栄通記

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カテゴリ:槌本紘子ストックホルムキ記( 13 )


2009年 09月 07日

1093)  槌本紘子のストックホルム記  ⑫-2

 (⑫のインタビューの記事の続きです。)

 最後に最近の私事を少し。


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     ↑:新作「wear-able」。 写真:Magnus Johnson(マグナス ヨンソン

 先日、ストックホルムでのグループ展を終えました。
 前回、ちらりとお話しましたが、今回の作品は自分の 中では新しい試みでした。自分の作った作品自体も、 いわゆる”テキスタイル”ではなくて、他の素材にも 積極的に挑戦してみました。

 また、パフォーマンス・アーティストのLotta Melin (ロッタ・メリン)、オー ディオアーティストの大倉尚志さん、ビデオ・アーティ ストのMartin Söderblom(マーティン・ソーデルブルー ム)、フォトグラファーのMagnus Johnson(マグナス・ヨン ソン)とコラボレートし、ドキュメンタリー映像/写 真の制作も行いました。

 このプロジェクトを通して、 自分のフィルター以外のものを通して、作品が出来上 がっていくという、新しい経験をすることが出来まし た。この感覚はやみつきになりそうです。展示でも多 くの方々から、作品に対するメッセージもいただき、 今後に向けてのモチベーションにも繋がっていきそうです。


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 (編集者から)

 栄通記に載せるには、格調高く怪しくも高貴な香が漂う写真ですね。

 モデルの女性がロッタ・メリン嬢ですか?
 パフォーマンス、テキスタイル、写真、映像、音楽と留学1年目で随分と交際が拡がっているのですね。

 槌本作品、古代ローマの闘士を演劇用にアレンジさせて登場させたような意匠ですね。奇想天外な発想で、いろんなことにチャレンジしているみたい。
 問題がなければ、作品写真の投稿を待っています。じっくりと沢山みたいですね。


 次はインタビューの続編です、待っています。「顔」もよろしく。

by sakaidoori | 2009-09-07 20:32 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(0)
2009年 09月 04日

1087) 槌本紘子のストックホルム記  ⑫-1

 短い夏を惜しみながらも、新しい季節、そして、新し いスタート。私もこちらに来てちょうど1年が経ちま した。ストックホルムからお伝えします。

 長い夏休みがようやく(何と贅沢なのでしょう。)終 わり、新学期が始まりました。夏休み中はしんと静ま り返っていた校内にも再び活気が戻ってきました。

 1年前に右も左も分からずに過ごした日々を、少し懐 かしく思うとともに、未だにスーパーマーケットで、 スウェーデン語の商品名を解読するのに苦戦する 日々。スウェーデン社会について知れば知るほどに、 文化の違いを痛感したり。

 日常生活の試練がそれなりに残る中で、スウェーデン に対する新鮮な感覚というものが徐々に失われていっ ていた、最近の私でしたが、夏休みに改めてストック ホルムをゆっくりと歩き回り、ストックホルムの楽し み方を再発見!


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     (↑:① AFROARTにおじゃまします。
        http://www.afroart.se )

 隠れ家カフェ、公園で楽しむイベント、アンティーク 通り、船でのミニクルージングなどなど、おすすめは 沢山あるのですが、今回、一押しでご紹介したいのが、AFROARTアフロアー ト)というお店です。一年間、このお店の存在を知ら なかったなんて、と本気で後悔してしまいました。


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     (↑:②  店内の様子。)

 AFROARTは、ストックホルムのソーデルマルム島にあ る、雑貨を扱うお店です。商品はとても個性的で、色 もカラフル。スウェーデンテイストのような、でも少 し南の方の雰囲気も漂う... スウェーデンのお店の中 では、一際目立って見える...
 それもそのはず、このお店は、発展途上国の産業とコ ラボレーションして、商品開発をしているのです。た だ、こういったコンセプトをもったお店というのは、 日本でもよく見かけたのですが、小規模であったり、 デザインがいまいち、だったりして、商品自体に心と きめく、といった感覚はあまりなかったのです が...AFROARTは全く違います。


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     (↑:③  カラフルな小物たち) 

 と、ここで、AFROARTの商品について熱弁したいところ なのですが、私の陳腐な説明を連ねるよりは、AFROART の方に直接お話を聞いた方が、断然面白いに違いない、と思い、インタビュー第2弾を決行することにい たしました。(お店に知り合いがいる訳でもないの で、ストックホルム記のために頼み込ませていただき ました。)

 AFROARTのデザイナー(オーナーでもあります。) は、Bodil (ボディル)、Katarina(カトリーナ)、 Maja(マ ヤ)、 Gunilla (グニラ)、Emma(エマ)、 Marie (マリー)、の6 人。
 何と全員が、私と同じ学校、Konstfack(コンスト ファック)のテキスタイル科を2002年に卒業した同級 生。今回は、その中のBodilにインタビューに答えてい ただきました。


槌本:まず始めに、AFROARTを始めたきっかけを教えて 下さい。

ボディル:もともと、AFROARTは1967年のオープンした、 アフリカからの輸入品を扱うお店だったんです。前の オーナーが私たちの学校の先生にコンタクトとってき たのが、一番始めのきっかけですね。


槌本:元々は、違うオーナーだったのですね。皆さん が学生の頃から、AFROARTに関わっていたのですか?

f0126829_10184493.jpgボディル:はい。スウェーデンデザイナーが、グァテ マラのマヤ族の人たちと一緒に、彼らの織物の商品開 発をするというプロジェクトで、それにデザイン系の 学生を取り込もう、とういうことで、私たちを含め る、8人の学生が、参加しました。約一年もの長いプ ロジェクトだったんです。


槌本:凄く興味深いプロジェクトですね。具体的には どんな内容だったのですか?

ボディル:グァテマラで、2ヶ月間過ごし、マヤ族の 人々と、インテリア商品について、色々と企画を練り ました。
 私たちのコンセプトは、マヤ族の人々が生活 できる収入を得て、かつ、彼らの伝統を守り、さらに 欧米(この場合は、北欧)のマーケットに売り出せ る、というものでた。
 "ミラ・マヤ”という、の が、このプロジェクトの名前で、私たちは、カラフル な商品を作りました。この商品は、スウェーデンの フェアでも展示されましたし、スウェーデン中のイン テリアショップでも売り出されました。その後も卒業 まで、AFROARTとのコラボレーションは続きました。


槌本:学校の中だけでは経験出来ないことを、外で、 しかもスウェーデンの外でも経験なさったのですね。今のようなAFROARTになるきっかけは何だったのです か?

ボディル:大学を卒業して、1年が経った頃 に、AFROART方から、お店を売る話をもらったんです。 これが、私たちクラスメイト6人のスタートになりま した。


f0126829_10195184.jpg槌本:AFROARTのデザインは、カラフルで、触感があっ て、遊び心がありますよね。デザインをする上で、何 か特別なインスピレーションというものはあります か?

