栄通記

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カテゴリ:アートスペース201( 82 )


2013年 04月 23日

2022)①「Bisen OBの彩展 彩vol.7 ~irodori~」 アートスペース201 4月18日(木)~4月23日(火)

   

Bisen OBの彩展 

  vol.7 ~irodori~
           


 会場:アートスペース201 5F DE室 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階 室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2013年4月18日(木)~4月23日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(4.22)


 「北海道芸術デザイン専門学校(ビセン)のOBが集う7回目の展示会」

 卒展で大きくドハデに発表している人達ですが、卒業後はなかなかそうはなれないでしょう。というか、「楽しい絵、綺麗な絵、いろんな絵は描きたいけれど、卒業後はなかなかままならない」、そんな仲間達が持ち寄りで、絵描きテンショウを震い立たせよう、高めよう、「できたら個展もしたいな~」、そんな秘めた思いでの有志展でしょう。総勢38名。今回のテーマは、「joyfull」。ちょっと可愛く、ちっちゃなジョイフル、大事な宝物の入った小箱に明日を夢見ています。


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 以上、D室。


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 以上、E室。


 概ね一人一人の持ち分を決めて、ぴっちっと小綺麗な展示。これはこれでいいんだけれど、僕としては賑やかなのが好きだから、もっともっと作品が見たい。上下に置いたり、個々の間隔を狭めたり、時には左右を犯したりと、展示もジョイフル、5割り増し。あまり完璧平等主義に拘らずに、4、5人ぐらいは3・4点出品とかは・・・。


 さて、個別掲載をします。沢山載せたいのですが、気が向くままにわずかばかりの作品になりそうです。



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          ↑:イラスト専攻 第43期卒業 参加2回目・おおた ちあき、「BOX」。


 水玉模様とかのリズムは見慣れているが、角がまるまった四角形のリズムが妙に新鮮だった。
 単純にもっと大きな作品が見たかった。窓からの黄色い道跡がグルグルッと画面をふんわり横切って、いろんな四角い形や色々の案内役・・・何てことはないのですが、なかなかハッピーな世界でした。



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          ↑:イラスト専攻 第45期卒業 初参加・おかゆ、「Color」。


 今年の卒業生は第45期です。ほかほかの今年卒業生です。
 折角の「カラー」だから、少なくともレインボーの7色は見たかった。できれば1年の12ヶ月、12枚。でも、今年の卒業ならばちょっと無理なリクエストかもしれない。

 びっちりとしっとりと画面を埋めているのが良い。森の中とか、水の中にいるみたい。何かで埋め尽くして、その中で夢見るのが好きな絵描きでしょう。



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          ↑:グラフィックデザイン専攻 第44期 初参加・K_yama、「seasons」。


 彼女は確か、「帰山」さんだったと思います。折角珍しい名前だから実名でいきましょうとリクエストです。で、来年の為に実名で紹介しておきます。

 ちょっと冒険が足りなかったみたい。窓が好きで沢山の窓を画いてみた、画いたのはよかったのだが、画くのに疲れて、その後の工夫まで気持ちが入れなかった、そんな作品みたい。桜もあるんだが、気分は秋色好みみたい。それと、律儀に直線を画くのが好きなようで、茶系と直線で渋い世界におちいりそう。さて、来年はどんな感じで攻めてくるのでしょう。




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     ↑:左側、イラスト専攻 43期 初参加・松本康子、「~プロローグ~」。



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          ↑:イラスト専攻 45期 初参加・土生啓介、「無機物の感情」。





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     ↑:左側、イラスト専攻 40期 4回目・スズキラン、「フォークダンスフェスティバル」。
     ↑:中央、イラスト専攻 45期 初参加・尾形あやか、「繋ぐ」。
     ↑:右側、イラスト 42期 初参加・ガイア、「カイロ」。


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     ↑:(スズキラン作品の部分図。人や生き物を沢山画いている。楽しそう。)





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     ↑:左側、イラスト専攻 40期 5回目・AMI、「institute」。
     ↑:中央、イラスト専攻 45期 初参加・細田哲朗、「階段」。
     ↑:右側、イラスト専攻39期 7回目・あんな、「君のダンス」。


 一番右側のあんな・さん、個展でも見ているから、一層親しんで見れる。




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     ↑:左側、イラスト専攻 45期 初参加・azusa、「あふれて、はきだす。」。
     ↑:右側、イラスト専攻 43期 2回目・sayochi、「Spring Day!」。




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          ↑:イラスト専攻 45期 初参加・輝一、「ゆめうつつ」。


 ドットが好きと自己紹介しています。確かに。
 細かい色づかい、印象に残ります。何を画いているのかが判りにくくて、それが「ゆめうつつ」なのでしょう。小さい世界、細やかさとカラフルさでのめり込みそう。やはり、1点の鑑賞では物足りなくて、こちらが欲求不満になりそう。



