カテゴリ:アートスペース201( 79 )


2007年 08月 01日

※) アートスペース201 「FIVE ENERGY」・インスタレーション~8月7日(火)

○ FIVE ENERGY

 会場:アートスペース201 5・6F 
    南2西1-7-8 山口中央ビル・北向き
    電話(251)-1418
 会期:7月26日~8月7日(火)(注意:水曜日は休み)
 時間:10:00~19:00(最終日18:00まで)

 参加作家:高橋俊司、端 聡、廣島 経明、朝日 章、野口裕司。
 企画:仲嶋貴将
 協力:アートスペース201

 個々の作家や作家選定傾向に不満があってもみてもらいたい企画展だ。
 2年前に続いての第2回目。作家の顔ぶれを見て、観る前に思ったことを箇条書き風に書くと、

・女性がいなくて、男臭そうなイメージ。
・前回はAzkepanphan(武田浩志)君というポップなノリの青年も参加していて、緩衝材のような場面もあった。女性の無さに加えて更に男臭くなりそうだ。
・端さんの参加していること。彼自身がプロデュース的なことをしている。彼を迎える仲嶋さんの意思、それに応える端さんの意思、二人の公式な返事に関係なく、いろいろ思ってしまう。だが、狭い札幌だ。人脈や作風のクロスオーバーは大歓迎だ。気合の入った作品・場の構築が出来ればそれでいいのだ。

 以下、項目に分けて写真紹介と簡単なコメントを書きます。写真掲載を先にして、早急にコメントを書きます。(他にも紹介せねばいけないことが沢山残っているのです。この項目を頭にします。


追記
※会場に500円でDVD図録の予約をしています。予約者には企画者・仲嶋貴将氏の「皮膚感覚との対話」というパンフレットも付いてきます。図録購読という形で協力者になりましょう。⇒完売しました

※仲嶋貴将氏のHPアドレス  http://www15.ocn.ne.jp/~daisyweb/ 

※以下の文章で作家呼称が不統一です。「省略」、「君」、「さん」、「氏」などです。敢て統一しません。僕自身の文体の問題です。紹介記事としては関係者に不満があると思いますが、深い意味はありません。

by sakaidoori | 2007-08-01 20:16 | アートスペース201 | Comments(5)
2007年 08月 01日

277) ③アートスペース201「FIVE ENERGYー高橋俊司」・インスタレーション ~8月7日(火)

○ FIVE ENERGYー高橋俊司の場合。

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 1958年、江別市生まれ。江別市在住。

 高橋さんは初めての人と思った。人の記憶とは不思議なものだ。やはり試み展、立体展に出品していた。「水辺」というタイトルで、メカニカル的で社会批判の装置のようだった。今作は12年前の旧作だ。企画主旨によると旧作をいとわずという方針だから、あえてこの作品を出品したのだろう。

 油彩(アクリル?)画を葉書大にプリントして3cm程を見せるようにホッチキスで止めた作品だ。ホッチキスは1万発位打たれていている。図柄の変化は印刷上の色むら、照明に当たってホッチキスがピカピカ輝いて綺麗だ。ぶら下げられた歪曲のうねりが心地良さを倍増させている。緑が優しい。何も無い暗い部屋で、巨大ハンモックの下で寝そべっていたいものだ。この作品を木漏れ日の注ぐ木立の間にぶら下げて、太陽を浴びたらどうなるのだろう。止めよう止めよう。アートスペースの窓も音も無く、暗く天井の低い部屋で腕を枕にして寝そべっていよう。

by sakaidoori | 2007-08-01 14:02 | アートスペース201 | Comments(1)
2007年 08月 01日

276) ②アートスペース201 「FIVE ENERGYー野口裕司」・インスタレーション~8月7日(火)

○ FIVE ENERGYー野口裕司君の場合。

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 「皮膚の人・野口裕司」

 1968年、札幌生まれ。1993年、教育大学札幌校日本画研究室卒業。

 会場入り口に今展の挨拶文があった。文意は「美術は見た目の印象から出発する。その見た目の表(表層)から、見えない内側(内奥)を垣間見せることを課題にしている」ということだと思う。

 野口裕司、まさに彼の作品は皮膚そのものを見せる作家だ。企画者の意そのものの人選である。コの字形に組んだ皮膚に映像装置を当てて内側を見せようとしている。同時に、皮膚そのものを外側から見れる照明装置の役割もしている。映像は4時間の風景のようなものらしいが、見る側には照明として目に入る。長くいれば作品(皮膚)と壁がスクリーンとして立ち現れるのを見れるかもしれない。皮膚の内と外を明るみに出し、生物にとって大事な外の世界を映し出す。壁に「日本画」が二点ある。皮膚作品を見守るようにたたずんでいる。作家の説明に依れば「男」と「女」であり、「男根」と「女性器」である。