ボディル:一緒に仕事をしているそれぞれの国の工芸 文化から、とても感化されますね。AFROARTを引き継い だ時に、その国の色鮮やかさを強調した、カラフルな 会社にしよう、と6人で決めたんです。色や、色のコ ンビネーションには、不思議な力があると思います。
 そうですね、つまり、シンプルに、私たちは色が大好 きなんですよ。

槌本:...
ボディル:...

 と、興味深いインタビューは、まだまだ続きますが、 この続きは、また次回にお知らせしたいと思います。

 また新しい1年に向けて、日々励んでいきたいと思い ます。
 次回のインタビュー後編もお楽しみに!

 (写真は上から、「④ カラフルな小物たち」、「⑤ ゴミを再利用して作られた小物」。)

 (槌本紘子さんの新作発表の様子も、この後に続いています。
 今回は長くなったので、2、3日後に記事に載せます。

 その後にインタビューの続編が送られると思います。お楽しみに。)


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 (編集者より)

 こんにちは。
 北海道は残暑も少なく、簡単に夏が終わろうとしています。
 新型インフルエンザが流行(はやり)だしたようです。
 そのあおりで野球の日本ハムの選手が感染して見事に6連敗。どうなることかと心配していたら対抗馬のソフトバンクも息切れ気味です。今までの貯金がものをいって逃げ切りそうですが、勝負は終わるまで笑ってはいけないでしょう。

 大きな事件としては衆議院選挙で自民党の大敗北。ということは民主党の大勝利です。前回の選挙といい、政治の激しいブレを目撃したわけです。小選挙区を選んだ以上、こういう選択肢があるということですね。
 
 今回のインタビューもなかなか充実いています。
 ボディルさんを含めて関係者のポートレートがないのが寂しいですね。写真不可だったのでしょうか?
 こうして栄通記の為に、あるいはこのブログをこうして活用していただけるとは嬉しい限りです。具体的で細かい意見交換をされて、槌本さんの糧にして下さい。そういう情報が読むほうも腹にしみ込むというものです。例えば収入面とか、運営上の問題だとか、遠慮なく「取材」という名目でされたらいいと思います。

 読書、文化、芸術の秋はすぐ傍です。互いに悠々闊歩しましょう。

by sakaidoori | 2009-09-04 11:19 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)
2009年 07月 13日

1034) 槌本紘子のストックホルム記  ⑪

 夏らしい日々が続いております。ストックホルムからお伝えします。
 こちらはすっかり夏休みモードです。夏至祭が終わってからは、学生は勿論、一部の社会人の方々も長い長い夏休みに入ります。何と平均6週間!


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     (↑:①・②・③ ゴットランドの風景)

 私もこの長い夏休みを有意義に過ごさなくてはと、スウェーデンの島、ゴットランドに行ってまいりました。ゴットランドは、スウェーデン人にとって、いわゆるバケーションのための島。お金持ちの皆さんは、勿論ゴットランドにサマーハウスを持っていらっしゃいます。
 また、ゴットランドは羊でも有名です。羊毛とともに制作をしている私にとってはとても魅力的!ゴットランドの羊毛は、高品質で柔らかく、日本ではとてもとても制作には使えないお値段なのですが、スウェーデンに来てからは、刈りたての羊毛がリーズナブルに手に入るので、ゴットランドの羊毛が身近な存在になりました。


 さて、前回予告した、イラストレーター、Jenny(イェニー)によるスウェーデン料理のメニューをご紹介します。


    

f0126829_20372014.jpg★ニシン漬けサンド★
  (→:ニシン漬けサンド。)

材料

[ハードブレッド]
 (スウェーデン独自の保存用の固めのパン)

・小麦粉...500g
・茹でたジャガイモ...4個
・白胡麻...50g
・アマニ...50g
  注⇒アマニとはヨーロッパではよく食べられている胡麻に似たものです。胡麻で代用しても良いと思います。

・塩...大さじ1

作業手順

1: オーブンを一番高い温度に設定します。

2: 茹でたじゃがいもをマッシュポテト状にし、他の材料と混ぜ、こねてパン生地状にします。

3: こねたパン生地を16個に均等に分け、薄く伸ばします。

4: その際に表と裏に小麦粉をつけます。

5: オーブンプレートに、パンをのせ、約5分焼きます。
   (パンを注意深く見て、焦がさないように!)

6: オーブンから取り出し、冷ましてサクサクになったら出来上がり!

[ニシン漬け]

 ニシン漬けは、普通のニシンを水、砂糖、お酢、スパイス(例えば、クローブ、ディル、タマネギ、オールスパイスなど)と一緒につけて作ることが出来ます。ニシン漬けはクリスマス、イースター、夏至祭で食べられるスウェーデン料理の一つです。
 注⇒スウェーデンでは、このニシン漬けが瓶で売られていて、どこでも手に入れることが出来ます。日本で作る場合は、スモークサーモンなどで代用しても、スウェーデン料理に近い感覚が得られると思います。

 ※ 出来上がったハードブレッドにスライスしたポテト、ニシン漬け、サワークリームをのせ、一番上にアサツキをのせて、スウェーデン風サンドイッチが出来上がり!!


    

f0126829_20384989.jpg★プチパン★
  (→:プチパン。)

材料

・ジャガイモ...6-8個
・ニンジン...2本
・タマネギ...1個
・パプリカ...1個
・豆...200g
・スイートコーン...200g
・(炒めるために使う)油...適量
・塩...適量
・胡椒...適量

1: じゃがいもと野菜を小さく切り、フライパンで柔らかくなるまで(大体10分)炒めます。

2: 塩、胡椒で味付けし、スイートコーンと豆を混ぜて出来上がり!
   『とっても簡単!』

 ※ 「プチパン(Pyttipanna)」は、伝統的なスウェーデン料理で、直訳すると”フライパンの中の小さいもの”という意味です。元々、冷蔵庫の中にある余ったものを使って作ることから由来しています。
 他に、根菜やお肉を加えると、より美味しくいただけます。
 目玉焼きや生卵(半分に割った卵の殻にいれて盛りつけると素敵!)、ピクルス状にしたビートの根、ケチャップを添えて。




f0126829_20472880.jpg★スターケーキ★
  (→:スターケーキ。)
  (↓:スターケーキを焼く様子。)

材料
  
・卵...3個
・砂糖...50g
・小麦粉...200g
・ベーキングパウダー...小さじ1
・水...大さじ1

1: 卵と砂糖を、ふわふわになるまで泡立たせます。

2: 小麦粉、ベーキングパウダーを混ぜ合わせ、1と水を混ぜます。

f0126829_20493316.jpg3: オーブンプレートにベーキングペーパーを敷き、250度のオーブンで5分間で焼きます。

4: 冷ましてから、星形の型でくり抜きます。

 ※ ホイップクリームに、ラズベリー、砂糖小さじ1を混ぜて、ピンク色のクリームを作ります。
 ホイップクリームを、作った星形にのせ、イチゴやブルーベリーで盛りつけて、出来上がり!