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 何だか、隠し撮りみたいな風景写真になりました。
 何を伝えたいかというと、会場には関係者が沢山いて、そして挨拶も元気がよくて若さがムンムンしていました。今年はもうすぐ終了の時間です。見に行くことはできないかもしれません。来年を楽しみにして下さい。


 D室ばかりを順番に載せました。気分はE室も、です。追って紹介したいと思います。
 ②に続く

by sakaidoori | 2013-04-23 14:01 | アートスペース201 | Comments(0)
2013年 04月 07日

2001) 「栗山義勝 TREASURE ISLAND HAWAII展」 アートスペース201 4月4日(木)~4月9日(火)



栗山義勝 

TREASURE ISLAND HAWAII展
          


 会場:アートスペース201 6F A室 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階 室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2013年4月4日(木)~4月9日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーーー(4.5)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 自宅でパソコンをいじるのは何日目でしょうか。
 再開第一号は、栗山義勝さんの<ハワイだらけの、ハワイ大好き、手作りハワイ>という、「トレジャーアイランドハワイ展」です。

 肩を凝らずに浮き浮き気分で、栗山義勝の幸せ空間を一緒に過ごしましょう。


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 今年で氏のハワイ展は何回目だろう?トコトンハワイにこだわる栗山義勝だ。だが、展覧会でハワイの知られざる世界を期待してはいけない。それは、行ったことのない僕でも想像できる世界だ。その世界を熱烈に愛している男がいて、その男の情熱についついうっとりしてしまい、改めてハワイの魅力に感じ入ってしまう。だから、ハワイの魅力も大事なのだが、何かを好きになって、トコトンそこにこだわる表現者が僕にはとても眩しく、本当に嬉しくなってしまう。だから、「ハワイ展」なのだが、「栗山義勝・人間展」と言い換えたいくらいだ。


 
 今年は、見かけはアッサリ風だが、細やかな手作り作品が散りばめられていて、どこか時間が止まったような、のどかな青々ハワイ展だ。カレンダー用の原画12枚と、その額装の中の小物が主役だ。会場中央には栗山ハワイ・ショップと言いたいようなミニチュアが幸せそうに飾られている。


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 真ん中の作品がハワイの1月。左方向に、月が進んでいく。


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     ↑:カレンダーの1月。



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          ↑:3月。


 額装内のミニチュア、可愛いですネ、楽しいですネ、良いですネ。



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 栗山義勝さんは僕のように女の子大好きという方ではなさそうです。でも、海に囲まれたハワイで女性のいないのは寂しいものです。ちょっとサービスして、娘さんの登場です。


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 僕はこの作品が一番気になっている。イラストとスーパーリアリズムが重なってしまい、不思議な気分になってしまった。



 次は手作り?立体作品です。

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 丁寧に丁寧に仕上げている。伺えば、おといねっぷ高校の木工科を卒業されたとのことだ。



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 9日の火曜日までです



    

by sakaidoori | 2013-04-07 20:04 | アートスペース201 | Comments(0)
2013年 03月 01日

1948)「北海道工業大学 写真部 卒業写真展 2013」アートスペース 終了2012月21日(木)~2月26日(火)





北海道工業大学 写真部 

    卒業写真展 2013
          



 会場:アートスペース201 6F A室 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階 室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2013年2月21日(木)~2月26日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~17:00まで)

 【参加学生】
 高見響 酒井樹生 小林直智 向耕太郎

ーーーーーーーーーーーーーー(2.23)


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 変形な四角い部屋で、それぞれの壁に一人ずつの展示。一人あたりの面積は不平等で、いびつだが、沢山出品して、美的調和を考慮しつつ、何とか個性を出そうとしていて元気が良い。とにかく、余白が少ないのが清々しい。


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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     ↑:酒井樹生( みきお)。


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 個性を露わでなく余韻を持たせるべき作風なのに、額装を隙間なく引っ付けて、強い撮影者を印象づける。見せる展示のコツをわきまえた学生だ。

 よほど北海道の白が好きと見えて、「白」を意識した発表だ。この時期の冬をそうていしているのか?巣立つ時期の冬をかみしめているのか?見る方は今の生活でどっっぷり染まった「白」で、この作品群に出会うわけだ。ことさら白を強調するでもなく、気分は思いでムードのセピア感覚だ。個々の作品にのめり込むというよりも、「白い世界大好き」と、撮影者の好みに良い気分で引っ張られる。

 やさしい作品群だ。強いていえばこの「やさしさ」に「強さ」が加われば。それも、未知の領域に踏み込む「強さ」が。しかし、それは今後の課題だろう。すでに「写真」の特性をわきまえた人だ。今後もみたいものだ。


