き学徒だ。終わりなき楽しき闘いが始まったばかりだ。楽しみにしている。




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   ↑:2年・高橋一矢、「くも」・Photoshop 木炭 A1サイズ。


 写真で撮った雲(空)が画題に模様だ。木炭を手描きしたりして、最終的にはPhotoshopで抽象画の完成だ。
 左下に人物画が偶然できてしまった。それは良いのだが、ギリシャ風の彫塑像なのが面白くなかった。

 高橋一矢君とは、数ヶ月前のデジタル研究室展でも会った。背が高くて優しくてハンサム男子だ。作品も大きく成長することを期待しよう。抽象画が好きとのことだ。いろいろチャレンジして、一杯一杯見せて下さい。



 会場を左回りで全作品を載せます。あまり良い写りではありません。スイマセン。



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   ↑:左側、高杉紗苗、「たをやかに」・Photoshop デジタルコラージュ A2サイズ。


 ややウルサ系だが、これが彼女の「たおやかさ」なのか。



   ↑:右側、3年・白馬茉実、「未確認生物」・アクリル モデリングペースト 紙 他 B2。


 唯一のアナログ作品。よほどデジタルとは縁が無いのか。こういう絵はもっと大きくか、小品でも沢山だったら楽しいのに。まだイメージが定まらないのか?



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   ↑:左側、4年・飯野祐里、「るふゆめしつたち」・Photoshop A2サイズ。


 タイトルはどういう意味だろう?ま~、難しく考えるなということか。




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   ↑:4年 酒井安莉沙、「沈殿」・Photoshop A1サイズ。




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   ↑:中央、4年・竹島亜美、「air」・Photoshop 紙 インク A2サイズ。

   ↑:右側、4年・佐藤すず、「etude」・Photoshop デジタルコラージュ A2サイズ。





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   ↑:4年・小島小夜、「言葉の無い世界でⅠ」・Photoshop A2サイズ。





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   ↑:左側、2年・天野なつみ、「旅行」・Photoshop デジタルコラージュ A2サイズ。


 青の好きな人か?





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   ↑:右側、2年・大田歩夢、「兆」、Photoshop デジタルコラージュ A2サイズ。




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   ↑:3年・佐々木瞳、「drape」・Photoshop デジタルコラージュ A2サイズ。


 可なり原画と違う色になったみたいです。会場風景のほうがより正しいでしょう。
 


 (作品情報を沢山書きました。間違いがあるでしょう。指摘して下さい。)

by sakaidoori | 2013-11-05 18:25 | サテライト | Comments(0)
2013年 10月 21日

2271)「陶磁研究室展 北海道教育大学岩見沢校美術コース」 サテライト 終了/10月6日(日)~10月18日(金)



 


陶磁研究室 

北海道教育大学岩見沢校美術コース 
    



 会場:北海道教育大学札幌駅前サテライト
      中央区北5条西5丁目7
       sapporo55ビル4F
       (札幌紀伊國屋書店の入っているビル。) 
      電話(011)221-4100

 会期:2013年10月6日(日)~10月18日(金)
 時間: 平日     ⇒ 10:00~21:00
    土日祝・最終日 ⇒ 10:00~16:30

 【参加学生】
 4年:阿部ゆう 大坂夏季 板津奈々子 
 3年:大久保江利子
  

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(10.18)


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 たったの4名の参加だった。ちょっと驚く。学生の焼き物だから作品は小さい。大振りのビックリするようなオブジェがあるわけでもない。普通に日用品のようにして並んでいるだけだ。でも、きっちり会場を構成していて、気持ちの良い学生展だった。
 出品学生の焼き物に対する正直な気持ちが反映されていると思う。研究室全体の雰囲気や何を制作態度にしているかも伝わるでしょう。


 学生毎に、全作品紹介をしていきます。若干、記録や撮影不備なところがあります。すいません。


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 全員のテーマ作品。もちろんビアマグです。




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   ↑:


 唯一のオブジェ作品です。阿部ゆう・作?と思います。

 可愛くやさしく、そして頑張った作品だ。
 こういうのは、焼き物ならではの作品だと思う。沢山作らないといけない。おそらく、作っても作っても作りすぎということはないだろう。だって、石ころの競演が見所だから。




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   ↑:4年・阿部ゆう、「映」。(水面に光の輪郭を捕らえて。)



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   ↑:4年・阿部ゆう、「いい夢みてね!」。(快眠アロマポットです。)


 なんとも楽しい作品だ。



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   ↑:4年・阿部ゆう、「日々」。(丁寧に日々を営む。)


 可愛いばかりが阿部ゆうではないよ。丁寧に綺麗に作れるよ!