 ※ イチゴは、夏至祭の時期にデザートとして食べられます。夏至祭の前のイチゴは少しお値段が高めですが、食べる価値あり!
 ボウルの中に、イチゴにミルクと砂糖を加えて、朝食やデザートとして食べるのもおすすめです。
  注⇒スウェーデン産のイチゴは、育つまでに時間がかかるので、とってーも甘いのです。私もこのイチゴを楽しむために、夏至祭までイチゴを買うのを待っていました!

 イラストはストックホルム記のためのオリジナルです
 日本食とは、味も感覚も異なりますが、材料は日本でも手に入り、作り方も簡単なので是非お試しください。
 色鮮やかなイェニーのイラスト、料理の盛りつけの参考にも!!


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 さて、8月の展示についての近況ですが、今年のヴェネチアビエンナーレでもパフォーマンスをした、ダンサーのLotta Melin(ロッタ・メリン)さんとコラボレートし、ドキュメンタリー撮影をすることになりました。
 詳しいことは未定ですが、他にもカメラマン、サウンドアーティストの方もこのプロジェクトに参加してくれる予定です。撮影は8月に行う予定ですが、今からどんな作品になるか楽しみです。

 長い夏休みですが、スウェーデンの夏は短いので、今のこの時期を思いっきり楽しみたいと思います。
 次回は、スウェーデンの夏の様子、また展示の近況などもお知らせ出来たらと思います!

by sakaidoori | 2009-07-13 20:57 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(0)
2009年 06月 24日

1017) 槌本紘子のストックホルム記  ⑩

 本当に日がおちません。北緯59度のストックホルムからお伝えします。
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     (↑:① ヘルシンランド。)

 一年で一番日が長い、夏至の日。
 最近、本当に日が長く、一瞬暗くなったかと思えば、たちまち明るくなり、なかなか寝付けない日々が続いているのですが、この夏至の日にストックホルムより北部、ヘルシンランドに行ってきました。ヘルシンランドと言えば、夏至祭で有名なところ。色んなところで夏至を祝うイベントが行われていました。


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     (↑:イェニー。)

 さて、インタビュー後編です。

 食にはこだわりがあり、またいわゆるスローライフを実践しているイラストレーター、Jenny (イェニー)。
 まずは少し日本の印象を聞いてみることに。
 (文中の3点の写真は「Jennyが作った食べ物のミニスカルプチャー」。)


f0126829_1022075.jpg 槌本今ストックホルムでは日本食(主にSUSHI) が流行っていますが、日本食は好きですか?

 イェニー:勿論!でも、正直言って、お寿司とお味噌汁以外、本当の日本食っていうものはよく知らないの。お寿司とお味噌汁は大好きよ。だからもっと日本食について知りたいわ!私の日本食のイメージは、色鮮やかで、さっぱりした味。あと缶とか瓶とかのデザインが素敵!


 槌本ずばり、日本のイメージとは?

 イェニー:うーん、難しい質問ね。だって一度も行ったことがないんだもの。でも私が見たことがある日本の写真からイメージすると、桜、漫画、小さくて可愛いステッカー、おもちゃ、ファッション、礼儀正しくて、朝から夜まで一生懸命働く人たち....!!!!


 槌本:日本のカルチャーはスウェーデンでも人気がありますよね。私の周りでも片言の日本語を話せる人、多いですし。”カワイイ”とか!日本でも北欧ブームが続いているのですが、スウェーデンについて、少しお話してもらえますか?

 イェニー:スウェーデンは安全よ。時々、安全すぎて、ちょっと縛られすぎているところもあるかも。冬に降る雪は全然大したことないけど、暗いのはやっぱりうんざりしちゃう。でもスウェーデンは四季ごとに全然景色が違うから、それが”スウェーデン”って感じ。あとは、他の国の大きな都市に比べて、スウェーデンは凄く清潔だし、きれいよ。


f0126829_1023080.jpg 槌本:縛られすぎ...そうですね。ちゃんとルールに従って生活している感じはします。お酒も特定の酒屋さんで平日のみしか買えませんし...ところで、スウェーデンでも日本の漫画やアニメを目にすることが多いのですが、スウェーデン国内のイラストレーションについてはどう思いますか?

 イェニー:えー...面白い質問だけど、難しいわね。私が教えてほしいくらいだわ!日本のイラストレーターと、何か共通点みたいなものはあるのかしら..?あ、でも面白いわ、あなた、私に「何で写真じゃなくてイラストを選んだか」、って聞かないわよね!スウェーデンの雑誌のインタビューでは絶対聞かれるわよ。でもそれは、日本では、もっとイラストとか漫画とかが身近な存在だから、何の疑問も抱かないのが普通なのよね、きっと。


f0126829_10234374.jpg 槌本:うーん。そんな質問は思いつかなかったですね。確かに日本では、広告や商品にイラストが付いているのは当たり前ですし、知らないうちに私たちの生活の中にはイラストがあふれているのかもしれません...そんな日本でもここ最近、スローなライフスタイルが注目されています。今スウェーデン北部の地方に住んでいますよね?何故そこに住むことを選んだのですか?

 イェニー:今私の住んでいる家は、私の家族の別荘だったの。小さい頃から、毎夏そこで過ごしていて、田舎の生活に憧れも抱いていたわ。勉強のためにVisby (ヴィスビー:スウェーデンの島ゴットランドの町)で5年間、静かに平和に過ごした後、ストックホルムに帰ったんだけど、もう、なんていうの、ショックだったわ。私の近所の人がうるさくてうるさくて!それで、眠れない日が続いて、ちょっとの間だけサマーハウスで過ごそう、と思って、ここに来たんだけど、そのままここでの暮らしを気に入っちゃったの。バケツに水を汲んで手を洗って、冬にはたき火をしたり、春には自分で野菜を育てたり、もう、全てが冒険みたい!何か一昔前の暮らしに戻ったみたいで...最高よ!もう都会なんかでは暮らせないわね。


 槌本:いいですねぇ!機会があれば、是非おじゃましたいです!!自然に囲まれてイラストのお仕事なんて、素敵すぎです。
 イェニー:あのね、今、このブログのためにイラストを書いてるんだけど... 簡単なスウェーデン料理のレシピを紹介したくって!これだったら日本でも簡単に出来ると思うんだけど。もうすぐで終わるから、もう少し待ってて!


 槌本:!!!!!


 と、いうことで、私たちのためにオリジナルのイラストを書いてくれているイェニー。是非、そのスウェーデン料理に、私も挑戦してみたいです。


 彼女のブログもよくチェックしているのですが、彼女独自の世界観を垣間みることが出来ます。(そしてお腹もすいてきます...) レシピは次回紹介予定です。お楽しみに!

http://www.hejajenny.se
http://hejajenny.blogspot.com

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     (↑: Jennyが住んでいる北部の風景。)


     ~~~~~~~~~~~~~~~~

 またまた私の近況報告ですが、只今8月にストックホルムで行われる展示に向けて制作中。今回は少し新しいことに挑戦していて、定番のフェルトの他に新聞紙、土、エアーパッキン、テグス、ホチキスなどを使って、纏えるものを作っています。次回、その作品をお見せ出来たらと思います!


 いよいよ夏休みです。スウェーデンでの初めての夏。思い切り堪能したいと思います。では、また次回も宜しくどうぞ!