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   ※※


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     ↑:小林直智(あるいは向耕太郎)。


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 一つ一つをきっちと撮っている。モノトーンだから、撮影者の生真面目さが強まっている。
 撮影者は「新しい自己紹介」を提言している。それは良いことなのだが、本展でほ自作品に普通のネーム・プレイがない。ここは普通に名前をいれるべきだろう。本作、「小林直智か向耕太郎」で、おそらく小林直智だろう。写真入りで自己紹介をしているのに、画竜点睛の感がある。


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 こういうわけの分からないのも面白い。古ぼけたものが好きな小林直智?だ。



  ※※



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     ↑:向耕太郎(あるいは小林直智)。



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 記録写真のようだ。極力撮影者の感情を挟まないで、それ自体の魅力を伝えたい、そういう意志を感じる。
 人の写真群も展示して、「人間も大好きだ、人も撮れるんだ」と誇示している。が、やはり「都会」という記録写真のようだ。クールな目を通して世界を見たいのだろう。知性を感じて好きな写真群だ。



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  ※※※※※※※※※※  


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     ↑:高井響



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 スナップ写真として、好きなものを形やムードにこだわらずに色々と見せている。花の接写もある、ならば人の超接写もあれば完璧だと思った。おそらく、人の接写は「スナップ」にならないのだろう。あくまでも自然体を好む撮影者なのだろう。



   ※※※※※※※※※※




 好感を持てる卒展4人だった。今後も、何らかの形で作品発表を継続して下さい。

by sakaidoori | 2013-03-01 23:31 | アートスペース201 | Comments(0)
2013年 02月 17日

1931)「札幌国際情報高等学校 美術部展」 アートスペース201 終了1月10日(木)~1月15日(火)

札幌国際情報高等学校

   美術部展
  


 会場:アートスペース201 
    南2条西1丁目7・山口中央ビル5階
    (東西に走る道路の南側。)
    電話(011)251-1418

 会期:2013年1月10日(木)~1月15日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(1.12)


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 新年早々、いつも楽しみにしている。遅い紹介だが、仕方がない。お付き合いください。

 受付の高校生二人の話が聞けた。その二人から始めます。



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          ↑:2年 安藤沙希・油彩。


 本人は線描画が大好きとのことだ。同じ受付をしていた仲間が、その作品を見せれなくて残念がっていた。僕も線描画が大好きだ。本当にもったいないことである。

 今作は4枚目の油彩とのこと。
 説明文から・・・。自分の気持ちを正直に表現することにこだわった。だが、「素直さ」は「子供心」であり、でも、今の自分は「子供のまま」でいられない・・・。そんなゆれる自分を表現しているのだろう。だから硬い顔の表情になったのだろう。
 ところで、この作品が道展U21に出されていた。今作と同じはずだが、随分と目立って見えた。その時の作品を載せます。


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 特に賞は頂いていなかったが、輝き目立っていた。髪や新幹線に、パラパラっと味の素のようにしてキラキラ点描を散りばめている。焦点を際立たせて、華やかにしたかったのだろう。そして、点描が好きとのことだから、テンテンテンと自分の得意とする腕運びを重ねたのだろう。「絵画」の進化、変化を楽しませてもらった。


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          ↑:2年 坂本舞、「ひととき」・日本画。


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          ↑:2年 坂本舞、「My own」・油彩。


 単純に「上手い」としか言い様がない。困ったことに、二つの作品とも、「描きたくて描きたくて仕方がなかった」という作品ではない。上の日本画は、指導の顧問が日本画を専門とするので、勉強の一環として描いたものだ。下の作品も、「手の習作」のようなことを語っていた。(下の油彩画は、道展U21で読売新聞北海道支社賞受賞。)
 見せ方がしっかりしていて、器用と言うか、才たけていると言うべきか、頼もしい学生だ。
 絵は好きだし、得意という自覚はあるだろう。絵に対する向学心、向上心。研究心も人一倍強いだろう。実際、努力していると思う。それは良いのだが、やはり、「これを描きたかった」という強い姿勢も見たかった。そして、いつかは「なぜ描きたいのか?」、「描くということはどういうことか?」「絵画って何だろう?」、そんな終わりのない疑問がでてくるだろう。既にこれだけ描ける人だ。進学後は、そういう制作以前の果てしなき課題にも取り組んで欲しい。そして、「描きたいテーマ」を模索して欲しい。
 それはともかく、来年も作品を楽しみにしています。



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          ↑:3年 横田葵、「Cold Stone」。


 色んなものを並べている店の様子と、女性像と、背中のガラスがセールス・ポイントのようだ。
 丁寧に綺麗に描こうという気持ちが強すぎて、食べ物自体の魅力を伝えれなかった。店の中の色という絵のの様子は素晴らしいが、店に入りたい女の子心が今ひとつだった。食べ物自体に迫るには遠慮があったみたいだ。何でもかんでもかいてやろうと欲張ったみたいだ。上手くそつなく描けれるから、全体の構図という「絵画」に走ったみたい。「絵にかいたモチ」ではないが、絵なのにしゃぶりつきたいの、絵なのにガラスの美しさに惹かれたの・・・、いえ、いろんな物を愛して格闘して本物らしく見せる横田葵さん、その画家の姿勢についつい入り込んでしまったの・・・そういう面も出てきたらと思った。