 確かにいろんな事にチャレンジしている。一番の努力賞、元気賞、アッパレ賞をあげたい。今後どう進むのだろう?ちょっと気になる阿部ゆうでした。




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   ↑:4年・阿部ゆう、「(テーマ作品・ビアマグ) 燦(さん)」。(乾杯!)







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   ↑:4年・大坂夏季、「Tシャツ」、「パッチワーク」。(タイトルのような、コースターのような・・・。)



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 こんな形で壁をグルリと囲んでいたら・・・そうしたら、「飾りのような、オブジェのような・・・」ものになっただろう。大変だが、見せがいはあると思うが。




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   ↑:4年・大坂夏季、「小さめビアマグ」。(最近ビールの美味しさを知りました。お酒は程々に・・。)


 添え文がいじらしい。僕は人生の定量を飲み尽くしてしまった。只今禁酒、断酒の快適?日々です。

 それはそうと、小振りとタイトルにはあるけれども、他のビアマグもそうなんだが、ゆったりしたボリューム感がそれぞれあって、自分好みだった。





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   ↑:4年・大坂夏季、「モーニングセット」。(マグカップとパン皿です。)






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   ↑:?、「ティーセット」。(?)


 白に見とれてしまって、キャプションを撮るのを忘れてしまった。何となく制作者は覚えているのだが、不記にしておこう。





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   ↑:4年・板津奈々子、「ちょこっとだけビアマグ」。(飲み過ぎないサイズで。)


 部屋全体では色味の少ない作品展だから、青が良く映えていた。






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   ↑:3年・大久保江利子、「そばちょこ」。(一緒にたべたいね。)




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   ↑:3年・大久保江利子、「日向ぼっこ」。(猫のついた薬味入れです。)




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   ↑:3年・大久保江利子、「haco.」。(なんか、ちょっと懐かしい。)


 全作品の中で、唯一普通でない作品。花器に見立てて・・・美しい花に、ドロッとした土臭さをクロスさせている。さて、どこが懐かしいのだろう?



 テーマ作品のビアマグは清らかそのものだった。とても印象に残っているのだが、なぜだか写真には失敗した。他の写真から拡大して載せます。


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   ↑:3年・大久保江利子


 




 2年生作品がなかった。新入部員ではないが、今年は木工を含めて工芸部門への希望学生がいなかったようだ。来年も同じだと大久保江利子さん一人になる。寂しいが仕方がない。それも良いかもしれない。そんな来年のことを一鑑賞者が気をもんでも仕方がない。


 (誤字、誤記等の記載があるかもしれません。不備な記録には申し訳ありません。指摘して頂ければ嬉しいです。)

by sakaidoori | 2013-10-21 14:12 | サテライト | Comments(0)
2013年 09月 30日

2235)「金属工芸研究室展 北海道教育大学岩見沢校美術コース」 サテライト 9月22日(日)~10月4日(金)

 


金属工芸研究室展 

北海道教育大学岩見沢校美術コース
 
    



 会場:北海道教育大学札幌駅前サテライト
      中央区北5条西5丁目7
       sapporo55ビル4F
       (札幌紀伊國屋書店の入っているビル。) 
      電話(011)221-4100

 会期:2013年9月22日(日)~10月4日(金)
 時間: 平日     ⇒ 10:00~21:00
    土日祝・最終日 ⇒ 10:00~16:30

 【参加学生】
 4年:小島宏枝 佐藤歩惟 田島蓉子 増野萌香 
 3年:岩井彩子 狩野 成美  

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.27)


 当日は学校案内のような催しも行われていて、その参加者が適当に出入りしてなかなか賑わいました。
 どなたも一所懸命に作品を見つめているのでついつい声をかけて、◯◯××と四方山話です。
 「富良野からきました」とか、「熊本から来ました」という女性もいます。作品そっちのけでぐぐっと身を乗り出して肥後熊本の話にと、なかなか楽しい時間です。