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 (後ほど編集後記を書きます。)

 本当に日が長くなりました。
 明日(6月25日)の札幌の日の出は3時56分日の入りは19時18分です。そちらはもっと長いのでしょうね。もしよかったらそちらの時間を教えて下さい。概ねでいいですよ。
 ちなみに、月は上弦の細い三ヶ月です。

 イェニーのセルフ・ポートレイトを見た時に、写真も得意なんだろうとは思いました。多芸な女性なんですね。
 レシピ、待ってます。

 槌本さんの作品展ですね。遠慮せずに展示風景なり、写真をボンボン送って下さい。

 それでは次回もよろしく。

by sakaidoori | 2009-06-24 10:35 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)
2009年 06月 16日

1010) 槌本紘子のストックホルム記  ⑨


 すっかりご無沙汰してしまいました。日がなかなか落ちないストックホルムからお伝えします。

 気づくと、あっという間に日が長くなり、日差しも強く、スウェーデンも夏モードです。待ちにまった夏。スウェーデン人は20度を超えるとたちまちノースリーブ。時にはトップレス?少しやりすぎなくらい、短い夏(未だ夏とは言えないのですが)を楽しみます。
 週末はピクニック、バーベキュー。公園に行くと、シートを敷いて日焼けを楽しんでいる人多数。日傘、白い手袋の日本人とはまさに真逆で、夏にこんがり肌をやくことを好みます。この春から夏にかけての、スウェーデン人のモチベーションの変化には正直驚きました。

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     (↑:① Jenny。)


 さて、そんな中、メールを通してスウェーデンのイラストレーターの方にインタビューすることが出来たので、今回はその前半の内容をお伝えしたいと思います。

 彼女の名前は、Jenny Hellström (イェニー ヘルストゥーム:スウェーデン語はJの部分の発音はYに近く音になります。例えば、ジョエル(Joel):ヨエル、ジョンソン (Johnson):ヨンソン)。


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     (↑:②・③ Jennyが住んでいるスウェーデン北部の様子。)

 スウェーデン北西の郊外で育った彼女。イギリス、ケンブリッジに住んでいた経験もあり、スウェーデンの中でもストックホルム、ウプサラ、ゴットランドの学校でアートを学び、現在はスウェーデン北部の田舎でイラストレーターとして活動しています。



f0126829_21571854.jpg 彼女が2005年に書いた、Vegobiffar&Kolasås(ヴェゴビファー&コラソス)という、イラスト料理本がスウェーデンでヒット。彼女の独自の世界観を、料理を通して楽しむことが出来ます。

 (←:④ Vegobiffar&Kolasåsの表紙。意味は、「ベシタリアン・バーガーとキャラメルソース」。)







 槌本イラストを始めたきっかけは何ですか?

 イェニー:いつも何かを描くことが好きだったから、高校を卒業した後、出版会社でイラストレーターの実習をしたの。それからアートとアニメーションの勉強をして、自分の本を出版した。いわゆる、自然の流れでイラストレーターになったって感じね。


 槌本料理本を出版したきっかけは何ですか?

 イェニー:うーん。料理にはいつも情熱をそそいでいたわ。アートやドローイングと同じくらいにね。以前、メレンゲケーキの作り方を見せる映像をアニメーションで作ったの。その時に料理本も一緒に作りたいと思ったの。突然、料理とアート、私の中の2つの大きな情熱が一緒になったのよ!幸運なことに、その後に自分の本を出版するきっかけがやってきたの。


 槌本料理本では、スウェーデン料理を現代的にアレンジしていますが、スウェーデン料理の特徴は何ですか?

 イェニー:そうね、他の国の料理と比べると、味自体はマイルドでシンプルだと思うわ。スパイスはディル、パセリ、白胡椒、カーネーションを使うことが多いかしら。じゃがいも、根菜を、肉や魚に添えて、ちょっと甘いものを付け加えるのが、いわゆる伝統的なスウェーデン料理ね。例えば、ミートボールやニシンのフライにこけももやベリーのジャムかけたり。でも最近のスウェーデン料理は、アジア料理風やもっと簡単にアレンジされているわね。ここ数年、ちょっとお洒落なレストランで、現代風にアレンジした伝統的なスウェーデン料理が流行っているわ。


 槌本おすすめのスウェーデン料理は何ですか?

 イェニー:ほとんどのスウェーデン人は、伝統的な料理は、お祝い事の時しか食べないわ。クリスマスとか、夏至祭、イースターとかね。ニシン漬け、スモークサーモンが定番のおすすめかしら。


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     (↑:⑤ "Sommarlovsfrukost"  夏休みの朝ご飯という意味。子供たちのための朝ご飯、だそうです。)

 槌本あなたの出版した料理本の表紙の色は”黒”ですが、何故黒を選んだのですか?料理本としてはあまり一般的とは言えないと思うのですが。

 イェニー:最初、出版社の担当者が私のアイデアに反対だったのを鮮明に覚えているわ。この”黒”のことでいっぱい討論したわね。黒を選んだ理由はシンプルよ。ブラックの背景に色鮮やかなイラストを入れるとポップでよりカラフルに見えるじゃない?うーん、まあでも、正直ちょっと反抗的になりたかったのもあるわ。他の本と何か違ったものを作りたかったのよ。

 T:・・・・・・・・。
 J:・・・・・・・・。


 まだまだインタビューは続きますが、予想以上に彼女が真剣に質問に答えてくれたので、続きはまた次回ご報告します。彼女の田舎での生活のこと、日本のイメージなどなど。
 彼女のHP、ブログも是非見てみてください。スウェーデン語ですが、彼女の素敵な日常が写真、イラストから窺えます。

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(→:⑤ Jennyのイラスト、。
     "Folkdräkt" 民族衣装という意味。)