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          ↑:2年 上野雅人、「寂しさの中で見つけた」。


 道展U21、「STV賞」。
 渋く明るく不思議さ一杯の作品だ。上手すぎるからコンパクトになり、表面の表情に目が行き過ぎて、不可思議さが減ったのが残念なところ。でも、それは将来の問題にしておこう。

 ところで、この作品にはいろんなメッセージを読むことができる。全体の空気や存在感。水たまりの波のうねる世界。その水たまりの光り輝く中心点の白い穴の世界。誰もいないということ。寂しさとか、希望とか、思い出とか、情念の世界。いろんなことが垣間見える。僕自身は波の模様が人間の営みのように見えて、儚いようでしっかりしているようで、そういう黒の縞模様が今は気に入っている。



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          ↑:1年 野尻悠介、「雨の夜」。


 道展U21、「北海道知事賞」。

 まったく困った絵を描くものだ。しかも1年生だ。
 間違いなく何かを描いているのだが、何を描いているのかがわからいのが良い。雨の滴れだよ、ボックスかで輝く灯りの行進だよ、暗い世界に明かりが灯っている、闇と光の表現だ、しかも、強烈な画家の視線を感じる。一体何を描いているのだろう?
 僕は雨のような「流れ」に魅入った。青春が凝縮しているようだ。
 不思議不思議、気になる野尻悠介君の眼差しであった。


 
 それにしても、どの作品も素晴らしい。今年は特に良い。具象表現に、色の華やかさにますます磨きがかかった。だから、もっと載せたいが時間がない。もしかしたら②に続くということで。


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by sakaidoori | 2013-02-17 23:33 | アートスペース201 | Comments(0)
2012年 03月 07日

1648)①「札幌学院大学・写真部 卒業記念写真展 2012」アートスペース201 終了・3月1日(木)~3月6日(火)


○ 札幌学院大学・総合芸術会写真部 

    卒業記念写真展 2012
     


 会場:アートスペース201 5階全室 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階ABC室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2012年3月1日(木)~3月6日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~16:00まで)
             
 
 【参加学生】
 飛内祐樹 橋本葵 平塚まみ 黒坂仁 酒井駿 佐々木聖里子 

ーーーーーーーーーーーーーー(3.3)

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     ↑:(A室。)


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     ↑:(B室。)


 ワンフロアー2部屋を使っての卒業写真展。

 大きめの写真サイズで見やすく、数も多く、一所懸命に丁寧に展示している。好感のもてる写真展だ。
 6人の参加だが、個人別に一塊にしていない。僕の場合、発表者事に感情移入をしながら見ているので、少々見づらい。際だった個性の違いがあれば別だが、学生の写真表現は微差を最大の特徴にしているので、その微差の意味合いが分かりにくいからだ。ただ、発表者事の展示は、頭を悩ませる必要がない。展示する側にとっては面白味が少ないだろう。
 となると、それなりの個性が露わで、ランダムな展示によっても個性は損なわれず、しかも全体でも個を離れた写真表現にする、それがこの手の理想なのだろう。

 さて、微差を楽しむとは言ったが、今展の場合は出品数も多く、見慣れれば個人差はある程度明瞭だ。
 会場では4人の学生との会話ができた。以下、彼らを中心にして簡単な報告記です。


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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 以上、飛内佑樹
 一目で分かるように、ヨーロッパの建築群だ。建物が好きな撮影者だ。
 二つの事を思った。
 一つは、その歴史的建築写真は力も入っていて、いかにも「僕は建物が好きだ!アー、この石造り建築物、永遠永久に世界に君臨する姿、大好きだ」という気持ちはしっかり伝わる。おそらく、いろんな写真集で見慣れていた建築物を目の当たりにして、撮りまくった事だろう。それは良い。もし、被写体の紹介集ならば合格だろう。一方で、僕らはこういう写真をプロのカメラマンの目を通して随分と見ている。だから、こういう写真群で個性の発揮となると難しい。今作も、撮影者の記憶にすり込まれた「写真群」を再生している感じはぬぐえない。それはそれで学生だから構わない。まさに卒業展だ。