 そんな会場風景から報告していきます。すっきり爽やか女の、しかも学生の鉄気分を味わって下さい。



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 学生展だが、さすがは鉄だ。ドーンとした作品が目をひく。当然注目を浴びるのだが、作家名を見ると二人に集中している。4年生の佐藤歩惟(あい)と、小西宏枝だ。そいう美術オブジェ的大作と工芸的なジュエリーや職人的な器類も明日を目指して小さく光っている。大物、小物とバランス良い展示なのだが、小品類の点数が少ないのはやはり残念だ。学生展です。ちっちゃくても一杯、これが栄通記の審美眼です。



 目立つオブジェ作品から案内します。
 既に当ブログに登場済みの作品もありますが、それにはお構いなく進めていきます。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)



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   ↑:佐藤歩惟、「先っちょハウス ~住めば都さ~」・400×80×540㎜。



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   ↑:(上掲作品の部分図。)




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   ↑:(記録不備で間違っているかもしれませんが)4年・佐藤歩惟?、「交わらずとも確かに在る」・サイズ可変 鉄。


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   ↑:(上掲作品の部分図。)




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   ↑:(間違っているかもしれませんが)4年・佐藤歩惟?、「風と進む-旅の準備-」、330×330×1500m 鉄。



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   ↑:(上掲作品の部分図。)



 誤解があるかもしれないが、上に載せた全作品を佐藤歩惟としてみた。
 大作だが、大きなオブジェというよりも、小さな生き物(事物)が繋がり続いて大きな流れに、物語になるという作風だ。だから、一つ一つなり、小さな話ならば小品になるし、まとめて膨らませて物語にすれば大作だ。
 空を見れば雲がある、風がある、青がある、動いている、生きている、夢々々。
 お家を見れば道具で一杯、足跡も一杯、お庭にお池にブランコに、夢々々。
 見るもの、聞くもの、触るもの・・・夢ゆめユメの佐藤歩惟だ。






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   ↑:小西宏枝、「CLOUD IN NIGHT」・110×750×1500㎜ 鉄。



f0126829_12252712.jpg   ←:(上掲作品の部分図。)


 (以前にも掲載済みの作品)


 どうも、人体のデフォルメのようだ。人の体型、動き、特に女性のしなやかなリズム感などが原造形としてあるのだろう。そして、その心の微妙な綾を表現したいのかもしれない。
 もちろん、今はしっかり存在を見つめ、大きく大きく表現したいのだろう。大きいことは良いことだ。



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   ↑:小西宏枝、「スリー・スリー」・370×500×1200㎜ 鉄。





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   ↑:3年・岩井彩子、「warmth」・(鍋 330×240×180㎜) (カップ 110×150×60㎜ 銅)



 以前はキリンさんの立体オブジェも作っていたが、「大作はワタシ的ではない」と悟って、一転して小物製作家に変身した。
 自分の体質に早く気づくことは良いことだ。大作のキリン経験も勉強になったことでしょう。
 
 今作、作家自身のムードが良く出ている。おおらかでノンビリで細々したことは気にしない。今は学生だが安定おっかさんだ。
 沢山作ることだ。銅だから金のかかるのが問題だが、人生はいつも何某かの問題を抱えている。美術を選んだのだ。材料費ぐらいは人生にとって当然の投資だ。最後は家族に買ってもらって、材料費の捻出だ。
 なぜだか、いつもお会いする岩井彩子さん!頑張りたまえ。
 




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   ↑:3年・狩野成美、「まろにえ」・260×200×150㎜ 銅。



 こちらも鍋だ。共に3年生。鍋の共演だ。
 まろやかなボリューム感、取っ手の使い勝手、蓋の合わせ具合と、鍋には制作のエキスが詰まっているのだろう。新人の陶作家にとては急須が難しいと聞く。似たような作例かもしれない。そういえば木工作家は「イス」が多い。同じ理由か。

 




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   ↑:4年・増野萌香、「龍」・直径180㎜ 銅 真鍮 銀。




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   ↑:。(記録不備ですいません。)





 掲載していない学生の作品名を記しておきます。

 ・4年・田島蓉子、「再友」・283×362㎜ シンバル。




 いろいろと不備な記載、申し訳ありません。
 会期終了までには少し時間があります。もしかしたら確認のために再訪するかもしれません。






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by sakaidoori | 2013-09-30 13:40 | サテライト | Comments(2)
2013年 07月 18日