http://www.hejajenny.se

http://hejajenny.blogspot.com





   ~~~~~~~   ~~~~~~~

 最後に私の近況報告も少しだけ。


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     (↑:左、⑦ 台湾にて。
     ↑:右、⑧ マルメにて。)


 5月に台湾、スウェーデン南部のマルメで展示を行いました。台湾でも展示の際に短い間でしたが、札幌にも帰ることが出来ました。やっぱり北海道の食べ物は格別でした。

 台湾で展示をした作品の写真、マルメでの展示模様の写真です。


 スウェーデンでの生活も9ヶ月目に突入です。
 最初に持っていたスウェーデンのイメージとも大きく変わり、新たな一面もちらりちらり。その辺のことも少しずつお知らせできたらと思っています。
 またも不定期の報告になることが予想されますが、ご一読していただけたらと思います。次回も宜しくお願いいたします。


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 (栄通から。)

 イェニー、若いですね。それに何ともいえないポーズです。槌本さんが撮ったのですか?

 今回の文章、生き生きしていますね。翻訳、上手いですね。槌本さんも誰かにインタビューされたら、貴女が翻訳したようなノリで対応したらいいですよ。
 他人の言葉を介して、槌本さんの生理がよく伝わってきました。

 やっと出てきた槌本・作品です。待ってました。
 左のドレスの作品、貴女がハイヒールを履いて、胸を張って、顎を上げて、街を闊歩したらいいな~。このゴウジャスさに負けないぐらいの気位ですね。変わる日本、深化する日本女性。

 右の吊り下げられた作品、門馬AMNEXを思い出します。
 それにしても床のシーツ、真っ赤で野獣の血のようではないですか!大胆大胆。

 なんだか、当地に慣れたというか、一皮向けた槌本報告記でした。
 次回もよろしく。

by sakaidoori | 2009-06-16 23:00 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(4)
2009年 03月 25日

948) 槌本紘子のストックホルム記  ⑧

 ご無沙汰しておりました。なかなか春の来ないストックホルムからお伝えします。

 ここ2ヶ月ほど、自分の制作の他に、他の科と合同の課題を平行してやっています。
 2月は新しいレストランを作るという課題で、コンテナを利用した移動式レストランの計画をし、3月はストックホルム大学との合同課題で、Space, City, Cultureをテーマにグループワークをしています。
 先週まで、ストックホルムの中から一つの場所を選び、そこから社会的、経済的、政治的、文化的な関係を導き出す、という課題をやっていたのですが、そこで調べた内容を、ここで少し紹介したいと思います。(カフェ特集は、また次の機会に、ということで。。。)


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          ↑:①・黄色の部屋。

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          ↑:②・茶色の部屋。

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          ↑:③・白の部屋

 私たちのグループが選んだのは、ストックホルム中心部にある、Kulturhuset (カルチャーハウス)の4階にある、子供のための図書館、”Rum för Barn”。
 3つの部屋があり、黄色の部屋は0~3歳児のために、茶色の部屋は4~7歳児のために、白の部屋は8~11歳児のための部屋です。
 対象年齢にあった本や遊具が置かれています。図書館内にペインティングルームもあり、アーティストの指導のもと、絵の具や色々な素材を使って作品を作ることが出来ます。
 毎週金曜日の4時からは、プロのダンスの先生の指導のもと、ダンス講習会が行われています。


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          ↑:④・休憩所。

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          ↑:⑤・トイレの前には大きな水槽。


 休憩所はプラネタリウム仕様になっていますし、トイレの前には大きな水槽も置かれていて、スペースを贅沢に使っています。
 昨年には、子供の遊具の展覧会が同じ施設の中で行われていて、その時の展示作品も、実際遊具として使われています。因みに入場料は無料。アートのワークショップは、約300円ほど。
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          ↑:⑥・子供たちの作品。
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          ↑:⑦・赤ちゃんでも安全に遊べます。
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          ↑:⑧・展示されていた遊具の一部。

 この環境から、私たちのグループは、少子化に焦点を当てたのですが、さすが社会保障の先進国!教育、女性の育児のサポートはしっかりしています。
 スウェーデンなどの北欧の先進国は、他の先進国よりも早くに少子化を経験し、早くから対策に乗り出していました。高額の社会保障、その結果の経済悪化、改革、改革、改革の結果、2006年の合計特殊出生率が、1.85(人)と回復。(因みに日本は2007年で1.34。)
 街中でもベビーカーを見る機会も多く、バスの中にもベビーカーを置く場所が広く設けられています。
 日本と同じく、保育所はキャンセル待ちですが、子供を育てる環境はかなり充実しています。(そして、育児費用もかなりチープ。)
 女性の社会進出のサポートが充実していることが、少子化を抑制している理由の一つとして挙げられます。
 何とスウェーデンは2006年の世界経済会議で、男女平等の国として一位!(日本は75位。)
 この図書館の中でも、お父さんとお母さんの割合は5:5。街中でも男性がベビーカーを押している姿は珍しくありません。
 私の学校でも、先生方が男女問わず、自分の子供を学校に連れてきます。有名なデザイナーの教授でさえ、保育園のお迎えがあるから、と4時きっかりに仕事を終えて帰ります。


 勿論、この図書館はスウェーデンの中でも、”特別な場所”なのですが、この図書館から、スウェーデンの色々な姿を見ることが出来ました。
HPもご参考に!

http://www.kulturhuset.stockholm.se/default.asp?id=5657&ptid=22540&Category=Barn


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          ↑:⑨・赤がよく似合うEmma。

 今回ご紹介するのは、この課題で同じグループだったEmma(エマ)。彼女はストックホルム大学の学生で、フィンランドからの留学生。専攻は、Urban Planning(都市計画)。
 この間、ミーテングのためにEmmaのおうちにおじゃましたのですが(とっても素敵なアパートでした。)、その際に手作りのシナモンロールをごちそうになりました!そのシナモンロールをのせたお皿が素敵で、どこで買ったの?と聞くと、お皿の裏には彼女のサインが!趣味でやっている陶芸はプロ並みです。
 フィンランドのテキスタイルブランド、marimekko(マリメッコ)がとても良く似合うEmma。この授業が終わったら、シナモンロールのお返しに日本食パーティーをする予定です!

 (⇒スウェーデンは子供の写真を撮ってはいけない(子供の権利を尊重)というきまりがあるので、今回は図書館がお休みの日に特別に撮影させていただきました。通常は、入場制限するほど、子供でいっぱいです!)

~~~~~~~~~~~~~~~~

 (編集者から。)

 今回は「子供」という具体的な問題ですね。その切り口として、「少子化問題」ですね。
 スウェーデンの取り組みは国家の基本制作との一体性が強いと思われます。日本の場合は建前はともかくとして、経済政策と文教政策、人口対策はバラバラですから、参考になる点が多いいでしょう。近代文明の光と影も共有していて、スウェーデンの生き方は日本に反省の機会を与えてくれます。
 一方、人口規模や国家の成り立ち(歴史)、人間関係の考え方が全然違うので、あくまでも参考以上にはならないでしょう。
 スェーデンはある時からヨーロッパの争いから身を退いて、「福祉国家」を国是とするようになりました。内向き志向による規模に合った国造りです。外交は中立という名目で、ユニークな立場を維持しようとしています。僕はそんな風に北欧国家を認識しています。
 日本は明治以来「富国強兵」を近代国家建設の理念にし、大戦以後は「富国」だけを目標にしてきました。豊かになった現時点で、国家は次のビジョンを国民に提示できないでいます。今後はどうなるか?

 女性である槌本さんにとっては育児は他人事ではないでしょう。女性、母性、女ー徹底した個人主義の国での生活は、自分を見つめる機会も多いことでしょう。

 いつもながらの友達紹介、今回も目の眩むような完全な外人ですね。魅入ってしまいました。是非、日本食のお礼を!