 一つは、あまり「人」を撮るのを得手にしてないと僕は判断した。写真群には全体のリズムを保つ意味を含めて「人の入った写真」もある。たまたまの点景もあれば、情緒表現にもなりそうな「人入り写真」もある。僕はこの姿勢に違和感を覚えた。
 飛内佑樹という学生は建物だけに興味のある人だと判断した。要するに「人」はいらないのだ。ならば、中途半端に叙情を醸し出すような人物被写体はいらないと思う。好きなものを、それだけを徹底的に人に見せる、この一本気な精神が、「オレにとって建物とは何なのだ?」という自覚に繋がると思う。
 写真とは、「自己の情感・思想」と、「被写体の存在力」とのかねあいだと思っている。その両者のバロメーターのどの辺に位置するか、によって個性が定まると思っている。その自覚・自意識を深める為にも発表の徹底心が大事なのと思っている。



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 以上、酒井駿。まだまだ彼の作品は多くあった。

 酒井駿は凄く頑張っている。多くのテーマを散りばめ、大きく沢山発表している。「モー、写真が好きで好きでたまらない、被写体?何でも良いんだ。何でも撮っちゃうぞー」そういう姿勢が伝わる。
 聞けば、写真を始めて2年ほどだ。熱烈猛烈に写真を撮りまくった2年の軌跡展だった。
 こういう人が、「写真部」という恵まれた環境から離れる事は、本人にとっては残念なことだろう。卒業、それは自由な暗室からの離脱でもある。今は恋人体験よりも暗室体験の人かもしれない。

 だが、人はいつまでも学生ではおれない。社会人になったら、自分にあった写真環境を作って欲しい。そして、撮り続けて、良い機会を見つけては「発表」して欲しい。いつの日か、テーマを絞ってドドーンと見せて欲しい。その時には中味を多く語ろう。


 思いの外長くなりました。簡単に②に続きます。

by sakaidoori | 2012-03-07 00:04 | アートスペース201 | Comments(0)
2012年 03月 07日

1649)②「札幌学院大学・写真部 卒業記念写真展 2012」アートスペース201 終了・3月1日(木)~3月6日(火)


○ 札幌学院大学・総合芸術会写真部 

    卒業記念写真展 2012
     


 会場:アートスペース201 5階全室 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階ABC室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2012年3月1日(木)~3月6日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~16:00まで)
             
 
 【参加学生】
 飛内祐樹 橋本葵 平塚まみ 黒坂仁 酒井駿 佐々木聖里子 

ーーーーーーーーーーーーーー(3.3)

 (①の続き)

○ 橋本葵の場合。


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          ↑:「結局ふたりはからっぽだったね」。


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          ↑:「もうすぐ待ち合わせ」。


 物語作家だ。確かにおセンチで女の子らしい、あどけなく可愛いい。ですが、これだけ徹底されるとまいってしまう。一種のナルシズムの世界なのだが、誰でもが持つ甘ったるい思い出に浸りきってしまいそうだ。薄目のモノトーンがいじらしい。
 流れは甘く酸っぱい恋の味で注意を惹くが、肝心の写真構成も悪くはない。特に、切り刻みの構成作品は妄想像が妄想へと膨らむ。
 部分部分に着目して、想像力を膨らませるタイプのようだ。その部分を愛玩物のようにこねくりまわし、皮をなめるように優しく愛する人なのだろう。「男子の本懐」からは遠く、男性諸君にはマネの出来ない持ち味だ。


 ○ 平塚まみの場合。


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     ↑:「あめの軌跡」。


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     ↑:「ありふれた明かり」。


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     ↑:「smile」。

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 素直に被写体を見、半歩近づき、内側に取り込んで、膨らましている感覚。ちょっと大きな気分になる。優しく強く見ようとしているが、もっと黒に魅力がでれば、その膨らむ感覚が拡がる気がする。もう少し強い色合いの方が、撮影者の直向きな目が引き出されるのではと思った。


○ 佐々木聖里子の場合


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      ↑:「ハレルヤ」。

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     ↑:「京」。


 脇を締めてコンパクトにピシッ、と撮るタイプのようだ。接写や望遠や変な角度からは撮らない。真っ直ぐな物を真っ直ぐに向き合って撮る、そんな人に思えた。
 それにしても、桜の連作は明るく楽しい。撮影者の正面心が、桜の花の可憐さとマッチしている。乙女心が青空で開花しているよう。



○ 黒坂仁の場合

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     ↑:「楽器 on Japan」。


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 強い黒だ。楽器を撮る事によって、写真で作曲しようとしている。アクセントの聞いた、にぎにぎしさ一杯、それでいて調和のとれた音楽だ。
 強い主張の作品ぐんでもある。明快な意志力がこの作品の魅力だろう。


 どの作品も、自分の今を表現していて面白かった。撮影者の顔なり、心根を楽しむ事ができた。卒業後も、何らかの形で「他人に見せる」作品づくりです。是非是非。

by sakaidoori | 2012-03-07 00:00 | アートスペース201 | Comments(0)
2011年 05月 29日

1575)②「MADE IN HOKKAIDO 2011 『北海道から世界へ!』」 アートスペース2 5月26日(木)~5月31日(火)

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○ HIGH PRIDE ANIMAL presents.