2096)②「社会の窓 (道教育大有志9名)」 サテライト 終了 6月30日(日)~7月12日(金)

  
   
社会の窓


北海道教育大学岩見沢校芸術課程
 芸術文化コース・美術コース
8名によるギリギリの展覧会
  
 


 会場:北海道教育大学・札幌駅前サテライト
     中央区北5条西5丁目7
      sapporo55ビル4階 
      (紀伊國屋書店札幌本店の入居しているビル。)
     電話

 会期:2013年6月30日(日)~7月12日(金) 

 時間: 平日→10:00~21:00
     土日→10:00~16:30
     (最終日は、~16:00まで。)

 【参加学生】
  (DMには8名とありますが、当日の目録では9名です。。)
 

ーーーーーーーーーーーーーーー(7.12)


 2095)①、の続き。

 学生の小さなグループ展にしては報告過剰かもしれない。全体の迫力はそれほどではないが、「美術修得中」、というよりも「好きなことしたい、もっともっとしたい」感じが好ましかった。


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 ①で言葉だけですが紹介した佐々木苗作品を何点か載せます。いろいろとやりたい気分を楽しんで下さい。



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   ↑:佐々木苗、「社会の窓」・和紙 岩絵の具。


 高校時代に日本画を習ったとのこと。さすがに上手い。
 「オープン・ザ・社会の窓」ですよ。男も女も窓は開いて風通しを良くしなければならない。窓から、覗き見であれ何であれ、いろいろと見なければならない。
 画家の「社会の窓」は・・・ぎっしり詰まっている。



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   ↑:佐々木苗、「アイちゃんたちとおうちさがし」・立体 iMac Play station。



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   ↑:佐々木苗、「くぎづけ」・立体 DVD 釘 木材。


 確かに釘付けだ。そうなんだ。人生はそういうものかもしれない。意外に釘付け状態は安定していて楽かもしれない。でも、時には羽をのばしたい。美術活動で大いに釘離れだ。



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   ↑:佐々木苗、「季刊マニアックス 7月号付録」・紙。


 思いついたことをパパッとするのですね。というか、それができる人だ。


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   ↑:佐々木苗、「活動報告」・映像。(もう一点、短時間の映像作品あり。)




 他にも佐々木苗はごちゃごちゃ出品している。エライ。
 今回、ここの作品の感想はなくてもいいだろう。その高き制作意欲を、より高く、そして継続でしょう。質より量でしょう。頑張って下さい。



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   ↑:荒井彩美、「圧刺」・立体 はんだ 釘 ビー玉。


 錆びた釘を宝物にしてしまった。





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   ↑:佐藤みな、「窓 A」・模型 スチレンボード等。



 これらの構想を温めて大きく大きく。より意外性が増すだろう。でも、本当は小さな小さな小箱が好きな人かもしれない。それならば、数限りない小箱の部屋と窓を見たい。

by sakaidoori | 2013-07-18 16:21 | サテライト | Comments(0)
2013年 07月 18日

2095)①「社会の窓 (道教育大有志9名)」 サテライト 終了 6月30日(日)~7月12日(金)

  
   
社会の窓


北海道教育大学岩見沢校芸術課程
 芸術文化コース・美術コース
8名によるギリギリの展覧会
  
 


 会場:北海道教育大学・札幌駅前サテライト
     中央区北5条西5丁目7
      sapporo55ビル4階 
      (紀伊國屋書店札幌本店の入居しているビル。)
     電話

 会期:2013年6月30日(日)~7月12日(金) 

 時間: 平日→10:00~21:00
     土日→10:00~16:30
     (最終日は、~16:00まで。)
 

ーーーーーーーーーーーーーーー(7.12)


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 全員2年生という。小物もそろえてそれなりに工夫と頑張りが見える。が、やっぱり遠慮がちであった。もっと拡く大きっかったら良かったのに、と思える作品もあった。2年生だ、これからを期待しよう。

 その中で、会場受付にいた佐々木苗に興味を持った。日本画、映像、デザイン画と、なんだらかんだら沢山の出品だ。質はともかくとして、その心意気、制作意欲、発表態度には、「学生はこうでなくちゃ」と、彼女には大満足した。今後のグループ展では出品数の減点も考慮中とか。そんなバカな。本当に多すぎて困ったときに限界をもうけたらいい。だって、意欲を高める、意欲の交流が展覧会なのだから。