 

by sakaidoori | 2009-03-25 13:25 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)
2009年 02月 11日

903) 槌本紘子のストックホルム記 ⑦

 こんにちは。霧のたちこめるストックホルムからお伝えします。学生なりの忙しい日々が続いてしまい、2009年第一号が、この時期になってしまいました。


 2月4日から8日まで、Stockholm Furniture Fair(家具の見本市)が行われていて、ストックホルム記で特集しよう、と思って意気込んで行ったのですが、会場内は撮影禁止、さらに世界的不景気のおかげで、モノトーンの商品が目立ち、特に目新しいものも見つからず。案の定、学生ブースのみが活気に満ちあふれ、創造性あふれる作品を展示していました。


 その代わりに今回ご紹介したいのが、ストックホルムの「郊外」です。ストックホルム中心部で、いわゆる北欧デザインを堪能するのもいいですが、少し羽を伸ばすとまた違った町並みが広がっています。


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     (↑:① ②Trosa・トローサ)

 私が最初に訪れたのは、Trosa(トローサ)。中心部からは、郊外電車とバスを乗り継いで2時間ほど。海沿いの小さな街で、いかにもスウェーデン、といった赤い可愛い家が立ち並んでいます。
 小さな港にはおそらく個人のものと思われるヨットがずらり。手作り小物のお店や、可愛いカフェがあったりと、それだけでも楽しいのですが、水辺をただ眺めているだけでも、ここでの時間を堪能できます。
ただ、ご注意を。Trosaという言葉は、スウェーデン語で、「パンツ」という意味。通りで、電車の中でTrosaのことを話していたら、周りの人からの注目を浴びた訳です。

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     (↑:③ ④ ⑤Sigtuna・シグトゥーナ)

 Sigtuna(シグトゥーナ)は、郊外電車とバスで1時間ほど。メーランレン湖に面した街で、教会の廃墟などがある歴史ある街。廃墟は夕方になると、かなり不気味ですが、こういった古い遺跡のようなものは、なかなかストックホルム中心部では見られないので、遺跡好きにはSigtunaはおすすめです。私は12月に行ったのでかなり暗かったのですが、夏に行ったらもっと素晴らしいはず!
 スウェーデンに来て、湖が大好きになりました。湖に沈む夕焼けを見ながらサウナに入ったり、バーベキューをしたり、冬にはスケートをしたり。水辺にじわーっと映る光が何とも言えず美しいのです。曇り空が続く日でも、湖の水辺を眺めていると、暗い気持ちもどこかに行ってしまいます。この湖にも夏にはまた違った表情を見せてくれることでしょう。


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     (↑:⑥ ⑦ ⑧Gotland・ゴットランド)

 郊外と呼ぶには遠いのですが、中心部から、電車と船で4時間ほどのGotland(ゴットランド)。ゴットランドといえば、羊!私も作品に使う羊毛はここからゲットしています。ゴットランドの羊毛は柔らかく、きついカールが特徴的です。夏は観光客でかなり賑わう島で、毎晩のようにパーティーが催されるのだそう。スウェーデン人はGotlandが大好きで、リゾート地の定番です。市街は城壁に囲まれていて、あちらこちらに廃墟や教会があり、ストックホルムとは全く異なる雰囲気。ユネスコの世界遺産にも登録されている歴史的な街です。年末のゴットランドはかなり静かで閑散としていましたが、海の音と、美しい星空と、独特の地ビールが最高でした。今回は、港周辺のVisby(ヴィスビィ)にしか行けなかったのですが、レンタカーなどを使って島をぐるりと回るのも面白いのだそう。


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     (↑:Stockholmから10分ほどで、この風景!)
 ストックホルムのいいところは、自然が近くにあることです。少し郊外で出ると湖があったり、森に囲まれていたり。そういった環境が、スウェーデン人のエコロジカルなライフスタイルに繋がっているのだな、とつくづく感じます。


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     (↑:Matilda・マチルダ)

 さて、今回のゲストは、赤髪が似合う、Matilda(マチルダ)。彼女は学部の3年生で、私と同じくテキスタイルの専攻です。彼女の作品は色であふれていて、見ているだけでも元気になります。
 彼女の洋服もデスク周りも、全てが、彼女のカラーで染まっています。彼女のデスクには、彼女の両親のヒッピー時代の写真が飾られています。
 先日、彼女のプレゼンテーションを見たのですが、彼女の描く幾何学模様に、自分の感覚との共通点を感じ、時々作品について話したりもします。今年で卒業ですが、大学院の試験も受けるのだそう。
 彼女の作品もウェブサイトでチェックしてみてください!

   http://www.matildas.net


 最近ストックホルムのカフェ巡りにハマっています。次回はお洒落なカフェをピックアップ出来たらと思っています。今年も引き続き宜しくお願いします!
   HP: http://www.hirokotsuchimoto.com

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ご無沙汰です。
 綺麗な写真ですね。何か変だな~、・・・雪が無い。そちらは雪は無いの?それとも雪降る前の撮影ですか?
 自然や遺跡を堪能しました。機会があれば社会のごちゃごちゃした風俗や若者達などの人間臭い写真もお願いします。例えば恋人同士のラブシーンとか、和気あいあいのお食事シーンとか。
 次回はカフェですね。友達同士の人の輪などもよろしく!

by sakaidoori | 2009-02-11 23:45 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)
2008年 12月 21日

856) 槌本紘子のストックホルム記 ⑥

 こんにちは。雪のないストックホルムからお伝えします。

 スウェーデンといったら、いくら温暖化とはいえ、この時期に雪は積もるだろうと想像していたのですが、未だホワイトクリスマスの気配はなく、少し残念です。皆、小さい頃はもっと雪が沢山あった!とつぶやいています。やはり温暖化の問題は深刻ですね。
しかしながら、スウェーデン人は日照時間の短い薄暗いこの時期、ここぞとばかりに周りをクリスマスモードにさせています。

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 (↑:①・本物のクリスマスツリー。)

 街の中ではクリスマスのイルミネーションはあちらこちらで見られます。一軒家のお庭は勿論ですが、多くのアパートの窓にも、大きな星形のランプが吊り下げられています。私のスウェーデン人の同居人も、12月前から窓のデコレーションを熱心に行っていました。この時期、クリスマスカードが毎日のように届き、日に日に棚に飾られるカードが増えていきます。極めつけはキャンドル!日がなかなか入らないお部屋をロマンチックに演出してくれます。こちらの人はキャンドルの使い方が上手!トイレまでお洒落になってしまいます。

 

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 (↑:左② セーゲル広場。)
 (↑:右③ ガレリアン前、14時頃でもこんなに暗いのです。)


 そして欠かせないのが、Glögg(グルッグ)というお酒!
 スパイスと一緒に煮込んだワインで、甘くておいしいお酒です。Glöggと共に食べるのが、アーモンドとレーズン。Glöggの中に入れてもおいしいです。色んな形のジンジャークッキーも、まさにクリスマスのお菓子、といった感じ!最初は、少し癖のある味に戸惑いましたが、今では食べだしたら止まりません!



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               (↑:④ 可愛いアトリエの壁!)