  MADE IN HOKKAIDO
           2011

   北海道から世界へ!
      


 会場:アートスペース201 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階ABC室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2011年5月26日(木)~5月31日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
             
 
 【参加作家】
 多数。

ーーーーーーーーーーーーーー(5.27)

 1574番①の続き。


立体作品の部屋


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          ↑:竹中良尚


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 くるみを輪切りにして卵形に作ったもの。「クルミ割りロクロ」といった感じだ。
 これまた、ピース作品同様に何かの賞を上げたい。遠目には、ただぶら下げられているだけで自己主張していない。近づけば近づくほどにビックリしてしまう。アフリカン・アートみたいで非日本的な見た目だが、細やかさ器用さは日本人だ。。
 作品は興味深いのだが、グループ展で見せるとなると難しい。何よりも目立たない。しかししかし、根気よくマイペースで続けて欲しいものだ。


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          ↑:こうた


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 いや~、この下がり物は最高だ。
 宙に浮いている仕草が実にはまっている。パッチワークの色づかいも上手い。縁取りのはみ出しが、人形をいっそう生き生きさせて、小憎らしい技だ。夢膨らむボリューム感でもある。飛んで跳ねてくるくる回って、すっとんきょうの「こうた・ワールド」だ。
 そして、この「こうた」、てっきり男性かと思ったら女性です。よかった。こういうのを作れる男性も、ついに現れたかと困っていたところだ。ちょっとボーイッシュに「コウタ」と呼ばれたい呼びたい、やんちゃな女性かな?


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          ↑:ウリュウ ユウキ


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 ご存じ、旅する撮影者・ウリュウ ユウキ。

 スナップ写真のぶら下げいいのだが、中を歩けるぐらいの簡単な回廊にして欲しかった。倍くらい増やして、なんとなく「ウリュウ迷路」にして作品を見たかった。少し遠慮気味の展示であった。



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          ↑:コガラ リョウスケ と hapo の合作?


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          ↑:左側から 長谷川史織、?。

by sakaidoori | 2011-05-29 17:09 | アートスペース201 | Comments(0)
2011年 05月 29日

1574)①「MADE IN HOKKAIDO 2011 『北海道から世界へ!』」 アートスペース2 5月26日(木)~5月31日(火)

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○ HIGH PRIDE ANIMAL presents.

  MADE IN HOKKAIDO
           2011

   北海道から世界へ!
      


 会場:アートスペース201 
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル 6階ABC室
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2011年5月26日(木)~5月31日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
             
 
 【参加作家】
 多数。

ーーーーーーーーーーーーーー(5.27)

 「エゾから北海道から、世界へ発信する」、をコンセプトにした若者のグループ展。志は壮大だ。美術、芸術、アートは誇大広告的表現になりがちで、それはそれとして展覧会を楽しみたい。

 てっきり賑やかで、若者風ハチャメチャ気分になるのかと思ったら、意外にオーソドックスそのもの。しかも、当館6階全部を使うには控えめでもある。これだけの人数での展覧会は初めての経験なのだろう。企画者、参加者を含めて手探りな感じで、そして、「チャンと発表し合おうぜ」と仲間に呼びかけているようで、そういう意味では初々しく、先を楽しみにしたくなる。

 展示は3部屋に別れている。左の部屋は壁面作品、真ん中の部屋は融合展的な空間構成展、右の部屋は立体作品と明快な区分だ。この明快さが展覧会を落ち着いた気分にさせている。真ん中が一番充実していて、おそらく当館の特徴を知っている経験者達だろう。ということは、この部屋に企画作家がいるのだろう。
 左右の部屋の壁面(平面)と立体作品の部屋は顔見せ展のようだ。特に立体の部屋は個々の作品が面白いのに、発表意欲をセーブしていて残念だった。

 見た順番に部屋毎に紹介します。


・ 左側の壁面作品群の部屋

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          ↑:久保芙美子

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 70㎝位の真四角の大きさに、びっしりビーズを埋めての作品。このエネルギーは凄い。今展の努力賞、敢闘賞だ。栄通賞をあげたい。千個単位、いや万個単位のビーズ数だ。
 ただ、今回はビーズでそれなりの大きさの作品を作ることで精一杯のようだ。色合いとか、意匠とか、展示構成までの余裕はなさそう。丁寧でオーソドックスな文様だから初めての大きさなのだろう。久保芙美子の情念なり美意識を展示全体で大らかに大きく取り組んで欲しい。ということは、もっともっと意識的に作らないといけないのだろう。大変だが、大いに期待しよう。