 野口君は皮膚にこだわる。
それは内側を見せるための方便でも装置でもない。皮膚そのものに埋め込まれたエネルギーにこだわっているのだ。生命体を生命維持装置として成り立たせているのは、外界と峻別する皮膚の誕生によって成立したとも言い得る。自分の占有領域を確定させ、外界の情報の受容装置になり、排除と抱擁(取り込み)を可能にさせるのだ。野口君は作品を作ることによって、自分自身の皮膚感覚を確認している。同時に、見る人の同じ人間性に放り出すことによって、「オレの世界」を拡げようとしている。

 今年の冬に時計台で作品を見た。作品も作家自身も多くを語っていた。社会性も訴えていて饒舌な空間であった。その展覧会が足し算と言い得るならば、今展は引き算である。僕は彼の足し算も引き算も好ましく思っている。今展は「引き算」であり、「暗」であり、「非社会的」でもある。螺旋階段のように足し算、引き算、明、暗、社会性、非社会性の間を行きつ戻りつ高みに登って行くのだろう。野口・皮膚は美の女神を抱くことが出来るだろうか?

栄通記関連記事:12)時計台「野口裕司展」

by sakaidoori | 2007-08-01 11:58 | アートスペース201 | Comments(7)
2007年 07月 31日

※) ④アートスペース201「FIVE ENERGYー朝日章」・インスタレーション ~8月7日(火)

○ FIVE ENERGYー朝日章の場合。

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by sakaidoori | 2007-07-31 10:19 | アートスペース201 | Comments(0)
2007年 07月 31日

※) ⑤アートスペース201「FIVE ENERGYー端聡」・インスタレーション ~8月7日(火)

○ FIVE ENERGYー端聡の場合。

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by sakaidoori | 2007-07-31 10:18 | アートスペース201 | Comments(0)
2007年 07月 31日

※) ⑥アートスペース201「FIVE ENERGYー廣島経明」・インスタレーション ~8月7日(火)

○FIVE ENERGYー廣島経明の場合。

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by sakaidoori | 2007-07-31 10:16 | アートスペース201 | Comments(0)
2007年 06月 01日

203) アートスペース201 「真野朋子写真展」 終了(5月29日まで)

○ 真野朋子写真展  「うつくしきもの」

 会場:アートスペース201 6F 
    南2西1-7-8 山口中央ビル・北向き
    電話(251)-1418
 会期:5月24日~5月29日
 時間:10:00~19:00(最終日16:00まで)

 会場の写真紹介からします。入り口から右回りに、全作品です。
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 写真展を言葉にするのは難しい。その難しさはどこから来ているのだろう。

 真野さんは「うつくしきもの」を「心に残る物」として語っている。あまり沢山写真を撮らないという。気にかかる所に出かけていって、じっくりとと場の空気を溜め込んで気になるものを見つめ写真に取り込むようだ。くっきりと目を見開いたような画像、カラーだがけばけばしさは無い。どこか小品の絵画を見ているようだ。形とそれが持つ雰囲気を捉えようとしているように思える。心象を映し出すというよりも、相手と自分とがフィトッした時がシャッター・チャンスなのかもしれない。十字に鍵など象徴性が強すぎる感じもするが、その場を離れられない野間さん自身がいるのだろう。被写体に自分自身が重なる時を重視しているのだろう。
 人間を撮らない。喜怒哀楽を主張しようとはしない。今展の代表作の大作がまさに「うつくしきもの」なのだろう。自己願望や自己自身も投影されているかもしれない。写真展では珍しく壁一面に一枚だけの展示だ。艾沢さんの展示に触発されての展示方法とのこと。大胆で力強さを感じる。他とのバランスも強弱があり成功していると思う。きっと艾沢的目に見えない世界も真野写真ワールドにしたいのだろう。

 多くの花に包まれた猫の写真がある(下から二枚目、中央の写真)。展示の整合性、主張の統一から言えば不向きな作品だと思う。だが、この作品を出品せざるを得ないところが個展らしくて面白い。全体で表現したい事と、表現せざるを得ない事が戦いあっているのだ。人を撮らないという感性は猫を変わりにして登場させている。作家は人の換わりに猫という意識は無いだろう。

 とても写真展を言葉にしたとは思えない。今展をその出発として記録しておこう。


 

by sakaidoori | 2007-06-01 16:27 | アートスペース201 | Comments(0)
2007年 04月 28日

162) アート・スペース201 「Wunder Kammer」・女性若人展 ~5月1日(火)まで

○ Wunder Kammer  若い女性8名によるグループ展

 会場:アートスペース201 6F 
    南2西1-7-8 山口中央ビル・北向き
    電話(251)-1418
 会期:4月26日~5月1日
 時間:10:00~19:00(最終日は早めに終わります)

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 出品作家
 阿南沙織(教育大4年、視覚映像デザイン専攻)、中林亜沙子(同4年、同専攻)、稲船愛子(同4年、情報デザイン専攻)、木下亜里紗(同4年、同専攻)田中那奈(同3年、同専攻)、門間真貴子(同3年、油彩専攻)、小阪祐美子(CAI現代芸術研究所第9期卒)、中村香織(〈株〉キューズダイニング・グラフィック・デザイナー) 以上8名。