 そして、12月の週末は毎週クリスマスパーティーです。週の真ん中から料理の準備をして、親しい人たちを招きます。私は同居人のクリスマスパーティーを残念ながら逃してしまったのですが、かなり力が入っていたようです。毎日オーブンからいい匂いがしてきました。
暗くて仕事にも精の入らない、(いや、入っている人もいるでしょうが。)スウェーデン人は、今の時期、まさにクリスマス命!といった感じです。


 日本ではクリスマスは恋人たちのもの、といったイメージですが、こちらではほとんどの人が(アジア人留学生以外)実家に帰り、家族と祝います。今週末は、まさに帰省ラッシュといった感じです。日本のお正月のような感覚に近いと思います。


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 (↑:⑤ ⑥ ⑦ Konstfackクリスマスマーケットの様子。)



 11月の末から12月の頭にかけてはクリスマスマーケットが、教会などの至るところで行われていました。陶器で有名なGustavsberg(グスタフスベリ)のギャラリーのクリスマスマーケットでは、スウェーデンのアーティスト、クラフトマンの作品がお手頃な価格で手に入ります。作品も勿論素敵だったのですが、アトリエも可愛らしくて、ひたすらいい感じに汚れた壁ばかりを撮ってしまって、肝心のクリスマスプレゼントを買うのを忘れてしまったのですが。。。


 私の通う大学、Konstfack(コンストファック)でも、12月6、7日に大きなクリスマスマーケットが行われました。入場制限をしていたので、この寒い中、多くの人々が会場の前で行列になっていました。大人から子供まで、絶え間なく人々が行き来し、クリスマスプレゼントの吟味をしていました。私もこの日のためにせっせとスカーフを作っていたのですが、やりだしたらとことん手を入れてしまい、少しクリスマスマーケットにしては高価なものをなってしまいました。なかなか売れず落胆していたのですが、ある人の目に止まり....
f0126829_1018148.jpg (←:⑧ 今回制作したスカーフ。)

 まだ公には出来ませんが、これをきっかけに少し面白いことに発展しそうです。友達の中にも企業からのコンタクトがあり、商品化の提案をされた、という人もいるので、たかがクリスマスマーケット、とは言ってはいられません!


 クリスマスマーケットが終わって、皆一段落したのか、学校はがらんとしています。そのため、なかなか人がつかまらず、今回の人物紹介シリーズはお休みします。次回面白い人を探してきます!
次回のストックホルム記は年明けになりそうです。日本のお正月が恋しいですが、皆様、よいお年を!

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 オッ、このマフラー!ゴワゴワした野獣感!槌本さんの作品の泥臭さは少し日本人離れしたところがあると思っていました。目の黒い異人さんにはピッタリですね。いくらで売れたのでしょう?いろいろと話しが膨らむと良いですね。

 もうすぐ新年です。クリスチャンにとっては年末が新たな思いを深める時期なのでしょう。キリストの復活を信じている人達ですから。

 貴女にとっても良い年でありますように。来年もよろしく。

by sakaidoori | 2008-12-21 10:19 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(0)
2008年 12月 03日

829) 槌本紘子のストックホルム記 ⑤

 こんにちは。街中はすっかりクリスマスめいているストックホルムからお伝えします。
 今日の日の出時刻は8時14分日の入時刻は14時58分です。しかしながら曇天の日が続いているので、お日様の光は目にしていません。先週末は吹雪で、少し雪も積もってすっかり冬、といった感じでしたが、週の半ばには溶け始め、気温は夜でも6度ほど。寒さの点では特に北海道との違いはありませんが、やはり空は段々と暗くなり、人々の活気は失せています。特にスウェーデン人の元気が最近ありません。影響されてはいけない、と言い聞かせていますが、やはり光は大切です。


 さて、そんな中ですが、先週末に学校の研修旅行で、スウェーデン南西部のBorås(ボロース)とKinna(シッナ)に行ってまいりました。ストックホルムからは車で4時間ほど。テキスタイル産業が有名な街です。水網が発達していたため、だとか。


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     ↑:①・ゆがんでいますが、我らの教授Inger。

 まず驚いたのが、今回の旅行でのミニバスの運転手は、何と私たちの教授のInger(インゲル)!お洒落で笑顔が素敵なスタイリッシュな女性なのですが、さすが、スウェーデン女性は強い!4時間安全運転で私たちを目的地まで運んでくれました。


 今回訪問したのは、インテリアのためのファブリックを作っている会社、壁紙を作っている会社、最新のニットマシンがあるテキスタイルの学校、紳士服を作っている会社、夫婦で経営している郊外のアトリエなどなどなど。

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 ↑:左、②・機械にかけられた糸の集団(Kasthallというファブリックの会社)
 ↑:右、③・トイレにお洒落な壁紙(Tapetterminalenという壁紙の会社)


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 ↑:④・4:ショールーム(Sanden Textilesというファブリックの会社)。
 ↑:⑤:説明を受けています。


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 ↑:⑥、Elisabeth & Rolf Brennerのアトリエ。

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 ↑:⑦:素敵なおうち(スウェーデンの伝統的なスタイル)。


 特に印象に残ったのが、郊外にアトリエを持っているElisabeth(エリザベス)、Rolf(ロルフ)夫妻。旦那さんのRolfのアトリエには大きなカーペット用の機械があり、奥さんのElisabethのアトリエはよりアーティステックな感じで、実験的なものが並んでいました。お隣の自宅はスウェーデンの伝統的なスタイルで、彼らが世界中回って収集したオブジェが絶妙なバランスで飾られていました。勿論、その中には日本からのものも。
f0126829_11351872.jpg お二人はオランダで出会い、アフリカで活動していたこともあるそうです。スウェーデンのみならず、海外からも受注を受けて制作しているそうです。自然に囲まれた空間で、自分たちのペースで制作が出来るなんて、何て贅沢!お二人の仲睦まじい写真を撮りたかったのですが、Elisabethが絶え間なくパワフルに動き回っていたので、なかなかキャッチできず。。。やはり強い女性です。しっかり実権を握っていました。
 (→:右の写真は⑧、「猫とともに」。)


 この研修旅行の目的は、いわゆる「現実の世界」とはどういうものなのか、ということを学ぶことだったのですが、工場の年期の入った機械たちに目を奪われてしまい、残念ながらあまりテキスタイルについての知識を増やすことは出来なかったですが、一つだけ感じたことは、技術とデザインのバランスは重要で、その二つがしっかりしているプロダクトがこの社会の中で生き残るのだな、と思いました。個人的に大量生産のしくみには疑問を持っていたのですが、デザイナーと技術者がしっかりと話し合いをして、" いいもの"を作りだし、多くの人に商品を手にしてもらう、ということは、ただの消費とは違うのだなと、思いました。


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 ↑:⑨・私の生徒、Martin。


 さて、今回ご紹介するのは、私の日本語の生徒、Martin(マーティン)です。
 彼はArt Education(美術教育)を専攻していて、現在、院の2年生。卒業後は先生になるとのことですが、日本のアニメに興味があり、日本語を学びたい、とのことで、今は私が彼の日本語の先生です。かなり飲み込みが早く、とても優秀な生徒です。(私もスウェーデン語を頑張らなくては....)
映像も作っていて、VJとしても活動しています。先生をしながらも、VJとしてアート活動もしていくのが、理想的なのだそう。旅好きで、広い視野を持っているので、彼と話しているととても勉強になります!彼の若かりし頃、夜にフランスでお酒を飲んでいて、朝目覚めたらスイスだった、ということがあったそうです。一体どんな先生になるのでしょう。
彼が所属しているVJユニオンのHPです。チェックしてみてください。

   http://www.vjunion.se/vjs-crews/vjs/martin-soderblom/


 来週末は大学のクリスマスマーケットです。一年の中で最も盛り上がるイベント、ということで(大きな行列が出来るのだそう)私もせっせと作品を作っています。次回はそんなクリスマスマーケットの様子などをお伝え出来たら、と思っています。