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          ↑:コニシ ダイスケ

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 秀逸な作品だ。大道張りの光サンサンだ。明かりの強さは白昼夢だ。人間社会に低みから高みから進入している。やはり大道張りにこそっと女性も入れて男のロマン臭も漂っている。
 かなりの大きさの作品にして、しかもセレクトされた展示を見たい。今作は、あまりに一点一点が小さすぎた。しかし、この小ささは素晴らしい。力のある証拠だろう。


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          ↑:佐々木ゆか

 未来展にも参加している作家。大作で出せるのが公募展作家の強みだ。
 左側、自画像だろう。パーティーでの顔顔顔なのに、背景色も表情もイマイチ芳しくない。佐々木ゆかの、この暗さに引っかかるものがある。公募展作品が色燦々、明るい笑顔丸出しでは絵にならないのだろう。人間を通して絵の精神性を表現したい時、コミカルな笑顔は邪魔なのだろう。
 しかし、こういうグループ展の場合、日頃の公募展ではできない表情にチャレンジしてはどうなのか?こういうグループ展は公募展的約束や美学を外から見つめる良い機会だと思う。


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          ↑:佐野穏郁

 「目」の前にある狭い世界、そこを見つめるボク・・・。こちらが作品を見て楽しむには材料不足で残念だ。



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     ↑:左側 荒木由聖
       右側 時原美里



・ 真ん中のインスタレーション的空間


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 北海道と言えば広大な大地だろう、このちの大地と言えば、熊だろう、鹿だろう、野生だろう。しかし今は「野生」という言葉は死語かもしれない。それを弔って・・・、そんな感じの展示だ。


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          ↑:佐々木宏通


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          ↑:西川亜由美。

 昨年、某専門学校を卒業された方だと思う。卒業時に仲間とグループ展を開き、その様子を本編にも載させてもらった。こうして会えるとは奇遇でもあり、嬉しいものです。



 予想に反して長くなったので切ります。
 残りの立体作品の部屋は、②として続けて載せます。

by sakaidoori | 2011-05-29 11:21 | アートスペース201 | Comments(0)
2011年 04月 30日

1520) 「Bisen OBの彩展vol.4 ~彩 irodori~」 アートスペース201 終了4月21日(木)~4月26日(火)

 
○ Bisen OBの彩展 vol.4 

    ~彩 irodori
 


 会場:アートスペース201 
      南2条西1丁目7・山口中央ビル5階
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2011年4月21日(木)~4月26日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(4.26)

 今年の美専(北海道芸術デザイン専門学校)の卒業展を見た。明るく大きく元気一杯だった。嬉しくなって本編に記した。
 その学校の卒業生展だ。当館6階全室を使っている。その規模の大きさに感心した。
 まず、3室の会場風景から始めます。


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          ↑:(以上、A室。)


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     ↑:(以上、B室。)


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     ↑:(以上、C室。)





 ご覧の通り作品は小振りだが、それは仕方がない。本展の目的は、学校卒業後も好きな絵を描き続けよう、互いに見せ合おう、知らない人にも見てもらおう、そして画こう。そういう画く励みの為の展覧会だからだ。

 訪問した時は最終日で、在校生が沢山いた。賑々しいことはいいことだ。それに、在校生にとっても画く刺激になるだろう。先輩を直に知る、同じ志を持つ年上の人との会話は興奮度が違うだろう。

 さて、今展のテーマは「春・初夏」、21名の参加者だ。
 自分好みを中心に、何人かの紹介になります。部屋に関係なく、ランダムにいきます。


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          ↑:片村早花、「おのまとぴあ」。

 今展一のお気に入り。普通に爽やかで明るい気分になってしまって、還暦近い男性としては少し恥ずかしくもあるのですが、やはりチャンと自分好みを伝えていきたいと思います。
 これは絵日記ですね。一年365枚とはいかないでしょうが、絵週記50枚あれば最高だ。
 「おのまとぴあ」、宮沢賢治の好きな擬声語です。喜びの「アッ」、驚きの「アッ」、哀しみの「アッ」、怒りの「アッ」、心からの「アッ」。静かに「アッ」、大きく「アッ」、優しく「アッ」、心から「アッ」・・・そんな「アッ」と絵との絡み合い、女の子の100葉の心模様があればと思う。


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     ↑:イラストレーション専攻 40期卒 初参加・涌井彩子、(始まる、成長をイメージする)。

 ジグソーパズルに組み込まれた、ちょっと不思議なムード。成長途上の妖艶さを妊んだ、空を見上げる娘心、そんなイメージを抱いた。次回はどんなピースがこの絵に継ぎ足されるのだろう。大きく大きく壁一面に拡がりたい、絵がそう言っているみたいだ。



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     ↑:イラストレーション専攻 39期卒 4回目・まつお あやの

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               ↑:「むれ」。

 輪郭のスッキリさ、色の重なるあでやかさ、そして単色の明快さ、そんな色のハーモニーを楽しみ、ちいさな紙の上のフリーハンドを楽しみ、一つ一つの作品ができていく。
 特に「むれ」が好きだ。ピンク地のツブツブの群れ、ツブツブの小さな窓、春です。