 案内書より、
 ー「ヴンダー・カマー」とはドイツ語で「驚異の部屋」を意味します。
 20代の女の子8人による展覧会です。
 この不思議な世界をお楽しみ下さい。ー

 会場にいた稲船さんと主に会話をしてきた。
 確かに、それなりに、間違いなく面白い。面白いが、8人参加ということで皆さん出品数に遠慮があって、空間が間延びしているのがもったいなかった。若い人の発表では不足の失敗よりも過剰な失敗の方が益があると思う。それと、不足数を指摘すると「時間が無かった」という返事をよく耳にする。わからないでもないが、学生あるいは若い時代に時間が無いというのは困る。が、経験をつむための失敗だ。それと、君たち若い発表者がドンドン出て来てくれないと、鑑賞者は面白くないのだ。少々の批判などは相手にせず、ガンガン自己表現して欲しい。それが一番の鑑賞者冥利に尽きるのだ。
 もう一つ苦言。案内書に「女の子」とある。二十歳過ぎて、自分の事を宣伝するのに子供呼ばわりは反対です。びしっと「女性」でいいのでは。この「子供」呼ばわりは、僕達中高年にも責任がある。若い男女を「この子」と呼ぶのをよく聞く。時代の風潮かも知れないが、「子」呼ばわりは悪いことだと思っている。作品以前の話が長くなって申し訳ない。


 「女(の子)という性、と美」を中心にして集まった仲間達のようだ。かなり刺激的で大胆でもある。4名、写真をアップにします。

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 中林さん「ヤズー」。
 最も肉感的な作品でした。「女、血、窓、布」、こういう作品は出来栄えよりも、表現できることに意義があるのだ。彼女に3畳の部屋を与えたら、どう工夫するのだろう。見てみたいものだ。

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 稲船さん、「いばら」。
 CGです。作品はこの他に少し小さめのが2点あります。コンピューター用の筆で描いてプリントしたもの。画面全体を緩めてないのがいい。作品を1点見ればわかるが、物語を絵画化したもの。グリム童話の「いばら」がかなり残酷なのを最近知って、驚いたとのこと。男性を中性化したり、両性化する傾向があるようだ。どこまで原作を自分の物語にできるか大胆にしてもらいたい。もっともっと描けばキッと自分の中の物語が作品化されることによって、自動運動を起こすことでしょう。もうすぐ、コンチネンタルでグループ展だと思いますが出品するそうです。見に行きます。

 
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 木下さん、「雄花」。
 シンプルで直裁で大胆な写真。「・・許されない楽園・・・それは人間であるがゆえに存在する世界なのか」と作家は問うています。一番上はなんでしょうか、青春そのものですね。もう4点一組見たかった。

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 門間さん、「better days not included」。
 ネール・アートというのですか。爪飾りを標本のようにして展示したもの。5本一組にしてあるのが、変にリアリティーを感じました。一個一個も綺麗が全体のレイアウトも素敵だと思いました。キャプションが作品の綺麗さを否定するかのようにして、やけに大きくて汚くぞんざいなのが若さを感じた。普通に綺麗さで完結した方が良いと思うのだが、これが門間流なのでしょう。

 再び言いますが、他の作品を含めて結構面白いです。テーマは統一されているのですがギクシャクシャクした展示が残念と思うと同時に、次を期待したくなります。


 
 

by sakaidoori | 2007-04-28 00:03 | アートスペース201 | Comments(0)
2007年 01月 21日

27)アートスペース201「北海道教育大学 写真部 学外展」  ~23日まで

○ 北海道教育大学 写真部 学外展

 場所:アートスペース201 5F E室
    南2西1-7-8 山口中央ビル・北向き
 期間:1月18日~23日
 時間:10:00~19:00

 1,2年生の多い写真展です。僕は写真のことは判りません。まさしく印象記です。
 今後、彼/彼女等がどう写真に取り組むかはわかりません。自己表現の一環として他人に晒す作品として、息長く写真に取り組んでもらいたいです。
 強烈な作品はあまりありません。個々の関心の趣くままのものです。それを貫く何かを書けれたらいいのですが、未だ能力不足。写真の技術的なものも解りませんが、あまりそういうものを学生展に求めてないので解らないことが丁度いい。関心のある作家がいたのですが、残念ながら今展では不参加です。

 参加学生、2人を簡単に紹介します。

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f0126829_0271912.jpg 1年生、三橋夏稀さん。人物ばかり撮っていたので風景を撮ったとのこと。たまたま現像して日輪の後背のようなものがでてきてのお気に入り。楽しく緊張しながらも、屈託無く会話が出来ました。作品上のことでなく展示に関しての意見です。自分の写真作品集を編集して用意してもらいたい。写真部なので、常に写真は持ち歩いて欲しい。彼女はまだ1年生だ。4年生までにアートスペースのワンフロアーを貸しきるような意識的なグループ展あるいは個展をしてもらいたい。頭の隅に常に置いておいてください。







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f0126829_0403656.jpg 2年制、芳岡孝将君。人物をくりぬいた、遊びとトリッキーなところが印象に残りました。
 
 今年1年、しっかり写真を見よう。




  

by sakaidoori | 2007-01-21 00:44 | アートスペース201 | Comments(0)