栄通記

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カテゴリ:    (カフェ・soso) ( 1 )


2007年 02月 28日

78) sosoカフェ 「YOMI個展」 終了

○ YOMI個展 「もう一度言うよ 僕に君の夢の話をしてくれないか?」

 場所:SOSOカフェ
    南1西13 三越ビル1F・電車通、北東角地、東向き
    電話(011)280-2240
 期間:年2月3日(土)~2月27日(火)
 時間:11:00~21:00

 元気の良い個展だ。大きくドカーンと何のけれんみも無い作品があった。

 圧巻は壁一面に取り付けられた世界地図とめくれるコンパネ大の絵本だ。

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f0126829_14525144.jpg 彼女は10代にオーストラリア留学の体験を持つ。当地で、日本人だから広島の話を聞かせてくれという趣旨の出会いがあったという。日本人なのに何も広島のことを語れなくて口惜しい思いをしたという。帰国時に家に帰る前に真っ先に広島に行ったという。この世界地図は彼女の世界体験、平和へのメッセージだろう。プライベート・ルームや喫茶厨房へ行く部分は空いた状態だが、多分描ききっているのだろう。10mmほどの厚さの発泡スチロールを壁に取り付けやすいように適当に区切って描いている。小学生用の国別色分け地図だが、彼女に「一本取られたなー」という感じ。国別なのが形作りには治まりがいいのではないだろうか。それと、「現実を直視せよ」と作家は言っているのでは。沖縄、台湾などが無く、パブアニューギニアも2色だと思うが、単なる間違いだろうか。参った参った。

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 次は絵本だ。
 巨大ブックス・アートともボックス・アートとも呼んでいいといいと思う。めくりは滑らかとはいえないが、なかなか上手く作っている。奇想天外ではないが「大きいことはいいことだ」大人の絵本ですね。色を変えたほとんど同じ図柄に長々とメッセージが大文字で書かれている。僕は文章の中身よりもあっけらかんとした自己主張・表現の虜になった。
 以前、ANEX(門馬ギャラリー)で彼女の油彩を見たことがある。動物を画材を沢山使って描いていた。広い部屋で発表したらどうなるのだろうと思っていたが、こういうことなのかと再認識した。地図見ての夢、絵本めくっての夢、「もう一度言うよ 僕に君の夢の話をしてくれないか?」

 此処は喫茶店だがだだっ広いメイン・ルームは椅子もテーブルも移動は自由自在でインスタレーションの会場のようだ。観覧料としてコーヒー一杯400円と紹介したくなってしまう。この日は最終日ではないが、クロージング・パーティーが行われていた。知り合いが来れば、テーブルを組み木のように継ぎ足していった。

 油彩画が3点あったと思う。1点はお客さんがいてタイトルを含めて確認できませんでした。
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 彼女は三岸好太郎が好きだという。蝶は彼に触発されて描かれたものだろう。今回の油彩は原色カラフルという感じではない。

 次会えるのが楽しみな作品である。橋本理巳子(はしもと・よみこ)さん、20代中葉の作家。

 (写真上段:「大きな世界」 コラージュ、アクリル、クレヨン、発泡スチロール、壁紙 2700×5400。写真下段:左・「たくさんのものを手にできなかった日」 アクリル、コラージュ 1130×1460.右・「蒼い象」 油、ニス 910×1170。)
 

by sakaidoori | 2007-02-28 14:09 | | Comments(0)