 部屋の中央に壁を設けて、ぐるぐる巻きの通路を作り、それに沿った展示構成。狭い部屋だから、角を曲がった次のコーナーには何があるのだろう?そんなちょっとした期待を持たせる工夫です。

 以下、流れに沿ってほぼ全作品が見れるでしょう。


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 お気に入りの映像があったので、その作品から掲載します。


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   ↑:相原香月、「二足歩行衰退機撲滅運動」。


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 何をしているかというとハイヒールの踵(かかと)を大根おろしのようにして、一生懸命に削っている。そして踵の低い「健康的」な靴のできあがり。名付けて「二足歩行衰退機撲滅運動」。う~ん、素晴らしきバカさ加減、全くの天晴れだ。削りつぶすというアホさ加減が素晴らしい。映像では、削っている動作だけが素早く流れているだけ。しかも美しい。


 さて、次も同じ学生の作品です。


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   ↑:相原香月、「穴」・お面 粘土。


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 これまた何てことのないアホな作品。こういうのは数が勝負だ。10個、20個、30個と多くなったらどうなるのか?同じ仕方ばかりでも問題はないのか?いくつかのバージョンを作るべきか?ともかく、今後の試作品だ。いろいろとアイデアが湧く人なのだろう。
 他の作品もそうなのだが、反復、停止、過剰な消費・・・そんなことに関心があるみたいだ。



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   ↑:花井みか、「Jesus can go nowhere」・インスタレーション 紙 クレヨン アクリル。


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 空間造形、壁面造形?の世界だ。増殖、過剰、そして黒黒黒、とバリバリの主義主張の持ち主かもしれない。
 作品が小さかったのが残念だ。倍、3倍くらいにチャレンジして欲しい。いずれは小なりとも部屋全部だ。ニュー・スター・ギャラリーとか、資料館ギャラリーあたりで試作したらと思う。



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   ↑:三上あいこ、「モリモリベリージャム」・絵画インスタレーション 版画 水彩 色鉛筆 色紙等。



 こちらは明るい。そして色と線で世界をつないでいる。同じく良き試みだと思う。表現を大きく大きく、ただただそれを願うのみです。



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   ↑:三上あいこ、「むこうのキラキラ」・版画インスタレーション 版画 糸 袋 布等。


 やはり上掲と同じ三上あいこ
 彼女と一緒にこの敷物に座ってみたいよ。恥ずかしくって腰が定まらないだろうな。



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   ↑:前田奈美、「近」・写真。


 次回は普通に写真作品として壁でみたいです。大きめに、多めに。



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   ↑:神朱里。左から、「縛り」、「運びや」・(ともに)立体 羊毛フェルト。


 こざっぱりしたのが好きなのか?朱に染まる世界が好きなのか?「何かがどこどこに行く、運ばれる」という流れが好きなのか?



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   ↑:中村美智、「大迷惑書簡」・紙 インクジェット印刷。


 迷惑郵便は困りものだ。でも、ポストに何も入っていないのも寂しい。寂しさと苦痛、それはきっと仲の良い友達かもしれない。その辺の郵便物に対する親近感が、迷惑ではあっても綺麗な「書簡」や「流れ」になったのかもしれない。



 予定に反して一杯載せてしまいました。
 続けて②を書きます。

by sakaidoori | 2013-07-18 13:00 | サテライト | Comments(0)
2013年 03月 05日

1954)②「北海道教育大学 修了・卒業制作展Ⅱ期(札幌)2012年度」サテライト 2期:2月24日(日)~3月8日(金)

  
   
2012年度 

北海道教育大学 修了・卒業制作展
  
 


 【札幌会場】

 会場:北海道教育大学・札幌駅前サテライト
     中央区北5条西5丁目7
      sapporo55ビル4階 
      (紀伊國屋書店札幌本店の入居しているビル。)
     電話

 1期:2013年2月10日(日)~2月22日(金)
 2期:2012年2月24日(日)~3月8日(金) 

 時間: 10:00~21:00
      (土火祝日・最終日は、~16:30まで。)


 【岩見沢会場】

 (省略) 

ーーーーーーーーーーーーーーー(3.3)

 1953番①の続き。


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     ↑:デジタル絵画研・高橋由梨奈、「over/under」・594×841㎜ 紙 photoshop。