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 日の出入り時刻には驚きますね。何とその間は6時間44分!冬は札幌でも日没前から暗くなるので、日照時間の体感はもっと少ない。寒くて暗い所が好きな人にはスェーデンはお奨めですね。ゴメン。
 基準としての朝の始まりは何時なのでしょう。日本の官公庁は9:00~17:00ですね。そちらは?学校は何時から始まるの?
 札幌も雪がそれなりに降って、寒いので溶けないのですが、この2,3日はお日様燦々です。ちょうど載せたいと思っていたので、空模様でも載せます。

 つまらぬことですが、物価を教えて下さい。
 原油が暴落していて、日本では灯油やガソリンの値段が急激に下がっています。もっとも、契機の冷え込みで学校卒業の就職内定者が募集不採用になるという記事もでていますが。
 灯油やガソリン、できたら軽油の値段は今いくらですか?近くのガソリンスタンドで教えてもらって下さい。

 しっかり勉強しているのですね。企業訪問という実地見聞ですね。テキスタイルの勉強という狭い目的以上の問題関心が湧くことと思います。


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 ↑:朝のお日様。12月3日7時52分、白石区栄通11丁目1番地からの東の空。

by sakaidoori | 2008-12-03 12:09 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)
2008年 11月 12日

801) 槌本紘子のストックホルム記 ④

 こんにちは。曇り空が続いているストックホルムからお伝えします。

 こちらの天気予報をチェックしていないので、今の気温がどれくらいなのかはわからないのですが、11月のストックホルムは思ったより暖かく感じています。


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(↑: ① 見えにくいですが、展示風景。)
 前回お話ししたSimon(サイモン)君との展示を10日ほど前に終えました。パブリックスペースゆえ、搬入には手こずりましたが、作品を通し、言葉を越えて自分の世界観が伝わったことを嬉しく思いました。


 さて今回ご紹介するのは、ストックホルムの地下鉄アートです。

 ストックホルムには、SL社が運営するTunnelbana(トゥネルバーナ)というメトロが、赤・青・緑の3つのラインで走っています。各駅ごとに大小様々なアート作品が設置されていて、日常生活とアートが密着しているスウェーデンの文化の特徴が感じられます。今回は緑のラインに乗って、メトロギャラリー巡りをしてまいりました。

f0126829_1052582.jpg まずは、中心部にほど近い、市場でも有名なHötorget(ヒョートリエット)。この駅のプラットホームの天井には、白いネオンのループが張り巡らされています。
 1998年 Gun Gordillo作。










f0126829_10541287.jpg その次の駅、Rådmansgatan(ロドマンスガータン)では、改札を出ると、スウェーデン人作家のAugust Strindberg(オーガスト・ストリンドベリ)の写真がプリントされた真っ赤な壁が私たちを迎え入れます。
 1983年 Sture Valentin Nilsson作。





f0126829_10551766.jpg またその次の駅のOdenplan(オーデンプラン)には、プラットホームの真ん中に学生のための展示ショーケースが置かれています。
 今展示中の作品は、ChristianPontus Andersson氏によるもの。







f0126829_10562935.jpg 10分ほど揺られ、Åkeshovの駅には、改札の目の前に非暴力を象徴化したブロンズの彫刻がぽつんと置かれています。
 1998年 Carl Fredrik Reuterswärd作。











f0126829_10572361.jpg さらに西に向かい、Ängbyplanの駅。
 リピートされたパターンが入り口の壁を埋め尽くしています。
 1994年 Åsa Lindström作。











f0126829_1059275.jpg 緑のラインの終着駅、Hässelbystrandは、改札口近くにモザイク模様の壁と、渦巻きのようなパターンが床に描かれています。
 2000年 Christian Partos作。










    何気なく、そこにアートがある。
    電車の待ち時間にちらりとアートに目を向ける。
    歩きながら、走りながら、アートを感じる。

 大げさに公共にアートを取り入れている、といった感じではなく、当たり前のように作品が置かれているところにスウェーデンらしさを感じます。

 青のラインのVreten駅は、日本人彫刻家の楢葉タカシ氏作らしいので、また次回ご紹介できたらと思っています。


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          (↑:キュートなAnna。)

 前回予告した通り、スウェーデン美女をご紹介します。

 彼女の名前はAnna。(スウェーデンではかなりポピュラーな名前です。)

 私と同じくテキスタイルを専攻して、現在学部の2年生。個性的なヘアースタイルは、スウェーデンのトップスタイリスト作なのだそう。(彼女はそのカットモデルです。)とてもお洒落な彼女は、校内でも一際目立ちます。彼女は身につけているスカーフは彼女のデザインのものです。
 日本の文化にもかなり興味を持っているらしく、前回の課題(スウェーデンのデザインの会社との共同企画だったらしいです。)でも、日本の風呂敷のアイデアを元に、一枚の布で自分なりにアレンジができるバッグの提案をしていました。彼女のパターンのアイデアも、どこか日本の書道に通じるものがあります。
 毎日、彼女の笑顔に癒されています。

 次回は、研修旅行(スウェーデンの南部の方に行く予定です。)の模様と、スウェーデンのデザインについてご紹介できたら、と考えています。どうぞ宜しくお願いいたします。


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 (栄通・丸島より)

 いつも有難う。メールの互換性が悪くて、写真の送付にはご迷惑をかけています。大きな写真を見たいのですが、残念です。アドレス先変更等の対策を考えます。

 札幌地下鉄事情を二つほど。

 駅のプラット・ホームの事故対策(転落自殺)として、落ちないように壁が設置されています。電車が着いたら、乗降口の部分だけ開くのです。人間と地下鉄線路との完全分離です。
 向こう側のホームは見えないし、相当な圧迫感があります。漸次設置工事が進んでいて、全ての地下鉄駅が完全武装されるでしょう。僕は壁があるともたれたくなるので、その壁にも体を寄せたいのですが怒られそうです。

 大通とバスセンターとの地下通路で「500m美術館」が始まりました。若者中心の一種のお祭です。
 槌本さんは見たことがないと思います。僕は昨年見たのですが、その時より数段良い。とりたてて全体のコンセプトというものは無く、ただ壁に作品を張るだけの展示です。
 栄通記にも紹介していくつもりです。

 それではドイツ語で、「アオフ・ビーダー・ゼーン」(サイナラ、またお会いしましょう)。(何かスウェーデン語って、ドイツ語のようにローマ字読みしたら良さそうだけどもそういうわけでもなさそうですね。)


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by sakaidoori | 2008-11-12 11:02 | 槌本紘子ストックホルムキ記 | Comments(2)