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     ↑:イラストレーション専攻 40期卒 初参加・早坂海治、「Obey daydream In Nil」。

 無意識界を楽しんでいる。


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     ↑:早坂海治

 やはり湧き出るイメージを愉しんでいる。しかしこの胆力、集中力は素晴らしい。粘着的に時間を忘れた没我状態なのだろう。若い描き手ではあるが、絵画に取り組む魅力、怖さ、凄さを垣間見ることができた。


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     ↑:イラストレーション専攻 40期卒 4回目・小林龍一、「」。

 しっかりした描写力によるハッピーな作品だ。この絵がもっと大きかったら、あるいは他の架空の動植物が絵巻物のようにして登場したら凄い迫力だ。この部屋一杯を龍一・ワンダーランドにしたら。



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     ↑:イラストレーション専攻 40期卒 4回目・KOICHI、「Awking」。

 ドーンと旅立ちましょう、ドーンと!



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          ↑:イラストレーション専攻 40期卒 初参加・ スズキ ラン

 満々開の春です。これ以上の幸せはない春です。
 「1987年生まれ、札幌市内デザイン会社勤務、トイカメラにはまってま~す」とのことです。
 次は夏をお願いします。


     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 この日の風景。

 いつになく早寝をして、いつになく早起きをした。「早起きは三文の得」、など信じたことはない。朝寝坊・サボリマンへの愛のメッセージだろう。以下、三文の得の為の早朝ショット。



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 4:26。近所である東北通りの朝の風景。


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 5:28。日の出。久しぶりの御来光だ。良き日でありますように。

by sakaidoori | 2011-04-30 23:32 | アートスペース201 | Comments(0)
2011年 02月 10日

1456)②「ヒトリヨガリノ2人展 『カフェテリア』」・アートスペース201 終了・2月4日(木)~2月8日(火)

○ ヒトリヨガリノ2人展

     カフェテリア
 


 会場:アートスペース201 
     南2条西1丁目7・山口中央ビル 6階C室
     (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2011年2月4日(木)~2月8日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:22~19:00

◎知北梨沙×舞踏◎ 2月4日(金) 19:22~ ×羽山瞳 
              2月5日(土) 16:22~ 
              2月6日(日) 13:22~ 
              2月8日(火) 19:22~ ×羽山瞳
              
 
 【参加作家】
 チキタリサ 羽山瞳 齋藤ちい(ゲスト)

ーーーーーーーーーーーーーー(2.5)

 (1450①の続き。)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 前回は知北梨沙と齋藤ちいの舞踏を報告した。
 今回は羽山瞳の写真です。



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 羽山瞳は舞台のスタッフとして張り切っていた。
 しかし、写真作品はそんなに張り切っていなかった。悪くはないのだが、良くもない。

 舞台の背景装飾としての写真作品群だ。言葉を添えたり、流れる並べ方に詩情を込めている。実際、写真そのものも心象を風景にオブラートしたような雰囲気だ。だからか、これぞという自慢の一群なり目を惹きつける強さには欠けている。「心象気分の風景世界をそれとなく楽しんで下さい」と、見る人にほほ笑んでいるみたい。それは羽山瞳のサービス精神なのだろう。ほほ笑みを感じるから、こちらも何となくクリスタル気分でフワーッと見てしまう。本当に微笑みあってまた合いましょうという展示目的ならば大成功だ。

 僕は違うと思う。おびただしい数のスナップ写真だ。自分の部屋を暗室にして焼き付けもしている。単なるサービス精神だけではこうはいかない。とりあえずは数で勝負!それは良い。その後が良くない。被写体に対する距離感が一定で、安心距離に思える。近づいたり遠ざかったり、高みから低みからとフットワークに欠けている。展示は流れているが、作品には動きが乏しい。
 例えば知北梨沙を撮るのに、ググッと迫って唇に指先にと迫ってはいない。羽山瞳好みの朽ちた壁を大きく背景にして、壁と戯れる場を遠くから撮ってはいない。被写体と同姓なのに、何を遠慮しているのだろう?
 風景スナップも一枚一枚は面白いのに、作品群の一枚にしてしまっている。際だって良い一枚が無いのではない。ある作品を際だたせようという努力を避けている。
 彼女自身のサービス精神が仇になって、強く心象を見つめ見せる、強く風景を見つめ見せる、という基本的な努力を避けている。
 舞踏の知北梨沙は舞踏に開眼して「ヒトリヨガリノ舞踏家」を進んでいる。
 ここは一つ、「ヒトリヨガリノ写真家」になろうではないか。次回は大きな作品を見たいです。


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by sakaidoori | 2011-02-10 23:49 | アートスペース201 | Comments(0)