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     ↑:同・富山玲奈、「アストロノーツ」・420×594㎜×3枚 紙 Photoshop。



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          ↑:(それぞれ4名の作品。)



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          ↑:デジタル絵画研・田中千絵、「宿る力の森」・1456×1030㎜ 紙 Photoshop。


 デジタル絵画研究室の作品群、デジタル加工という人為性が入っている割には、ムード重視で意外な作品には出会えなかった。
 「デジタル絵画」とは、写真なり絵画をパソコンに取り込んで、色々とこねくり回して(デジタル処理)絵画化することだろう。「こねくり回す」からには、何らかの意図が明快明確に注入するわけで、その加工者の意志なり意図がもっとも問われる分野だと思う。そう言う意味では、制作者の心象なり、とりあえずのイメージを挿入する段階、技術的試作品の段階に思えた。
 思うに、パソコン技術の習得に教授陣は重きをなしているのではなかろうか?「写真なり絵画というオリジナルを『こねくり回す』とはどういうことか?」、「そうすることの有利性と、そうすることの喪失性とは何か?」、「そもそも、原画を再構成再構築して得られる『作品』とはどういうことか?」、「オリジナルを発表するだけで充分なのに、なぜこねくり回したいのか?絵画技術なり写真技術が下手だからか?」等々の議論に欠けているのではなかろうか。僕自身は、「社会性」、「思想性」、「意外性」、そして「アンチ自己表現、あるいは徹底したオタク性」でデジタル作品の動向を見ている。
 おそらく、狭い意味での「現代美術」の主流はデジタル作品が多くを占めると思う。小なりとも利用されると思う。つきつめれば、「現代美術」を担う意欲を教授陣は育むべきだろう。


  ※※※※※※※※※※



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          ↑:立体造形研・片平絹子、「N/W」・1460×1460×2100㎜ 布 針金。


 とにかく綺麗な作品だ。「雪の中で見たら素敵でした」、「搬入中に繊細さが壊れたのが残念です」と受け付け嬢に教えられた。
 雪の中での管理は難しかろう。ならばJR札幌駅ではどうだろう。地下歩道空間は圧迫感があってダメだ。
 おそらく、この作品はいずれは壊される運命だろう。有終の美を公共空間で終わらせたいものだ。


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   ※※


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     ↑:立体造形研・佐藤菜樹、「時間の代(しろ)」・1500×1500×2000㎜ 布 針金。


 大きなモニュメンタル作品の試作品という感じ。時間がテーマのようだが、人の集積に見えた。「人と時間」が問題なのか。大きく育って欲しいものだ。




     ※※※※※※※※※※


・ 書道の部屋



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   (もしかしたら、個別作品と映像の部屋を③で紹介するかもしれません。)

by sakaidoori | 2013-03-05 10:31 | サテライト | Comments(0)
2013年 03月 05日

1953)①「北海道教育大学 修了・卒業制作展Ⅱ期(札幌)2012年度」サテライト 2期:2月24日(日)~3月8日(金)

  
   
2012年度 

北海道教育大学 修了・卒業制作展
  
 


 【札幌会場】

 会場:北海道教育大学・札幌駅前サテライト
     中央区北5条西5丁目7
      sapporo55ビル4階 
      (紀伊國屋書店札幌本店の入居しているビル。)
     電話

 1期:2013年2月10日(日)~2月22日(金)
 2期:2012年2月24日(日)~3月8日(金) 

 時間: 10:00~21:00
      (土火祝日・最終日は、~16:30まで。)


 【岩見沢会場】

 (省略) 

ーーーーーーーーーーーーーーー(3.3)


 概ね絵画の部屋、書道の部屋、映像の部屋という構成。絵画の部屋だけでも載せます。


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)




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          ↑:油彩研・五十嵐あり沙、「-私的生活空間-」、2273×1818㎜ 油彩 キャンバス。


 なんていうか、ヌメッとした湿度感というか、画家独自のタッチが魅力だ。童画気分と青春臭さが同居していて、ムンク調の「叫び」の前で、「壊れようか、それともこのただれ感を楽しもうか」と夢見心地だ。



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          ↑:油彩画研究室・佐々木あかね、「Presentiment」、2250×1800㎜ パネル 布 油彩。

 葡萄の塊がベタベタッとある感じ。きっと暗い気分を表現しているのだろう。葡萄色は血の濁り感、不純感でもあろう。
 それでも意外に薄塗りで淡い世界。もっともっっと腐れた葡萄色で画面を覆い、境界もあるかないか分からないぐらいにドロドロしたら迫力が生まれたろう。そうすれば不安というか、嘔吐嘔吐の世界だ。
 でも、こういう「汚系」の作風は良い。若者らしい。


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     ↑:油彩画研究室・柏木健祐、「絵画」・1620×970㎜ 1620×1720㎜ 1620×970㎜ 板 油彩 テンペラ。


 これは立派な大作だ。ビュリューゲル風寓意画、風刺画だ。象徴、暗喩、比喩なんでもござれだ。それも日本の戦前軍事国家が舞台だから恐れ入った。アンチ国家神道、アンチ軍人、そして当然ながら天皇制批判も感じるではないか。(日本人は戦前の天皇個人、及び天皇制の戦争責任を不問にして今日に至っている。日本を裁いた東京裁判は、確かに見せしめ的要素が強くて、批判されて当然だ。が、米国主導の東京裁判を批判する前に、日本人自身が公的に日本人のしたことを問うていない。そのことのほうが問題だ。この消化不良がある間は、真の戦争教育および高度な外交活動は無理だと思っている。)

 何となくヨーロッパ的風土の仕上がりだ。それは、輸入表現としての油彩の限界か。単に画家のルネサンス気分の反映か。それにしても、物語の追究姿勢と言い、粘っこさ、重厚さはたいしたものだ。この物語の続編なり、違うパターンを続けて見せて欲しい。続けることが、この作品をより一級品にすることにもなる。


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          ↑:油彩画研究室・山崎麻乃、「スピンドル」・2331×1910㎜ 油彩 アクリル キャンバス。


 黄色の自己主張、色爛漫、そして額縁の手作り模様がセールス・ポイントだ。インド絵画特有の無手勝流のサイケと無意味な乱舞には遠いが、静けさや楚々とした日本美をかなぐり捨てて、猪突猛進姿勢にはアッパレだ。おそらく、この大きさでのサイケな世界はあまり経験してないのでは。どことなく何となく手探りというか、遠慮を感じるが、それも初々しくて楽しいものだ。

 黄色を魅せたくて、随分と面積をとった。結果、人間が貧弱に見えたのが残念なところ。黄色も目立ち、画題も目立つ、要するに画面全部が目立つとは難しいことではある。解決は一つ。描き慣れて、作品を発表して客観的にみせることだ。。
 それと、インド風のサイケな曼荼羅画を志向するならば、男女の絡み合い画を思いっきり描き連ねることだ。ことさら官能的に画く必要はない。山崎麻乃風のカーマ・スートラ(性の指南書)にすればいい。
 

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          ↑:(部分図。)


 額装を見て欲しい。丁寧に宝石風に細々と貼り合わされている。浮き彫り仕立ての凝った意匠だ。素晴らしいとしか言いようがない。貝殻も使って、ちょっとセクシーだ。

 
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          ↑:油彩研・伊地知遥佳、「SHAMAN:GECKO」・2273×1818㎜ 油彩 キャンバス。


 これまた、ストリート落書き風のわけの分からん世界だ。きっとそれを画家はねらっているのだろう。腹の底から湧いてくる不可知な力を表現しているのか?
 図録によると鹿児島生まれで、当地で育った人のようだ。ウルサ系の絵画は南国育ちだからか。卒業後は地元に帰るのだろうか?もし北国に残るのならば、この勢いで北の世界を攪乱して欲しいものだ。


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 油彩画、いつになくドロドロ風で粘っこい作品が多かった。その勢いに負けて、絵画研究室の学生を皆な載せてしまった。
 それにしても不思議だ。昨年、この研究室の合同展覧会「油展」をコンチネンタルで見た。その大人しさに少しばかり不満だった。なのに、卒展では楽しんでいる。このギャップは何だろう?おそらく、「油展」は「普段着の発表会」で、力んだ姿を見せたくないのだろう。卒展は「ハレの場」で、特別に一所懸命なのだろう。チョットまずい現象だと思う。「油展」も校外展なのだから、並々ならぬ努力の成果を見たいものだ。


 予定外ですが、②に続く

by sakaidoori | 2013-03-05 09:39 | サテライト | Comments(0)